ブリーダーズカップクラシック2023過去データと予想 | 深く考えない競馬

ブリーダーズカップクラシック2023過去データと予想

日程 日本時間2023年11月5日(日曜)7時40分(発走予定)
開催 アメリカ・サンタアニタパーク競馬場
距離 ダート2000m
格付け G1
条件 3歳以上
斤量 4歳以上57kg,3歳55.5kg,牝馬-1.5kg

ブリーダーズカップクラシック2023

アメリカの競馬の祭典ブリーダーズカップ・ワールド・サラブレッド・チャンピオンシップで行われるG1ブリーダーズカップクラシック2023です。JRAでは、ブリーダーズカップフィリー&メアターフ、ブリーダーズカップマイル、ブリーダーズカップターフ、ブリーダーズカップクラシックの4レースの馬券が発売されます。ブリーダーズカップクラシックは、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表したThe LONGINES World’s Top 100 Group/Grade 1 Races(世界トップ100のG1レース)では、世界ナンバー1のランク付けがされています。

今年は、日本からウシュバテソーロとデルマソトガケの2頭が出走を予定しています。中でも注目は、ドバイワールドカップ優勝馬ウシュバテソーロになるでしょうか。ドバイワールドカップは、先の世界トップ100のG1レースにおいて、ダート2000m戦としては3位(全体では15位タイ)にランクされています。ドバイワールドカップを完勝した実力を考えれば、チャンスはありそうです。

配当

ブリーダーズカップクラシックの馬券(JRA)は、今年初めて発売されます。傾向などは分かりませんが、過去の海外オッズメーカーのオッズを見る限り、1番人気~中穴(7~8番人気前後)ぐらいまでの決着が多いです。

では以下、過去10年のブリーダーズカップクラシックで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。※レースが行われた競馬場は、年度によって異なります。

過去10年の1~3着馬の前走データ

ブリーダーズカップクラシック2023過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。馬名背景色は、調教国を表します。ピンク色はアメリカ、灰色はUAE、赤色はイギリス、濃い緑色はアイルランドです。
年度 着順 馬番 性齢 馬名 前走
2022 1 4 牡4 フライトライン パシフィッククラシックステークス(G1) 1着
2 7 牡4 オリンピアード ジョッキークラブゴールドカップ(G1) 1着
3 1 牡3 テイバ ペンシルベニアダービー(G1) 1着
2021 1 5 牡5 ニックスゴー ルーカスクラシックステークス(G3) 1着
2 8 牡3 メディーナスピリット オーサムアゲインステークス(G1) 1着
3 4 牡3 エッセンシャルクオリティ トラヴァーズステークス(G1) 1着
2020 1 9 牡3 オーセンティック プリークネスステークス(G1) 2着
2 8 牡4 インプロバブル オーサムアゲインステークス(G1) 1着
3 7 牡4 グローバルキャンペーン ウッドワードハンデキャップ(G1) 1着
2019 1 10 牡4 ヴィーノロッソ ジョッキークラブゴールドカップ(G1) 2着
2 8 牡4 マッキンジー オーサムアゲインステークス(G1) 2着
3 7 牡4 ハイヤーパワー オーサムアゲインステークス(G1) 3着
2018 1 14 牡6 アクセラレイト オーサムアゲインステークス(G1) 1着
2 4 牡4 ガンナヴェラ ウッドワードステークス(G1) 2着
3 1 牡4 サンダースノー ジョッキークラブゴールドカップ(G1) 2着
2017 1 5 牡4 ガンランナー ウッドワードステークス(G1) 1着
2 11 牡4 コレクテッド パシフィッククラシックステークス(G1) 1着
3 8 牡3 ウエストコースト ペンシルベニアダービー(G1) 1着
2016 1 10 牡3 アロゲート トラヴァーズステークス(G1) 1着
2 4 牡5 カリフォルニアクローム オーサムアゲインステークス(G1) 1着
3 3 牡4 キーンアイス オプショナルクレーミング(ダ1600m) 3着
2015 1 4 牡3 アメリカンファラオ トラヴァーズステークス(G1) 2着
2 6 牡4 エフィネックス ジョッキークラブゴールドカップ(G1) 3着
3 9 牡4 オナーコード ケルソハンデキャップ(G2) 3着
2014 1 7 牡3 バイエルン ペンシルベニアダービー(G2) 1着
2 9 牡3 トーストオブニューヨーク パシフィッククラシックステークス(G1) 2着
3 13 牡3 カリフォルニアクローム ペンシルベニアダービー(G2) 6着
2013 1 6 牡5 ムーチョマッチョマン オーサムアゲインステークス(G1) 1着
2 10 牡3 ウィルテイクチャージ ペンシルベニアダービー(G2) 1着
3 5 牡4 デクラレーションオブウォー インターナショナルステークス(G1) 1着
前走3着以内

過去10年のブリーダーズカップクラシック3着以内30頭中29頭を占めます。前走アメリカのG1レース好走馬が候補になりそうです。

アメリカ調教馬

過去10年のブリーダーズカップクラシック3着以内30頭中27頭を占めます。例年、3~4歳のアメリカ調教馬が上位争いしています。

前走G1レース

過去10年のブリーダーズカップクラシック3着以内30頭中23頭を占めます。前走オパシフィッククラシックステークス、ジョッキークラブゴールドカップ、オーサムアゲインステークス好走馬の活躍が目立ちます。

日本調教馬の成績

ブリーダーズカップクラシック出走の日本調教馬
年度 着順 性齢 馬名 前走
2010 10 牡5 エスポワールシチー マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1) 2着
2008 12 牡3 カジノドライヴ 条件戦(ダ1700m) 1着
2004 6 牡3 パーソナルラッシュ ダービーグランプリ(G1) 1着
1997 6 牡7 タイキブリザード オークツリーBCM(G3) 3着
1996 13 牡6 タイキブリザード 安田記念(G1) 2着

日本からは、過去5頭がブリーダーズカップクラシックに出走していますが、馬券圏内に好走した馬はいません。ただ直近10年以上、出走自体が無いレースなので、あまり相性などを考える必要は無いと思います。

予想

以下、簡単な考察と予想です。好ローテの3~4歳馬を中心に選びました。

◎12アレイビアンナイト

前走パシフィッククラシックステークス優勝。3歳でレベルの高い一戦を勝ち切った力に期待して本命評価にしました。

○8ウシュバテソーロ

サンデーサイレンス系の血統が全く好走要因になってないブリーダーズカップクラシック。血統面では買い難いところですが、日本馬の快挙に期待して対抗評価にしました。実績面、距離も問題無さそうです。あとは力関係とアメリカダート適性の有無だけになるでしょうか。

▲11ブライトフューチャー

過去好走例が多い前走ジョッキークラブゴールドカップ連対馬。前走重賞初勝利がG1で、他の実力馬の一枚下という印象もありますが、前走勝ち切った勢いに期待して押えました。

△6サウジクラウン

過去3歳馬の好走例が多い前走ペンシルベニアダービー優勝馬。伏兵扱いになりそうなので、紐荒れに期待して押えました。

3連複4頭ボックス◎○▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、4着、5着、6着、10着でした。本命◎アレイビアンナイトは、4着でした。

ブリーダーズカップクラシック2023結果
着順 馬番 性齢 馬名 人気 前走
1 3 牡4 ホワイトアバリオ 2 ホイットニーステークス(G1) 1着
2 5 牡3 デルマソトガケ 7 ケンタッキーダービー(G1) 6着
3 13 牡5 プロクシー 8 ジョッキークラブゴールドカップ(G1) 2着

波乱決着(3連単120,230円)、カスリもせず…。

スルーした人気のホワイトアバリオ。先行から抜け出して、そのまま押し切ることになりました。2着には、日本馬デルマソトガケ。半年ぶりのレースだったこともあり、完全にスルーしていました。3着に穴馬のプロクシー。同コース(サンタアニタパーク2000m)のG1で2着実績がある馬ですが、人気を落としたここで好走するとは…。難解な決着でした。

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