日程 | 2017年4月23日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 馬齢(54kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ参考 東京競馬場 – ヤフー天気 |
オークス2017の前哨戦、G2「フローラステークス2017」です。過去10年では、フローラステークスをステップにオークスを優勝したのは、2010年のサンテミリオンだけです。ただオークスの2~3着には、フローラステークス組が入ることが多く、オークス2017を考える上でも重要な一戦となりそうです。
過去10年のフローラステークスの配当を見ると、100万馬券が2回と、かなり波乱含みのレースだといえそうです。重馬場で行われた2011年は、馬連で10万馬券という高配当が出ています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,920円 | 53,680円 | 228,510円 |
2015 | 1,120円 | 1,970円 | 10,710円 |
2014 | 5,970円 | 189,600円 | 1,088,940円 |
2013 | 870円 | 6,880円 | 24,620円 |
2012 | 730円 | 47,900円 | 163,970円 |
2011 | 103,540円 | 179,170円 | 1,131,690円 |
2010 | 1,070円 | 1,660円 | 6,830円 |
2009 | 1,010円 | 2,320円 | 10,790円 |
2008 | 2,820円 | 16,710円 | 76,550円 |
2007 | 870円 | 1,640円 | 5,470円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 18 | チェッキーノ | 3 | アネモネステークス(OP) 1着(-0.2) |
2 | 11 | パールコード | 2 | ミモザ賞(500万) 1着(-0.2) | |
3 | 6 | アウェイク | 13 | フリージア賞(500万) 8着(1.8) | |
2015良 | 1 | 5 | シングウィズジョイ | 2 | 君子蘭賞(500万) 1着(-0.1) |
2 | 6 | ディアマイダーリン | 1 | フラワーカップ(G3) 3着(0.2) | |
3 | 1 | マキシマムドパリ | 3 | 君子蘭賞(500万) 2着(0.1) | |
2014良 | 1 | 2 | サングレアル | 4 | 福寿草特別(500万) 4着(0.6) |
2 | 5 | ブランネージュ | 6 | 君子蘭賞(500万) 1着(-0.2) | |
3 | 17 | マイネオーラム | 13 | フラワーカップ(G3) 6着(0.5) | |
2013稍重 | 1 | 12 | デニムアンドルビー | 1 | 未勝利(阪神芝2000m) 1着(-0.3) |
2 | 10 | エバーブロッサム | 2 | フラワーカップ(G3) 2着(0.0) | |
3 | 6 | ブリュネット | 9 | 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.2) | |
2012良 | 1 | 6 | ミッドサマーフェア | 1 | 君子蘭賞(500万) 1着(-0.6) |
2 | 10 | アイスフォーリス | 2 | ミモザ賞(500万) 2着(0.0) | |
3 | 5 | ダイワデッセー | 18 | 梅花賞(500万) 6着(2.7) | |
2011重 | 1 | 8 | バウンシーチューン | 9 | 未勝利(中山芝1800m) 1着(-0.2) |
2 | 1 | マイネソルシエール | 15 | 500万(阪神芝1800m) 9着(0.9) | |
3 | 5 | ピュアブリーゼ | 3 | 500万(阪神芝1800m) 2着(0.1) | |
2010良 | 1 | 15 | サンテミリオン | 1 | フラワーカップ(G3) 3着(0.4) |
2 | 5 | アグネスワルツ | 4 | 白菊賞(500万) 1着(-0.3) | |
3 | 14 | ブルーミングアレー | 2 | クイーンカップ(G3) 5着(0.8) | |
2009良 | 1 | 16 | ディアジーナ | 2 | フラワーカップ(G3) 2着(0.1) |
2 | 12 | ワイドサファイア | 3 | 毎日杯(G3) 7着(0.3) | |
3 | 15 | ハシッテホシーノ | 4 | 500万(東京芝2400m) 1着(-0.2) | |
2008良 | 1 | 8 | レッドアゲート | 1 | フラワーカップ(G3) 2着(0.0) |
2 | 4 | カレイジャスミン | 6 | フラワーカップ(G3) 6着(0.6) | |
3 | 14 | キュートエンブレム | 8 | 未勝利(中京芝2000m) 1着(-0.2) | |
2007良 | 1 | 2 | ベッラレイア | 1 | あざみ賞(500万) 1着(-0.3) |
2 | 3 | ミンティエアー | 4 | ミモザ賞(500万) 3着(0.0) | |
3 | 10 | イクスキューズ | 3 | 桜花賞(G1) 5着(1.0) |
過去10年のフローラステークスでは、内枠(1~3枠)の好走が目立ちます。特に3枠は、7年連続で馬券圏内に来ています。
一方、外枠(6~8枠)の馬の好走例も多く、真ん中(4~5枠)より、内枠と外枠の好走例が多い傾向にあります。
過去10年のフローラステークス3着以内30頭中10頭を占めます。そのうち7頭が前走フラワーカップでした。前走フラワーカップ以外の重賞だった馬は、以下の3頭ですが、ともに人気を集めていました。
- 2010年3着ブルーミングアレー(前走クイーンカップ5着)2番人気
- 2009年2着ワイドサファイア(前走毎日杯7着)3番人気
- 2007年3着イクスキューズ(前走桜花賞5着)3番人気
過去10年のフローラステークスで3着以内だった馬の前走を距離別に分けると、以下のようになります。前走1800m~2000mだった馬が過去10年3着以内30頭中24頭を占めます。
近年は、君子蘭賞(500万、阪神芝1800m)やミモザ賞(500万、中山芝2000m)の好走馬が多い傾向にあります。
- 前走芝1800m 17頭
- 前走芝2000m 7頭
- 前走芝1600m 4頭
- 前走芝2400m 2頭
馬券予想
過去10年の傾向から「内枠(特に3枠)」「前走重賞(特に前走フラワーカップ)」「前走芝1800~2000mの馬」に注目です。
フローラステークス2017は、かなりの混戦だと思います。近年は、上位人気馬だけで決まった年がなく、穴馬が馬券に絡んでいます。2011年以降は、計4頭の二桁人気馬が馬券圏内に入っています。
以下、簡単な考察と予想です。全く当たる気がしないレースです。(;^_^A
前走クイーンカップ2017 3着。直近2走は、重賞(アルテミスステークス2016とクイーンカップ2017)で好走しており、今回のメンバーであれば上位争いは期待したい馬だと思います。血統的には、一時期話題になった父ディープインパクト&母父Storm Catで、芝2000m戦も対応できそうです。
データ的には絶好枠の3枠になりました。
前走つばき賞2017(500万)2着。ファンディーナの2着といっても、着差以上の能力差を感じたので、参考になるかは分からないですね…。今回、他に逃げ馬がいませんし、スムーズに前には行けそうです。デビュー戦の逃げ切り勝ちが強かったので、ここでもハマれば…という感じはします。
ちなみに過去10年では、逃げ馬の成績は良くありません。3着以内に来たのは、以下の3頭のみです。
- 2010年2着アグネスワルツ
- 2008年2着カレイジャスミン
- 2007年3着イクスキューズ
データ的には絶好枠の3枠になりました。
前走寒竹賞2017(500万)1着。前走は、後方からの競馬でした。最後の直線に入り。追ってからは、1頭だけ上のクラスというような脚でグイグイ伸びて楽勝していました。
追い込み脚質ということで、展開に左右される面があると思いますが、前走のパフォーマンスを出すことが出来れば、重賞でも十分に勝負になりそうな気がします。
前走君子蘭賞2017(500万)2着。近年は、君子蘭賞組の好走例が多いので、中穴になりそうなここで押さえておこうと思います。
実績からは、2000m戦への対応がポイントになりそうですが、過去君子蘭賞からフローラステークスで好走した馬を見る限りは、マイラーorマイル実績馬が多い傾向にあります。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着、8着でした。本命◎フローレスマジックは3着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 1 | モズカッチャン | 12 | 500万(中山芝1800m) 1着(-0.0) |
2 | 7 | ヤマカツグレース | 10 | 君子蘭賞(500万) 2着(0.0) |
3 | 14 | フローレスマジック | 2 | クイーンカップ(G3) 3着(0.4) |
晩に録画を見たんですが、かなり惜しかったですね(´・ω・`)
最後の直線、ヤマカツグレースとフローレスマジックの叩き合いという中、3枠タガノアスワドが粘っていました。あとは1番人気の3枠ホウオウパフュームが差してくれば的中。データ的には、かなり優勢の3枠のどちらかが入ればいい状況だったので、これは的中か!?とばかり思っていました。
ところが、内から凄い脚でモズカッチャンが…。上がり最速33.9秒でまとめて交わしました。ホウオウパフュームに期待していた競馬をモズカッチャンがしてしまった感じです。ホウオウパフュームの敗因は不明ですが、やはり今日の馬場では、前目につけておかないと話にならない馬場だったということでしょうか。
君子蘭賞2017組のヤマカツグレースの好走は、データ通りという感じですが、少点数では流石にモズカッチャンまでは手が回らず…でした。