日程 | 2017年6月11日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気 |
G3「エプソムカップ2017」です。G1レースの前哨戦ではありませんが、秋競馬に向け、夏前にここを使うという出走馬が多いレースです。近年の上位馬を見ると、ルージュバック・エイシンヒカリ・サトノアラジン・ジャスタウェイなど、秋競馬で活躍した馬が揃っています。
過去10年のエプソムカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回ありますが、馬連・3連複が数百円という年も多く、順当な決着が多い傾向です。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 750円 | 4,550円 | 15,090円 |
2015 | 380円 | 790円 | 2,750円 |
2014 | 2,360円 | 11,930円 | 49,400円 |
2013 | 2,100円 | 8,380円 | 34,300円 |
2012 | 770円 | 43,850円 | 147,390円 |
2011 | 1,820円 | 2,910円 | 13,000円 |
2010 | 1,090円 | 7,650円 | 30,780円 |
2009 | 320円 | 890円 | 2,720円 |
2008 | 1,240円 | 27,200円 | 132,040円 |
2007 | 2,430円 | 2,470円 | 16,360円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 18 | 牝4 | 54 | ルージュバック | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.6) |
2 | 16 | 牡6 | 58 | フルーキー | 3 | 新潟大賞典(G3) 2着(0.3) | |
3 | 13 | 牡6 | 56 | マイネルミラノ | 6 | 新潟大賞典(G3) 5着(0.7) | |
2015良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | エイシンヒカリ | 2 | 都大路ステークス(OP) 1着(-0.2) |
2 | 2 | 牡4 | 56 | サトノアラジン | 1 | モンゴル大統領賞(OP) 1着(-0.3) | |
3 | 12 | 牡6 | 57 | ディサイファ | 4 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.2) | |
2014良 | 1 | 1 | 牡5 | 56 | ディサイファ | 2 | 都大路ステークス(OP) 2着(0.9) |
2 | 5 | 牡6 | 57 | マイネルラクリマ | 4 | The Champions Mile(G1) 10着 | |
3 | 4 | 牡7 | 59 | ダークシャドウ | 8 | 中山記念(G2) 11着(1.3) | |
2013良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | クラレント | 4 | マイラーズカップ(G2) 8着(0.3) |
2 | 13 | 牡4 | 56 | ジャスタウェイ | 3 | 中日新聞杯(G3) 8着(0.7) | |
3 | 1 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 7 | マイラーズカップ(G2) 2着(0.1) | |
2012良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | トーセンレーヴ | 1 | マイラーズカップ(G2) 8着(0.7) |
2 | 14 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 2 | マイラーズカップ(G2) 2着(0.2) | |
3 | 3 | 牡7 | 57 | マイネルスターリー | 15 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.5) | |
2011良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | ダークシャドウ | 1 | 大阪杯(G2) 2着(0.0) |
2 | 7 | 牡4 | 56 | エーブチェアマン | 6 | きぼう賞(1600万) 1着(-0.0) | |
3 | 6 | 牡5 | 56 | セイクリッドバレー | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.0) | |
2010良 | 1 | 2 | 牡4 | 57 | セイウンワンダー | 1 | マイラーズカップ(G2) 4着(0.3) |
2 | 8 | 牡5 | 56 | シルポート | 3 | メイステークス(OP) 2着(0.3) | |
3 | 4 | 牡7 | 56 | キャプテンベガ | 9 | 都大路ステークス(OP) 9着(1.3) | |
2009良 | 1 | 8 | 牡6 | 57 | シンゲン | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.5) |
2 | 12 | 牡5 | 56 | ヒカルオオゾラ | 1 | マイラーズカップ(G2) 6着(0.4) | |
3 | 11 | 牡6 | 56 | キャプテンベガ | 3 | 都大路ステークス(OP) 2着(0.0) | |
2008良 | 1 | 12 | 牡4 | 56 | サンライズマックス | 4 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.6) |
2 | 7 | 牡4 | 56 | ヒカルオオゾラ | 1 | 朱雀ステークス(1600万) 1着(-0.5) | |
3 | 17 | 牡8 | 56 | グラスボンバー | 12 | 新潟大賞典(G3) 10着(0.9) | |
2007稍重 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | エイシンデピュティ | 5 | オーストラリアトロフィー(OP) 1着(-0.1) |
2 | 17 | 牡5 | 56 | ブライトトゥモロー | 2 | 新潟大賞典(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 14 | 牡4 | 56 | サイレントプライド | 1 | 新潟大賞典(G3) 2着(0.0) |
前走新潟大賞典
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中9頭を占めます。その9頭すべてに芝2000mの重賞連対経験がありました。
前走オープン特別
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中7頭を占めます。2010年3着キャプテンベガを除く6頭が前走連対馬でした。ちなみにキャプテンベガは、2009年のエプソムカップでも3着に好走したリピーターでした。
4歳馬
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中14頭を占めます。また過去10年の優勝馬では、4歳馬が7頭・5歳馬が2頭・6歳馬が1頭となっており、キャリアのある馬よりも若い馬が活躍する傾向にあります。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走新潟大賞典(芝2000mの重賞連対経験馬)」「前走オープン特別(前走連対馬)」「4歳馬」に注目です。
エプソムカップ2017は、勢いのある4歳馬と重賞実績のある5~8歳馬が争う一戦になりそうです。3着以内と考えると、半数以上の馬に可能性があると思います。これは難しそう…。
以下、簡単な考察と予想です。
前走福島民報杯2017 1着。前走はトップハンデ(57.5kg)を背負い、外枠から逃げ先行で押切り勝ち。最後は、マイネルミラノ以外の先行勢が潰れてました。同じく、逃げ先行から6着に粘ったステイインシアトルは、先週鳴尾記念2017を優勝しています。
昨年のエプソムカップ2016は3着に粘っていますが、今回は、昨年と比べると2kg増の斤量58kg。斤量は不安点ですね…。
前走都大路ステークス2017 2着。過去10年の3着以内では、都大路ステークス組の好走が結構多いです。人気薄の今回が狙い目でしょうか。
ムラのある成績で中々押さえにくい馬ですが、芝1800m戦は相性(1-3-3-0)が良く、人気薄の激走があるとすれば、ここかも…という感じがします。
前走メイステークス2017 1着。今回人気の中心になりそうなメイステークス組。
ただ1着タイセイサミットも2着アストラエンブレムもダイワメジャー産というのは、少し不安点でしょうか。”重賞では芝1600mまで”という印象の強い産駒で、過去、芝1800m戦の重賞で優勝したダイワメジャー産は、カレンブラックヒル (毎日王冠2012、小倉大賞典2015)のみです。
とは言いつつ、前走を見る限りは、距離的な不安を感じなかったので、2頭ともに人気に応える結果がありそうです…。4歳馬もデータ的には良いですね。
前走新潟大賞典2017 4着。前走新潟大賞典は、低調なメンバーではありましたが、久しぶりに上がり最速をマークしての4着。斤量57.5kgを背負っていたことを考えると、やはり能力は高そうです。
Redoute’s Choice産なので、産駒の傾向からは芝1800mまでがベストでしょうか。エプソムカップは、一昨年4着・昨年2着と相性の良いレースです。芝2000m戦の前走よりは条件が良くなると思うので、上手く脚を溜める競馬ができれば…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、4着、6着、7着、9着でした。本命◎マイネルミラノは7着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 12 | 牡5 | ダッシングブレイズ | 5 | 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.4) |
2 | 10 | 牡4 | アストラエンブレム | 1 | メイステークス(OP) 2着(0.0) |
3 | 7 | 牡4 | マイネルハニー | 6 | 小倉大賞典(G3) 16着(2.1) |
こちらもカスリもせずでした。(・Θ・;) あと2~3週続けてカスリもしないようであれば、また馬連狙いから買い方を変えてみようと思います。
最初の1000mが59.7秒。決して速い流れではなく、前にいた馬がそのまま上位争いを演じ、後ろで脚を溜めるタイプの馬には厳しいレースでした。
マイネルハニーが逃げて、マイネルミラノが2番手というのは、レース前からそういう話があったので、予定通りの展開でした。マイネルミラノが最後垂れたのは、やはり斤量58kgが響いたのかもしれません。
優勝馬ダッシングブレイズは、完全にノーマークでした。アストラエンブレムやマイネルハニーは、仮に紐に2~3頭加えるなら追加していたと思いますが、ダッシングブレイズの好走は全く予想できず。マイル路線での凡走が続いていたので、この距離で勝てたのは大きいですね。
そしてダイワメジャー産アストラエンブレムは人気に応えることが出来ず…。この産駒は重賞芝1800mになると、ワンパンチ足りないレースが多いように感じます。カレンブラックヒル並の馬でなければ、重賞芝1800m戦で頭から狙うのは厳しいのかもしれません。