日程 | 2020年5月30日(土曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | 重賞 |
条件 | 3歳 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
葵ステークス2020
3歳スプリント重賞、葵ステークス2020です。オープン特別戦として行われてきましたが、2018年から開催が1週遅くなり、重賞レースになりました。出世レースという印象はありませんが、一昨年2着ラブカンプーは、夏のスプリント重賞で好走したあと、スプリンターズステークスで2着に好走しています。夏のスプリント戦線に向けて、重要なレースと言えそうです。
配当
過去10年の葵ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが6回あります。馬連、3連複ともに好配当が多く、波乱決着の多いレースです。今年も波乱を想定しておいた方が良いかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 6,390円 | 9,170円 | 45,520円 |
2018 | 6,980円4,700円 | 35,170円 | 138,780円124,940円 |
2017 | 1,370円 | 3,570円 | 17,150円 |
2016 | 4,410円 | 19,300円 | 97,800円 |
2015 | 13,910円 | 77,150円 | 665,300円 |
2014 | 9,200円 | 66,780円 | 440,510円 |
2013 | 30,440円 | 60,420円 | 320,780円 |
2012 | 3,360円 | 80,760円 | 363,350円 |
2011 | 10,720円 | 33,050円 | 175,510円 |
2010 | 1,010円 | 5,830円 | 25,170円 |
では過去10年の葵ステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 6 | 55 | ディアンドル(牝) | 1 | マーガレットステークス(LR) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 13 | 57 | アスターペガサス | 13 | 橘ステークス(LR) 13着(1.2) | 4 | |
3 | 7 | 55 | アウィルアウェイ(牝) | 2 | 桜花賞(G1) 10着(1.3) | 11 | |
2018良 | 1 | 3 | 54 | ゴールドクイーン(牝) | 9 | 橘ステークス(OP) 3着(0.1) | 6 |
2 | 1 | 54 | ラブカンプー | 6 | アーリントンカップ(G3) 13着(1.4) | 9 | |
2 | 14 | 56 | トゥラヴェスーラ | 2 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.4) | 2 | |
2017不良 | 1 | 1 | 54 | アリンナ(牝) | 2 | 橘ステークス(OP) 5着(0.4) | 8 |
2 | 8 | 54 | エントリーチケット(牝) | 1 | 橘ステークス(OP) 3着(0.2) | 4 | |
3 | 3 | 56 | ショウナンマッシブ | 6 | 橘ステークス(OP) 8着(0.5) | 5 | |
2016良 | 1 | 2 | 54 | ナックビーナス(牝) | 4 | 雪うさぎ賞(500万) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 5 | 55 | ラズールリッキー(牝) | 6 | 橘ステークス(OP) 4着(0.4) | 8 | |
3 | 3 | 54 | ワンダフルラッシュ(牝) | 10 | マーガレットステークス(OP) 5着(0.8) | 7 | |
2015良 | 1 | 5 | 57 | ジャストドゥイング | 8 | ニュージーランドトロフィー(G2) 9着(0.7) | 15 |
2 | 4 | 54 | フィドゥーシア(牝) | 4 | 500万(阪神芝1200m) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | 56 | マジックシャトル | 10 | ファルコンステークス(G3) 17着(2.2) | 15 | |
2014良 | 1 | 3 | 54 | リアルヴィーナス(牝) | 9 | フィリーズレビュー(G2) 15着(1.0) | 8 |
2 | 8 | 56 | シゲルカガ | 5 | 橘ステークス(OP) 5着(0.5) | 2 | |
3 | 7 | 57 | エルカミーノレアル | 10 | 昇竜ステークス(OP) 7着(0.7) | 11 | |
2013良 | 1 | 3 | 56 | ティーハーフ | 1 | 橘ステークス(OP) 3着(0.0) | 2 |
2 | 1 | 56 | カゼニタツライオン | 14 | 端午ステークス(OP) 16着(3.8) | 16 | |
3 | 11 | 56 | プレイズエターナル | 2 | マーガレットステークス(OP) 9着(0.6) | 6 | |
2012良 | 1 | 11 | 54 | マコトナワラタナ(牝) | 4 | 橘ステークス(OP) 5着(0.3) | 6 |
2 | 14 | 54 | ゴールデンムーン(牝) | 6 | 500万(阪神芝1400m) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 8 | 56 | マイネルアダマス | 14 | 500万(中山芝1600m) 1着(-0.1) | 9 | |
2011良 | 1 | 3 | 56 | ロードカナロア | 1 | ドラセナ賞(500万) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 10 | 55 | サクラベル(牝) | 13 | 桜花賞(G1) 16着(1.6) | 15 | |
3 | 13 | 56 | ミヤジエムジェイ | 6 | 橘ステークス(OP) 2着(0.1) | 11 | |
2010良 | 1 | 4 | 54 | ケイアイデイジー(牝) | 3 | 橘ステークス(OP) 2着(0.1) | 8 |
2 | 7 | 54 | カレンチャン(牝) | 2 | フィリーズレビュー(G2) 8着(0.4) | 6 | |
3 | 9 | 55 | ジュエルオブナイル(牝) | 9 | 桜花賞(G1) 18着(2.2) | 18 |
過去10年の葵ステークス3着以内30頭中11頭を占めます。2015年を除く過去9回で、毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。昨年2着アスターペガサスを除く10頭が前走で勝ち馬から0.5秒以内の着差でした。
過去10年の葵ステークス3着以内30頭中15頭を占めます。2012年を除く過去9回で1~3枠の馬が優勝しています。
過去10年の葵ステークス3着以内30頭中16頭を占めます。穴馬の好走が目立ちます。
予想
今年の葵ステークス2020は、例年同様に混戦模様というメンバーが揃いました。飛び抜けた馬は不在で、何が来てもおかしくないと思います。
以下、簡単な考察と予想です。ビアンフェや注目していたビップウインクなどが気になりますが、データ傾向から内枠と牝馬、橘ステークス組を中心に狙いました。ただカスりもしないのでは…と思ってしまうほど、全く当たる気がしません。
過去好走例が多い橘ステークス組。内枠の好走も多いレースなので、データ傾向からは狙いたい1頭になるでしょうか。デビューから3戦は、馬場も位置取りも関係なく勝ち切っていたこともあり、かなり強い馬に見えていたのですが、その後の重賞戦線では大崩れしています。早熟タイプかもしれないと思いつつ、ここはあくまで、データ傾向を意識して本命評価にしています。
過去好走例が多い内枠、牝馬。スプリント戦は、2歳オープンを2勝していますし、前走桜花賞からの巻き返しがあっても良さそうです。
過去好走例が多い橘ステークス組。前走は、後方大外一気の4着でした。スプリント戦よりも1400m戦の方が良さそうな印象を受けますが、相手なりに走りそうな戦績と好ローテに期待して押さえました。
波乱決着となった前走マーガレットステークスを見ると、ここでは格下という印象も受けます。ここは、内枠も牝馬も好走が目立つレースということで適当に押さえました。
大外枠のため、無印にしました。中穴と思いきや、かなり人気を集めそうですね…。逃げそうな馬が多いメンバー構成の今回、前走の1勝クラスで見せた末脚に期待しても面白そうです。前走は大外枠から外を追走し、そのまま大外一気で楽勝しています。逃げ先行馬が人気薄ばかりだったこともありますが、前をあっさり交わした脚は、強さを感じるものでした。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、8着、12着でした。本命◎マイネルグリットは、8着でした。
着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 12 | 57 | ビアンフェ | 1 | ファルコンステークス(G3) 9着(1.3) | 2 |
2 | 3 | 54 | レジェーロ(牝) | 11 | マーガレットステークス(LR) 5着(0.3) | 1 |
3 | 5 | 56 | ワンスカイ | 5 | 1勝クラス(中山芝1200m) 1着(-0.2) | 1 |
押さえていたレジェーロが2着に入ったのみで、全くカスりもせず…でした。
狙った橘ステークス組のマイネルグリットやゼンノジャスタは、後方からの競馬。今日の馬場では、全く届かないだろう位置取りだったので、直線に入る前に厳しいと悟ってしまいました。
優勝は逃げたビアンフェ。2歳時から逃げると粘り強い馬です。今回は逃げ先行馬が揃っていたこともあり、スルーしたのですが、楽にハナに行けたというのも勝因かもしれません。2~3着には、中団から脚を伸ばした穴馬レジェーロとワンスカイという決着でした。