日程 | 2018年12月16日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢(牡55kg 牝54kg) |
出走数 | 15頭 |
天気 | 雨(ヤフー天気) |
朝日杯フューチュリティステークス2018
2歳G1朝日杯フューチュリティステークス2018です。2014年から阪神競馬場開催となり、上位に来る馬の傾向が少し変わりました。中山マイル時代は、枠順や血統が色濃く反映され、内枠に入った馬格の大きな馬の好走例が多いレースでした。現在は、サンデー系の馬の好走が増えてきており、2014年、2016年、2017年とディープインパクト産が優勝しています。
配当
過去10年の朝日杯フューチュリティステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。阪神開催となった2014年以降、2度の高配当が出ており、やや波乱含みのレースといえるかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2017 | 550円 | 700円 | 2,630円 |
2016 | 5,980円 | 42,820円 | 221,200円 |
2015 | 520円 | 8,160円 | 38,560円 |
2014 | 14,050円 | 20,560円 | 133,570円 |
2013 | 7,710円 | 27,430円 | 162,960円 |
2012 | 1,560円 | 4,530円 | 54,880円 |
2011 | 1,520円 | 8,540円 | 30,630円 |
2010 | 4,990円 | 8,830円 | 67,910円 |
2009 | 590円 | 1,820円 | 6,720円 |
2008 | 1,960円 | 2,580円 | 17,230円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2017良阪神 | 1 | 1 | ダノンプレミアム | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 10 | ステルヴィオ | 3 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 3 | タワーオブロンドン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良阪神 | 1 | 17 | サトノアレス | 6 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 10 | モンドキャンノ | 7 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 4 | ボンセルヴィーソ | 12 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.0) | 8 | |
2015良阪神 | 1 | 15 | リオンディーズ | 2 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | エアスピネル | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.6) | 2 | |
3 | 13 | シャドウアプローチ | 11 | 京王杯2歳ステークス(G2) 3着(0.2) | 1 | |
2014稍重阪神 | 1 | 2 | ダノンプラチナ | 1 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 6 | アルマワイオリ | 14 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 4着(0.5) | 3 | |
3 | 14 | クラリティスカイ | 3 | いちょうステークス(G) 1着(-0.3) | 4 | |
2013良 | 1 | 6 | アジアエクスプレス | 4 | オキザリス賞(500万) 1着(-1.1) | 1 |
2 | 11 | ショウナンアチーヴ | 6 | からまつ賞(500万) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 14 | ウインフルブルーム | 5 | 千両賞(500万) 1着(-0.5) | 2 | |
2012良 | 1 | 14 | ロゴタイプ | 7 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 5 | コディーノ | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 3 | ゴットフリート | 3 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
2011良 | 1 | 3 | アルフレード | 1 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 4 | マイネルロブスト | 4 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 9着(1.1) | 5 | |
3 | 15 | レオアクティブ | 8 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 5 | |
2010良 | 1 | 11 | グランプリボス | 5 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 7 |
2 | 5 | リアルインパクト | 4 | 京王杯2歳ステークス(G2) 2着(0.1) | 2 | |
3 | 2 | リベルタス | 2 | 千両賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
2009良 | 1 | 8 | ローズキングダム | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 12 | エイシンアポロン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 2 | ダイワバーバリアン | 5 | 500万(東京芝1400m) 1着(-0.0) | 1 | |
2008良 | 1 | 3 | セイウンワンダー | 2 | 新潟2歳ステークス(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | フィフスペトル | 5 | 京王杯2歳ステークス(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 5 | ブレイクランアウト | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 2着(0.0) | 1 |
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中27頭を占めます。前走3着以下の3頭は、ともに重賞レースに出走していました。マイネルロブスト(2011年)の前走東京スポーツ杯2歳ステークスは、不良馬場で行われていたことを考えれば、前走大敗から巻き返しが少ないといえるかもしれません。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中10頭を占めます。2008年、2015年、2017年を除く過去7回で1頭以上馬券圏内に来ていました。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中19頭を占めます。2013年を除く過去9回で1頭以上が馬券圏内に来ていました。
予想
2歳重賞優勝馬が揃った為、高いレベルで混戦模様の朝日杯フューチュリティステークス2018。ただ今年人気を集めそうなグランアレグリアが牝馬ということもあり、取捨が難しいレースになりそうです。前走サウジアラビアロイヤルカップは、牡馬相手も関係ないほどの楽勝だったので、ここでも勝ち負けを期待できそうですが…。
以下、簡単な考察です。グランアレグリアの一強ムードも、2~3着争いは大混戦だと思います。阪神競馬場開催となってから、例年馬券圏内に突っ込んで来る差し追い込み馬に期待して…。
2戦2勝ともに楽勝。デビュー戦で完勝した相手ダノンファンタジーは、その後3連勝でG1阪神ジュベナイルフィリーズを優勝しています。実績を考えれば、勝ち負けを期待できそうですね。ルヴォルグ(東スポ杯2歳S)&レイエンダ(チャレンジC)と1番人気が飛んでる藤沢厩舎だけに不安が残りますが、ここは深く考えず本命で。
前走きんもくせい特別(500万)を大外一気で優勝。2着馬とはハナ差でしたが、先行した2頭が2~3着に残る展開だったことを考えれば、強い内容だったと思います。末脚が活きる流れになれば…。
3年連続で馬券圏内に来ている京王杯2歳ステークス組。今年は、ファンタジストが候補になるでしょうか。前走京王杯2歳ステークスは、2着アウィルアウェイの猛追を凌いでの優勝。鞭をビシバシ叩いていたアウィルアウェイとは対照的に、抜け出してからはノーステッキでした。底を見せていないという意味では、魅力十分ですね。
前走サウジアラビアロイヤルカップは、後方からの直線一気で2着まで来ました。優勝馬グランアレグリアが強すぎただけで、例年のレベルなら勝っていたかもしれませんね。マイネルサーパス同様、末脚が活きる流れになれば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、4着、10着、12着でした。本命◎グランアレグリアは、3着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | アドマイヤマーズ | 2 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 1 | クリノガウディー | 9 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 7着(0.5) | 12 |
3 | 2 | グランアレグリア(牝) | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.5) | 1 |
カスリもせずでした。例年とは異なり、差し追い込み馬には厳しい展開。先行した4頭中3頭による決着で、中団から後ろのポジションをとった馬にはノーチャンスというレースでした。
確勝かと思っていたグランアレグリアは、3着。伸びそうで伸びなかったですね。それでも着外ではなく、盛り返しての3着だったので、やはりポテンシャルは高そうです。
優勝は、馬券的にはスルーしたアドマイヤマーズ。冠名アドマイヤの牡馬がG1で馬券に絡んだのは、2010年のジャパンカップダート(アドマイヤスバル)まで遡ります。オカルト的ですが、人気を嫌って手を出せませんでした。アドマイヤマーズは、今のところ皐月賞まで予定しているみたいなので、この先も楽しみですね。