日程 | 2023年11月12日(日曜) |
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開催 | 京都競馬場11R |
距離 | 芝2200m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上牝馬 |
斤量 | 定量(3歳54kg,4歳以上56kg) |
出走数 | 15頭 |
クッション値 | 9.4(11月12日) |
エリザベス女王杯2023
牝馬限定のG1、エリザベス女王杯2023です。毎年、国内トップクラスの牝馬が集まるレースです。エリザベス女王杯の上位馬は、後のG1戦線でも活躍しているので、この先に向けても注目のレースだと思います。
配当
過去10年のエリザベス女王杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。好配当の馬連や3連複も続いているため、波乱含みのレースといって良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2022 | 1,920円15,500円 | 90,210円 | 206,260円289,250円 |
2021 | 51,870円 | 282,710円 | 3,393,960円 |
2020 | 2,290円 | 4,260円 | 21,050円 |
2019 | 3,380円 | 4,060円 | 26,480円 |
2018 | 9,800円 | 8,660円 | 56,370円 |
2017 | 8,030円 | 20,760円 | 127,540円 |
2016 | 13,710円 | 20,680円 | 158,930円 |
2015 | 1,860円 | 3,770円 | 23,590円 |
2014 | 970円 | 3,030円 | 15,570円 |
2013 | 2,780円 | 14,440円 | 64,840円 |
では過去10年のエリザベス女王杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。なお2020年~2022年は、阪神競馬場で開催されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2022重阪神 | 1 | 18 | 牝4 | ジェラルディーナ | 4 | オールカマー(G2) 1着(-0.2) | 5 |
2 | 13 | 牝5 | ウインマリリン | 5 | 札幌記念(G2) 3着(0.2) | 5 | |
2 | 15 | 牝3 | ライラック | 12 | 秋華賞(G1) 10着(0.8) | 6 | |
2021良阪神 | 1 | 16 | 牝4 | アカイイト | 10 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.5) | 12 |
2 | 5 | 牝3 | ステラリア | 7 | 秋華賞(G1) 6着(0.5) | 9 | |
3 | 2 | 牝4 | クラヴェル | 9 | 新潟記念(G3) 3着(0.1) | 2 | |
2020良阪神 | 1 | 18 | 牝5 | ラッキーライラック | 1 | 札幌記念(G2) 3着(0.4) | 1 |
2 | 13 | 牝5 | サラキア | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.5) | 7 | |
3 | 11 | 牝4 | ラヴズオンリーユー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.8) | 1 | |
2019良 | 1 | 2 | 牝4 | ラッキーライラック | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 3着(0.3) | 2 |
2 | 6 | 牝6 | クロコスミア | 7 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.6) | 3 | |
3 | 11 | 牝3 | ラヴズオンリーユー | 1 | オークス(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
2018良 | 1 | 12 | 牝4 | リスグラシュー | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 2 |
2 | 9 | 牝5 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 5着(0.5) | 6 | |
3 | 7 | 牝4 | モズカッチャン | 1 | 札幌記念(G2) 3着(0.0) | 4 | |
2017良 | 1 | 5 | 牝3 | モズカッチャン | 5 | 秋華賞(G1) 3着(0.2) | 5 |
2 | 4 | 牝4 | クロコスミア | 9 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 | 宝塚記念(G1) 3着(0.3) | 4 | |
2016良 | 1 | 3 | 牝4 | クイーンズリング | 3 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 9 | 牝4 | シングウィズジョイ | 12 | 府中牝馬ステークス(G2) 8着(0.9) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 2着(0.4) | 1 | |
2015稍重 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 | オールカマー(G2) 5着(0.8) | 4 |
2 | 18 | 牝4 | ヌーヴォレコルト | 1 | オールカマー(G2) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | 秋華賞(G1) 6着(0.3) | 2 | |
2014良 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 | オールカマー(G2) 2着(0.1) | 7 |
2 | 5 | 牝3 | ヌーヴォレコルト | 1 | 秋華賞(G1) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 15 | 牝4 | ディアデラマドレ | 6 | 府中牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 4 | |
2013重 | 1 | 3 | 牝3 | メイショウマンボ | 2 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 18 | 牝3 | ラキシス | 6 | 鳴滝特別(1000万) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 7 | 牝4 | アロマティコ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 7着(0.3) | 1 |
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中6頭を占めます。近年は好走例が減少傾向にあるものの、以前は秋華賞好走馬がそのままエリザベス女王杯でも好成績を残していました。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中13頭を占めます。前走大きく崩れていた馬はいません。伏兵穴馬の好走も目立ちます。
過去10年のエリザベス女王杯3着以内30頭中24頭を占めます。若い実力馬が結果を残す傾向にありそうです。
出走自体が少なくなってきていますが、過去10年のエリザベス女王杯3着以内では、毎年のように馬券圏内に好走しています。2021年は、ディープインパクト産の好走は無かったものの、キズナ(父ディープインパクト)産駒が1~2着に好走しています。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 |
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2020 | 1 | 13 | 牝5 | サラキア | 5 |
3 | 11 | 牝4 | ラヴズオンリーユー | 3 | |
2019 | 3 | 11 | 牝3 | ラヴズオンリーユー | 1 |
2017 | 3 | 10 | 牝5 | ミッキークイーン | 3 |
2016 | 3 | 1 | 牝4 | ミッキークイーン | 2 |
2015 | 1 | 12 | 牝4 | マリアライト | 6 |
3 | 8 | 牝3 | タッチングスピーチ | 4 | |
2014 | 1 | 1 | 牝4 | ラキシス | 3 |
2013 | 2 | 18 | 牝3 | ラキシス | 6 |
予想
エリザベス女王杯2023は、例年並みのメンバーが集まりました。過去データの傾向からは、前走秋華賞好走馬や前走府中牝馬ステークス好走馬が候補になるでしょうか。G1好走歴のある実力馬も何頭かいるので、取捨選択が難しいレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。波乱狙いでブレイディヴェーグをスルーしました。
過去好走例が多い秋華賞出走馬。今年は1頭だけなので、深く考えず本命評価にしました。
昨年のエリザベス女王杯優勝馬。リピーターの好走が見られるレースですし、深く考えず対抗評価にしました。4着に好走した宝塚記念のメンバーと比べると、今回のメンバーが相手なら、チャンスはありそうです。
過去好走例が多いディープインパクト産駒。買い難いローテですが、出走馬中唯一のディープインパクト産なので、深く考えず押さえました。
過去好走例が多い前走府中牝馬ステークス出走馬。前走は馬体重+20kgの一戦でした。成長分が大きいとはいえ、厳しかったかもしれません。桜花賞~オークスは、リバティアイランドを除く上位が小差のレース…。本命ハーパーと人気程の力差があるとも思えないので、紐荒れ期待で押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、6着、9着でした。本命◎ハーパーは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 1 | 牝3 | ブレイディヴェーグ | 1 | ローズステークス(G2) 2着(0.2) | 1 |
2 | 2 | 牝4 | ルージュエヴァイユ | 5 | 府中牝馬ステークス(G2) 2着(0.0) | 4 |
3 | 3 | 牝3 | ハーパー | 3 | 秋華賞(G1) 3着(0.5) | 2 |
内をロスなく追走して、4角~直線にかけて馬群がバラけたところで、内目を突いた3頭がそのまま上位争いした印象でした。
優勝は、波乱狙いでスルーしたブレイディヴェーグ。4歳5歳の実力馬相手の完勝と考えると、かなり力がありそうでした。広いコースの方が良さそうなので、次走以降、どこに向かうのかは気になるところです。
2着に好ローテの府中牝馬ステークス2着馬ルージュエヴァイユ、3着には本命ハーパーでした。対抗ジェラルディーナ。出遅れて後方から進める展開…。すぐに巻き返して行ったものの、外々を追走することになってしまいました。5着ですが、力は示した格好だと思います。