日程 | 2023年4月29日(土曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | G2 |
条件 | 3歳 |
斤量 | 馬齢(牡56kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.1(4月29日) |
青葉賞2023
日本ダービーの前哨戦、青葉賞2023です。日本ダービーと同コース(東京芝2400m)で行われ、日本ダービーに向けた主要ローテのひとつとなっています。過去、青葉賞から日本ダービー優勝馬は出ていませんが、2~3着に好走する馬は多く、本番に向けて大注目の一戦だと思います。
配当
過去10年の青葉賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回(2013年、2014年、2018年)あります。好配当の馬連や3連複が続いていますが、近年は大きな波乱は少なくなってきています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2022 | 1,690円 | 5,490円 | 26,680円 |
2021 | 1,080円 | 5,270円 | 22,870円 |
2020 | 2,640円 | 2,190円 | 14,870円 |
2019 | 2,120円 | 5,490円 | 42,980円 |
2018 | 10,940円 | 10,910円 | 101,530円 |
2017 | 780円 | 3,190円 | 8,440円 |
2016 | 1,940円 | 2,540円 | 14,890円 |
2015 | 1,190円 | 2,920円 | 12,990円 |
2014 | 4,990円 | 12,190円 | 138,430円 |
2013 | 30,590円 | 40,730円 | 428,430円 |
では過去10年の青葉賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2022良 | 1 | 3 | プラダリア | 4 | 未勝利戦(阪神芝2400m) 1着(-1.1) | 1 |
2 | 7 | ロードレゼル | 2 | 水仙賞(1勝クラス) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 12 | エターナルビクトリ | 6 | 1勝クラス(中山芝2000m) 1着(-0.3) | 5 | |
2021良 | 1 | 2 | ワンダフルタウン | 3 | 京都2歳ステークス(G3) 1着(-0.1) | 3 |
2 | 10 | キングストンボーイ | 1 | 共同通信杯(G3) 4着(0.4) | 6 | |
3 | 7 | レッドヴェロシティ | 6 | 水仙賞(1勝クラス) 1着(-0.2) | 6 | |
2020良 | 1 | 3 | オーソリティ | 3 | 弥生賞ディープインパクト記念(G2) 3着(0.4) | 3 |
2 | 7 | ヴァルコス | 4 | ゆきやなぎ賞(1勝クラス) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 1 | フィリオアレグロ | 1 | 共同通信杯(G3) 3着(0.7) | 2 | |
2019稍重 | 1 | 2 | リオンリオン | 5 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 3 | ランフォザローゼス | 1 | 京成杯(G3) 2着(0.2) | 2 | |
3 | 5 | ピースワンパラディ | 3 | フローラルウォーク賞(500万) 1着(-0.2) | 3 | |
2018良 | 1 | 9 | ゴーフォザサミット | 6 | スプリングステークス(G2) 7着(0.7) | 4 |
2 | 15 | エタリオウ | 7 | ゆきやなぎ賞(500万) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 10 | スーパーフェザー | 1 | アザレア賞(500万) 1着(-0.4) | 1 | |
2017良 | 1 | 10 | アドミラブル | 1 | アザレア賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 9 | ベストアプローチ | 4 | 弥生賞(G2) 4着(0.3) | 7 | |
3 | 6 | アドマイヤウイナー | 8 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 6 | ヴァンキッシュラン | 4 | アザレア賞(500万) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 4 | レッドエルディスト | 5 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 13 | レーヴァテイン | 1 | 500万(東京芝2400m) 1着(-0.0) | 1 | |
2015良 | 1 | 8 | レーヴミストラル | 1 | アザレア賞(500万) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 3 | タンタアレグリア | 4 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 6 | ヴェラヴァルスター | 5 | ゆりかもめ賞(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 11 | ショウナンラグーン | 10 | 山吹賞(500万) 3着(0.3) | 2 |
2 | 2 | ワールドインパクト | 1 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 13 | ヤマノウィザード | 4 | すみれステークス(OP) 7着(1.1) | 2 | |
2013良 | 1 | 5 | ヒラボクディープ | 7 | 水仙賞(500万) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 3 | アポロソニック | 9 | 山吹賞(500万) 1着(-0.2) | 11 | |
3 | 7 | ラストインパクト | 2 | 大寒桜賞(500万) 1着(-0.1) | 1 |
過去10年の青葉賞では、1番人気馬が好成績を残している一方で、2~3番人気が不振傾向にあります。
- 1番人気(2-3-3-2)複勝率80%
- 2番人気(0-1-1-8)複勝率20%
- 3番人気(2-0-1-7)複勝率30%
過去10年の青葉賞3着以内30頭中26頭を占めます。前走弥生賞ディープインパクト記念(旧弥生賞)出走馬のほか、特に前走1勝クラス(旧500万クラス)の芝2200mや芝2400m戦優勝馬の好走が多い傾向にあります。
年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
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2022 | 2400m | 2200m | 2000m |
2021 | 2000m | 1800m | 2200m |
2020 | 2000m | 2400m | 1800m |
2019 | 2200m | 2000m | 1600m |
2018 | 1800m | 2400m | 2400m |
2017 | 2400m | 2000m | 2200m |
2016 | 2400m | 2200m | 2400m |
2015 | 2400m | 2200m | 2400m |
2014 | 2200m | 2200m | 2200m |
2013 | 2200m | 2200m | 2200m |
予想
青葉賞2023は、例年よりも少し層が薄いメンバーになりました。前走重賞好走馬は不在です。過去データの傾向からは、前走1勝クラス(2200m戦、2400m戦)好走馬が上位争いの候補になるでしょうか。順当ならサヴォーナやスキルヴィングが狙い目になりそうです。ただ例年、穴馬(4~6番人気前後)が馬券圏内に好走するので、穴馬の取捨選択が馬券のポイントになると思います。
以下、簡単な考察と予想です。小波乱狙いで、人気のスキルヴィングから穴馬を選びました。
前走ゆりかもめ賞を楽勝。2着以下の馬とはクラスが違うような勝ちっぷりでした。順当なら勝ち負け候補になるでしょうか。
年明け5戦目。きついローテですが、過去好走例が多い前走アザレア賞優勝に期待して対抗評価にしました。ただ前走の勝ち時計も勝ちっぷりという点でも平凡な印象はあったので、穴候補なら…という感じでしょうか。
出世レースの前走大寒桜賞を先行抜け出しで優勝。ただタフな雨の不良馬場で行われたレースと考えると、評価が難しいところかもしれません。好ローテに期待して一応の押さえ評価にしました。
人気の4ハーツコンチェルトや5アームブランシュ、6グランヴィノスと迷って、前走1勝クラス優勝馬メイテソーロを押さえました。相手関係に恵まれたレースですが、勝ちっぷりは良かったと思います。デビューから3着を外していない安定感に期待して押えました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、6着、11着でした。本命◎スキルヴィングは、1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 11 | スキルヴィング | 1 | ゆりかもめ賞(1勝クラス) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 4 | ハーツコンチェルト | 2 | 若葉ステークス(LR) 4着(0.3) | 1 |
3 | 2 | ティムール | 11 | 若葉ステークス(LR) 3着(0.2) | 8 |
前が有利になりそうな流れの中、最後は、馬場の外からの後方勢が前の馬群を捉える追い込み決着となりました。見ごたえのあるレースでした。層が厚いメンバーでは無かったものの、人気を集めたスキルヴィングは、ダービーに向けて良い勝ち方をしたと思います。