日本ダービー2021過去データと予想 | 深く考えない競馬

日本ダービー2021過去データと予想

日程 2021年5月30日(日曜)
開催 東京競馬場11R
距離 芝2400m
格付け G1
条件 3歳
斤量 定量(牡57kg,牝55kg)
出走数 17頭
天気 晴れ(ヤフー天気)
クッション値 9.7(30日)

日本ダービー2021

3歳馬の頂点を決める一戦、東京優駿/日本ダービー2021です。過去の日本ダービー優勝馬や上位馬には、後のG1戦線で活躍する名馬が名を連ねています。今後の日本競馬を占うレースといって良いと思います。

東京競馬場の芝2400mコース

配当

過去10年の日本ダービーの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。3連複は、2015~2017年と2019年を除く過去6回で万馬券が出ています。波乱含みのレースといっても良いかもしれません。なお285万馬券が出た2018年は、主要ローテの皐月賞、青葉賞、京都新聞杯がともに波乱決着というイレギュラーな年でした。

年度 馬連 3連複 3連単
2020 270円 2,480円 5,140円
2019 11,200円 12,050円 199,060円
2018 7,950円 521,600円 2,856,300円
2017 1,620円 2,220円 11,870円
2016 700円 850円 4,600円
2015 1,980円 3,950円 15,760円
2014 850円 27,470円 103,300円
2013 970円 17,130円 54,950円
2012 5,680円 14,160円 87,380円
2011 3,380円 22,950円 100,300円

では過去10年の日本ダービーで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

日本ダービー2021過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2020 1 5 コントレイル 1 皐月賞(G1) 1着(-0.1) 1
2 12 サリオス 2 皐月賞(G1) 2着(0.1) 3
3 6 ヴェルトライゼンデ 10 皐月賞(G1) 8着(1.2) 4
2019 1 1 ロジャーバローズ 12 京都新聞杯(G2) 2着(0.0) 2
2 7 ダノンキングリー 3 皐月賞(G1) 3着(0.0) 3
3 13 ヴェロックス 2 皐月賞(G1) 2着(0.0) 4
2018 1 17 ワグネリアン 5 皐月賞(G1) 7着(0.8) 1
2 12 エポカドーロ 4 皐月賞(G1) 1着(-0.3) 7
3 7 コズミックフォース 16 プリンシパルステークス(OP) 1着(-0.0) 1
2017 1 12 レイデオロ 2 皐月賞(G1) 5着(0.4) 5
2 4 スワーヴリチャード 3 皐月賞(G1) 6着(0.4) 2
3 18 アドミラブル 1 青葉賞(G2) 1着(-0.4) 1
2016 1 3 マカヒキ 3 皐月賞(G1) 2着(0.2) 3
2 8 サトノダイヤモンド 2 皐月賞(G1) 3着(0.4) 1
3 1 ディーマジェスティ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2) 8
2015 1 14 ドゥラメンテ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2) 3
2 1 サトノラーゼン 5 京都新聞杯(G2) 1着(-0.1) 2
3 11 サトノクラウン 3 皐月賞(G1) 6着(0.7) 1
2014 1 2 ワンアンドオンリー 3 皐月賞(G1) 4着(0.3) 4
2 13 イスラボニータ 1 皐月賞(G1) 1着(-0.2) 2
3 3 マイネルフロスト 12 青葉賞(G2) 6着(0.2) 3
2013 1 1 キズナ 1 京都新聞杯(G2) 1着(-0.2) 1
2 9 エピファネイア 3 皐月賞(G1) 2着(0.1) 2
3 3 アポロソニック 8 青葉賞(G2) 2着(0.0) 9
2012 1 10 ディープブリランテ 3 皐月賞(G1) 3着(0.5) 3
2 11 フェノーメノ 5 青葉賞(G2) 1着(-0.4) 1
3 14 トーセンホマレボシ 7 京都新聞杯(G2) 1着(-0.4) 5
2011不良 1 5 オルフェーヴル 1 皐月賞(G1) 1着(-0.5) 4
2 1 ウインバリアシオン 10 青葉賞(G2) 1着(-0.1) 6
3 7 ベルシャザール 8 皐月賞(G1) 11着(1.3) 3
年明け以降の勝ち鞍 or 年明け以降の重賞連対

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中29頭を占めます。例外の1頭は、レイデオロ(2017年1着)です。レイデオロは、年末の重賞で優勝し、皐月賞で5着以内に好走していました。

  • 2017年1着レイデオロ(ホープフルS優勝→皐月賞5着)
前走皐月賞

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中20頭を占めます。優勝馬は8頭。前走皐月賞出走馬が連対しなかった年はありません。なお日本ダービーで3着以内に好走した前走皐月賞出走馬は、すべて皐月賞1~5着馬もしくは皐月賞1~5番人気馬でした。過去10年でデータを区切っていますが、2010年以前も暫く続いています。

前走青葉賞

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中5頭を占めます。青葉賞2着以下は不要というデータが続いていましたが、2013~2014年に、以下2頭がデータを破って好走しています。2頭とも2枠3番でした。内枠に入った人気薄の青葉賞組が穴馬になるかもしれません。

  • 2014年3着マイネルフロスト(前走2014青葉賞6着)
  • 2013年3着アポロソニック(前走2013青葉賞2着)
前走京都新聞杯

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中4頭を占めます。4頭ともディープインパクト産で、京都新聞杯の連対馬でした。

1~2枠

過去10年の日本ダービー3着以内30頭中10頭を占めます。内枠から道中ロスなく進めた馬の活躍が目立つ傾向にあります。

予想

日本ダービー2021は、皐月賞上位馬、青葉賞優勝馬、京都新聞杯優勝馬とほぼ例年通りのメンバー構成になりました。今年の皐月賞は、人気馬が崩れるレースだったので評価が難しいところですが、馬券候補の主要ローテであることに違いは無いと思います。

近年(直近3年)は、二桁人気馬の好走もあり、波乱含みという印象のレースです。偶々2年連続で日本ダービーを的中していますが、流石に3年連続は無いかな…と思っています。今年も穴馬の取捨が馬券のポイントになるでしょうか。

以下、簡単な考察と予想です。最内枠で圧倒的1番人気の支持を集める皐月賞馬エフフォーリア…順当ならエフフォーリアの勝ち負けという状況ですが、結局波乱想定の予想をしました。

◎16サトノレイナス

エフフォーリアが敗れるなら外差しの馬という考えで本命にしました。前走桜花賞の印象から、オークスはソダシではなくサトノレイナスを狙おうと決めていたので、コースは対応出来そうな気がしています。オークスを止めて、ダービーに向かった陣営の判断を買いたいと思いました。牡馬相手の2400m戦のG1と厳しい条件ですが、エフフォーリアが敗れる波乱になれば、浮上してきても…。

〇15アドマイヤハダル

過去好走例が多い前走皐月賞出走馬。調教の過程が不安視されて人気を落としているようですが、皐月賞3番人気4着なら、過去の傾向からは十分に上位争いの候補になると思います。皐月賞敗退組の中では、アドマイヤハダルやディープモンスター、ヨーホーレイクあたりは、馬券圏外にはなったものの見せ場のある内容だったので、ダービーで巻き返しがあっても良いかもしれません。今回は、サトノレイナス同様、外差しに期待して対抗評価にしました。

▲2ヴィクティファルス

過去好走例が多い前走皐月賞出走馬。道中後方からの追い込みでしたが、見せ場なく9着に敗れています。4角では、かなり外を周り、さらに前の馬が横に広がった影響もあり、不完全燃焼に終わった印象を受けました。スムーズなら、もう少し上の着順はあったかもしれません。ここは、大舞台に強い池添ジョッキーに期待して押さえました。

△8ヨーホーレイク

前走皐月賞5着。アドマイヤハダル同様、敗れはしたものの見せ場のある直線でした。追い込みが決まるレースになれば、前走以上の内容があっても良さそうです。

3連複4頭ボックス◎○▲△3連単◎→〇▲△→〇▲△合計10点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、5着、7着、14着、17着でした。本命◎サトノレイナスは、5着でした。

日本ダービー2021結果
着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
1 10 シャフリヤール 4 毎日杯(G3) 1着(-0.0) 2
2 1 エフフォーリア 1 皐月賞(G1) 1着(-0.5) 2
3 11 ステラヴェローチェ 9 皐月賞(G1) 3着(0.5) 6

カスリもせず。外枠の本命サトノレイナスや対抗アドマイヤハダルは、緩い流れだったこともあって早めに動いて行くことになりましたが、結局、最後の最後まで脚を溜めていた馬が馬場の外から突っ込んで来て上位争いすることになりました。

エフフォーリアの優勝とも思ったのも束の間、シャフリヤールが良い脚で突っ込んで来て、エフフォーリアとの叩き合いを制することになりました。シャフリヤールは、前走日本レコードタイ決着の強い内容でしたが、データ傾向からは買えない前走毎日杯出走馬でした。

3着ステラヴェローチェ。この馬もデータ傾向(年明け以降の勝ち鞍なしor年明け以降の重賞連対なし)からは買えない馬でした。全兄アルアインやダノンマジェスティのシャフリヤールや3着馬ステラヴェローチェ、4着グレートマジシャン、5着サトノレイナスを見る限り、マイル戦でも強そうな馬が今日は結果を残すことになった印象を受けます。上位陣は、この勝ち時計(2:22.5)と展開が良かったのかもしれません。

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