オールカマー2020過去データと予想

オールカマー2020

秋のG1戦線に向けた一戦、オールカマー2020です。天皇賞秋の前哨戦としては、毎日王冠が有力ローテのため、やや評価が難しいレースです。ただ近年は後のG1で好成績を残す馬が増加傾向にあるので、ジャパンカップや有馬記念、来年のG1に向けて注目したいレースになると思います。

配当

過去10年のオールカマーの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけ（新潟開催の2014年）です。中山開催のオールカマーでは、大波乱がありません。馬連1000円前後や3連単1万円を切る決着も多く、順当な傾向にありそうです。

では過去10年のオールカマーで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。なお2014年は、新潟競馬場で開催されています。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年のオールカマー3着以内30頭中26頭を占めます。新潟開催の2014年を除くと、27頭中25頭に及びます。上位人気馬の好走例が多いレースといえそうです。

過去10年のオールカマー3着以内30頭中17頭を占めます。毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。

過去10年のオールカマー3着以内30頭中3頭を占めます。劣勢傾向にありそうです。

予想

今年のオールカマー2020は、少頭数ながら難解なレースになりそうです。フィエールマン一強でしたが、回避が発表されました。そうすると、ミッキースワローかカレンブーケドールかというメンバーになるでしょうか。ただ例年、中穴が馬券圏内に好走しているので、夏の重賞を使ってきた馬が狙い目になるかもしれません。

以下、簡単な考察と予想です。

好走例が多い前走G1出走馬。中山芝2200mコースでは、抜群の安定感を見せていますし、このメンバーなら勝ち負けを期待したい馬だと思います。ただ今回は、前に行きそうな馬が長期休養明けのジェネラーレウーノのみ。極端な前残りにならなければ…。

直近3戦は、実力馬相手に2着。今回のメンバー構成を考えると、好位で進めることが出来そうな脚質も良いかもしれません。約7ヵ月半の休養明けですが、秋G1に向けて3着以内は確保したいレースだと思います。

福島記念～七夕賞と重賞を快勝。後方からまくっての差し切り勝ちでした。あまりにも勝ちっぷりが良かったので、福島コースが合うのかもしれません。中山の重賞と考えると、やや割り引いて考えた方が良いと思いますが、前走の勢いに期待して押さえました。父ステイゴールド、母父Sadler’s Wellsの血統から、日曜の雨予報はプラスに働く可能性もありそうです。

重賞で安定した成績を残していますが、決め手不足なのか勝ち切れないレースが続いています。速い上がりを使うタイプでは無いので、ロスなく先行して…というレースになるでしょうか。ミッキースワローやクレッシェンドラヴは、後ろから進めることになると思うので、前で粘ることが出来れば…。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着、5着でした。本命◎ミッキースワローは、5着でした。

人気馬が先団グループを作る流れ。早めに抜け出したカレンブーケドールが勝ちに行ったようなレースになりました。本命ミッキースワローは、カレンブーケドールが進出したタイミングで前に行くのかと思いきや、手応え怪しく…。直線でも伸びを欠いていたので、休養明けの影響が大きかったのかもしれません。

最後は、ノーマークのセンテリュオの追い込み。前走マーメイドステークスで2着（上がり最速）も、前走のメンバー構成を考えると手が出せず…。戸崎ジョッキーの好騎乗だったと思います。