日程 | 2020年2月23日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | ダート1600m |
格付け | G1 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 定量(牡57kg) |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
フェブラリーステークス2020
2020年最初のG1レース、フェブラリーステークス2020です。例年、国内ダート戦線トップクラスの馬が集う一戦。今年は有力馬クリソベリルとコパノキッキングが出走回避となったものの、G1レース好走歴のある実力馬が多数出走を予定しており、ハイレベルなレースを期待できそうです。
配当
過去10年のフェブラリーステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。この3回を除くと、順当な傾向にありますが、例年穴馬が1頭ほど馬券圏内に好走し、好配当を演出しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 430円 | 2,310円 | 6,620円 |
2018 | 1,140円 | 6,540円 | 41,560円 |
2017 | 1,470円 | 2,140円 | 9,240円 |
2016 | 680円 | 3,820円 | 16,010円 |
2015 | 1,570円 | 3,060円 | 12,370円 |
2014 | 84,380円 | 55,360円 | 949,120円 |
2013 | 10,330円 | 16,150円 | 111,130円 |
2012 | 10,510円 | 15,530円 | 141,910円 |
2011 | 1,100円 | 3,200円 | 12,240円 |
2010 | 890円 | 1,160円 | 4,190円 |
では過去10年のフェブラリーステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 6 | 牡5 | インティ | 1 | 東海ステークス(G2) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 3 | 牡6 | ゴールドドリーム | 2 | 東京大賞典(G1) 2着(0.1) | 1 | |
3 | 2 | 牡5 | ユラノト | 8 | 根岸ステークス(G3) 2着(0.1) | 3 | |
2018重 | 1 | 12 | セ6 | ノンコノユメ | 4 | 根岸ステークス(G3) 1着(-0.0) | 6 |
2 | 14 | 牡5 | ゴールドドリーム | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 1着(-0.0) | 8 | |
3 | 6 | 牡8 | インカンテーション | 6 | 東京大賞典(G1) 7着(1.7) | 4 | |
2017良 | 1 | 3 | 牡4 | ゴールドドリーム | 2 | チャンピオンズカップ(G1) 12着(1.3) | 2 |
2 | 9 | 牡7 | ベストウォーリア | 5 | 根岸ステークス(G3) 2着(0.2) | 3 | |
3 | 10 | 牡5 | カフジテイク | 1 | 根岸ステークス(G3) 1着(-0.2) | 1 | |
2016重 | 1 | 14 | 牡4 | モーニン | 2 | 根岸ステークス(G3) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 7 | 牡4 | ノンコノユメ | 1 | チャンピオンズカップ(G1) 2着(0.2) | 3 | |
3 | 4 | 牡5 | アスカノロマン | 7 | 東海ステークス(G2) 1着(-0.3) | 4 | |
2015良 | 1 | 4 | 牡5 | コパノリッキー | 1 | 東海ステークス(G2) 1着(-0.7) | 1 |
2 | 14 | 牡5 | インカンテーション | 5 | 東海ステークス(G2) 3着(0.7) | 3 | |
3 | 10 | 牡5 | ベストウォーリア | 3 | チャンピオンズカップ(G1) 11着(1.0) | 9 | |
2014良 | 1 | 13 | 牡4 | コパノリッキー | 16 | フェアウェルステークス(OP) 9着(1.4) | 3 |
2 | 15 | 牡5 | ホッコータルマエ | 2 | 川崎記念(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 11 | 牡6 | ベルシャザール | 1 | ジャパンカップダート(G1) 1着(-0.0) | 3 | |
2013良 | 1 | 2 | 牡5 | グレープブランデー | 3 | 東海ステークス(G2) 1着(-0.5) | 4 |
2 | 6 | 牡8 | エスポワールシチー | 9 | 東京大賞典(G1) 5着(1.7) | 4 | |
3 | 10 | 牡7 | ワンダーアキュート | 7 | 川崎記念(G1) 2着(0.1) | 1 | |
2012良 | 1 | 16 | 牡6 | テスタマッタ | 7 | 根岸ステークス(G3) 3着(0.2) | 5 |
2 | 3 | 牡6 | シルクフォーチュン | 4 | 根岸ステークス(G3) 1着(0.2) | 4 | |
3 | 10 | 牡6 | ワンダーアキュート | 2 | 東京大賞典(G1) 2着(0.0) | 3 | |
2011良 | 1 | 12 | 牡5 | トランセンド | 1 | ジャパンカップダート(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 13 | 牡7 | フリオーソ | 3 | 川崎記念(G1) 1着(-1.1) | 1 | |
3 | 5 | 牡4 | バーディバーディ | 4 | 東京大賞典(G1) 3着(1.0) | 5 | |
2010良 | 1 | 4 | 牡5 | エスポワールシチー | 1 | ジャパンカップダート(G1) 1着(-0.6) | 1 |
2 | 3 | 牡4 | テスタマッタ | 5 | 川崎記念(G1) 3着(0.4) | 4 | |
3 | 6 | 牡5 | サクセスブロッケン | 2 | 東京大賞典(G1) 1着(-0.0) | 2 |
過去10年のフェブラリーステークス3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち川崎記念組の4頭はともに川崎記念で3着以内に好走していました。
過去10年のフェブラリーステークス3着以内30頭中7頭を占めます。直近4年連続で馬券圏内に好走しています。なお7頭ともに、根岸ステークスで3着以内に好走していました。
中京競馬場改修後、過去7年のフェブラリーステークス3着以内21頭中5頭を占めます。5頭ともに、東海ステークスで3着以内に好走していました。
予想
今年のフェブラリーステークス2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成でしょうか。ただ川崎記念と東京大賞典でともに地方所属馬の活躍があったため、例年以上に取捨に悩むことになりそうです。近年の傾向では、根岸ステークス組と東海ステークス組が上位争いの候補だと思いますが、今年は、地方所属馬含め何が来てもおかしくない印象を受けます。
以下、簡単な考察と予想です。モズアスコットが気になりつつスルーしました。勝ち負けがあっても良さそうな馬ですが、小波乱を期待して…。
前に行くと思っていた前走東海ステークスは、控える競馬で3着。さらに斤量58kg背負っていたことを考えれば、力のあるところを見せた前哨戦という印象を受けました。無理にでも逃げるというタイプではありませんが、今回の想定メンバーを見ると強い逃げ馬が不在。楽な逃げになるかもしれません。昨年、逃げ切ったレースですし、展開次第では上位争いに加わっても良さそうです。
前走根岸ステークス5着。過去、馬券圏内に好走した根岸ステークス組は、根岸ステークスで3着以内に好走していたことを考えると、買い難いところだと思います。マイル戦自体は合うと思うので、内枠から前々でロスなく進めることが出来れば…。
極端なハイペースから追い込み決着となった3走前みやこステークスを優勝。後方から末脚が活きる展開なら…というタイプですが、前走東海ステークスは中団(インティの後ろ)からの競馬で2着に好走しました。近走、急激に力を付けてきている印象を受けるので、この勢いで穴をあける場面があっても良いかもしれません。
過去、馬券圏内に好走した川崎記念組は、川崎記念で3着に好走しており、データ傾向からはデルマルーヴルが候補になるでしょうか。善戦してきた相手を見ると、ここでは劣勢に見えますが、深く考えずデータ傾向通りに押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、10着、12着、14着、15着でした。本命◎インティは、14着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 12 | 牡6 | モズアスコット | 1 | 根岸ステークスS(G3) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 15 | 牡7 | ケイティブレイブ | 16 | 川崎記念(G1) 6着(1.8) | 2 |
3 | 9 | 牡6 | サンライズノヴァ | 3 | 武蔵野ステークス(G3) 5着(0.6) | 3 |
晩に録画を見ました。小倉大賞典に続き、こちらも波乱決着(3連単464,920円)でカスりもせずでした。
本命インティは、前走に続いて控える競馬。アルクトスとワイドファラオが飛ばしていく展開で、インティが楽逃げ出来ない展開を作ったと言って良いかもしれません。最初の1000mは、昨年より1.5秒ほど速く、インティの楽逃げを期待した予想は真逆のものとなりました。この速い流れが追い込み勢が上位を占める決着を後押ししたと思います。中団より前で進めた馬には厳しい流れでした。
優勝馬モズアスコットは、内を捌いての差し切り勝ち。1頭だけ余裕のある勝ちっぷりで、他馬とは力が違うように見えました。2着にケイティブレイブ。距離短縮かつ後方からの競馬で新味が出たような騎乗でした。G1初騎乗の長岡ジョッキーのファインプレーだったと思います。3~4着争いには、東京ダートマイル実績のあったサンライズノヴァ(武蔵野ステークス2018優勝)とワンダーリーデル(武蔵野ステークス2019優勝)でした。