日程 | 2022年6月12日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 12頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.0(6月12日) |
エプソムカップ2022
中距離重賞、エプソムカップ2022です。秋のG1戦線を控え、例年多くの実力馬が集まります。出世レースの印象はありませんが、近年の上位馬には、後のG1戦線活躍馬が名を連ねています。
配当
過去10年のエプソムカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。不良馬場で行われた2020年は、3連単421万の超高配当が出ています。この年を除いても、中穴程度の好走が多いこともあり、好配当決着が多い傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 6,110円 | 13,090円 | 84,860円 |
2020 | 12,210円 | 739,440円 | 4,219,320円 |
2019 | 5,670円 | 10,140円 | 68,720円 |
2018 | 2,240円 | 6,380円 | 28,020円 |
2017 | 1,640円 | 6,890円 | 47,120円 |
2016 | 750円 | 4,550円 | 15,090円 |
2015 | 380円 | 790円 | 2,750円 |
2014 | 2,360円 | 11,930円 | 49,400円 |
2013 | 2,100円 | 8,380円 | 34,300円 |
2012 | 770円 | 43,850円 | 147,390円 |
では過去10年のエプソムカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 15 | 牡5 | 56 | ザダル | 3 | 毎日王冠(G2) 5着(0.7) | 3 |
2 | 13 | 牡4 | 56 | サトノフラッグ | 6 | 金鯱賞(G2) 7着(0.4) | 5 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | ファルコニア | 2 | 難波ステークス(3勝クラス) 1着(-0.0) | 1 | |
2020不良 | 1 | 6 | 牡6 | 56 | ダイワキャグニー | 9 | 新潟大賞典(G3) 14着(1.5) | 6 |
2 | 1 | 牡6 | 57 | ソーグリッタリング | 5 | メイステークス(OP) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 18 | 牡4 | 56 | トーラスジェミニ | 18 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 11着(1.1) | 9 | |
2019稍重 | 1 | 9 | 牡4 | 56 | レイエンダ | 5 | メイステークス(OP) 9着(0.8) | 1 |
2 | 6 | 牝4 | 54 | サラキア | 7 | 阪神牝馬ステークス(G2) 10着(0.3) | 5 | |
3 | 4 | 牡5 | 57 | ソーグリッタリング | 1 | 都大路ステークス(LR) 1着(-0.3) | 2 | |
2018重 | 1 | 16 | 牡4 | 56 | サトノアーサー | 2 | メイステークス(OP) 3着(0.2) | 2 |
2 | 6 | 牡5 | 56 | ハクサンルドルフ | 4 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.4) | 4 | |
3 | 5 | 牡6 | 56 | グリュイエール | 5 | 府中ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 3 | |
2017良 | 1 | 12 | 牡5 | 56 | ダッシングブレイズ | 5 | 京王杯スプリングカップ(G2) 7着(0.4) | 5 |
2 | 10 | 牡4 | 56 | アストラエンブレム | 1 | メイステークス(OP) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 7 | 牡4 | 56 | マイネルハニー | 6 | 小倉大賞典(G3) 16着(2.1) | 3 | |
2016良 | 1 | 18 | 牝4 | 54 | ルージュバック | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.6) | 4 |
2 | 16 | 牡6 | 58 | フルーキー | 3 | 新潟大賞典(G3) 2着(0.3) | 1 | |
3 | 13 | 牡6 | 56 | マイネルミラノ | 6 | 新潟大賞典(G3) 5着(0.7) | 9 | |
2015良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | エイシンヒカリ | 2 | 都大路ステークス(OP) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 2 | 牡4 | 56 | サトノアラジン | 1 | モンゴル大統領賞(OP) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 12 | 牡6 | 57 | ディサイファ | 4 | 中日新聞杯(G3) 1着(-0.2) | 5 | |
2014良 | 1 | 1 | 牡5 | 56 | ディサイファ | 2 | 都大路ステークス(OP) 2着(0.9) | 1 |
2 | 5 | 牡6 | 57 | マイネルラクリマ | 4 | The Champions Mile(G1) 10着 | ||
3 | 4 | 牡7 | 59 | ダークシャドウ | 8 | 中山記念(G2) 11着(1.3) | 12 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡4 | 56 | クラレント | 4 | マイラーズカップ(G2) 8着(0.3) | 2 |
2 | 13 | 牡4 | 56 | ジャスタウェイ | 3 | 中日新聞杯(G3) 8着(0.7) | 2 | |
3 | 1 | 牡4 | 56 | サンレイレーザー | 7 | マイラーズカップ(G2) 2着(0.1) | 8 | |
2012良 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | トーセンレーヴ | 1 | マイラーズカップ(G2) 8着(0.7) | 2 |
2 | 14 | 牡4 | 56 | ダノンシャーク | 2 | マイラーズカップ(G2) 2着(0.2) | 6 | |
3 | 3 | 牡7 | 57 | マイネルスターリー | 15 | 新潟大賞典(G3) 8着(0.5) | 14 |
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中5頭を占めます。ハクサンルドルフ(2018年)を除く4頭に芝2000mの重賞で3着以内に好走した経験がありました。
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中8頭を占めます。そのうち7頭が前走3着以内に好走していました。
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中16頭を占めます。若い馬が活躍する傾向にありそうです。なお3着以内に好走した6歳以上9頭のうち、グリュイエール(2018年)とソーグリッタリング(2020年)を除く7頭に、芝2000m戦の重賞で3着以内に好走した経験がありました。
過去10年のエプソムカップ3着以内30頭中24頭を占めます。上位人気馬が結果を残す傾向にありそうです。なお3着以内に好走した7番人気以下の6頭のうち、トーラスジェミニ(2020年)を除く5頭に、重賞で3着以内に好走した経験がありました。穴馬は、重賞実績馬が候補になりそうです。
予想
エプソムカップ2022は、ほぼ例年並みのメンバーが集まりました。抜けた実力馬は不在で、多くの馬が馬券候補になりそうです。ただ大きく荒れた2020年を除くと、1~6番人気前後の決着が多いので、データ傾向からは、中穴ぐらいまでが狙い目のレースになるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。スルーした人気馬で決着してもおかしくないほどの混戦だと思います。全く当たる気がしません。
長期休養明けとなった2走前中山記念では、好メンバー相手に4着でした。その後の前走都大路ステークスも相手なりに走っているので、力はありそうです。休養明け3戦目でそろそろ一発あっても…と考えて、本命評価にしました。
最後方付近からの追い込みとなると、展開に左右されるタイプでしょうか。ただ後方大外一気の前走の勝ちっぷりは際立っていたので、重賞でも期待できそうです。極端な前残りにさえならなければ…。
昨年のエプソムカップ優勝馬。昨年よりも2kg重い斤量58kgは気になる要素ですが、1800m戦と東京コースの実績に期待して押さえました。
過去好走例が多い前走新潟大賞典出走馬。このメンバーの中では一枚下と思いつつ、好ローテと紐荒れ期待で押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、4着、6着、12着でした。本命◎ガロアクリークは、2着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | 牡4 | 56 | ノースブリッジ | 4 | アメジストステークス(3勝クラス) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 8 | 牡5 | 56 | ガロアクリーク | 8 | 都大路ステークス(LR) 6着(0.3) | 4 |
3 | 5 | 牡4 | 56 | ダーリントンホール | 2 | ダービー卿チャレンジ(G3) 3着(0.2) | 1 |
上位6頭がクビアタマ差の接戦。優勝はスルーしたノースブリッジでした。馬場の内が悪く、上手く良いところを通って来たという印象でした。人気馬が良馬場でこそ活きそうな追い込み脚質だったこともあり、今回は条件も良かったかもしれません。
本命ガロアクリークは2着。直線の見せ場もあったので、次走以降も期待出来そうな内容でした。対抗ジャスティンカフェや押さえザダルの2頭。僅差の接戦でしたし、良馬場なら勝ち負けまであったかもしれません。