日程 | 2017年12月17日(日曜日) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
朝日杯フューチュリティステークス2017
2歳王者を決める一戦、G1「朝日杯フューチュリティステークス2017」です。
2014年から阪神競馬場開催となり、上位に来る馬の傾向が少し変わりました。中山マイルは、トリッキーなコースで、枠順や血統が色濃く反映されていました。内枠に入った馬格の大きな馬の好走例が多いレースでした。現在は、サンデー系の馬の好走が増えてきており、2014年&2016年は、ディープインパクト産が優勝しています。
コース形態
過去10年の朝日杯フューチュリティステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。近年は、やや波乱傾向という感じです。阪神開催となった2014年以降は、毎年二桁人気馬が馬券圏内に入り、高配当を演出しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 5,980円 | 42,820円 | 221,200円 |
2015 | 520円 | 8,160円 | 38,560円 |
2014 | 14,050円 | 20,560円 | 133,570円 |
2013 | 7,710円 | 27,430円 | 162,960円 |
2012 | 1,560円 | 4,530円 | 54,880円 |
2011 | 1,520円 | 8,540円 | 30,630円 |
2010 | 4,990円 | 8,830円 | 67,910円 |
2009 | 590円 | 1,820円 | 6,720円 |
2008 | 1,960円 | 2,580円 | 17,230円 |
2007 | 8,290円 | 23,810円 | 139,620円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良阪神 | 1 | 17 | サトノアレス | 6 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 10 | モンドキャンノ | 7 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 4 | ボンセルヴィーソ | 12 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.0) | 8 | |
2015良阪神 | 1 | 15 | リオンディーズ | 2 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | エアスピネル | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.6) | 2 | |
3 | 13 | シャドウアプローチ | 11 | 京王杯2歳ステークス(G2) 3着(0.2) | 1 | |
2014稍重阪神 | 1 | 2 | ダノンプラチナ | 1 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 6 | アルマワイオリ | 14 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 4着(0.5) | 3 | |
3 | 14 | クラリティスカイ | 3 | いちょうステークス(G) 1着(-0.3) | 4 | |
2013良 | 1 | 6 | アジアエクスプレス | 4 | オキザリス賞(500万) 1着(-1.1) | 1 |
2 | 11 | ショウナンアチーヴ | 6 | からまつ賞(500万) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 14 | ウインフルブルーム | 5 | 千両賞(500万) 1着(-0.5) | 2 | |
2012良 | 1 | 14 | ロゴタイプ | 7 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 5 | コディーノ | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 3 | ゴットフリート | 3 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
2011良 | 1 | 3 | アルフレード | 1 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 4 | マイネルロブスト | 4 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 9着(1.1) | 5 | |
3 | 15 | レオアクティブ | 8 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 5 | |
2010良 | 1 | 11 | グランプリボス | 5 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 7 |
2 | 5 | リアルインパクト | 4 | 京王杯2歳ステークス(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 2 | リベルタス | 2 | 千両賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
2009良 | 1 | 8 | ローズキングダム | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 12 | エイシンアポロン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 2 | ダイワバーバリアン | 5 | 500万(東京芝1400m) 1着(-0.0) | 1 | |
2008良 | 1 | 3 | セイウンワンダー | 2 | 新潟2歳ステークス(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | フィフスペトル | 5 | 京王杯2歳ステークス(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 5 | ブレイクランアウト | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 2着(0.0) | 1 | |
2007良 | 1 | 1 | ゴスホークケン | 3 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 4着(0.5) | 1 |
2 | 3 | レッツゴーキリシマ | 10 | 京王杯2歳ステークス(G2) 3着(0.3) | 4 | |
3 | 7 | キャプテントゥーレ | 4 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 3 |
前走3着以内
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中27頭を占めます。さらに前走2着以下だった馬は、すべて前走重賞レースに出走していました。
2011年2着マイネルロブスト(前走9着)を除くと、30頭中29頭が前走4着以内でした。ちなみにマイネルロブストが9着に敗れた東京スポーツ杯2歳ステークスは、不良馬場で行われていました。大敗から巻き返しが少ないレースといえるかもしれません。
前走500万クラス優勝
2007年~2008年、2015年を除く過去7回の朝日杯フューチュリティステークス3着以内では、前走500万優勝馬が毎年1頭以上馬券圏内に来ていました。
前走2歳重賞
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中19頭を占めます。2013年を除いて過去9回で、毎年1頭以上が馬券圏内に来ていました。レース別に分けると、以下のようになります。
- 京王杯2歳ステークス 8頭
- 東スポ杯2歳ステークス 5頭
- デイリー杯2歳ステークス 3頭
- 新潟2歳ステークス 1頭
- いちょうステークス(現サウジアラビアロイヤルカップ)1頭
馬券予想
朝日杯フューチュリティステークス2017は、大混戦という感じですね。重賞好走歴のある馬が多く、紐候補として無視できない馬が多すぎます…。そのため、馬券的には難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。紐候補が多すぎて当たる気がしないです…。(´・ω・`;)
前走もみじステークス2017 1着。直線ノーステッキでの楽勝。グングン加速して、まだ余力たっぷりに見えました。距離延長にも対応できそうな印象はあったので、伏兵扱いになるなら…。
前走は、好相性の京王杯2歳ステークス2017で2着。初のマイル戦だけは、走ってみないと分からないですね。ただ2走前の函館2歳ステークス2017のときから、距離が伸びても対応できそうな印象はしました。たしかに前走の勝ちっぷりだけで言えば、タワーオブロンドンが楽勝だっただけに、狙い難いところだと思いますが、人気もしないと思うので…。
前走サウジアラビアロイヤルカップ2017は、2歳コースレコードでの優勝。2戦連続の勝ちっぷりの良さからも、大崩れを想像しにくいですね。阪神開催となった直近3年で2頭の優勝馬をだしているディープインパクト産。血統的な魅力もありそうです。
直近2戦が強すぎる内容。ただ、前走京王杯2歳ステークス2017のルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューを見ると、マイル戦は少し厳しそうな印象を受けました。「1600mはギリギリ」ということを言っていました。それだけが気掛かりなので、一応の押さえという評価です。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、5着、7着でした。本命◎ダノンスマッシュは5着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 1 | ダノンプレミアム | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 10 | ステルヴィオ | 3 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 2着(0.3) | 1 |
3 | 3 | タワーオブロンドン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 |
晩に録画を視聴。
ダノンプレミアム、再びレコード優勝(朝日杯FSレコード)。余力を残しているような勝ちっぷりだっただけに、どんだけ強いんだ…という印象でした。
馬券は中穴を狙っていたんですが、1~3番人気決着。掲示板も1~5番人気という過去に例のないガチガチの硬い決着でした。(´・ω・`;)直線、残り150mあたりまでは楽しめたんですが、最後は外差しが来てしまいました。仕方ないですね。
本命ダノンスマッシュは出遅れ…開始直後に終わった感ありでした。そのままインコースでロス無く進め、最後は5着まで詰めてきていました。最善を尽くした印象も、出遅れなければ3着はあったんじゃないかと思ってしまいます。
しかしダノンプレミアムは強かったです。「冠名ダノン」のG1馬は3頭(ダノンプラチナ、ダノンシャーク、ダノンシャンティ)ともにマイルG1馬。ダノンプレミアムがクラシックで活躍できるのか注目していきたいですね。