日程 | 日本時間2024年10月6日(日曜)23時20分(発走予定) |
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開催 | フランス・パリロンシャン競馬場 |
距離 | 芝2400m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量 |
凱旋門賞2024
世界最高峰のレースとされる凱旋門賞2024。パリロンシャン競馬場で行われます。今年は、シンエンペラーが出走を予定しています。日本馬には厳しい結果が続いているレースですが、ソットサス(2020年優勝、2019年3着)の全弟にあたるシンエンペラーは、血統面から期待が大きい馬だと思います。
配当
JRAで馬券が販売された2016年以降の凱旋門賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。近年は高配当の3連複が続いていますし、波乱含みのレースといえそうです。2015年度以前も人気薄(海外オッズメーカー)の激走が目立つレースです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2023 | 930円 | 16,500円 | 42,370円 |
2022 | 1,960円 | 4,250円 | 18,400円 |
2021 | 20,960円 | 16,780円 | 246,370円 |
2020 | 4,530円 | 10,330円 | 101,080円 |
2019 | 1,560円 | 2,490円 | 32,990円 |
2018 | 590円 | 5,050円 | 10,850円 |
2017 | 1,550円 | 3,550円 | 10,600円 |
2016 | 13,800円 | 55,290円 | 380,060円 |
では以下、過去10年の凱旋門賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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2023稍重 | 1 | 8 | 13 | 牡3 | エースインパクト | 1 | ギヨームドルナノ賞(G2) 1着 |
2 | 1 | 6 | 牡4 | ウエストオーバー | 2 | キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1) 2着 | |
3 | 9 | 3 | 牡4 | オネスト | 13 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 7着 | |
2022重 | 1 | 6 | 14 | 牝5 | アルピニスタ | 2 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 |
2 | 2 | 15 | 牡3 | ヴァデニ | 7 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 3着 | |
3 | 18 | 2 | 牡5 | トルカータータッソ | 6 | バーデン大賞(G1) 2着 | |
2021重 | 1 | 12 | 1 | 牡4 | トルカータータッソ | 13 | バーデン大賞(G1) 1着 |
2 | 3 | 4 | 牝5 | タルナワ | 2 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 2着 | |
3 | 2 | 11 | 牡3 | ハリケーンレーン | 1 | セントレジャーステークス(G1) 1着 | |
2020不良 | 1 | 4 | 7 | 牡4 | ソットサス | 5 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 4着 |
2 | 1 | 12 | 牡3 | インスウープ | 4 | パリ大賞(G1) 2着 | |
3 | 7 | 1 | 牡4 | ペルシアンキング | 3 | ムーラン・ド・ロンシャン賞(G1) 1着 | |
2019重 | 1 | 3 | 2 | 牡5 | ヴァルトガイスト | 9 | フォワ賞(G2) 1着 |
2 | 9 | 8 | 牝5 | エネイブル | 1 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 | |
3 | 1 | 12 | 牡3 | ソットサス | 3 | ニエル賞(G2) 1着 | |
2018良 | 1 | 6 | 10 | 牝4 | エネイブル | 1 | セプテンバーステークス(G3) 1着 |
2 | 15 | 19 | 牝3 | シーオブクラス | 3 | ヨークシャーオークス(G1) 1着 | |
3 | 9 | 6 | 牡5 | クロスオブスターズ | 9 | フォワ賞(G2) 3着 | |
2017重 | 1 | 2 | 17 | 牝3 | エネイブル | 1 | ヨークシャーオークス(G1) 4着 |
2 | 3 | 5 | 牡4 | クロスオブスターズ | 8 | フォワ賞(G2) 2着 | |
3 | 1 | 4 | 牡4 | ユリシーズ | 5 | インターナショナルステークス(G1) 1着 | |
2016良 | 1 | 12 | 10 | 牝4 | ファウンド | 3 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 2着 |
2 | 11 | 4 | 牡4 | ハイランドリール | 9 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 7着 | |
3 | 16 | 8 | 牡4 | オーダーオブセントジョージ | 8 | アイリッシュセントレジャー(G1) 2着 | |
2015良 | 1 | 14 | 16 | 牡3 | ゴールデンホーン | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 1着 | |
2 | 11 | 1 | 牡5 | フリントシャー | ソードダンサーインビテーショナルS(G1) 1着 | ||
3 | 5 | 13 | 牡3 | ニューベイ | ニエル賞(G2) 1着 | ||
2014良 | 1 | 3 | 8 | 牝4 | トレヴ | ヴェルメイユ賞(G1) 4着 | |
2 | 4 | 1 | 牡4 | フリントシャー | フォワ賞(G2) 2着 | ||
3 | 15 | 18 | 牡3 | タグルーダ | ヨークシャーオークス(G1) 2着 |
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中24頭を占めます。前走が3着以下だった6頭中5頭が前走G1レースに出走していました。前走結果を残した馬や欧州のG1戦線好走馬が上位争いの候補になりそうです。
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中8頭を占めます。そのうち5頭が前走1着、2頭が前走2着、1頭が前走3着でした。前走2~3着の3頭は、前哨戦フォワ賞に出走していました。
- 2018年3着クロスオブスターズ(前走フォワ賞3着)
- 2017年2着クロスオブスターズ(前走フォワ賞2着)
- 2014年2着フリントシャー(前走フォワ賞2着)
過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中8頭を占めます。以前は3~4歳の有力牝馬が強いレースでしたが、近年は実績のある5歳牝馬の好走が目立ちます。
凱旋門賞で3着以内に好走した日本調教馬
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
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2013 | 2 | 8 | 6 | 牡5 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 |
2012 | 2 | 18 | 6 | 牡4 | オルフェーヴル | フォワ賞(G2) 1着 |
2010 | 2 | 10 | 7 | 牡4 | ナカヤマフェスタ | フォワ賞(G2) 2着 |
2006 | 3(失格) | 2 | 1 | 牡4 | ディープインパクト | 宝塚記念(G1) 1着(-0.7) |
1999 | 2 | 1 | 5 | 牡4 | エルコンドルパサー | フォワ賞(G2) 1着 |
凱旋門賞で3着以内に入った日本調教馬は、延べ5頭(そのうちディープインパクトは失格)です。延べ34頭の日本調教馬が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭も出ていません。
ディープインパクト(2006年)を除くと、3着以内に好走した日本調教馬は前走フォワ賞で勝ち負けしていました。前走フォワ賞2着のナカヤマフェスタ(2010年)も勝ち馬から約半馬身差の2着と小差の内容でした。
予想
以下、簡単な考察と予想です。3歳馬を狙いました。例年の凱旋門賞よりも層が薄いメンバーだと思います。
近年好走例が多い3歳牡馬(フランス調教馬)。同コースのパリロンシャン競馬場で連勝していますし、ここを狙ってきたローテといえるかもしれません。深く考えず本命評価にしました。
前走二エル賞は、逃げて3着。叩きのレースという印象を受けました。ソジーを抑えて優勝したフランスダービーのように、好位からの抜け出しに期待して…。
過去好走例が多いアイリッシュチャンピオンステークス出走馬。最後方外から直線の追い込みで4着でした。上位陣の通って来たコースを考えれば、負けて強しという印象を受けました。2400m戦の方が良さそうですし、前走からの巻き返しに期待して押さえました。
過去好走例が多いアイリッシュチャンピオンステークス出走馬。直線包まれるかたちになって、外に出してから良い脚を使っていました。それでも3着まで詰めるぐらいなので、欧州の芝は合いそうな印象でした。血統面に期待して、一応の押さえ評価にしました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、4着、12着、13着でした。本命◎ソジーは、4着でした。
着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 3 | 7 | 牝4 | ブルーストッキング | 2 | ヴェルメイユ賞(G1) 1着 | |
2 | 4 | 16 | 牝3 | アヴァンチュール | 7 | ヴェルメイユ賞(G1) 2着 | |
3 | 10 | 14 | 牡3 | ロスアンゼルス | 6 | アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 4着 | 3 |
カスリもせず…。ヴェルメイユ賞1~2着馬の勝ち負けとなりました。例年よりも層が薄い印象のメンバーだったので、過去データからは買いにくいローテの牝馬にもチャンスがあったということでしょうか。昨年よりも6秒近く時計がかかるタフな重馬場だったこともあり、馬場適性も必要だったと思います。
3着には押さえのロサンゼルス。後方から進めた前走から一転、逃げ粘っての3着でした。前走を叩いて、さらに良い状態だったのかもしれません。