凱旋門賞2023過去データと予想 | 深く考えない競馬

凱旋門賞2023過去データと予想

日程 日本時間2023年10月1日(日曜)23時5分(発走予定)
開催 フランス・パリロンシャン競馬場
距離 芝2400m
格付け G1
条件 3歳以上
斤量 3歳牡馬56.5kg4歳以上牡馬59.5kg牝馬-1.5g

凱旋門賞2023

世界最高峰のレースとされる凱旋門賞2023。2018年から改修されたパリロンシャン競馬場でレースが行われるようになりました。今年は、スルーセブンシーズ1頭が出走を予定しています。日本馬には厳しいレースですが、今年出走のスルーセブンシーズは父ドリームジャーニー(父ステイゴールド)ですし、オルフェーヴル(父ステイゴールド)の好走劇を考えると、血統面の期待と注目はありそうです。

配当

JRAで馬券が販売された2016年以降の凱旋門賞の配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。昨年や2017年~2019年こそ順当な決着ですが、2015年度以前も人気薄(海外オッズメーカー)の激走が目立つ波乱決着の多いレースです。

年度 馬連 3連複 3連単
2022 1,960円 4,250円 18,400円
2021 20,960円 16,780円 246,370円
2020 4,530円 10,330円 101,080円
2019 1,560円 2,490円 32,990円
2018 590円 5,050円 10,850円
2017 1,550円 3,550円 10,600円
2016 13,800円 55,290円 380,060円

では以下、過去10年の凱旋門賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

凱旋門賞2023過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。馬名背景色は、調教国を表します。赤色はイギリス、濃い青色はフランス、オレンジ色はドイツ、濃い緑色はアイルランドです。
年度 着順 ゲート 馬番 性齢 馬名 人気 前走
2022 1 6 14 牝5 アルピニスタ 2 ヨークシャーオークス(G1) 1着
2 2 15 牡3 ヴァデニ 7 アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 3着
3 18 2 牡5 トルカータータッソ 6 バーデン大賞(G1) 2着
2021 1 12 1 牡4 トルカータータッソ 13 バーデン大賞(G1)) 1着
2 3 4 牝5 タルナワ 2 アイリッシュチャンピオンS(G1) 2着
3 2 11 牡3 ハリケーンレーン 1 セントレジャーステークス(G1) 1着
2020不良 1 4 7 牡4 ソットサス 5 アイリッシュチャンピオンS(G1) 4着
2 1 12 牡3 インスウープ 4 パリ大賞(G1) 2着
3 7 1 牡4 ペルシアンキング 3 ムーラン・ド・ロンシャン賞(G1) 1着
2019 1 3 2 牡5 ヴァルトガイスト 9 フォワ賞(G2) 1着
2 9 8 牝5 エネイブル 1 ヨークシャーオークス(G1) 1着
3 1 12 牡3 ソットサス 3 ニエル賞(G2) 1着
2018 1 6 10 牝4 エネイブル 1 セプテンバーステークス(G3) 1着
2 15 19 牝3 シーオブクラス 3 ヨークシャーオークス(G1) 1着
3 9 6 牡5 クロスオブスターズ 9 フォワ賞(G2) 3着
2017 1 2 17 牝3 エネイブル 1 ヨークシャーオークス(G1) 4着
2 3 5 牡4 クロスオブスターズ 8 フォワ賞(G2) 2着
3 1 4 牡4 ユリシーズ 5 インターナショナルステークス(G1) 1着
2016 1 12 10 牝4 ファウンド 3 アイリッシュチャンピオンS(G1) 2着
2 11 4 牡4 ハイランドリール 9 アイリッシュチャンピオンS(G1) 7着
3 16 8 牡4 オーダーオブセントジョージ 8 アイリッシュセントレジャー(G1) 2着
2015 1 14 16 牡3 ゴールデンホーン アイリッシュチャンピオンS(G1) 1着
2 11 1 牡5 フリントシャー ソードダンサーインビテーショナルS(G1) 1着
3 5 13 牡3 ニューベイ ニエル賞(G2) 1着
2014 1 3 8 牝4 トレヴ ヴェルメイユ賞(G1) 4着
2 4 1 牡4 フリントシャー フォワ賞(G2) 2着
3 15 18 牡3 タグルーダ ヨークシャーオークス(G1) 2着
2013 1 15 18 牝3 トレヴ ヴェルメイユ賞(G1) 1着
2 8 6 牡5 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
3 9 17 牡3 アンテロ プランスドランジュ賞(G3) 1着
前走連対馬

過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中25頭を占めます。前走が3着以下だった5頭中4頭が前走G1レースに出走していました。前走5着以下は僅か1頭しかいないことを考慮すると、前走欧州のG1戦線好走馬が上位争いの候補になりそうです。

前走G1レース以外

過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち6頭が前走1着、2頭が前走2着、1頭が前走3着でした。前走2~3着の3頭は、前哨戦フォワ賞に出走していました。

  • 2018年3着クロスオブスターズ(前走フォワ賞3着)
  • 2017年2着クロスオブスターズ(前走フォワ賞2着)
  • 2014年2着フリントシャー(前走フォワ賞2着)
牝馬

過去10年の凱旋門賞3着以内30頭中9頭を占めます。そのうち6頭が3~4歳馬でした。3~4歳の有力牝馬は狙い目になりそうです。

凱旋門賞で3着以内に好走した日本調教馬

凱旋門賞好走馬(日本調教馬)
年度 着順 ゲート 馬番 性齢 馬名 前走
2013 2 8 6 牡5 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
2012 2 18 6 牡4 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
2010 2 10 7 牡4 ナカヤマフェスタ フォワ賞(G2) 2着
2006 3(失格) 2 1 牡4 ディープインパクト 宝塚記念(G1) 1着(-0.7)
1999 2 1 5 牡4 エルコンドルパサー フォワ賞(G2) 1着

凱旋門賞で3着以内に入った日本調教馬は、延べ5頭(そのうちディープインパクトは失格)です。延べ33頭の日本調教馬が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭も出ていません。

ディープインパクト(2006年)を除くと、3着以内に好走した日本調教馬は前走フォワ賞で勝ち負けしていました。前走フォワ賞2着のナカヤマフェスタ(2010年)も勝ち馬から約半馬身差の2着と小差の内容でした。

予想

以下、簡単な考察と予想です。内枠~中枠(ゲート)の実績馬を中心に選びましたが、難解すぎて全く当たる気がしません。

◎8プラスデュキャルゼル

過去好走例が多い牝馬。3~4歳馬の好走も多いレースなので、深く考えず本命評価にしました。

○10フリーウインド

過去好走例が血統馬(ガリレオ)。牝馬にも期待して対抗評価にしました。

▲12フィードザフレーム

近年好走例が多い3歳牡馬。直近2戦連続で同コース(ロンシャン2400m)を使って来たローテと内枠に期待して押えました。

△6ウエストオーバー

近年好走例が見られるフランケル産駒(父ガリレオ)。昨年の凱旋門賞6着でした。その後、G1戦線で連対を外していない安定感に期待して押えました。

3連複4頭ボックス◎○▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、2着、8着、12着、13着でした。本命◎プラスデュキャルゼルは、12着でした。

凱旋門賞2023結果
着順 ゲート 馬番 性齢 馬名 人気 前走
1 8 13 牡3 エースインパクト 1 ギヨームドルナノ賞(G2) 1着
2 1 6 牡4 ウエストオーバー 2 キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1) 2着
3 9 3 牡4 オネスト 13 アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 7着

無敗でエースインパクトが完勝。化け物クラスの馬という印象でした。2着には人気のウエストオーバー、3着は大穴オネスト。手広く買わないと、3着馬は選び難い馬だったと思います。上位3頭とも凱旋門賞で好成績を残しているガリレオやフランケル系統の血統馬でした。

4着スルーセブンシーズ。強いレースだったと思います。4着のコンティニュアス(ハーツクライ産駒)も見せ場がありました。いつも雨でタフな馬場のイメージがある凱旋門賞ですが、今年は晴れで良い状態の馬場に見えました。父サンデーサイレンス系のこの2頭は、良馬場と勝ち時計2:25.50が味方したのかもしれません。そう考えると、2着馬ウエストオーバーにドバイシーマクラシックで楽勝しているイクイノックスが出走していればひょっとして…と思えてしまいます。タラレバで思い巡らせるのも、競馬の魅力ですね。

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