日程 | 2020年10月24日(土曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1600m |
格付け | G2 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 12頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 8.6(24日) |
富士ステークス2020
G1マイルチャンピオンシップに向けた一戦、富士ステークス2020です。今年からG2戦に昇格しました。過去、富士ステークスをステップにマイルチャンピオンシップで好走する馬が多く、今年も秋の大一番に向けて注目のレースといえそうです。
配当
過去10年の富士ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。以前は荒れるレースでしたが、近年は大きな波乱が減少傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 2,720円 | 7,610円 | 33,510円 |
2018 | 1,110円 | 2,620円 | 9,650円 |
2017 | 1,080円 | 12,820円 | 50,980円 |
2016 | 1,960円 | 3,340円 | 19,900円 |
2015 | 1,330円 | 4,780円 | 28,720円 |
2014 | 14,780円 | 46,230円 | 266,760円 |
2013 | 3,930円 | 74,840円 | 250,420円 |
2012 | 4,990円 | 95,330円 | 468,140円 |
2011 | 2,320円 | 7,610円 | 33,270円 |
2010 | 22,000円 | 309,520円 | 1,718,480円 |
では過去10年の富士ステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019稍重 | 1 | 16 | 牝4 | 56 | ノームコア | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 1着(-0.0) | 5 |
2 | 9 | 牡4 | 57 | レイエンダ | 3 | 新潟記念(G3) 10着(0.9) | 1 | |
3 | 2 | 牝5 | 54 | レッドオルガ | 4 | ヴィクトリアマイル(G1) 11着(0.9) | 3 | |
2018良 | 1 | 8 | 牡5 | 56 | ロジクライ | 2 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 3着(0.2) | 2 |
2 | 11 | 牝5 | 54 | ワントゥワン | 3 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.1) | 3 | |
3 | 14 | 牝5 | 54 | レッドアヴァンセ | 5 | ヴィクトリアマイル(G1) 3着(0.0) | 7 | |
2017不良 | 1 | 6 | 牡4 | 57 | エアスピネル | 1 | 札幌記念(G2) 5着(0.4) | 2 |
2 | 15 | 牡6 | 58 | イスラボニータ | 4 | 安田記念(G1) 8着(0.4) | 1 | |
3 | 13 | 牡5 | 57 | クルーガー | 11 | マイラーズカップ(G2) 10着(0.9) | 8 | |
2016良 | 1 | 3 | 牡4 | 57 | ヤングマンパワー | 3 | 関屋記念(G3) 1着(-0.0) | 3 |
2 | 4 | 牡5 | 58 | イスラボニータ | 4 | 安田記念(G1) 5着(0.3) | 4 | |
3 | 2 | 牡4 | 57 | ダノンプラチナ | 2 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 3着(0.3) | 2 | |
2015良 | 1 | 3 | 牡3 | 54 | ダノンプラチナ | 4 | 皐月賞(G1) 11着(1.3) | 5 |
2 | 11 | 牡4 | 56 | サトノアラジン | 1 | エプソムカップ(G3) 2着(0.0) | 1 | |
3 | 14 | 牡5 | 58 | ロゴタイプ | 3 | オールカマー(G2) 4着(0.5) | 2 | |
2014良 | 1 | 16 | 牡3 | 54 | ステファノス | 2 | セントライト記念(G2) 4着(0.2) | 5 |
2 | 7 | 牡4 | 56 | シャイニープリンス | 12 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 6着(0.3) | 10 | |
3 | 11 | 牡4 | 56 | レッドアリオン | 5 | 西宮ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 2 | |
2013良 | 1 | 9 | 牡5 | 57 | ダノンシャーク | 1 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.2) | 2 |
2 | 12 | 牡5 | 58 | リアルインパクト | 9 | ダービー卿チャレンジT(G3) 12着(0.7) | 7 | |
3 | 4 | 牡3 | 54 | シャイニープリンス | 14 | 信越ステークス(OP) 14着(0.5) | 4 | |
2012良 | 1 | 18 | 牡3 | 54 | クラレント | 5 | ポートアイランドステークス(OP) 8着(0.3) | 6 |
2 | 10 | 牡3 | 55 | ファイナルフォーム | 3 | ラジオNIKKEI賞(G3) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 11 | 牡5 | 56 | ヒットジャポット | 14 | 六甲ステークス(OP) 6着(0.8) | 2 | |
2011不良 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | エイシンアポロン | 1 | 毎日王冠(G2) 4着(0.1) | 10 |
2 | 8 | 牝4 | 54 | アプリコットフィズ | 6 | 京成杯オータムハンデキャップ(G3) 2着(0.1) | 7 | |
3 | 5 | 牡3 | 54 | マイネルラクリマ | 5 | オールカマー(G2) 6着(0.6) | 3 | |
2010良 | 1 | 9 | 牡4 | 56 | ダノンヨーヨー | 2 | ポートアイランドステークス(OP) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 3 | セ6 | 57 | ライブコンサート | 14 | 安田記念(G1) 15着(1.4) | 18 | |
3 | 14 | 牡3 | 55 | ガルボ | 13 | ラジオNIKKEI賞(G3) 8着(0.7) | 13 |
過去10年の富士ステークス3着以内30頭中15頭を占めます。2016年を除く過去9回で、毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。伏兵、穴馬の好走例も目立ちます。
過去10年の富士ステークス3着以内30頭中22頭を占めます。近年(直近6年)は、1~5番人気馬が上位争いの中心になっています。直近6年の3着以内18頭中16頭が1~5番人気でした。
過去10年の富士ステークス3着以内30頭中2頭を占めます。そのうち1頭は2017年2着G1馬イスラボニータ、残る1頭が大波乱となった2010年の2着ライブコンサートと考えると、6歳以上の馬は買い難い傾向にあるかもしれません。
予想
今年の富士ステークス2020は、例年よりも3歳馬の出走が多く、取捨が難しいレースだと思います。鉄板級の馬は不在なので、前走重賞好走馬を中心に多くの馬が馬券候補になりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。逃げ先行の3歳馬が気になりつつ、差し追い込み馬を中心に狙いました。
前走安田記念10着。安田記念組の好走例が多いレースというわけではありませんが、戦ってきた相手を考えれば、上位争いの候補といえそうです。過去、差し追い込み馬の活躍が目立つレースですし、見せ場があっても…。
前残りとなった2走前のエプソムカップを除くと、近走は安定した成績を残しています。ここでも極端な前残りにならなければ…という感じになるでしょうか。ただ過去、6歳以上の好走例が極端に少ないので、やや評価は下げています。
イレギュラーなローテというのは買い難い要素になるでしょうか。ただほかの3歳馬と比べて大きな力差があるとも思えず、ここで伏兵扱いになるなら…。
2018年のNHKマイルカップの後は、馬券に全く縁がない状態が続いています。とはいえ末脚は堅実で、近走は上位陣と小差のレースを見せています。相手なりに走るタイプなのかもしれませんが、安田記念で小差の着順だった馬を見れば、十分に押さえ候補という印象を受けます。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、9着、12着でした。本命◎ヴァンドギャルドは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 5 | 牡4 | 56 | ヴァンドギャルド | 4 | 安田記念(G1) 10着(1.1) | 9 |
2 | 11 | 牡3 | 56 | ラウダシオン | 3 | NHKマイルカップ(G1) 1着(-0.2) | 9 |
3 | 9 | 牡5 | 57 | ケイアイノーテック | 6 | 中京記念(G3) 4着(0.1) | 3 |
逃げたスマイルカナにシーズンズギフトも前に行く展開。好位差しを期待してシーズンズギフトを押さえたのですが、ここまで前を主張するのは予想外でした。結局、かなり速い流れになったこともあり、前は潰れて追い込み決着になりました。
ただ内の馬場は伸びないみたいで、対抗サトノアーサーは伸びずの9着。6歳以上の成績が極端に悪いレースとはいえ、追い込み決着で見せ場なしというのも予想外でした。
外から本命ヴァンドギャルドが抜け出して優勝、大逃げした2頭を見る形かたちで進めたラウダシオンが抜け出して2着。大外から押さえていたケイアイノーテックが3着というレースとなりました。スルーした2着ラウダシオン。NHKマイルカップは楽な先行がハマったようなレースだったので、差し追い込み予想の今回は手が出せませんでした。