日程 | 2022年12月10日(土曜) |
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開催 | 中京競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | ハンデ |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 10.1(12月9日) |
中日新聞杯2022
ハンデ戦の中距離重賞、中日新聞杯2022です。ジャパンカップと有馬記念の間の日程で開催されることもあり、例年トップクラスの馬がいない難解なレースです。
中京競馬場が改修された2012年に、金鯱賞と入れ替わるかたちで3月開催に変更されました。その後、再び金鯱賞と入れ替わり、2017年から12月開催になりました。そのため過去データは、2012年~2016年の金鯱賞の過去データと2017年~2021年の中日新聞杯の過去データを紹介しています。
配当
過去10年の中日新聞杯(金鯱賞2012年~2016年)の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。高配当の昨年はイレギュラーだとしても、近年は波乱含みの印象を受けます。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 106,010円 | 374,280円 | 2,368,380円 |
2020 | 5,200円 | 7,870円 | 47,130円 |
2019 | 6,980円 | 13,240円 | 105,620円 |
2018 | 15,830円 | 46,690円 | 264,000円 |
2017 | 1,540円 | 4,460円 | 23,260円 |
2016 | 9,250円 | 16,080円6,050円 | 90,340円49,120円 |
2015 | 1,440円 | 3,310円 | 22,160円 |
2014 | 1,260円 | 1,700円 | 8,560円 |
2013 | 2,780円 | 10,810円 | 58,490円 |
2012 | 9,370円 | 12,810円 | 91,410円 |
では過去10年の中日新聞杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 2 | 牡5 | 55 | ショウナンバルディ | 8 | ケフェウスステークス(OP) 8着(0.5) | 5 |
2 | 6 | セ6 | 54 | アフリカンゴールド | 17 | オクトーバーステークス(LR) 8着(0.9) | 16 | |
3 | 9 | 牝5 | 54 | シゲルピンクダイヤ | 10 | 府中牝馬ステークス(G2) 10着(0.6) | 9 | |
2020良 | 1 | 2 | 牡4 | 55 | ボッケリーニ | 2 | カシオペアステークス(LR) 2着(0.1) | 1 |
2 | 14 | 牝4 | 54 | シゲルピンクダイヤ | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(1.4) | 5 | |
3 | 9 | 牡4 | 57 | ヴェロックス | 1 | 小倉大賞典(G3) 9着(1.6) | 1 | |
2019良 | 1 | 4 | 牝4 | 53 | サトノガーネット | 8 | エリザベス女王杯(G1) 9着(0.8) | 12 |
2 | 9 | 牡5 | 55 | ラストドラフト | 3 | オクトーバーステークス(LR) 8着(0.7) | 1 | |
3 | 7 | 牡4 | 54 | アイスストーム | 2 | アンドロメダステークス(LR) 5着(0.3) | 3 | |
2018良 | 1 | 7 | 牡3 | 56 | ギベオン | 1 | セントライト記念(G2) 13着(1.5) | 3 |
2 | 10 | 牡7 | 54 | ショウナンバッハ | 12 | アンドロメダステークス(OP) 11着(0.7) | 3 | |
3 | 12 | 牡5 | 57 | ストロングタイタン | 7 | 小倉記念(G3) 12着(8.3) | 4 | |
2017良 | 1 | 13 | 牡4 | 55 | メートルダール | 2 | 関屋記念(G3) 12着(1.1) | 1 |
2 | 10 | 牡4 | 57.5 | ミッキーロケット | 1 | 天皇賞秋(G1) 12着(2.6) | 14 | |
3 | 12 | 牡4 | 56 | ロードヴァンドール | 5 | 天皇賞秋(G1) 14着(6.1) | 18 | |
2016良旧 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | ヤマカツエース | 4 | 天皇賞秋(G1) 15着(1.5) | 13 |
2 | 3 | 牡5 | 56 | パドルウィール | 9 | 八坂ステークス(1600万) 4着(0.2) | 4 | |
3 | 5 | 牝5 | 54 | シュンドルボン | 6 | エリザベス女王杯(G1) 6着(0.6) | 6 | |
3 | 7 | 牡6 | 56 | サトノノブレス | 2 | 天皇賞秋(G1) 10着(1.1) | 10 | |
2015良旧 | 1 | 10 | セ7 | 56 | ミトラ | 5 | 福島記念(G3) 2着(0.2) | 1 |
2 | 1 | 牡6 | 57 | ディサイファ | 1 | 天皇賞秋(G1) 8着(0.5) | 3 | |
3 | 2 | 牡5 | 56 | サトノノブレス | 4 | アルゼンチン共和国杯(G2) 4着(0.6) | 7 | |
2014良旧 | 1 | 4 | 牡4 | 57 | ラストインパクト | 1 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.0) | 3 |
2 | 12 | 牡4 | 57 | サトノノブレス | 4 | 天皇賞秋(G1) 8着(0.3) | 11 | |
3 | 5 | 牡5 | 57 | エアソミュール | 2 | 毎日王冠(G2) 1着(-0.0) | 8 | |
2013良旧 | 1 | 11 | セ5 | 56 | カレンミロティック | 3 | 札幌日経オープン(OP) 8着(1.6) | 1 |
2 | 13 | 牡3 | 54 | ラブリーデイ | 6 | 小倉記念(G3) 2着(0.2) | 5 | |
3 | 4 | 牡5 | 56 | ウインバリアシオン | 8 | 宝塚記念2012(G1) 4着(0.8) | 3 | |
2012良旧 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | オーシャンブルー | 6 | アルゼンチン共和国杯(G2) 5着(0.8) | 5 |
2 | 9 | 牡3 | 55 | ダイワマッジョーレ | 8 | 甲斐路ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 5 | 牡4 | 56 | アドマイヤラクティ | 4 | アンドロメダステークス(OP) 3着(0.4) | 2 |
過去10年の中日新聞杯3着内31頭中20頭を占めます。前走G1レース(天皇賞秋、エリザベス女王杯など)出走馬を中心に、秋の中距離重賞出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の中日新聞杯3着内31頭中26頭を占めます。下位人気馬の好走は少ないものの、例年4~9番人気前後の穴馬が好走しています。
過去10年の中日新聞杯3着内31頭中24頭を占めます。近年は、前走オープン特別やリステッドレースで崩れていた馬の巻き返しが目立ちます。
予想
中日新聞杯2022は、例年通り、かなり難解なレースになりそうです。ほぼ全頭が馬券候補に加えて、ハンデ戦で行われます。順当なら3歳馬が上位争いの中心になりそうな気もしますが、波乱傾向のレースですし取捨選択が難しいです。
以下、簡単な考察と予想です。予想すらままならないレースだと思います。穴馬を中心に選びましたが、全く当たる気がしません。
過去好走例が多い5枠。逃げ馬が不在で、前に行きそうな馬がアイコンテーラーとギベオンの2頭だけなら…と考えて本命評価にしました。重賞戦線では少し足りない印象もありますが、前残りに期待して…。
3走前の3勝クラス優勝後、直近2戦の重賞で相手なりに好走しています。今の勢いと穴候補なら面白い一頭かもしれません。波乱に期待して対抗評価にしました。
過去馬番13~14前後や7枠の好走が多いことに期待して押えました。先行~好位で運べそうな脚質にも期待して…。
勢いのある3歳のG1馬が伏兵扱いなら…と考えて押さえました。前走アルゼンチン共和国は、後方大外からの追い込みで8着でした。馬場の真ん中で脚を伸ばした馬が上位争いをする決着だったので、きつい展開だったかもしれません。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、14着、17着でした。本命◎アイコンテーラーは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 1 | 牡3 | 56 | キラーアビリティ | 5 | アルゼンチン共和国杯(G2) 8着(0.5) | 2 |
2 | 16 | 牡3 | 56 | マテンロウレオ | 4 | アンドロメダステークス(LR) 1着(-0.2) | 5 |
3 | 9 | 牝4 | 52 | アイコンテーラー | 10 | アンドロメダステークス(LR) 5着(0.6) | 6 |
昨年に続いて、波乱決着(3連単151,620円)でした。
逃げ馬不在のメンバーだったこともあり、スロー(最初の1000mが61.9秒)で流れました。最後は、前目に付けて粘った馬と切れる脚のある馬の攻防となりました。
本命アイコンテーラー。下位人気ながら内をロス無く追走して、最後は見せ場のある3着でした。スローで流れた展開面が後押ししたのかもしれません。2着マテンロウレオや4着プログノーシスも気になっていた馬だったこともあり、予想的には痒い決着でした。