日程 | 2017年11月5日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝2500m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
アルゼンチン共和国杯2017
ハンデ重賞「アルゼンチン共和国杯2017」です。ハンデ戦ながら、2015年優勝ゴールドアクター、2010年優勝トーセンジョーダン、2008年優勝スクリーンヒーロー、2007年優勝アドマイヤジュピタなど、後のG1馬を多数輩出しています。昨年優勝のシュヴァルグランは、ジャパンカップ3着&天皇賞春2着とG1戦線で結果を残しています。強い馬が実力を発揮しやすい舞台と言えるかもしれません。
コース形態
過去10年のアルゼンチン共和国杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回、92万馬券が出た2009年は、1~3番人気の3頭が飛ぶ大波乱でした。しかし近年は大きな波乱無く、順当な決着が続いています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,110円 | 1,690円 | 8,290円 |
2015 | 1,460円 | 3,990円 | 14,570円 |
2014 | 1,510円 | 3,310円 | 14,480円 |
2013 | 5,050円 | 8,250円 | 71,300円 |
2012 | 1,060円 | 3,130円 | 12,740円 |
2011 | 1,620円 | 10,810円 | 48,520円 |
2010 | 950円 | 11,820円 | 42,830円 |
2009 | 13,520円 | 121,040円 | 922,600円 |
2008 | 1,500円 | 1,480円 | 10,090円 |
2007 | 6,770円 | 32,480円 | 175,250円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良 | 1 | 11 | 牡4 | 58 | シュヴァルグラン | 2 | 宝塚記念(G1) 9着(1.4) | 5 |
2 | 5 | 牡5 | 57 | アルバート | 4 | 天皇賞春(G1) 6着(0.5) | 6 | |
3 | 13 | 牡5 | 55 | ヴォルシェーブ | 3 | 日本海ステークス(1600万) 1着(-0.0) | 1 | |
2015重 | 1 | 15 | 牡4 | 56 | ゴールドアクター | 1 | オクトーバーステークス(1600万) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 14 | 牡6 | 55 | メイショウカドマツ | 4 | オールカマー(G2) 7着(1.0) | 10 | |
3 | 18 | 牡3 | 55 | レーヴミストラル | 3 | 日本ダービー(G1) 9着(1.3) | 4 | |
2014良 | 1 | 3 | 牡4 | 57 | フェイムゲーム | 2 | オールカマー(G2) 6着(0.2) | 4 |
2 | 9 | 牡5 | 56 | クリールカイザー | 4 | オールカマー(G2) 3着(0.1) | 12 | |
3 | 11 | 牡5 | 55 | スーパームーン | 3 | アイルランドトロフィー(OP) 3着(0.6) | 3 | |
2013良 | 1 | 12 | 牡6 | 56 | アスカクリチャン | 7 | アイルランドトロフィー(OP) 4着(0.2) | 2 |
2 | 16 | 牡5 | 57.5 | アドマイヤラクティ | 4 | 京都大賞典(G2) 4着(0.3) | 5 | |
3 | 3 | 牡5 | 57.5 | ルルーシュ | 3 | 札幌記念(G2) 15着(6.0) | 3 | |
2012良 | 1 | 4 | 牡4 | 56 | ルルーシュ | 2 | オールカマー(G2) 4着(0.4) | 1 |
2 | 7 | 牡4 | 55 | ムスカテール | 3 | オクトーバーステークス(1600万) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 3 | 牡4 | 52 | マイネルマーク | 6 | 本栖湖特別(1000万) 1着(-0.1) | 7 | |
2011良 | 1 | 11 | 牡4 | 55 | トレイルブレイザー | 3 | 古都ステークス(1600万) 2着(0.0) | 1 |
2 | 12 | 牡6 | 58.5 | オウケンブルースリ | 1 | 京都大賞典(G2) 3着(0.2) | 3 | |
3 | 7 | 牡4 | 55 | カワキタコマンド | 8 | アイルランドトロフィー(OP) 2着(0.2) | 4 | |
2010良 | 1 | 2 | 牡4 | 57 | トーセンジョーダン | 1 | アイルランドトロフィー(OP) 1着(-0.1) | 2 |
2 | 9 | 牡4 | 56 | ジャミール | 2 | オールカマー(G2) 5着(0.4) | 2 | |
3 | 7 | 牡3 | 51 | コスモヘレノス | 9 | 本栖湖特別(1000万) 1着(-0.2) | 8 | |
2009良 | 1 | 6 | 牡6 | 57.5 | ミヤビランベリ | 11 | 札幌記念(G2) 14着(1.7) | 3 |
2 | 8 | 牡4 | 55 | アーネストリー | 4 | 大原ステークス(1600万) 1着(-0.6) | 1 | |
3 | 13 | 牡4 | 56 | ヒカルカザブエ | 10 | 天皇賞春(G1) 7着(0.8) | 7 | |
2008良 | 1 | 4 | 牡4 | 53 | スクリーンヒーロー | 3 | オクトーバーステークス(1600万) 2着(0.0) | 2 |
2 | 14 | 牡4 | 56 | ジャガーメイル | 2 | オクトーバーステークス(1600万) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 10 | 牡4 | 58 | アルナスライン | 1 | 京都大賞典(G2) 5着(0.2) | 1 | |
2007良 | 1 | 9 | 牡4 | 54 | アドマイヤジュピタ | 2 | 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.8) | 1 |
2 | 4 | 牡5 | 57.5 | トウカイトリック | 10 | 宝塚記念(G1) 9着(1.9) | 14 | |
3 | 1 | 牡6 | 52 | リキアイサイレンス | 9 | オクトーバーステークス(1600万) 1着(-0.0) | 7 |
前走二桁着順
過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内では、2013年3着ルルーシュ、2009年1着ミヤビランベリの2頭のみです。2頭とも前走札幌記念に出走していました。
前走オールカマー
過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内30頭中5頭を占めます。近年、好走例が見られるようになってきています。今年は、アルバート、デニムアンドルビー、マイネルサージュの3頭が出走を予定しています。順当であれば、アルバートが狙い目でしょうか。
前走条件戦
過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内30頭中11頭を占めます。11頭全てが前走芝2000m以上のレースに出走し連対していました。好走例の多いオクトーバーステークスは、今年からオープン特別として行われています。今年は、ソールインパクトが六社ステークス(1600万)から出走を予定していますが、前走3着のため、データ傾向からは少し狙い難いかもしれません。
年齡
過去10年のアルゼンチン共和国杯3着以内では、7歳以上の馬がいません。4~5歳馬が3着以内30頭中23頭を占め、3着以内の中心となっています。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走二桁着順軽視」「前走オールカマー」「4~5歳馬」に注目です。
アルゼンチン共和国杯2017の注目は、アルバートでしょうか。メルボルンカップ2017を回避し、国内のレースを選択しました。昨年2着に好走している舞台ですし、大崩れは無いのでは…と思っています。
その他、人気を集めそうな3歳馬2頭も気になりますね。日本ダービー2017でレイデオロと差のない2着に好走したスワーヴリチャード、3戦3勝中のセダブリランテス。セダブリランテスの母父は、スタミナ豊富なブライアンズタイム。母父ブライアンズタイムといえば、菊花賞2017で2着に好走したクリンチャーもそうでした。
過去10年では、3歳馬が3着に2頭(レーヴミストラル、コスモヘレノス)来ているだけなので、古馬との力関係はポイントになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。
前走オールカマー2017 7着。5ヶ月の休養明け以上に、距離が合わなかったでしょうか。長距離戦では安定した成績を残しており、前走から距離延長は歓迎だと思います。東京芝2500m戦は、芝2400m戦から僅か100m長くなるだけで、一気にスタミナを感じるタイプの馬の好走が目立つようになるコース。古馬との力関係が分からない3歳馬以外となると、アルバートしか積極的に狙えそうな馬がいません…。
しかし斤量58.5kgだけは心配ですね。過去10年では、2011年2着オウケンブルースリのみ。飛ぶとすれば、ハンデが要因のひとつになりそうです。
共同通信杯2017から皐月賞2017→日本ダービー2017と3戦連続で本命馬。引き続き四位ジョッキーで見たかったです…。ただ実績的には勝ち負けを期待したい実力馬。あとは約5ヵ月半の休養明けと劣勢傾向の3歳馬だけが不安要素だと思います。
前走オクトーバステークス2017 9着。積極的に買いたい馬ではありませんが…。2走前のグリーンステークス(阪神芝2400m、1600万)は、なんと阪神芝2400mのレコードでの優勝。そう考えると、前走は馬場が合わなかったのかもしれません。ハンデ戦(53kg)がプラスに働けば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着でした。本命◎アルバートは4着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 4 | 牡3 | スワーヴリチャード | 1 | 日本ダービー(G1) 2着(0.1) |
2 | 7 | 牡5 | ソールインパクト | 7 | 六社ステークス(1600万) 3着(0.2) |
3 | 1 | 牡3 | セダブリランテス | 3 | ラジオNIKKEI賞(G3) 1着(-0.0) |
馬連は当たるんじゃないかと思ってたんですが、アルバート伸びずでした。(;´・ω・`p
53kgのソールインパクトが来るぐらいですから、58.5kgの斤量が響いた感じがしますね。直線伸びそうで伸びない感じでした。
しかしスワーヴリチャードは強いですね。力の違いを感じる楽勝でした。このパフォーマンスを見ると、ジャパンカップ2017に出走予定のレイデオロは人気を集めることになりそうです。