日程 | 2019年12月22日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2500m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 16頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
有馬記念2019
グランプリG1有馬記念2019です。一年を締め括る一戦。毎年、国内の人気実力馬が集いハイレベルなレースが繰り広げられます。この時期になると、一年の終わりを感じますね。有馬記念の日の夕暮れが寂しさとノスタルジックな雰囲気に溢れていて、たまらなく好きです。
配当
過去10年の有馬記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。近年は大きな波乱がありませんが、3連複が好配当となる年が多く、伏兵穴馬の好走が多いレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 940円 | 4,910円 | 25,340円 |
2017 | 3,170円 | 5,420円 | 25,040円 |
2016 | 440円 | 1,050円 | 3,940円 |
2015 | 6,840円 | 20,360円 | 125,870円 |
2014 | 12,350円 | 15,250円 | 109,590円 |
2013 | 860円 | 1,420円 | 5,240円 |
2012 | 3,730円 | 4,020円 | 24,250円 |
2011 | 3,170円 | 24,290円 | 78,260円 |
2010 | 550円 | 11,610円 | 60,770円 |
2009 | 740円 | 5,460円 | 18,890円 |
では過去10年の有馬記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018稍重 | 1 | 8 | 牡3 | ブラストワンピース | 3 | 菊花賞(G1) 4着(0.4) | 1 |
2 | 12 | 牡4 | レイデオロ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 5 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.2) | 1 |
2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) | 8 | |
3 | 10 | 牡5 | シュヴァルグラン | 3 | ジャパンカップ(G1) 1着(0.2) | 5 | |
2016良 | 1 | 11 | 牡3 | サトノダイヤモンド | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 2 | ジャパンカップ(G1) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ゴールドアクター | 3 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.6) | 3 | |
2015良 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 9 | 牡4 | サウンズオブアース | 5 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.3) | 5 | |
3 | 11 | 牡3 | キタサンブラック | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 4 | 牝5 | ジェンティルドンナ | 4 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 1 |
2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) | 2 | |
3 | 14 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 凱旋門賞(G1) 14着 | ||
2013良 | 1 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | 1 | 凱旋門賞(G1) 2着 | |
2 | 4 | 牡5 | ウインバリアシオン | 4 | 金鯱賞(G2) 3着(0.5) | 8 | |
3 | 14 | 牡4 | ゴールドシップ | 2 | ジャパンカップ(G1) 15着(1.4) | 2 | |
2012良 | 1 | 13 | 牡3 | ゴールドシップ | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) | 6 | |
3 | 9 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.4) | 2 | |
2011良 | 1 | 9 | 牡3 | オルフェーヴル | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 5 | 牡4 | エイシンフラッシュ | 7 | ジャパンカップ(G1) 8着(0.7) | 5 | |
3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 9 | ジャパンカップ(G1) 11着(0.8) | 8 | |
2010良 | 1 | 1 | 牡3 | ヴィクトワールピサ | 2 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.0) | 8 |
2 | 7 | 牝4 | ブエナビスタ | 1 | ジャパンカップ(G1) 2着(降着)(-0.3) | 1 | |
3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 14 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
2009良 | 1 | 9 | 牡5 | ドリームジャーニー | 2 | 天皇賞秋(G1) 6着(0.8) | 4 |
2 | 2 | 牝3 | ブエナビスタ | 1 | エリザベス女王杯(G1) 3着(0.3) | 1 | |
3 | 6 | 牡8 | エアシェイディ | 11 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.6) | 11 |
過去10年の有馬記念3着以内30頭中26頭を占めます。そのうち計14頭がジャパンカップ組でした。ジャパンカップ組が馬券圏内に来なかった年はありません。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中4頭を占めます。そのうち3頭が前走重賞レース優勝馬、残る1頭(ウインバリアシオン)は、G1レースでの連対経験がありました。
- 2015年1着ゴールドアクター(前走アルゼンチン共和国杯1着)
- 2013年2着ウインバリアシオン(前走金鯱賞3着)※実績:日本ダービー2着、菊花賞2着、天皇賞春3着
- 2012年2着オーシャンブルー(前走金鯱賞1着)
- 2010年3着トゥザグローリー(前走中日新聞杯1着)
過去10年の有馬記念3着以内30頭中28頭を占めます。6歳以上が劣勢傾向にあります。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中4頭を占めます。そのうち昨年のシュヴァルグランを除く3頭がゴールドシップ(2012~2014年)でした。さらに近年3着以内に好走した6枠もレイデオロ、サトノダイヤモンド、キタサンブラックと考えると、抜けて強い馬以外の外枠(6枠~8枠)は、狙い難い傾向にありそうです。
穴馬の傾向(2000年以降)
2000年以降、3着以内に好走した8番人気以下の穴馬(計16頭)です。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2018 | 3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.2) |
2017 | 2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) |
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2014 | 2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 9 | ジャパンカップ(G1) 11着(0.8) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 14 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
2009 | 3 | 6 | 牡8 | エアシェイディ | 11 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.6) |
2008 | 2 | 14 | 牡7 | アドマイヤモナーク | 14 | ジャパンカップ(G1) 12着(0.8) |
3 | 6 | 牡7 | エアシェイディ | 10 | 天皇賞秋(G1) 5着(0.1) | |
2007 | 1 | 3 | 牡4 | マツリダゴッホ | 9 | 天皇賞秋(G1) 15着(1.7) |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 9 | 天皇賞秋(G1) 10着(1.7) |
2002 | 2 | 8 | 牡5 | タップダンスシチー | 13 | 京阪杯(G3) 5着(0.4) |
3 | 6 | 牡4 | コイントス | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 2着(0.5) | |
2001 | 2 | 1 | 牡6 | アメリカンボス | 13 | ジャパンカップ(G1) 10着(1.8) |
2000 | 3 | 12 | 牡8 | ダイワテキサス | 13 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.5) |
同年の中山重賞レース実積
2000年以降の有馬記念で3着以内に好走した穴馬(8番人気以下)16頭中9頭が同年の中山芝重賞レースで3着以内に好走していました。
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 同年の中山実績 |
---|---|---|---|---|
2000 | 3 | 12 | ダイワテキサス | 中山記念1着、新潟記念(中山開催)1着 |
2001 | 2 | 1 | アメリカンボス | AJCC1着、中山記念1着 |
2002 | 2 | 8 | タップダンスシチー | 日経賞2着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)3着 |
3 | 6 | コイントス | 日経賞3着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)2着 | |
2007 | 1 | 3 | マツリダゴッホ | AJCC1着、日経賞3着、オールカマー1着 |
2008 | 2 | 14 | アドマイヤモナーク | 日経賞3着 |
3 | 6 | エアシェイディ | 中山金杯2着、AJCC1着、中山記念3着 | |
2009 | 3 | 6 | エアシェイディ | AJCC2着 |
2014 | 2 | 7 | トゥザワールド | 弥生賞1着、皐月賞2着 |
同年の重賞レースを2勝
同年の中山重賞レース実積馬9頭を除く7頭中2頭に、同年の重賞レース2勝の実績がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 同年の重賞レース実績 |
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2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 京都記念1着、日経賞1着 |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 日経新春杯1着、京都記念1着 |
前走重賞レース優勝
同年の中山重賞レース実積馬9頭と同年の重賞レース2勝以上の2頭を除く5頭中3頭が前走の重賞レースで優勝していました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
今年の穴馬
2000年以降、3着以内に好走した8番人気以下の16頭中14頭が同年の中山重賞レース実積馬、同年の重賞レース2勝馬、前走重賞レース優勝馬のいずれかに該当しました。今年の有馬記念2019出走予定の穴馬の中では、以下3頭が穴馬候補になるでしょうか。
- ヴェロックス(同年の中山実績:皐月賞2着)
- エタリオウ(同年の中山実績:日経賞2着)
- スティッフェリオ(同年の中山実績:オールカマー1着、同年の重賞2勝:オールカマー1着、小倉大賞典1着)
予想
今年の有馬記念2019は、ハイレベルなレースを期待できそうです。前走G1レース好走馬を中心に楽しみなメンバー構成だと思います。アーモンドアイのほか、ジャパンカップ優勝馬スワーヴリチャード、コックスプレート優勝馬リスグラシュー、菊花賞優勝馬ワールドプレミア…と豪華な出走予定メンバーになりました。
以下、簡単な考察と予想です。メンバーが揃いすぎて、全く当たる気がしません。外過ぎない枠の馬、ジャパンカップ組を中心に狙いました。波乱狙いで、3連単はアーモンドアイを除いた組み合わせにしています。
前走ジャパンカップ優勝。泥が舞うほどのタフな馬場で、インコースをロスなく周ってきた馬が上位争いを演じました。枠にも恵まれたと思います。実績面では東京コースがベストという印象の馬ですが、それでも一昨年の有馬記念(7枠14番)で小差の4着に好走していますし、中穴扱いなら狙ってみても良いかもしれません。
圧倒的一番人気馬。順当なら勝ち負けになるでしょうか。無理に難点を挙げるとすれば、レコードが度々出ていた東京の超高速馬場で強さを見せている点。先週の中山芝の時計や当日の雨予報を考えれば、ある程度、力のいる馬場になりそうです。とはいってもスルーするわけにもいかない馬だと思います。
好走例の多い前走ジャパンカップ組。実績のわりに人気が落ち着きそうです。前走のジャパンカップ11着は、タフすぎる馬場が合わなかったと考えれば、見直しても良いかもしれません。稍重馬場で行われた昨年の有馬記念2着馬(クビ差)ですし、昨年ぐらいの馬場なら見せ場を作る場面があっても…。
この枠なら出して行くことになるでしょうか。中山巧者という感じではないものの、2走前のオールカマーでは、レイデオロ、ウインブライト、ミッキースワローなど好メンバー相手に逃げ切り勝ち。流石にこのメンバーなら格下になりますが、過去データの穴馬の傾向から、大穴として押さえても良いかもしれません。前走天皇賞秋のような超高速馬場では無いと思いますし、気分よく前々で進めることが出来れば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、7着、9着、12着、13着でした。本命◎スワーヴリチャードは、12着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | 牝5 | リスグラシュー | 2 | コックスプレート(G1) 1着 | 1 |
2 | 10 | 牡3 | サートゥルナーリア | 3 | 天皇賞(秋)(G1) 6着(0.9) | 2 |
3 | 7 | 牡3 | ワールドプレミア | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 3 |
波乱を期待して穴馬を中心に狙ったものの、全くかすりもしない結果となってしまいました。圧倒的1番人気アーモンドアイが圏外に沈みましたが、上位3頭は2~4番人気馬。ほぼ順当な結果だったといえそうです。
押さえていたレイデオロは、出遅れて後方からの競馬。そのまま外を回しての追い込みで、不完全燃焼の引退レースという印象でした。逃げたのは、アエロリット。押さえていたスティッフェリオの逃げを予想していましたが、離れた番手からのレースでした。アエロリットがかなりのハイペースで逃げたので、行けなかった可能性はありそうです。最後は、前~好位で競馬していた馬が、直線早々に脱落。内の後方で脚を溜めていた馬が突っ込んで来る展開となりました。この決着を見ると、やはり前に行った馬には厳しい流れと馬場だったのかもしれません。
上位は、脚を溜めていたリスグラシューが突き抜けて楽勝。引退レースでこの強さは、オルフェーヴルを思い出します。2~3着には3歳牡馬。今年の3歳牡馬は、古馬G1ではどうだろうと思ってスルーしていたので、予想としては真逆の結果だったと思います。
本命スワーヴリチャードは、直線手前から手応え怪しく脱落…。最後は追わずにゴール後、下馬していたようなので、何かアクシデントがあったのかもしれません。こればかりは仕方ないです。対抗アーモンドアイ。敗因は分かりませんが、やはりベストは高速馬場の東京でしょうか。