日程 | 2022年12月25日(日曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2500m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.2(12月25日) |
有馬記念2022
今年の中央競馬を締め括る一戦、有馬記念2022です。国内の人気実力馬が集まり、ハイレベルなレースが繰り広げられます。毎年、有馬記念の週になると、1年の終わりを感じます。本当に1年が早いですね…。有馬記念の日の夕暮れが寂しさとノスタルジックな雰囲気に溢れていて、たまらなく好きです。
配当
過去10年の有馬記念の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。近年は大きな波乱はありませんが、好配当の馬連や3連複が多いため、穴馬の好走が多いレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 1,740円 | 1,440円 | 7,180円 |
2020 | 10,330円 | 7,370円 | 50,150円 |
2019 | 2,990円 | 10,750円 | 57,860円 |
2018 | 940円 | 4,910円 | 25,340円 |
2017 | 3,170円 | 5,420円 | 25,040円 |
2016 | 440円 | 1,050円 | 3,940円 |
2015 | 6,840円 | 20,360円 | 125,870円 |
2014 | 12,350円 | 15,250円 | 109,590円 |
2013 | 860円 | 1,420円 | 5,240円 |
2012 | 3,730円 | 4,020円 | 24,250円 |
では過去10年の有馬記念で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 10 | 牡3 | エフフォーリア | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 3 |
2 | 5 | 牡4 | ディープボンド | 5 | 凱旋門賞(G1) 14着 | 6 | |
3 | 7 | 牝5 | クロノジェネシス | 2 | 凱旋門賞(G1) 7着 | 3 | |
2020良 | 1 | 9 | 牝4 | クロノジェネシス | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.1) | 2 |
2 | 14 | 牝5 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.1) | 5 | |
3 | 13 | 牡5 | フィエールマン | 2 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.1) | 5 | |
2019良 | 1 | 6 | 牝5 | リスグラシュー | 2 | Cox Plate(G1) 1着 | 1 |
2 | 10 | 牡3 | サートゥルナーリア | 3 | 天皇賞(秋)(G1) 6着(0.9) | 2 | |
3 | 7 | 牡3 | ワールドプレミア | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 3 | |
2018稍重 | 1 | 8 | 牡3 | ブラストワンピース | 3 | 菊花賞(G1) 4着(0.4) | 1 |
2 | 12 | 牡4 | レイデオロ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 5 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.2) | 1 |
2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) | 8 | |
3 | 10 | 牡5 | シュヴァルグラン | 3 | ジャパンカップ(G1) 1着(0.2) | 5 | |
2016良 | 1 | 11 | 牡3 | サトノダイヤモンド | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 2 | ジャパンカップ(G1) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ゴールドアクター | 3 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.6) | 3 | |
2015良 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 9 | 牡4 | サウンズオブアース | 5 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.3) | 5 | |
3 | 11 | 牡3 | キタサンブラック | 4 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 5 | |
2014良 | 1 | 4 | 牝5 | ジェンティルドンナ | 4 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.9) | 1 |
2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) | 2 | |
3 | 14 | 牡5 | ゴールドシップ | 1 | 凱旋門賞(G1) 14着 | ||
2013良 | 1 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | 1 | 凱旋門賞(G1) 2着 | |
2 | 4 | 牡5 | ウインバリアシオン | 4 | 金鯱賞(G2) 3着(0.5) | 8 | |
3 | 14 | 牡4 | ゴールドシップ | 2 | ジャパンカップ(G1) 15着(1.4) | 2 | |
2012良 | 1 | 13 | 牡3 | ゴールドシップ | 1 | 菊花賞(G1) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) | 6 | |
3 | 9 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | ジャパンカップ(G1) 3着(0.4) | 2 |
過去10年の有馬記念3着以内30頭中27頭を占めます。そのうちJRAで馬券が発売されたG1レースに出走していた25頭中24頭が前走1~6番人気でした。レース別では、前走ジャパンカップ、天皇賞秋、菊花賞出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の有馬記念3着以内30頭中3頭を占めます。そのうち2頭(ゴールドアクター、オーシャンブルー)が前走重賞レース優勝馬、残る1頭(ウインバリアシオン)は、G1レースでの連対経験がありました。
- 2015年1着ゴールドアクター(前走アルゼンチン共和国杯1着)
- 2013年2着ウインバリアシオン(前走金鯱賞3着)※実績:日本ダービー2着、菊花賞2着、天皇賞春3着
- 2012年2着オーシャンブルー(前走金鯱賞1着)
過去10年の有馬記念3着以内30頭中29頭を占めます。6歳以上が劣勢傾向にあります。
穴馬の傾向(2000年以降)
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2020 | 2 | 14 | 牝5 | サラキア | 11 | エリザベス女王杯(G1) 2着(0.1) |
2018 | 3 | 15 | 牡6 | シュヴァルグラン | 9 | ジャパンカップ(G1) 4着(0.2) |
2017 | 2 | 3 | 牝5 | クイーンズリング | 8 | エリザベス女王杯(G1) 7着(0.3) |
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2014 | 2 | 6 | 牡3 | トゥザワールド | 9 | 菊花賞(G1) 16着(4.2) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 10 | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 9 | ジャパンカップ(G1) 11着(0.8) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 14 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
2009 | 3 | 6 | 牡8 | エアシェイディ | 11 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.6) |
2008 | 2 | 14 | 牡7 | アドマイヤモナーク | 14 | ジャパンカップ(G1) 12着(0.8) |
3 | 6 | 牡7 | エアシェイディ | 10 | 天皇賞秋(G1) 5着(0.1) | |
2007 | 1 | 3 | 牡4 | マツリダゴッホ | 9 | 天皇賞秋(G1) 15着(1.7) |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 9 | 天皇賞秋(G1) 10着(1.7) |
2002 | 2 | 8 | 牡5 | タップダンスシチー | 13 | 京阪杯(G3) 5着(0.4) |
3 | 6 | 牡4 | コイントス | 8 | アルゼンチン共和国杯(G2) 2着(0.5) | |
2001 | 2 | 1 | 牡6 | アメリカンボス | 13 | ジャパンカップ(G1) 10着(1.8) |
2000 | 3 | 12 | 牡8 | ダイワテキサス | 13 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.5) |
2000年以降の有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中9頭が同年の中山重賞レースで3着以内に好走した経験がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 同年の中山実績 |
---|---|---|---|---|
2000 | 3 | 12 | ダイワテキサス | 中山記念1着、新潟記念(中山開催)1着 |
2001 | 2 | 1 | アメリカンボス | AJCC1着、中山記念1着 |
2002 | 2 | 8 | タップダンスシチー | 日経賞2着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)3着 |
3 | 6 | コイントス | 日経賞3着、アルゼンチン共和国杯(中山開催)2着 | |
2007 | 1 | 3 | マツリダゴッホ | AJCC1着、日経賞3着、オールカマー1着 |
2008 | 2 | 14 | アドマイヤモナーク | 日経賞3着 |
3 | 6 | エアシェイディ | 中山金杯2着、AJCC1着、中山記念3着 | |
2009 | 3 | 6 | エアシェイディ | AJCC2着 |
2014 | 2 | 7 | トゥザワールド | 弥生賞1着、皐月賞2着 |
2000年以降の有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中2頭が同年の重賞レースを2勝していました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 同年の重賞レース実績 |
---|---|---|---|---|---|
2011 | 3 | 7 | 牡4 | トゥザグローリー | 京都記念1着、日経賞1着 |
2004 | 3 | 6 | 牡5 | シルクフェイマス | 日経新春杯1着、京都記念1着 |
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|
2015 | 1 | 7 | 牡4 | ゴールドアクター | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.0) |
2012 | 2 | 6 | 牡4 | オーシャンブルー | 金鯱賞(G2) 1着(-0.1) |
2010 | 3 | 11 | 牡3 | トゥザグローリー | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.3) |
今年の穴馬(8番人気以下)候補
2000年以降、有馬記念で3着以内に好走した8番人気以下17頭中14頭が同年の中山重賞レースで3着以内好走馬、同年の重賞レースを2勝馬、前走の重賞レース優勝馬のいずれかに該当しました。今年出走予定の穴馬(推定8番人気以下)では、以下2頭が候補になるでしょうか。
- ボッケリーニ(日経賞2着、AJCC3着)
- ブレークアップ(アルゼンチン共和国杯1着)
予想
有馬記念2022は、かなり難解なレースになりそうです。実績面からは、イクイノックスやエフフォーリア、タイトルホルダーなど人気G1馬が候補になるでしょうか。ただ馬券候補と考えると、何が来てもおかしくなメンバーだと思います。勢いを考えれば、3歳馬や前走G1制覇ヴェラアズールも期待できそうです。過去、伏兵や穴馬の好走も目立つレースなので、波乱の可能性もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。内~中枠を中心に選びました。穴候補のボッケリーニとブレークアップは、外枠に入ったのでスルーしています。
秋から一気に強くなった印象です。前走は、タフな馬場と外枠が後押ししたこともありますが、強い勝ちっぷりでした。2連勝の勢いとCデムーロ騎手に期待して、本命評価にしました。
3歳時に有馬記念で好走した馬は、4歳時にも好走する傾向があります。直近2戦が不可解な敗戦ですし、軸としては狙い難いところですが、前年王者が伏兵扱いなら…と考えて抵抗評価にしました。
前走菊花賞は、ハナ差2着。勝ち切っていれば、もっと人気したかもしれません。逃げるアスクビクターモアを上がり最速の脚で詰める展開でした。展開面に左右されそうなタイプですが、堅実が末脚がハマれば…。
近年好走例が多い前走天皇賞秋好走馬。前走は大物を感じさせる勝ちっぷりでした。順当なら勝ち負け候補になると思いますが、良馬場の東京で強さを見せている馬と考えると、暮れの中山は割引が必要かもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、5着でした。本命◎ジェラルディーナは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 9 | 牡3 | イクイノックス | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡3 | ボルドグフーシュ | 6 | 菊花賞(G1) 2着(0.0) | 7 |
3 | 5 | 牝4 | ジェラルディーナ | 3 | エリザベス女王杯(G1) 1着(-0.3) | 4 |
的中でした!過去データの傾向を考慮して、内〜中枠の実力馬を狙ったのですが、上手く予想がハマりました。
優勝イクイノックス。中山だと苦戦すると考えたのですが、全く関係のない強さでした。来年以降も期待したい馬だと思います。2着には押さえていたボルドグフーシュ。4角から直線にかけての動きは痺れました。勝ちきれないレースが続いているものの、ポテンシャルの高さを感じさせるレースだったと思います。3着には出遅れた本命ジェラルディーナ。よく馬券圏内まで来たと思います。秋以降、かなり力を付けてそうです。