日程 | 2017年3月20日(月曜日) |
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開催 | 中山競馬場 11R |
距離 | 芝1800m |
格付け | GⅢ |
条件 | サラ系3歳牝馬 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 14頭 |
天気 | 晴れ参考 中山競馬場 – ヤフー天気 |
「フラワーカップ2017」です。桜花賞やオークスの前哨戦として行われていますが、ステップレースとしてはあまり良い成績を残せていません。フラワーカップの上位馬の多くは、古馬になってからの牝馬重賞で活躍する馬が多い印象です。
過去10年のフラワーカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回だけで、大波乱の傾向はありません。ただ直近2年連続で、二桁人気馬が馬券圏内に来ているので、穴馬には注意したいところです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 1,120円 | 24,920円 | 82,600円 |
2015 | 12,520円 | 14,380円 | 83,850円 |
2014 | 1,830円 | 7,750円 | 20,200円23,570円 |
2013 | 1,420円 | 8,080円 | 28,720円 |
2012 | 2,190円 | 21,570円 | 114,060円 |
2011 | 1,740円 | 6,180円 | 34,770円 |
2010 | 2,830円 | 1,360円 | 15,350円 |
2009 | 2,950円 | 7,440円 | 79,110円 |
2008 | 2,830円 | 3,660円 | 18,680円 |
2007 | 1,440円 | 11,660円 | 43,140円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2016良 | 1 | 9 | 54 | エンジェルフェイス | 1 | 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.2) |
2 | 3 | 54 | ゲッカコウ | 2 | 500万(中山芝1800m) 1着(-0.2) | |
3 | 10 | 54 | ウインクルサルーテ | 14 | 水仙賞(500万) 7着(1.3) | |
2015良 | 1 | 1 | 54 | アルビアーノ | 1 | 500万(東京芝1400m) 1着(-0.3) |
2 | 5 | 54 | アースライズ | 12 | 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.0) | |
3 | 12 | 54 | ディアマイダーリン | 2 | 赤松賞(500万) 1着(-0.0) | |
2014良 | 1 | 7 | 54 | バウンスシャッセ | 3 | 寒竹賞(500万) 1着(-0.2) |
2 | 9 | 54 | マイネグレヴィル | 4 | 京成杯(G3) 5着(0.5) | |
2 | 13 | 54 | パシフィックギャル | 6 | アルテミスステークス(G) 2着(0.1) | |
2013良 | 1 | 4 | 54 | サクラプレジール | 2 | 新馬(東京芝1600m) 1着(-0.2) |
2 | 11 | 54 | エバーブロッサム | 3 | 未勝利(中山芝2000m) 1着(-0.0) | |
3 | 6 | 54 | リラコサージュ | 6 | 未勝利(京都ダ1400m) 1着(-0.5) | |
2012重 | 1 | 13 | 54 | オメガハートランド | 6 | クイーンカップ(G3) 9着(0.7) |
2 | 7 | 54 | メイショウスザンナ | 1 | セントポーリア賞(500万) 1着(-0.0) | |
3 | 9 | 54 | サンキューアスク | 10 | 500万(中山芝1800m) 7着(0.5) | |
2011良(阪神) | 1 | 5 | 54 | トレンドハンター | 5 | 500万(京都ダ1800m) 1着(-0.2) |
2 | 11 | 54 | ハブルバブル | 1 | 500万(阪神芝1400m) 4着(0.5) | |
3 | 3 | 54 | マヒナ | 7 | 菜の花賞(500万) 12着(降着)(0.0) | |
2010良 | 1 | 12 | 54 | オウケンサクラ | 3 | チューリップ賞(G3) 4着(0.4) |
2 | 11 | 55 | コスモネモシン | 4 | フェアリーステークス(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 9 | 54 | サンテミリオン | 1 | 若竹賞(500万) 1着(-0.4) | |
2009良 | 1 | 4 | 54 | ヴィーヴァヴォドカ | 11 | 黄梅賞(500万) 13着(2.1) |
2 | 16 | 55 | ディアジーナ | 1 | クイーンカップ(G3) 1着(-0.0) | |
3 | 3 | 54 | マジックシアター | 2 | 500万(中山ダ1800m) 7着(0.9) | |
2008良 | 1 | 1 | 54 | ブラックエンブレム | 1 | きんせんか賞(500万) 1着(-0.7) |
2 | 8 | 54 | レッドアゲート | 8 | 500万(東京芝2400m) 4着(0.7) | |
3 | 10 | 54 | シングライクバード | 2 | つばき賞(500万) 1着(-0.0) | |
2007良 | 1 | 5 | 54 | ショウナンタレント | 1 | きんせんか賞(500万) 1着(-0.1) |
2 | 15 | 54 | ホクレレ | 6 | 500万(東京ダ1600m) 1着(-0.0) | |
3 | 4 | 54 | クロコレーヌ | 12 | チューリップ賞(G3) 7着(1.3) |
過去10年のフラワーカップ3着以内30頭中18頭を占めます。
3着以内で見ると、前走1着馬か前走馬券圏外の馬かという感じで、例外は2014年3着パシフィックギャル(前走2着)のみです。
過去10年のフラワーカップでは、1番人気馬結果を残しており、複勝率80%(4-3-1-2)となっています。一方で、二桁人気馬の好走も多く、過去10年では計5頭が馬券圏内に来ています。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走1着馬」「1番人気」に注目です。
フラワーカップ2017は、重賞好走歴のある馬や前走500万勝ちの馬が集まり、3着以内と考えると、かなりの混戦模様だと思います。
中でも注目は、ファンディーナでしょうか。デビュー戦が9馬身差の圧勝。2戦目のつばき賞がノーステッキで上がり33.0秒の脚を使って楽勝していました。波乱がないとすれば、ファンディーナの相手探しという競馬になりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。時間的な都合で、買い目を中心に取り上げます(;´д`)
2戦2勝、デビュー戦の内容からも、ここは勝ち負けを期待したいです。ただ過去の傾向では、フラワーカップ自体がクラシックに直結するレースではないので、素質馬であれば何故ここを使うのか…という疑問が残りますね。
デビュー戦と未勝利戦ともに、今回と同コースの中山芝1800mでした。未勝利戦は好位からの競馬で、直線抜け出してアッサリという内容でした。一転、前走京成杯2017は、出負けして後方からの競馬となり、7着に破れています。ただ最後の直線に入ってから、良い脚で伸びていたので、0.4秒差の7着は悲観するようなものでは無いと思いました。
毎度、父ハービンジャー産は、重賞での買い時が難しいですが、昨年のフラワーカップ2016 3着のウインクルサルーテもハービンジャー産でした。わりと中山の重賞は走るイメージがある産駒です。今回、人気薄になるのは確実だと思うので、人気とオッズ次第では…と思っています。
土日の中山が少し時計のかかるタフな馬場という印象で、小柄な馬格の⑩ハナレイムーンや①ディーパワンサではなく、ダートでの好走歴のあるモリトシラユリを押さえました。
大敗した前走のクイーンカップ2017を除くと、戦ってきたメンバーは低調という感じですが、馬場適性、距離適性、フェアリーステークス2017での好走歴と紐候補として考えれば、十分に有り得そうな気がします。
モリトシラユリと同様、少し馬格のしっかりしたデアレガーロを押さえました。
中山コース2戦2勝ですが、前走の500万クラスは辛勝という印象で、追って追って何とか差し切ったというように見えました。メンバーが一回り強くなるここでは、能力的に少し不安が残りますが、鞍上にルメール騎手を迎え、新味が出ることに期待したいですね。
前走クイーンカップ2017 5着。3着フローレスマジック、4着レーヌミノルとは通ったコースの差という感じで、前走のメンバーを見れば、ここでは上位候補の1頭ではないでしょうか。
過去のフラワーカップでは、意外と差し追い込み馬の好走が多いので、脚質的にも期待したいです。小柄な馬なので、内で包まれる可能性があるよりは外枠も良いかもしれません。
前走阪神ジュベナイルフィリーズ2016 4着、前々走デイリー杯2歳ステークス2016 4着。接戦を演じてきた相手を見ると、ここでは能力上位でしょうか。ただ過去10年では、阪神ジュベナイルフィリーズ好走馬が馬券圏外に敗れるケースが多いレースなので、押さえまでという感じです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、7着、9着、11着でした。
本命◎ファンディーナは1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 12 | ファンディーナ | 1 | つばき賞(500万) 1着(-0.3) |
2 | 6 | シーズララバイ | 8 | フリージア賞(500万) 6着(0.4) |
3 | 8 | ドロウアカード | 7 | 白菊賞(500万) 3着(0.5) |
紐荒れですね…。全くカスリもせずでした(・Θ・;)
やはりファンディーナは強かったです。ただまわってきて圧勝という感じがしました。例年、フラワーカップ好走馬はクラシックではなく、古馬になってからというイメージですが、ファンディーナからは例外的強さを感じますね。
最初の1000mが61.1秒というスローで流れ、2着以下もまわってきただけというようなレースに見えてしまいました…。押さえていたサンティール、モリトシラユリ、デアレガーロが抜けてくる気配もなく、何の興奮もなく終わってしまいました(´・ω・`) 内で包まれた馬や後方から進めた馬にはノーチャンスだったように思います。