日程 | 2019年12月8日(日曜) |
---|---|
開催 | 中山競馬場11R |
距離 | ダート1200m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
カペラステークス2019
ダートのスプリント重賞カペラステークス2019です。出世レースではありませんが、近年はJBCスプリント好走馬を中心に実力馬が上位争いを演じている一戦。ただ穴馬の好走例も多く、例年難解なレースとなっています。
配当
過去10年のカペラステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。データ外になりますが、2008年には37万馬券が出ています。ちょうど2~3年周期で波乱決着となっており、今年か来年あたり、そろそろ波乱があっても…という感じがします。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2018 | 8,260円 | 18,840円 | 89,030円 |
2017 | 7,980円 | 17,110円 | 105,610円 |
2016 | 1,170円 | 1,470円 | 7,320円 |
2015 | 3,980円 | 11,870円 | 48,910円 |
2014 | 51,150円 | 247,890円 | 1,654,200円 |
2013 | 4,240円 | 5,650円 | 47,980円 |
2012 | 2,240円 | 10,460円 | 51,060円 |
2011 | 1,560円 | 11,540円 | 47,990円 |
2010 | 18,610円 | 37,030円 | 217,490円 |
2009 | 970円 | 7,180円 | 38,520円 |
では過去10年のカペラステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018良 | 1 | 2 | セ3 | 55 | コパノキッキング | 1 | オータムリーフステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 11 | 牡5 | 56 | サイタスリーレッド | 11 | NST賞(OP) 1着(-0.3) | 6 | |
3 | 1 | 牡8 | 58 | キタサンミカヅキ | 2 | JBCスプリント(G1) 3着(0.4) | 5 | |
2017良 | 1 | 16 | 牡3 | 55 | ディオスコリダー | 4 | 西陣ステークス(1600万) 1着(-0.4) | 3 |
2 | 15 | 牡9 | 58 | スノードラゴン | 8 | JBCスプリント(G1) 7着(0.5) | 7 | |
3 | 8 | 牡5 | 57 | ブルドッグボス | 2 | JBCスプリント(G1) 3着(0.0) | 3 | |
2016良 | 1 | 1 | 牡4 | 57 | ノボバカラ | 3 | 武蔵野ステークス(G3) 9着(1.0) | 3 |
2 | 11 | 牡5 | 56 | ニシケンモノノフ | 2 | オーバルスプリント(G3) 4着(0.6) | 2 | |
3 | 14 | 牝5 | 56 | コーリンベリー | 1 | JBCスプリント(G1) 3着(1.7) | 4 | |
2015重 | 1 | 14 | 牡6 | 56 | キクノストーム | 3 | 霜月ステークス(OP) 5着(0.8) | 2 |
2 | 13 | 牡6 | 56 | カジキ | 4 | 霜月ステークス(OP) 11着(1.8) | 4 | |
3 | 12 | 牡9 | 56 | マルカフリート | 6 | 霜月ステークス(OP) 1着(-0.2) | 11 | |
2014良 | 1 | 1 | 牡4 | 56 | ダノンレジェンド | 12 | オータムリーフステークス(OP) 5着(1.0) | 3 |
2 | 12 | 牡6 | 56 | サトノタイガー | 7 | JBCスプリント(G1) 2着(0.0) | 6 | |
3 | 16 | 牡5 | 56 | メイショウノーベル | 8 | オータムリーフステークス(OP) 3着(1.0) | 9 | |
2013良 | 1 | 1 | 牡5 | 56 | ノーザンリバー | 6 | 京都オータムリーフプレミアム(OP) 1着(-0.0) | 4 |
2 | 7 | 牡5 | 56 | スノードラゴン | 7 | 京都オータムリーフプレミアム(OP) 6着(0.2) | 7 | |
3 | 4 | 牡7 | 57 | シルクフォーチュン | 2 | 武蔵野ステークス(G3) 11着(0.9) | 5 | |
2012良 | 1 | 9 | 牡6 | 57 | シルクフォーチュン | 4 | 武蔵野ステークス(G3) 11着(0.8) | 7 |
2 | 5 | 牡5 | 56 | エーシンウェズン | 3 | 霜月ステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | シセイオウジ | 8 | 霜月ステークス(OP) 8着(1.0) | 3 | |
2011稍重 | 1 | 15 | 牝5 | 54 | ケイアイガーベラ | 2 | エニフステークス(OP) 2着(0.2) | 1 |
2 | 1 | 牡5 | 56 | ティアップワイルド | 3 | 霜月ステークス(OP) 5着(0.4) | 7 | |
3 | 11 | 牡4 | 56 | タイセイレジェンド | 8 | 武蔵野ステークス(G3) 8着(0.7) | 6 | |
2010良 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | セイクリムズン | 3 | 霜月ステークス(OP) 1着(-0.8) | 3 |
2 | 15 | 牡4 | 56 | ティアップワイルド | 13 | 武蔵野ステークス(G3) 13着(1.4) | 15 | |
3 | 7 | 牡6 | 56 | エノク | 5 | 太秦ステークス(OP) 1着(-0.3) | 2 | |
2009重 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ミリオンディスク | 5 | 霜月ステークス(OP) 2着(0.3) | 5 |
2 | 7 | 牡5 | 56 | ダイワディライト | 1 | 室町ステークス(OP) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 11 | 牡4 | 56 | グランドラッチ | 11 | 太秦ステークス(OP) 4着(0.3) | 2 |
直近5年のカペラステークス3着以内15頭中5頭を占めます。直近5年で5頭が3着以内に好走しており、近年増加傾向にあります。
過去10年のカペラステークス3着以内30頭中29頭を占めます。オープン特別や重賞で戦ってきた馬が馬券の中心になりそうです。
過去10年のカペラステークス3着以内30頭中11頭を占めます。そのうち前走JBCスプリント組を除く6頭中5頭が前走京都のレースを使っていました。
- 2018年1着コパノキッキング(前走オータムリーフステークス)京都ダート1200m
- 2017年1着ディオスコリダー(前走西陣ステークス)京都ダート1200m
- 2010年3着エノク(前走太秦ステークス)京都ダート1200m
- 2009年2着ダイワディライト(前走室町ステークス)京都ダート1200m
- 2009年3着グランドラッチ(前走太秦ステークス)京都ダート1200m
過去10年のカペラステークス3着以内30頭中19頭を占めます。東京ダートの霜月ステークス組や武蔵野ステークス組の好走例が目立ちます。
予想
今年のカペラステークス2019は、やや混戦模様という印象を受けます。前走JBC組のコパノキッキングとゴールドクイーンが上位争いの中心になるでしょうか。ただコパノキッキングは斤量58kg。過去58kg背負う馬が勝ち切れていないだけでなく、大敗してる年もあり、斤量は不安要素になりそうです。今年は、この2頭を除くと、何が来てもおかしくないメンバー。波乱傾向のレースですし、穴馬の激走があるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。
追記修正:▲テーオージーニアスが想定以上に人気しているため、3連単の買い目を変更(2~3着付けのテーオージーニアスをタテヤマに変更)しました。
実績面、データからも狙いたい1頭。あとは劣勢な傾向にある斤量58kgを克服できるかだと思います。ここは深く考えず本命です。
2走前ながつきステークスは、逃げて圧勝。後続勢を楽に突き放していました。逃げると強いことは分かっているだけに、楽な逃げを許してもらえるかがポイントになるでしょうか。
逃げ先行馬が多く、前が速くなりそうなメンバー構成。展開は向くかもしれません。前走オータムリーフステークスは、逃げた優勝馬を捕まえきれずの2着でしたが、最後の最後まで脚を伸ばしていたので、見せ場はあったように見えました。末脚が活きる展開になれば、上位争いに食い込むシーンがあっても良さそうです。
好走例の多い前走京都1200m戦出走馬。昨年のカペラステークスは4着に好走していますし、このメンバーでも上位争いに加わる力はありそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、5着、7着でした。本命◎コパノキッキングは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | セ4 | 58 | コパノキッキング | 2 | JBCスプリント(G1) 2着(0.1) | 2 |
2 | 12 | 牡4 | 56 | テーオージーニアス | 3 | オータムリーフステークス(OP) 2着(0.2) | 2 |
3 | 14 | 牡6 | 57 | シュウジ | 7 | 室町ステークス(OP) 15着(2.3) | 3 |
夜中に録画を見ました。
ゴールドクイーンは、楽逃げさせてもらえずという印象でした。その後ろ、好位で脚を溜めていたコパノキッキングがきっちり差し切っての優勝。斤量58kgでしたし、文句のつけようがない完勝だったと思います。
2着以下は、中団から後方勢が突っ込んで来る決着となりました。週の半ばに注目馬として挙げたテーオージーニアス。最後は良い脚で伸びて来ましたが、コパノキッキングが強すぎた感じですね。3着には、スルーしたシュウジ。データ傾向で好走例が多い前走京都1200m戦の馬ですが、近走の成績から手が出せず…。たしかに中山ダート1200m戦では安定感のある成績を残してるので、狙うべき穴馬だったのかもしれません。仕方ないです。