フィリーズレビュー2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

フィリーズレビュー2017過去10年のデータと予想

日程 2017年3月12日(日曜日)
開催 阪神競馬場 11R
距離 芝1400m
格付け GⅡ
条件 サラ系3歳牝馬
斤量 馬齢(54kg)
出走数 18頭
天気 晴時々雲参考 阪神競馬場 – ヤフー天気

「フィリーズレビュー2017」です。G1桜花賞2017の前哨戦として行われますが、あまり桜花賞に直結しない傾向があります。過去10年では、桜花賞で馬券圏内に好走した馬は、アイムユアーズ(2012年)、レジネッタ(2008年)の2頭のみです。

過去10年のフィリーズレビューの配当を見ると、やや波乱傾向の重賞と言えます。3連単10万馬券超えが3回あり、2014年には175万馬券の大波乱決着となっています。その他の年も3連単数万円という結果が続いており、例年穴馬の好走が見られます。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 3,940円 4,950円 47,890円
2015 3,260円 4,790円 23,720円
2014 76,030円 253,310円 1,750,540円
2013 2,370円 22,770円 96,300円
2012 2,700円 10,610円 50,550円
2011 3,100円 8,500円 54,370円
2010 4,880円 11,000円 86,630円
2009 5,820円 109,610円 668,740円
2008 25,670円 59,430円 461,660円
2007 6,300円 24,890円 79,930円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

フィリーズレビュー2017
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走
2016 1 2 ソルヴェイグ 8 500万(京都芝1400m) 5着(0.3)
2 9 アットザシーサイド 1 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 5着(0.6)
3 7 キャンディバローズ 2 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 9着(1.0)
2015 1 17 クイーンズリング 1 菜の花賞(500万) 1着(-0.3)
2 13 ペルフィカ 7 こぶし賞(500万) 1着(-0.1)
3 10 ムーンエクスプレス 2 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4着(0.3)
2014 1 1 ベルカント 2 朝日杯フューチュリティステークス(G1) 10着(0.7)
2 12 ニホンピロアンバー 13 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 17着(3.2)
3 14 エスメラルディーナ 6 ジュニアカップ(OP) 1着(-0.0)
2013 1 4 メイショウマンボ 3 こぶし賞(500万) 1着(-0.2)
2 1 ナンシーシャイン 4 春菜賞(500万) 1着(-0.4)
3 16 ティズトレメンダス 11 はこべら賞(500万) 1着(-0.3)
2012 1 4 アイムユアーズ 1 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.4)
2 5 ビウイッチアス 8 クロッカスステークス(OP) 5着(0.3)
3 9 プレノタート 7 クイーンカップ(G3) 4着(0.6)
2011稍重 1 11 フレンチカクタス 3 クイーンカップ(G3) 4着(0.3)
2 14 スピードリッパー 6 フェアリーステークス(G3) 2着(0.4)
3 6 エーシンハーバー 5 500万(京都芝1400m) 1着(-0.0)
2010 1 5 サウンドバリアー 9 エルフィンステークス(OP) 9着(0.5)
2 15 ラナンキュラス 1 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4着(0.3)
3 3 レディアルバローザ 5 500万(阪神芝1400m) 1着(-0.1)
2009 1 7 ワンカラット 6 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 12着(1.5)
2 6 アイアムカミノマゴ 3 エルフィンステークス(OP) 4着(0.2)
3 13 レディルージュ 15 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 10着(1.4)
2008 1 8 マイネレーツェル 11 エルフィンステークス(OP) 4着(0.6)
2 1 ベストオブミー 7 若菜賞(500万) 1着(-0.9)
3 3 レジネッタ 4 エルフィンステークス(OP) 3着(0.6)
2007 1 12 アストンマーチャン 1 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 2着(0.0)
2 15 アマノチェリーラン 10 若菜賞(500万) 1着(-0.1)
3 4 ハギノルチェーレ 5 エルフィンステークス(OP) 3着(0.6)
前走500万クラス

過去10年のフィリーズレビュー3着以内では、計10頭が馬券圏内に来ています。そのうち昨年1着ソルヴェイグを除く9頭が前走1着馬でした。

前走エルフィンステークス

近年の好走はありませんが、2010年以前のフィリーズレビューでは、好走が目立っています。

前走阪神ジュベナイルフィリーズ、朝日杯フューチュリティステークス

過去10年のフィリーズレビュー3着以内30頭中10頭を占めます。二桁着順からの巻き返しも多いです。

人気薄

過去10年のフィリーズレビュー3着以内では、人気薄の好走が目立ちます。二桁人気馬は、計5頭が馬券圏内に来ています。その他、5~9番人気ぐらいの中穴も多く馬券圏内に来ています。

連対馬で見ると、1~3番人気だけで決着した年が無いので、上位人気馬だけの馬連は、データ的には狙い難いといえそうです。

馬券予想

過去10年の傾向から「前走500万」「前走阪神ジュベナイルフィリーズ」「前走エルフィンステークス」に注目です。

フィリーズレビュー2017は、出走予定馬を見る限り、かなりの混戦という印象です。過去の傾向からも、穴馬の好走が予想されるので、馬券的には取捨の難しいレースになりそうです。

阪神ジュベナイルフィリーズ2016 3着馬レーヌミノルや前走万両賞2016(500万)を完勝したカラクレナイが注目ですが、恐らく人気も集めると思うので、波乱想定だと狙い難い感じもします。

以下、簡単な考察と予想です。時間的な都合で、買い目を中心に取り上げます(;´д`)

◎⑮レーヌミノル

実績ではメンバー中1番でしょう。前走クイーンカップ2017 4着。2走前の阪神ジュベナイルフィリーズ2016も3着と好走していますが、やはりマイル戦は少し長い印象がします。デビュー2戦目の小倉2歳ステークス2016が大物感ある勝ちっぷりで、その後の京王杯2歳ステークス2016もモンドキャンノの2着ですから、距離的には1200m~1400mが一番合いそうです。

もう1頭、人気を背負いそうなカラクレナイは、後ろで脚を溜めるタイプなので、前目で粘って押し切るような競馬に期待ですね。

○⑯カラクレナイ

休み明けになりますが、フィリーズレビューと同コースの前走万両賞2016の勝ちっぷりが良かったです。残り150m辺りからは、ノーステッキでグイグイ伸びて楽勝していました。500万勝ちや重賞好走歴のある馬など、メンバー的には前走から層が厚くなりますが、前走の内容からは勝ち負けを期待したいです。

▲⑫シグルーン

⑥ジューヌエコールなど気になる人気馬もいますが、過去の傾向から穴馬のシグルーンを押さえました。

戦ってきた相手は、今年のクラシック戦線の中心になりそうなメンバーです。デビュー戦は弥生賞2017と京都2歳ステークス2016を優勝したカデナに勝ち、2戦目のアルテミスステークス2016はリスグラシューの3着でした。前走阪神ジュベナイルフィリーズ2016は、ソウルスターリングが強すぎただけと考えれば、今回の前哨戦で中穴なら買えなくも無さそう…と思っています。

△⑦タガノカトレア

大穴という感じですが、紐荒れ期待で押さえました。2戦連続でダート戦を使って上がり最速で勝っていますが、小柄な馬格ですし、パワー型というイメージでも無い気がします。(血統的には、兄姉ともにダート馬ですが。)

エンパイアメーカー産は、勢いのある時は好走が続く馬が多いですし、オッズ的にも人気薄なら…。

3連複 ◎ – ○▲△ – ○▲△ 合計3点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、14着、17着でした。

本命◎レーヌミノルは2着でした。

 

フィリーズレビュー2017
着順 馬番 馬名 人気 前走
1 16 カラクレナイ 2 万両賞(500万) 1着(-0.2)
2 15 レーヌミノル 1 クイーンカップ(G3) 4着(0.5)
3 13 ゴールドケープ 6 阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 6着(1.0)

ゴールドケープ押さえられず…でした(´・ω・`)

カラクレナイ&レーヌミノルは能力通りの1~2着という感じですが、過去10年のデータ的には人気馬のワンツーフィニッシュは初めてです。

直線に入ったところでレーヌミノル優勝かと思って見ていましたが、最後甘くなって、カラクレナイに交わされた感じがしました。前を引っ張っていく馬がいる状態で、2番手からの競馬がベストかもしれないと思いました。

優勝したカラクレナイは、強かったです。マイルも問題無さそうな印象でした。データ的には、フィリーズレビュー組の桜花賞成績は良くないですが、ローエングリン産だけに、皐月賞2013のロゴタイプのような可能性も否定できないですね。

その他、押さえたタガノカトレアとシグルーンは、惨敗。タガノカトレアは4番人気と穴人気してしまいました。前日、7~10番人気ぐらいだった記憶があるんですが…。この手の馬は、人気するとこないので、仕方ないかな…と思います。

最終コーナーから直線で内を通っていた馬は混雑して、スムーズな競馬が出来なかったように見えました。降着を思わせるようなシーンも有ったので、内を通った馬は、力を出し切れていない馬が多そうです。

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