アメリカジョッキークラブカップ2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

アメリカジョッキークラブカップ2017過去10年のデータと予想

日程 2017年1月22日(日曜日)
開催 中山競馬場 11R
距離 芝2200m
格付け GⅡ
条件 サラ系4歳以上
斤量 別定
出走数 17頭
天気 晴れ参考 中山競馬場 – ヤフー天気

G2「アメリカジョッキークラブカップ2017」です。例年、中山巧者の活躍が目立つ重賞です。

過去10年のアメリカジョッキークラブカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。やや波乱傾向という印象で、1番人気の成績も良くないので、予想&的中ともに難しいレースになると思います。

  • 2016年 30,540円
  • 2015年 169,220円
  • 2014年 299,470円
  • 2013年 20,710円
  • 2012年 1,270円
  • 2011年 18,300円
  • 2010年 111,460円
  • 2009年 27,530円
  • 2008年 142,190円
  • 2007年 28,670円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

アメリカジョッキークラブカップ2017
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2016 1 3 牡7 57 ディサイファ 2 金鯱賞(G2) 2着(0.2)
2 11 牡7 56 スーパームーン 3 ディセンバーステークス(OP) 2着(0.0)
3 7 牡5 56 ショウナンバッハ 7 ジャパンカップ(G1) 12着(0.5)
2015 1 12 牡6 56 クリールカイザー 4 ステイヤーズステークス(G2) 3着(0.4)
2 14 セ7 56 ミトラ 7 福島記念(G3) 1着(-0.2)
3 9 牡6 57 エアソミュール 2 金鯱賞(G2) 3着(0.3)
2014 1 10 牡6 57 ヴェルデグリーン 2 有馬記念(G1) 10着(2.6)
2 2 牡6 56 サクラアルディート 11 中山金杯(G3) 9着(0.4)
3 1 牡4 55 フェイムゲーム 6 ディセンバーステークス(OP) 6着(0.2)
2013 1 3 牡5 56 ダノンバラード 3 金鯱賞(G2) 8着(0.6)
2 5 セ8 56 トランスワープ 5 天皇賞秋(G1) 17着(2.4)
3 4 牡5 56 アドマイヤラクティ 2 金鯱賞(G2) 3着(0.2)
2012不良 1 3 牡5 57 ルーラーシップ 1 有馬記念(G1) 4着(0.2)
2 4 牡4 55 ナカヤマナイト 2 ディセンバーステークス(OP) 1着(-0.4)
3 9 牡5 56 ゲシュタルト 4 中日新聞杯(G3) 2着(0.0)
2011 1 6 牡5 58 トーセンジョーダン 1 有馬記念(G1) 5着(0.3)
2 7 牡8 57 ミヤビランベリ 6 中日新聞杯(G3) 18着(2.2)
3 2 牡8 58 ネヴァブション 3 有馬記念(G1) 8着(0.8)
2010 1 9 牡7 58 ネヴァブション 5 有馬記念(G1) 12着(3.9)
2 13 牡8 58 シャドウゲイト 9 有馬記念(G1) 9着(2.7)
3 2 牡7 57 トウショウシロッコ 3 中山金杯(G3) 2着(0.0)
2009 1 3 牡6 57 ネヴァブション 4 中山金杯(G3) 5着(0.2)
2 6 牡8 58 エアシェイディ 2 有馬記念(G1) 3着(0.4)
3 7 牡6 57 トウショウシロッコ 7 ディセンバーステークス(OP) 1着(-0.3)
2008 1 5 牡7 57 エアシェイディ 2 中山金杯(G3) 2着(0.3)
2 11 牡7 57 トウショウナイト 9 中山金杯(G3) 11着(0.7)
3 16 セ6 57 ブラックアルタイル 6 クリスマスカップ(1600万) 1着(-0.2)
2007 1 5 牡4 56 マツリダゴッホ 2 クリスマスカップ(1600万) 1着(-0.1)
2 3 牡4 56 インテレット 5 菊花賞(G1) 6着(0.8)
3 7 牡5 57 シルクネクサス 6 寿ステークス(1600万) 1着(-0.0)
前走中山芝

過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中19頭に及びます。鉄板と呼べるローテはありませんが、「前走中山芝の馬」だけでなく「過去中山のオープンクラスのレースで好走歴のある馬」には注意したいです。

特に、有馬記念中山金杯ディセンバーステークスの3レースを使っていた馬が多いです。

前走G1(菊花賞、ジャパンカップ、天皇賞秋、有馬記念)、金鯱賞

過去10年のアメリカジョッキークラブカップでは、前走G1レースで負けていた馬の巻き返しや前走金鯱賞組の好走が目立ちます。

特に金鯱賞組は、近年(2013年以降)、計4頭が馬券圏内に来ています。

1番人気

過去10年のアメリカジョッキークラブカップでは、複勝率20%2-0-0-8)と相性が悪いレースとなっています。1番人気で優勝した馬は以下2頭ですが、2頭とも後にG1馬になっていました。

  • 2011年1着トーセンジョーダン(2011年の天皇賞秋優勝)
  • 2012年1着ルーラーシップ(2012年のクイーンエリザベスカップ優勝)

馬券予想

過去10年の傾向から「前走中山芝」や「オープンクラスの中山芝の好走歴」「前走G1」に注目です。

アメリカジョッキークラブカップ2017は、かなりの混戦模様だと思います。抜けた馬が不在で、かつ1番人気も不振のレースです。やや波乱を意識した予想が必要になりそうです。

アメリカジョッキークラブカップ2017は、クラリティスカイやルミナスウォリアーなど、前走中山芝の好走馬に注目したいです。ともに前走(中山金杯2017、ディセンバーステークス2016)で、ツクバアズマオーと差のない競馬をしています。

以下、簡単な考察と予想です。アッサリした内容になります。すいません(;´д`)

①ミライヘノツバサ

前走迎春ステークス2017(1600万)を完勝。キャリアの4勝すべて中山芝で、この舞台は合いそうですね。前走は先行し押し切る強い競馬でした。相手が一気に強くなるので、同じような競馬で押し切るのは難しそうですが、伏兵なら押さえても良いかもしれません。

②クラリティスカイ

マイルを中心に実績を残してきた馬で、距離対応が鍵になりそうですね。中山コースなので、距離延長もこなせるとは思いますが…。前走中山金杯2017は、57.5kgを背負いツクバアズマオーと差のない競馬をしているので、ポテンシャルは高いと思います。

④シングウィズジョイ

前走エリザベス女王杯2016 2着馬。ターコイズステークス2016とエリザベス女王杯2016ともに下位人気からの激走劇で、タイプ的には狙いにくいですね。ただ前走は、1着クイーンズリング、3着ミッキークイーン、4着パールコードという相手の2着で、能力的にはここで勝ち負けがあってもおかしくはないと思いますが…。

⑥ルミナスウォリアー

前走ディセンバーステークス2016の上位組がそのまま中山金杯2017で好走していることを考えると、無視できない1頭でしょう。ディセンバーステークスでは、優勝したツクバアズマオーを超える上がり最速の追い込みで2着に好走しました。

血統的には、重賞では狙い難いメイショウサムソン産ですが、200mの距離延長も苦にしないと思うので、人気次第では押さえたい1頭だと思います。

⑧タンタアレグリア

わりと好きな馬ですが、ここでは少し狙い難いですね。直近4走はともに長距離戦。大崩れもなく、如何にも長距離が向いてそうな実績馬です。ここを叩いて、天皇賞春2017でメイチかもしれません。

中山2200mは、一昨年のセントライト記念2015で6着に入っていますが、優勝したキタサンブラックを除いて2着~9着まで0.2秒差の混戦でした。重賞では少し足りない印象の馬と接戦だったことを考えると、やはりこの条件では狙い難い印象がします。

⑩ゼーヴィント

前走福島記念2016 2着馬。2走前のセントライト記念2016では、ディーマジェスティと差のない2着に好走しています。今回のメンバーなら、勝ち負け候補の1頭という感じがしますね。前走福島記念2016は、内枠が優勢の中、7枠13番から出走。内枠から楽に逃げたマルターズアポジーを捉えきれず2着に敗れたという内容でした。力負けではないと思うので、ここでは改めて期待したいですね。

⑫ショウナンバッハ

前走アルゼンチン共和国杯2016は先行しましたが、過去好走したレースを見る限り、やはり後ろで脚を溜めてというタイプでしょう。流石に人気薄になりそうですが、昨年のアメリカジョッキークラブカップ2016 3着&オールカマー2016 6着(0.4秒差)に好走していて、この舞台の相性は良さそうですね。

⑬リアファル

3歳の7月に1600万(マレーシアカップ2015)勝ち。3歳のこの時期に1600万を勝つのは、かなり強い馬でしょう。次走となった神戸新聞杯2015では、リアルスティールを抑えての逃げ切り勝ちしました。有馬記念2015後に怪我で休養を挟むことになりました。その後11ヶ月半の休養を挟んだ復帰戦の金鯱賞2016では5着に好走し、改めてポテンシャルの高さを感じる結果でした。データ的には、金鯱賞組の好走例は多いので、好走を期待したい1頭です。

買い方

◎⑬リアファル

○②クラリティスカイ

▲⑥ルミナスウォリアー

△⑩ゼーヴィント

本命は、リアファルにしました。近年、金鯱賞組の好走が多いので、好走を期待したいです。その他、前走中山芝レースで好走しているクラリティスカイとルミナスウォリアー、セントライト記念2016でディーマジェスティと接戦を演じたゼーヴィントの3頭を押さえました。

3連複 ◎ – ○▲△ – ○▲△ 合計3点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、10着、13着でした。

本命◎リアファルは13着でした。

アメリカジョッキークラブカップ2017
着順 馬番 性齡 馬名 人気 前走
1 8 牡5 タンタアレグリア 7 天皇賞春(G1) 4着(0.3)
2 10 牡4 ゼーヴィント 1 福島記念(G3) 2着(0.2)
3 1 牡4 ミライヘノツバサ 3 迎春S(1600万) 1着(-0.3)

カスリもせず…。ルメール騎手の落馬は心配ですね…。かなり痛そうでした(´・ω・`)

本命リアファルは、最終コーナー前から手応え無くズルズル…。そのまま流してました。怪我なのか2走ボケなのか分かりませんが、次走以降の買い時が難しい結果となってしまいました。

勝ったタンタアレグリアは、天皇賞春2017への叩きかな…と思って軽視してしまいましたが、人気馬ゼーヴィントを抑えての重賞初制覇となりました。キタサンブラックやドゥラメンテ、シュヴァルグランなど戦ってきた相手が今回のメンバーよりかなり強い馬ばかりでした。能力を示した格好ですね。

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