日本ダービー2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

日本ダービー2017過去10年のデータと予想

日程 2017年5月28日(日曜日)
開催 東京競馬場 10R
距離 芝2400m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳
斤量 定量(牡57kg 牝55kg)
出走数 18頭
天気 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気

3歳馬の頂点を決めるG1「日本ダービー2017」です。過去の日本ダービー優勝馬を見ると、名馬が名を連ねています。上位馬の中にも後のG1馬が多く、今後の日本競馬を占う一戦でもあります。

過去10年の日本ダービーの配当を見ると、以前は波乱決着が続いていましたが、近年は波乱傾向ではなくなってきています。

ただ過去、皐月賞が波乱決着となった2007年(3連単1,623,250円)は、日本ダービー2007も3連単2,155,760円という波乱決着となりました。今年の皐月賞2017は、3連単1,064,360円という波乱決着となっており、日本ダービー2017も波乱の可能性がありそうですね…。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 700円 850円 4,600円
2015 1,980円 3,950円 15,760円
2014 850円 27,470円 103,300円
2013 970円 17,130円 54,950円
2012 5,680円 14,160円 87,380円
2011 3,380円 22,950円 100,300円
2010 16,720円 10,630円 152,910円
2009 3,760円 40,320円 201,960円
2008 13,270円 37,690円 201,300円
2007 54,470円 248,790円 2,155,760円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

日本ダービー2017
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2016 1 3 マカヒキ 3 皐月賞(G1) 2着(0.2)
2 8 サトノダイヤモンド 2 皐月賞(G1) 3着(0.4)
3 1 ディーマジェスティ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2)
2015 1 14 ドゥラメンテ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2)
2 1 サトノラーゼン 5 京都新聞杯(G2) 1着(-0.1)
3 11 サトノクラウン 3 皐月賞(G1) 6着(0.7)
2014 1 2 ワンアンドオンリー 3 皐月賞(G1) 4着(0.3)
2 13 イスラボニータ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2)
3 3 マイネルフロスト 12 青葉賞(G2) 6着(0.2)
2013 1 1 キズナ 1 京都新聞杯(G2) 1着(-0.2)
2 9 エピファネイア 3 皐月賞(G1) 2着(0.1)
3 3 アポロソニック 8 青葉賞(G2) 2着(0.0)
2012 1 10 ディープブリランテ 3 皐月賞(G1) 3着(0.5)
2 11 フェノーメノ 5 青葉賞(G2) 1着(-0.4)
3 14 トーセンホマレボシ 7 京都新聞杯(G2) 1着(-0.4)
2011不良 1 5 オルフェーヴル 1 皐月賞(G1) 1着(-0.5)
2 1 ウインバリアシオン 10 青葉賞(G2) 1着(-0.1)
3 7 ベルシャザール 8 皐月賞(G1) 11着(1.3)
2010 1 1 エイシンフラッシュ 7 皐月賞(G1) 3着(0.2)
2 8 ローズキングダム 5 皐月賞(G1) 4着(0.2)
3 7 ヴィクトワールピサ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2)
2009不良 1 1 ロジユニヴァース 2 皐月賞(G1) 14着(1.9)
2 12 リーチザクラウン 5 皐月賞(G1) 13着(1.7)
3 10 アントニオバローズ 8 プリンシパルステークス(OP) 2着(0.0)
2008 1 1 ディープスカイ 1 NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.3)
2 7 スマイルジャック 12 皐月賞(G1) 9着(0.9)
3 3 ブラックシェル 6 NHKマイルカップ(G1) 2着(0.3)
2007 1 3 ウオッカ 3 桜花賞(G1) 2着(0.2)
2 16 アサクサキングス 14 NHKマイルカップ(G1) 11着(1.1)
3 14 アドマイヤオーラ 4 皐月賞(G1) 4着(0.2)

前走皐月賞

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中18頭を占めます。過去10年では、7勝をあげており、皐月賞組が馬券圏内に来なかった年はありません。

過去10年では、馬券圏内に来た前走皐月賞組は、皐月賞1~5着馬or皐月賞1~5番人気馬のみです。過去10年で区切っていますが、2006年以前も暫く続いているデータです。

前走青葉賞

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中4頭を占めます。

「青葉賞組は、青葉賞優勝馬のみ」というデータが長い間続いていましたが、近年、以下の2頭がデータを破って好走しました。

  • 2014年3着マイネルフロスト(前走青葉賞2014 6着)
  • 2013年3着アポロソニック(前走青葉賞2013 2着)

アポロソニックとマイネルフロストともに2枠3番でした。内枠に入った人気薄の青葉賞組が穴馬になるかもしれません。

前走京都新聞杯

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中3頭を占めます。3頭とも京都新聞杯の優勝馬で、ディープインパクト産でした。

  • 2015年2着サトノラーゼン
  • 2013年1着キズナ
  • 2012年3着トーセンホマレボシ
2014年の優勝馬ハギノハイブリッド(タニノギムレット産)、2016年の優勝馬スマートオーディン(ダノンシャンティ産)は、ともに日本ダービーで馬券圏外となっています。

過去10年の日本ダービー3着以内では、1枠30頭中8頭を占めます。1枠の馬が馬券圏内に来なかったのは、2007年と2012年のみです。

一方、8枠は2007年2着アサクサキングスの1頭のみで、かなり劣勢な傾向です。

年明け以降の勝ち鞍or年明け以降の重賞連対

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中29頭を占めます。

例外は、2010年2着ローズキングダムのみです。ローズキングダムは、年末の朝日杯フューチュリティステークス2009優勝後、スプリングステークス2010 3着→皐月賞2010 4着という成績でした。

過去10年で区切っていますが、2006年以前も暫く続いているデータです。

前走NHKマイルカップ、前走プリンシパルステークス

過去10年の日本ダービー3着以内では、前走NHKマイルカップ&前走プリンシパルステークスで2着以下だった馬は以下の3頭のみです。3頭とも皐月賞に出走していました。

  • 2009年3着アントニオバローズ(2走前皐月賞2009 9着→前走プリンシパルステークス2009 2着)
  • 2008年3着ブラックシェル(2走前皐月賞2008 6着→前走NHKマイルカップ2008 2着)
  • 2007年2着アサクサキングス(2走前皐月賞2007 7着→前走NHKマイルカップ2007 11着)

馬券予想

過去10年の傾向から「前走皐月賞(前走1~5着or前走1~5番人気)」「年明け以降の勝ち鞍or年明け以降の重賞連対馬」「1枠」に注目です。

日本ダービー2017は、かなりの混戦になりそうです。昨年は1~3番人気で決着しましたが、今年は昨年のように軸になりそうな強い牡馬が不在です。当然、波乱の可能性も秘めてそうです。

データの傾向から皐月賞組が馬券の中心になりそうですが、皐月賞2017のアルアインのように、ノーマークの別路線組が優勝というパターンもありそうです…。(;´・ω・`p

以下、簡単な考察と予想です。

「皐月賞1~5着or皐月賞1~5番人気」「年明け以降の勝ち鞍or年明け以降の重賞連対」というデータを重用しました。
3連複 ◎○▲△ 4頭ボックス 合計4点
◎④スワーヴリチャード

前走皐月賞2017 6着。皐月賞2017で3着以内に入った3頭はマイル実績馬で、勝ち時計も1:57.8という速いものになりました。最後の直線に入ったところで、先団グループにいないと厳しい流れと馬場でした。

その中でスワーヴリチャードは、後方から最後外をまわすことになってしまったので、6着という結果は仕方ないところでしょう。それでも上がり2位の脚で上位陣に詰めて来ており、舞台が広い東京コースに変わるのは、プラスに働きそうだと感じました。

3走前の東京スポーツ杯2歳ステークス2016から3戦連続で本命馬にしています。皐月賞2017のときもダービー狙いという感じがしていたので、ブレずに今回も狙いたい1頭です。

○⑦アルアイン

前走皐月賞2017 1着。前走は、レコード決着(1:57.8)となった馬場が味方したようにも感じますが、内(4枠7番)に入ったディープインパクト産皐月賞優勝馬が伏兵扱いなら押さえておきたいです。

負けた一戦は、不利のあったシンザン記念2017のみで、成績的には底を見せていません。

▲⑤クリンチャー

前走皐月賞2017 4着。前走は、3着までがマイル実績馬というレースの中、2000m超のレースを使ってきたクリンチャーが4着に好走しました。

外枠(8枠16番)から先行し、最後は並んだ馬に差されそうなところをしぶとい脚で粘っての4着。今回は、逃げ先行馬が少ないメンバーですし、前で粘るような展開になれば面白そうです。

△⑭ジョーストリクトリ

前走NHKマイルカップ2017 12着。

日本ダービーは、内枠が優勢という傾向ですが、外枠(特に7枠)も無視できない成績を残しています。過去10年の掲示板(5着以内)では、何故か馬番⑬⑭⑯の好走例が多いです。

年度 着順 馬番 馬名 人気 脚質
2015 1 14 ドゥラメンテ 1 差し
4 13 リアルスティール 2 追い込み
2014 2 13 イスラボニータ 1 先行
4 14 タガノグランパ 16 先行
2013 4 16 ペプチドアマゾン 13 先行
2012 3 14 トーセンホマレボシ 7 先行
2010 4 13 ゲシュタルト 12 先行
2007 2 16 アサクサキングス 14 逃げ
3 14 アドマイヤオーラ 4 差し

2015年4着リアルスティールは、追い込みでしたが、基本的には中団より前、特に先行馬の好走例が目立っています。

今年の⑬カデナ・⑭ジョーストリクトリ・⑯キョウヘイの中では、実績的にカデナが狙い目でしょうか。…が、高配狙いで前に行けそうなジョーストリクトリを押さえました。(`・ω・´)

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、5着、13着、18着でした。本命◎スワーヴリチャードは2着でした。

日本ダービー2017
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 12 レイデオロ 2 皐月賞(G1) 5着(0.4)
2 4 スワーヴリチャード 3 皐月賞(G1) 6着(0.4)
3 18 アドミラブル 1 青葉賞(G2) 1着(-0.4)

晩に録画を見ましたが、カスリもせずでした。日本ダービーとは思えないほど、順当な決着でしたね。(;´ω`)φ

穴で期待していたクリンチャーは、何故か前に行かず…。逃げないんかい!と心の中で突っ込みながら見ていました。さらに、何かゆったりしてない??と思って見ていたら、1000m通過が63.2秒のドスローでした。クリンチャーは、無理矢理でも前に行くべきだと感じました。

あまりのスローだったので、ルメール騎手とデムーロ騎手、戸崎騎手の3人は、向こう正面で動き出しました。上位騎手は判断が速いですね…。結果的には、前に行かないと上位争いに加われないような流れだったので、ファインプレーという感じでした。

勝ち時計2:26.9というかなり遅いもの。「速い時計の決着になるだろう」という予想の記者や解説者が多く、想定の真逆の決着。マイスタイルが4着に残るような流れだったので、クリンチャーには、皐月賞のような乗り方を期待して…。本当に。(´ε`;)

ともあれ結果的には、皐月賞2017ではなく、日本ダービー2017にピークを合わせていたレイデオロとスワーヴリチャードのワンツーフィニシュという感じでした。

データ的には、優勝馬レイデオロが「年明け以降の勝ち鞍or年明け以降の重賞連対」というデータを破ることになりました。2010年2着のローズキングダムに続いて2頭目です。ちなみに、ローズキングダムもレイデオロも12月末の重賞で優勝していました。そうなると、12月末以降の勝ち鞍or12月末以降の重賞連対に直した方が良いかもしれないですね。

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