日程 | 2024年11月10日(日曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上牝馬 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 17頭 |
クッション値 | 11.1(11月10日) |
エリザベス女王杯2024
牝馬限定のG1、エリザベス女王杯2024です。国内トップクラスの牝馬が集まるレースです。エリザベス女王杯の上位馬は、後のG1戦線でも活躍していますし、この先のG1戦線に向けても注目のレースだと思います。
配当
過去10年のエリザベス女王杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。好配当の馬連や3連複も多いレースです。波乱含みのレースだと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2023 | 1,580円 | 2,910円 | 9,780円 |
2022 | 1,920円15,500円 | 90,210円 | 206,260円289,250円 |
2021 | 51,870円 | 282,710円 | 3,393,960円 |
2020 | 2,290円 | 4,260円 | 21,050円 |
2019 | 3,380円 | 4,060円 | 26,480円 |
2018 | 9,800円 | 8,660円 | 56,370円 |
2017 | 8,030円 | 20,760円 | 127,540円 |
2016 | 13,710円 | 20,680円 | 158,930円 |
2015 | 1,860円 | 3,770円 | 23,590円 |
2014 | 970円 | 3,030円 | 15,570円 |
では過去10年のエリザベス女王杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。なお2020年~2022年は、阪神競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2023良 | 1 | 1 | 牝3 | ブレイディヴェーグ | 1 | ローズステークス(G2) 2着(0.2) | 1 |
2 | 2 | 牝4 | ルージュエヴァイユ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 4 | |
3 | 3 | 牝3 | ハーパー | 3 | 秋華賞(G1) 3着(0.5) | 2 | |
2022重阪神 | 1 | 18 | 牝4 | ジェラルディーナ | 4 | オールカマー(G2) 1着(-0.2) | 5 |
2 | 13 | 牝5 | ウインマリリン | 5 | 札幌記念(G2) 3着(0.2) | 5 | |
2 | 15 | 牝3 | ライラック | 12 | 秋華賞(G1) 10着(0.8) | 6 | |
2021良阪神 | 1 | 16 | 牝4 | アカイイト | 10 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.5) | 12 |
2 | 5 | 牝3 | ステラリア | 7 | 秋華賞(G1) 6着(0.5) | 9 | |
3 | 2 | 牝4 | クラヴェル | 9 | 新潟記念(G3) 3着(0.1) | 2 | |
2020良阪神 | 1 | 18 | 牝5 | ラッキーライラック | 1 | 札幌記念(G2) 3着(0.4) | 1 |
2 | 13 | 牝5 | サラキア | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.5) | 7 | |
3 | 11 | 牝4 | ラヴズオンリーユー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.8) | 1 | |
2019良 | 1 | 2 | 牝4 | ラッキーライラック | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 6 | 牝6 | クロコスミア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.6) | 3 | |
3 | 11 | 牝3 | ラヴズオンリーユー | 1 | オークス(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
2018良 | 1 | 12 | 牝4 | リスグラシュー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 9 | 牝5 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.5) | 6 | |
3 | 7 | 牝4 | モズカッチャン | 1 | 札幌記念(G2) 3着(0.0) | 4 | |
2017良 | 1 | 5 | 牝3 | モズカッチャン | 5 | 秋華賞(G1) 3着(0.2) | 5 |
2 | 4 | 牝4 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 | 宝塚記念(G1) 3着(0.3) | 4 | |
2016良 | 1 | 3 | 牝4 | クイーンズリング | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 9 | 牝4 | シングウィズジョイ | 12 | 府中牝馬ステークス(G2) 8着(0.9) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.4) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 | オールカマー(G2) 5着(0.8) | 4 |
2 | 18 | 牝4 | ヌーヴォレコルト | 1 | オールカマー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | 秋華賞(G1) 6着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 | オールカマー(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 5 | 牝3 | ヌーヴォレコルト | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 15 | 牝4 | ディアデラマドレ | 6 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 4 |
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中13頭を占めます。伏兵穴馬の好走が目立ちます。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中24頭を占めます。若い実力馬が結果を残す傾向にありそうです。
産駒減少とともに出走自体が少なくなってきていますが、過去10年のエリザベス女王杯3着以内では、毎年のように馬券圏内に好走しています。2021年は、キズナ(父ディープインパクト)産駒が1~2着に好走しています。2022年ジェラルディーナと2023年ブレイディヴェーグは、母父ディープインパクトでした。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 |
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2020 | 1 | 13 | 牝5 | サラキア | 5 |
3 | 11 | 牝4 | ラヴズオンリーユー | 3 | |
2019 | 3 | 11 | 牝3 | ラヴズオンリーユー | 1 |
2017 | 3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 |
2016 | 3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 |
2015 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | |
2014 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 |
予想
エリザベス女王杯2024は、例年よりもかなり層が薄いメンバーになりました。過去データの傾向からは、前走府中牝馬ステークス出走馬や重賞実績馬が候補になるでしょうか。前走秋華賞出走馬が不在、府中牝馬ステークスで馬券圏内の馬も1頭だけですし、何が来てもおかしくないメンバー構成だと思います。今年は、特に難解なレースになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。例年(京都開催時)、内~中枠の好走が多いレースですが、外枠中心の予想になってしまいました。当たる気がしません。
近走だけ見れば買いにくいところですが、G1実績とCデムーロ騎手に期待して、本命評価にしました。近走も大崩れはなく、相手なりに走っているので、何かがハマれば…。
過去好走例が多い前走府中牝馬ステークス出走馬。優勝馬ブレイディヴェーグの後ろから上がり最速の良い脚を使っていました。1800m戦がベストという成績を残していますが、今年のメンバーなら上位食い込みがあっても良いかもしれません。
過去好走例が多いディープインパクト産駒。昨年のエリザベス女王杯よりは層が薄いメンバーですし、昨年(0.3秒差6着)ぐらい走れば、一発あっても良さそうです。
過去好走例が多い前走府中牝馬ステークス出走馬。馬体重プラス20kgの前走は度外視しして良いかもしれません。サリエラ同様、昨年のエリザベス女王杯3着実績に期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、7着、10着、17着でした。本命◎スタニングローズは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 11 | 牝5 | スタニングローズ | 3 | クイーンステークス(G3) 6着(0.2) | 9 |
2 | 16 | 牝4 | ラヴェル | 12 | オクトーバーステークス(LR) 6着(0.5) | 5 |
3 | 1 | 牝4 | ホールネス | 2 | 新潟牝馬ステークス(LR) 1着(-0.2) | 1 |
優勝はスタニングローズ。Cデムーロ騎手の上手さが際立つレースでした。今年の層が薄いメンバーでは一枚上の実績だっただけに、上手く勝利に導いたという印象でした。
接戦の2着以下の争いは、スルーした大穴ラヴェルと人気のホールネス。過去10年のデータ傾向(前走重賞以外のレース出走馬が来ていない)からは、2頭ともに買えない馬でした。今年のメンバーなら、ホールネスは押さえ候補といえそうですが、ラヴェルの好走は驚きました。難解な組み合わせだったと思います。