日程 | 2017年11月12日(日曜日) |
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開催 | 京都競馬場 11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳以上牝馬 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
エリザベス女王杯2017
G1「エリザベス女王杯2017」です。過去の上位馬には、牝馬のトップホースが名を連ね、まさに国内牝馬の頂上決戦といえるでしょう。昨年は、牝馬三冠(ジュエラー、シンハライト、ヴィブロス)が揃って回避したため、3歳勢は寂しいメンバーでした。ただ今年はレベルが高いと言われる3歳世代。秋華賞2017優勝ディアドラを中心に、レベルの高いレースになりそうです。
コース形態
過去10年のエリザベス女王杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。2009年は、154万馬券の波乱決着となりましたが、逃げた人気薄の2頭が揃って残る特殊な展開のレースでした。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 13,710円 | 20,680円 | 158,930円 |
2015 | 1,860円 | 3,770円 | 23,590円 |
2014 | 970円 | 3,030円 | 15,570円 |
2013 | 2,780円 | 14,440円 | 64,840円 |
2012 | 1,790円 | 6,110円 | 50,810円 |
2011 | 700円 | 2,520円 | 9,430円 |
2010 | 1,430円 | 1,320円 | 10,170円 |
2009 | 102,030円 | 157,480円 | 1,545,760円 |
2008 | 1,010円 | 1,660円 | 12,690円 |
2007 | 850円 | 1,610円 | 6,290円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良 | 1 | 3 | 牝4 | クイーンズリング | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 9 | 牝4 | シングウィズジョイ | 12 | 府中牝馬ステークス(G2) 8着(0.9) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.4) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 | オールカマー(G2) 5着(0.8) | 4 |
2 | 18 | 牝4 | ヌーヴォレコルト | 1 | オールカマー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | 秋華賞(G1) 6着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 | オールカマー(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 5 | 牝3 | ヌーヴォレコルト | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 15 | 牝4 | ディアデラマドレ | 6 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 4 | |
2013重 | 1 | 3 | 牝3 | メイショウマンボ | 2 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 18 | 牝3 | ラキシス | 6 | 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 7 | 牝4 | アロマティコ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.3) | 1 | |
2012重 | 1 | 15 | 牝5 | レインボーダリア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) 4着(0.4) | 9 |
2 | 12 | 牝3 | ヴィルシーナ | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 6 | 牝4 | ピクシープリンセス | 5 | 1000万(京都芝2400m) 1着(-0.7) | 1 | |
2011良 | 1 | 18 | 牝4 | スノーフェアリー | 1 | Champion Stakes(G1) 3着 | |
2 | 1 | 牝3 | アヴェンチュラ | 2 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 4 | 牝4 | アパパネ | 4 | 府中牝馬ステークス(G2) 14着(1.0) | 1 | |
2010良 | 1 | 6 | 牝3 | スノーフェアリー | 4 | St. Leger Stakes(G1) 4着 | |
2 | 9 | 牝5 | メイショウベルーガ | 2 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
3 | 5 | 牝3 | アパパネ | 1 | 秋華賞(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2009良 | 1 | 7 | 牝5 | クィーンスプマンテ | 11 | 京都大賞典(G2) 9着(1.0) | 11 |
2 | 11 | 牝6 | テイエムプリキュア | 12 | 京都大賞典(G2) 14着(3.2) | 9 | |
3 | 16 | 牝3 | ブエナビスタ | 1 | 秋華賞(G1) 3着(0.0) | 1 | |
2008良 | 1 | 16 | 牝3 | リトルアマポーラ | 4 | 秋華賞(G1) 6着(0.3) | 6 |
2 | 15 | 牝5 | カワカミプリンセス | 1 | 府中牝馬ステークス(G3) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 13 | 牝4 | ベッラレイア | 2 | 府中牝馬ステークス(G3) 3着(0.3) | 3 | |
2007良 | 1 | 7 | 牝3 | ダイワスカーレット | 1 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 12 | 牝4 | フサイチパンドラ | 3 | エルムステークス(G3) 11着(1.8) | 4 | |
3 | 4 | 牝6 | スイープトウショウ | 2 | スワンステークス(G2) 4着(0.4) | 4 |
前走オールカマー
近年のエリザベス女王杯では、3頭が馬券圏内に好走しています。遡ると、好ローテだったというわけではありませんが、注意したいローテの一つになる思います。今年は、ルージュバックが出走を予定しています。
前走秋華賞
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中9頭を占めます。昨年は、牝馬三冠の3歳馬の出走がなく、馬券圏内に秋華賞組の好走はありませんでした。ただ昨年を除く2007~2015年では、毎年1頭が馬券圏内に入っていました。今年は、ディアドラ、リスグラシュー、モズカッチャンの3頭が出走を予定しています。
前走府中牝馬ステークス
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中8頭を占めます。着順に関係なく、好走例の多いローテです。今年は、クロコスミア、ヴィブロス、クイーンズリング、トーセンビクトリー、ハッピーユニバンス、デンコウアンジュ、クインズミラーグロの3頭が出走を予定しています。
3~4歳馬
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中24頭を占めます。直近4年連続、3~4歳馬だけで決着しており、若い実力馬が結果を残す傾向にあります。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走オールカマー」「前走秋華賞」「前走府中牝馬ステークス」「3~4歳馬」に注目です。
今年のエリザベス女王杯2017は、ハイレベルなメンバーが揃いました。秋華賞2017組3頭のほか、G1実績のある古馬も多数集い、まさに国内牝馬戦線のトップを決める戦いになりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。【追記】買い目を少し変更しました。
難しすぎるので、適当にバッサリいってます。(´・ω・`;) 馬券は、近年好走例の多い3~4歳馬に絞りました。
前走府中牝馬ステークス2017 2着。好走例の多い4歳馬&府中牝馬ステークス組。さらに5年連続で馬券圏内に好走しているディープインパクト産(計7頭)と、データ的にも実績的にも狙いたい要素が集まっています。本命で期待しています。
前走秋華賞2017 1着。1頭だけ格上というような勝ちっぷりの良さでした。3着モズカッチャンもハービンジャー産で、2頭揃って重馬場があった可能性もありますね。
ただ2走前の紫苑ステークス2017も強い内容で、鞍上の岩田騎手も「着差以上に強い内容」ということを言っていました。データ的にも好走例に多い秋華賞組。強い古馬が揃っていますが、近走の勢いに期待して…。
前走秋華賞2017 3着。重馬場と枠が向いたのかもという疑念は残りますが…。とはいえ、オークス2017では、ディアドラ、リスグラシュー、アドマイヤミヤビに先着しており、現状、3歳牝馬世代の中ではトップクラスの実力馬だと思います。鞍上デムーロ騎手が3戦連続で乗り続けているのも心強いですね。
前走秋華賞2017 2着。なかなか勝ちきれていないものの、安定した末脚で大崩れのないレースを見せています。鞍上が福永ジョッキーに代わり、同じような競馬をするのか不確かですが、安定感に期待したいです。
しかしスマートレイアーなど何頭か強い追い込み馬がいるため、同タイプの中では、やや分が悪そうに感じてしまいますね。データ傾向からは、3~4歳馬の相性は良いので、そこに期待でしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、5着、8着、12着でした。本命◎ヴィブロスは5着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 5 | 牝3 | 54 | モズカッチャン | 5 | 秋華賞(G1) 3着(0.2) |
2 | 4 | 牝4 | 56 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) |
3 | 10 | 牝5 | 56 | ミッキークイーン | 3 | 宝塚記念(G1) 3着(0.3) |
3連単127,540円の波乱決着。カスリもせずでした。(;´・ω・`A “`
最初の1000mが62.0秒のスロー。内でロス無く進めた馬と前に行った馬が残る競馬でした。最近、このパターンが多い気がします。
モズカッチャンが優勝。この内容を見ると、オークス2017を楽勝したソウルスターリングが天皇賞秋2017ではなく、エリザベス女王杯2017に出走していれば、勝てたんじゃないかと思ってしまいます。
対抗ディアドラは、離れた後方二番手。実況の62秒という声を聞いた時に、これは届かないと思いました。行かなかったのか行けなかったのか分かりませんが、あの位置からでは…という結果でした。前走秋華賞2017のルメール騎手のまくりが上手すぎたこともありそうですし、台風の重馬場でタフなレースをした反動もありそうです。
しかし前が残る展開の中、後方からの直線一気で3着に来たミッキークイーンは強かったです。怪我明け(4ヶ月半)でこのパフォーマンス。近年の傾向から5歳馬を軽視してしまいましたが、もう少し流れていれば、差し切っていたように感じました。