アルテミスステークス2016過去4年のデータと予想 | 深く考えない競馬

アルテミスステークス2016過去4年のデータと予想

日程 2016年10月29日(土曜日)
開催 東京競馬場
距離 芝1600m
格付け GⅢ
条件 サラ系2歳牝馬
斤量 馬齢(54kg)
出走数 18頭
天気 曇り参考 東京競馬場 – ヤフー天気

G1阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦として2012年に新設されたG3「アルテミスステークス2016」です。アルテミスステークス2着馬からは、後に3歳G1で優勝する馬も多いので、この先を占う一戦になりそうです。

  • 2012年2着アユサン(桜花賞2013優勝)
  • 2014年2着レッツゴードンキ(桜花賞2015優勝)
  • 2015年2着メジャーエンブレム(NHKマイルカップ2016優勝)

過去4年のアルテミスステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回です。直近2年連続で、人気薄の馬が馬券に絡み、波乱決着となっています。要注意の傾向でしょう。

  • 2015年 516,620円
  • 2014年 137,140円
  • 2013年 18,070円
  • 2012年 18,980円

では過去4年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去4年の1~3着馬の前走データ

アルテミスステークス2016
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2015 1 14 デンコウアンジュ 12 未勝利(京都芝1800m) 1着(-0.1)
2 15 メジャーエンブレム 1 アスター賞(500万) 1着(-0.4)
3 10 クロコスミア 6 札幌2歳S(G3) 3着(0.2)
2014稍重 1 16 ココロノアイ 9 未勝利(新潟芝1600m) 1着(-0.4)
2 3 レッツゴードンキ 1 札幌2歳S(G3) 3着(0.2)
3 9 トーセンラーク 11 クローバー賞(OP) 1着(-0.1)
2013 1 5 マーブルカテドラル 2 芙蓉S(OP) 1着(-0.1)
2 4 パシフィックギャル 6 芙蓉S(OP) 3着(0.2)
3 3 ニシノミチシルベ 5 サフラン賞(500万) 2着(0.2)
2012 1 1 コレクターアイテム 1 デイリー杯2歳S(G2) 4着(0.2)
2 8 アユサン 4 新馬(東京芝1400m) 1着(-0.3)
3 13 ウインプリメーラ 7 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.2)
人気

過去4年のアルテミスステークスでは、人気馬(1~3番人気)が同時に馬券圏内に絡んだことがありません。それでも1~2番人気の馬が毎年馬券に絡んでいるので、1~2番人気が軸候補になりそうな傾向だと思います。

前走3着以内

過去4年のアルテミスステークス3着以内12頭中11頭が前走3着以内でした。前走が4着以下だった馬は、2012年のコレクターアイテムのみです。

  • 2012年1着コレクターアイテム(前走デイリー杯2歳ステークス)
前走未勝利戦

過去4年のアルテミスステークス3着以内では、前走未勝利戦だった馬が3頭いますが、3頭とも人気薄からの好走劇でした。3頭とも外枠だったというのは、面白い共通点です。

  • 2012年3着ウインプリメーラ(7番人気、7枠)
  • 2014年1着ココロノアイ(9番人気、8枠)
  • 2015年1着デンコウアンジュ(12番人気、8枠)
前走の距離

過去4年のアルテミスステークス3着以内馬の前走距離を分けると、以下のようになります。前走がスプリント戦もしくは、1400mだった馬は、少し軽視したい傾向だと思います。

  • 前走1800m 3頭
  • 前走1600m 6頭
  • 前走1500m 1頭
  • 前走1400m 2頭

馬券予想

出走馬を見る限りは、2016年は混戦模様という感じがします。半数以上に馬券圏内の可能性がありそうな気がします。

過去データからの注目は、「1~2番人気の馬(軸候補)」「前走1600~1800mだった馬」「前走未勝利戦の馬(穴候補)」です。

以下、簡単な考察と予想です。

②トーホウアイレス

前走サフラン賞2016は後方から進め、外をまわしての追い込みを決めて勝ちました。よくあの位置から届いたな…というほど、すごい脚だったので、追い込みが決まる展開になれば、面白そうな馬です。

中山で強い競馬をした馬は、東京では軽視したいところですが、デビュー戦の新潟でも追い込みを決めているので、適性的にも問題ないかもしれません。

⑥シグルーン

前走の新馬戦は、余裕を感じさせるような勝ち方でした。2着カデナは、その後未勝利戦を勝っています。

今回は過剰人気という感じもしますが、前走のレース内容とミルコ騎乗では、人気するのも仕方ないところでしょう。ただ父アイルハヴアナザーは、アメリカのダート戦線で活躍した馬です。それだけに、日本の芝重賞では少々買いにくい感じがします。

⑩アピールバイオ

逃げたデビュー戦が圧勝(1.3秒差)、2戦目は新潟2歳ステークス2016で4着に好走という成績だけみれば、上位候補という感じがします。前走サフラン賞2016(500万)は、ハナに行きたかったという感じもなかったので、逃げ以外の脚を試したのかもしれません。

実績のわりに人気薄になるようであれば、オッズ的には面白そうです。

⑫フローレスマジック

同日の土曜重賞で、ルメール騎手がスワンステークス2016のアルビアーノではなくて、アルテミスステークス2016のフローレスマジックに乗るというのは、期待の高さを伺わせます。(アルビアーノは、テン乗りのシュタルケ騎手に乗り替わっています。)

前走の未勝利戦は、持ったまま他馬を寄せ付けないで楽勝&圧勝でした。重馬場だったので、着差は気にしすぎない方が良いと思いますが、全く底を見せていない強さを感じるものでした。

血統的には、全姉ラキシス全兄サトノアラジンという良血で、フローレスマジックも将来的に大きな重賞で期待したい馬です。

⑭マルモレイナ

母マルモセーラと田中健ジョッキーのコンビは懐かしいです。当時ファンタジーステークス的中したのでよく覚えています。

エンパイアメーカー産は勢いのあるときに押さえておきたいですが、前走の内容と母マルモセーラから、少しマイル戦は長い感じがしますね。人気薄なら…というところでしょうか。

⑮サトノアリシア

毎回、取捨が難しいハービンジャー産です。重賞になると好走するイメージがわかなくなります。

前走コスモス賞2016は、サトノアリシアと2着マイネルザウバアの2頭が強さを見せたレースでした。コスモス賞としては速い決着の1:49.4で、3着以下を6馬身突き放すものでした。勝った相手が牡馬だということを考えると、サトノアリシアはかなり強い可能性がありそうです。

過去4年のアルテミスステークスでは、優勝馬よりも2着馬の方が出生しているレースです。能力や血統だけで決まらないレースだと考えれば、十分に狙えそうな馬でしょう。

⑯リスグラシュー

前走の未勝利戦の勝ち方がかなり強かったです。阪神の外回り1800mコースで、直線に入ってから持ったままの圧勝(0.7秒差)でした。牡馬相手にこの強さですから、牝馬限定戦の今回は上位食い込みを期待したくなります。

過去のアルテミスステークスは、人気サイドだけの決着になっていませんが、押さえておきたい1頭です。

買い方

◎⑯リスグラシュー

○⑫フローレスマジック

▲⑩アピールバイオ

△⑭マルモレイナ

波乱含みの重賞と言いながら、リスグラシューとフローレスマジックを押さえてしまいました。紐荒れ期待で、人気薄になりそうなアピールバイオとマルモレイナを狙ってみます。

3連複 ◎ – ○ – ▲△ 合計2点

結果

馬券的には、1着、2着、4着、10着でした。

本命◎リスグラシューは1着でした。

アルテミスステークス2016
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 16 リスグラシュー 1 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.7)
2 12 フローレスマジック 2 未勝利(東京芝1600m) 1着(-0.6)
3 6 シグルーン 5 新馬(阪神芝1600m) 1着(-0.0)

晩に録画を見ましたが、こちらも惜しかったです。

本命&対抗のリスグラシューとフローレスマジックが「格上」を感じさせる競馬で1~2着フィニッシュでした。

3着争いのアピールバイオは、最後の直線でシグルーンに交わされ厳しそう…という中、最後の最後でもう一度伸びたように見えました。結果、3着馬から1馬身差の4着になりました。3着シグルーンはミルコ騎乗でしたが、前走新馬戦&父がダート血統なので、少点数では手が出せませんでした。

過去のアルテミスステークス2着馬は、後にG1を勝っていますが、今年はフローレスマジックだけでなくリスグラシューも強そうな雰囲気が漂っていますね。阪神JFが楽しみな2頭になりそうです。

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