日程 | 2022年12月18日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G1 |
条件 | 2歳 |
斤量 | 馬齢(牡55kg,牝54kg) |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.8(12月17日) |
朝日杯フューチュリティステークス2022
2歳G1、朝日杯フューチュリティステークス2022です。2歳マイル王者を決める一戦です。2014年から阪神競馬場開催に変更され、好走馬の傾向が変わりました。中山競馬場時代は、枠順や血統が色濃く反映され、内枠に入った馬格の大きな馬の好走が多いレースでした。現在は、ディープインパクト産を中心に、サンデーサイレンス系の馬の好走が増えています。
配当
過去10年の朝日杯フューチュリティステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。近年は大きな波乱が少なくなりましたが、好配当の馬連や3連複が続いており、やや波乱含みのレースといって良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 1,060円 | 2,350円 | 14,840円 |
2020 | 5,000円 | 4,150円 | 51,360円 |
2019 | 660円 | 38,080円 | 90,260円 |
2018 | 9,710円 | 3,340円 | 45,180円 |
2017 | 550円 | 700円 | 2,630円 |
2016 | 5,980円 | 42,820円 | 221,200円 |
2015 | 520円 | 8,160円 | 38,560円 |
2014 | 14,050円 | 20,560円 | 133,570円 |
2013 | 7,710円 | 27,430円 | 162,960円 |
2012 | 1,560円 | 4,530円 | 54,880円 |
では過去10年の朝日杯フューチュリティステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 9 | ドウデュース | 3 | アイビーステークス(LR) 1着(-0.0) | 2 |
2 | 4 | セリフォス | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 7 | ダノンスコーピオン | 4 | 萩ステークス(LR) 1着(-0.0) | 2 | |
2020良 | 1 | 2 | グレナディアガーズ | 7 | 未勝利戦(阪神芝1400m) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 7 | ステラヴェローチェ | 2 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.5) | 3 | |
3 | 8 | レッドベルオーブ | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.0) | 1 | |
2019良 | 1 | 6 | サリオス | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 8 | タイセイビジョン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 9 | グランレイ | 14 | 未勝利戦(京都芝1400m) 1着(-0.7) | 1 | |
2018良 | 1 | 6 | アドマイヤマーズ | 2 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 1 | クリノガウディー | 9 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 7着(0.5) | 12 | |
3 | 2 | グランアレグリア(牝) | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.5) | 1 | |
2017良 | 1 | 1 | ダノンプレミアム | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 10 | ステルヴィオ | 3 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 3 | タワーオブロンドン | 2 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
2016良 | 1 | 17 | サトノアレス | 6 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 10 | モンドキャンノ | 7 | 京王杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 4 | ボンセルヴィーソ | 12 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.0) | 8 | |
2015良 | 1 | 15 | リオンディーズ | 2 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | エアスピネル | 1 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.6) | 2 | |
3 | 13 | シャドウアプローチ | 11 | 京王杯2歳ステークス(G2) 3着(0.2) | 1 | |
2014稍重 | 1 | 2 | ダノンプラチナ | 1 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
2 | 6 | アルマワイオリ | 14 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 4着(0.5) | 3 | |
3 | 14 | クラリティスカイ | 3 | いちょうステークス(G) 1着(-0.3) | 4 | |
2013良中山 | 1 | 6 | アジアエクスプレス | 4 | オキザリス賞(500万) 1着(-1.1) | 1 |
2 | 11 | ショウナンアチーヴ | 6 | からまつ賞(500万) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 14 | ウインフルブルーム | 5 | 千両賞(500万) 1着(-0.5) | 2 | |
2012良中山 | 1 | 14 | ロゴタイプ | 7 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.2) | 4 |
2 | 5 | コディーノ | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 3 | ゴットフリート | 3 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) | 5 |
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中27頭を占めます。前走3着以下の3頭は、重賞レースに出走して、勝ち馬から小差の着差でした。前走大敗からの巻き返しが殆ど無いレースといえそうです。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中7頭を占めます。阪神開催となった2014年以降は、好走例が減少傾向にあります。
過去10年の朝日杯フューチュリティステークス3着以内30頭中18頭を占めます。阪神開催となった2014年以降では、3着以内24頭中17頭に及びます。近年は、前走サウジアラビアロイヤルカップやデイリー杯2歳ステークス出走馬の好走が目立ちます。
予想
朝日杯フューチュリティステークス2022は、例年並みのメンバーが揃いました。過去データの傾向からは、前走2歳重賞レース連対馬が上位争いの中心になるでしょうか。ただ今年の2歳戦は、混戦模様かつ波乱含みの印象があるので、阪神ジュベナイルフィリーズのように人気馬の凡走があるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。近年は1~5枠の決着が続いているので、内目の枠を中心に選びました。思っていた以上に人気を集めているのでスルーしましたが、14レイベリングは気になっています。
近年好走例が多い前走サウジアラビアロイヤルカップ出走馬。前走は、大逃げした2着馬をゴール前で捉えての優勝でした。上位着順の馬の中では、一枚上の強さだったと思います。前走の勝ちっぷりに期待して、深く考えず本命評価にしました。
前走デイリー杯2歳ステークス2着。前残り決着のレースで、後方大外一気のレースでした。1頭だけ上がり33秒台の脚を使っていて、負けて強しといっても良い内容だったと思います。堅実な末脚に期待して対抗評価にしました。
前走アスター賞を逃げて完勝。1勝クラスを楽勝する力があれば、チャンスがあるのではないかと考えて、紐荒れ期待で押さえました。
前走デイリー杯2歳ステークスを逃げて優勝。前を主張することになりそうですが、このメンバー構成だと前はきつい流れになるかもしれません。厳しいかも…と思いつつ、内枠と重賞実績に期待して押えました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、6着、12着でした。本命◎ドルチェモアは、1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 2 | ドルチェモア | 1 | サウジアラビアロイヤルカップ(G3) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 12 | ダノンタッチダウン | 2 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.1) | 1 |
3 | 14 | レイベリング | 3 | 新馬戦(東京芝1600m) 1着(-0.6) | 2 |
好位置で脚を溜めていた人気3頭の決着。やはり逃げ先行馬には、少し厳しい流れでした。
本命ドルチェモア、対抗ダノンタッチダウンが1~2着。ゴール前でドルチェモアが抜け出す中、後方から馬場の外を突っ込んで来たダノンタッチダウンが僅差2着まで詰める決着でした。この2頭は抜けて強い印象でした。
人気を嫌ってスルーしたレイベリングが3着。前走新馬戦優勝馬ながらポテンシャルの高さを見せたレースだったと思います。血統面を考えると速い時計のレースになると買い難いところですが、順調なら来春の重賞でも期待できそうです。
押さえていたドンデンガエシ。直線で伸びそうだったのですが、どういうわけかノーステッキで追わずに周って来ただけでした。脚を余していたようにも見えるので、力はありそうです。次走以降に巻き返しがあっても良さそうです。