日程 | 2021年1月24日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | G2 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 17頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
クッション値 | 7.9(24日) |
アメリカジョッキークラブカップ2021
G2アメリカジョッキークラブカップ2021です。過去の上位馬を見る限り、大出世レースという印象はありませんが、例年、骨っぽい実力馬が揃う一戦。重賞実績馬のほか、中山コース巧者が活躍しています。
配当
過去10年のアメリカジョッキークラブカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。波乱は少なく、3連単1~2万円台の決着が多い傾向にあります。ただ過去、穴馬の好走は多いため、馬連や3連複の好配当が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 1,200円 | 2,540円 | 10,540円 |
2019 | 2,820円 | 11,560円 | 123,550円 |
2018 | 460円 | 6,440円 | 24,620円 |
2017 | 1,930円 | 3,970円 | 28,980円 |
2016 | 1,800円 | 6,350円 | 30,540円 |
2015 | 11,950円 | 20,340円 | 169,220円 |
2014 | 14,960円 | 52,170円 | 299,470円 |
2013 | 3,360円 | 2,740円 | 20,710円 |
2012 | 300円 | 560円 | 1,270円 |
2011 | 2,210円 | 4,040円 | 18,300円 |
では過去10年のアメリカジョッキークラブカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020稍重 | 1 | 11 | 牡5 | 57 | ブラストワンピース | 1 | 凱旋門賞(G1) 11着 | 5 |
2 | 10 | 牡5 | 56 | ステイフーリッシュ | 5 | チャレンジカップ(G3) 10着(0.6) | 4 | |
3 | 2 | 牡4 | 55 | ラストドラフト | 4 | 中日新聞杯(G3) 2着(0.0) | 3 | |
2019良 | 1 | 8 | 牡6 | 56 | シャケトラ | 7 | 有馬記念2017(G1) 6着(0.5) | 7 |
2 | 4 | 牡4 | 57 | フィエールマン | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 7 | |
3 | 10 | 牡6 | 56 | メートルダール | 5 | 中日新聞杯(G3) 5着(0.9) | 3 | |
2018良 | 1 | 7 | 牡4 | 56 | ダンビュライト | 2 | サンタクロースステークス(1600万) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | ミッキースワロー | 1 | 菊花賞(G1) 6着(0.8) | 3 | |
3 | 9 | 牡8 | 56 | マイネルミラノ | 8 | 中山金杯(G3) 11着(0.6) | 12 | |
2017良 | 1 | 8 | 牡5 | 56 | タンタアレグリア | 7 | 天皇賞春(G1) 4着(0.3) | 10 |
2 | 10 | 牡4 | 55 | ゼーヴィント | 1 | 福島記念(G3) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | ミライヘノツバサ | 3 | 迎春ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 2 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡7 | 57 | ディサイファ | 2 | 金鯱賞(G2) 2着(0.2) | 1 |
2 | 11 | 牡7 | 56 | スーパームーン | 3 | ディセンバーステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 7 | 牡5 | 56 | ショウナンバッハ | 7 | ジャパンカップ(G1) 12着(0.5) | 15 | |
2015良 | 1 | 12 | 牡6 | 56 | クリールカイザー | 4 | ステイヤーズステークス(G2) 3着(0.4) | 1 |
2 | 14 | セ7 | 56 | ミトラ | 7 | 福島記念(G3) 1着(-0.2) | 6 | |
3 | 9 | 牡6 | 57 | エアソミュール | 2 | 金鯱賞(G2) 3着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 10 | 牡6 | 57 | ヴェルデグリーン | 2 | 有馬記念(G1) 10着(2.6) | 8 |
2 | 2 | 牡6 | 56 | サクラアルディート | 11 | 中山金杯(G3) 9着(0.4) | 4 | |
3 | 1 | 牡4 | 55 | フェイムゲーム | 6 | ディセンバーステークス(OP) 6着(0.2) | 8 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡5 | 56 | ダノンバラード | 3 | 金鯱賞(G2) 8着(0.6) | 2 |
2 | 5 | セ8 | 56 | トランスワープ | 5 | 天皇賞秋(G1) 17着(2.4) | 9 | |
3 | 4 | 牡5 | 56 | アドマイヤラクティ | 2 | 金鯱賞(G2) 3着(0.2) | 4 | |
2012不良 | 1 | 3 | 牡5 | 57 | ルーラーシップ | 1 | 有馬記念(G1) 4着(0.2) | 11 |
2 | 4 | 牡4 | 55 | ナカヤマナイト | 2 | ディセンバーステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 9 | 牡5 | 56 | ゲシュタルト | 4 | 中日新聞杯(G3) 2着(0.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 6 | 牡5 | 58 | トーセンジョーダン | 1 | 有馬記念(G1) 5着(0.3) | 7 |
2 | 7 | 牡8 | 57 | ミヤビランベリ | 6 | 中日新聞杯(G3) 18着(2.2) | 8 | |
3 | 2 | 牡8 | 58 | ネヴァブション | 3 | 有馬記念(G1) 8着(0.8) | 12 |
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中12頭を占めます。前走中山芝レース出走馬だけでなく、2走以上前にオープンクラスの中山芝レースで好走していた馬の活躍も目立ちます。中山コース巧者が活躍する傾向にありそうです。
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中11頭を占めます。有馬記念出走馬を中心に好走例が目立ちます。なお春のG1レースに出走していたのは、タンタアレグリア(2017年)だけでした。
過去10年のアメリカジョッキークラブカップ3着以内30頭中28頭を占めます。大穴の好走例が極端に少ないものの、例年、中穴(4~7番人気)程度の馬が馬券圏内に好走しています。
予想
アメリカジョッキークラブカップ2021は、例年よりも層が厚いメンバーだと思います。前走菊花賞組や重賞好走馬を中心に好メンバーが揃いました。例年、前走中山芝レース出走馬の活躍が目立つレースですが、去年に続いて今年も厳しいかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。アルゼンチン共和国杯組とステイフーリッシュが気になるところですが、人気の明け4歳馬を中心に狙いました。
追記修正:△4ヴェルトライゼンデを無印に変更、△7タガノディアマンテを追加しました。
前走菊花賞2着。コントレイルを追い詰めた脚を考えれば、ここでは勝ち負け候補になりそうです。ただ1勝クラス~2勝クラスを勝ち上がって来たばかりの馬ですし、今回はタフな重賞戦線を戦ってきた馬が相手となると、全幅の信頼というのは疑問が残るかもしれません。
過去好走例が多い前走有馬記念組。前走は、宝塚記念から約半年空いたレースでした。度外視して良いと思います。宝塚記念3着の実績に加えて、G2実績も考えれば、伏兵扱いのここはオッズ的な魅力はありそうです。
前走菊花賞3着。セントライト記念のようなレースが出来れば十分にチャンスがありそうです。
前残りとなった前走ステイヤーズステークスで2着に好走。後ろで脚を溜めるタイプの馬でしたが、前走は上手く逃げたというレースになりました。今の中山は雨の影響もあって、かなり時計のかかる馬場になっています。スタミナが求められるレースになれば、見せ場があっても…。
日本ダービーのときに押さえた馬ですが、いまいち買い時が分からない馬という印象を受けます。ただこのメンバーなら無視できず…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、5着、9着、11着でした。本命◎アリストテレスは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | 牡4 | 55 | アリストテレス | 1 | 菊花賞(G1) 2着(0.0) | 4 |
2 | 4 | 牡4 | 55 | ヴェルトライゼンデ | 3 | 菊花賞(G1) 7着(1.4) | 2 |
3 | 8 | 牡5 | 56 | ラストドラフト | 6 | アルゼンチン共和国杯(G2) 2着(0.2) | 6 |
カスりもせず…。
直線は、まるでスローモーションのような叩き合いで、かなりタフな不良馬場という印象でした。最後は、馬場の外に出した人気馬が上位争いを演じていました。押さえのタガノディアマンテは想定外の位置取りでしたが、押さえていた後方勢には、厳しい馬場でした。