凱旋門賞2017過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

凱旋門賞2017過去10年のデータと予想

日程 2017年10月1日(日曜日)発走時刻(日本時間23:05予定)
開催 フランス シャンティイ競馬場
距離 芝2400m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳以上
斤量 3歳牝馬55kg、3歳牡馬56.5kg4歳以上牝馬58kg、4歳以上牡馬59.5kg

凱旋門賞2017

世界最高峰のレースとされる「凱旋門賞2017」今年の凱旋門賞2017は、昨年に続いて改修工事のため、フランスのシャンティイ競馬場で行われます。

今年は、日本からサトノダイヤモンドサトノノブレスが出走を予定しています。恐らく、有馬記念2016のようにサトノノブレスは、サトノダイヤモンドのアシスト役になると思うので、日本馬の本命は、サトノダイヤモンドになるでしょうか。

凱旋門賞2017もJRAで馬券の販売が行われるようです。馬券の販売は、10月1日の午前10時~レース開始(日本時間23:05予定)の4分前までとなっています。購入は、インターネット投票(即PAT、A-PAT会員)のみとなっているので、ご注意ください。

JRAで馬券が販売された昨年の凱旋門賞の配当を見ると、昨年は波乱決着となっています。海外オッズメーカーの人気を見る限りは、2015年度以前の凱旋門賞も人気薄の激走が多いので、波乱傾向のレースといえそうです。

年度 馬連 3連複 3連単
2016 13,800円 55,290円 380,060円

では以下、過去10年の凱旋門賞で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

馬名背景色は、調教国を表します。濃い緑色アイルランド赤色イギリス濃い青色フランスオレンジ色ドイツです。

人気欄は、JRAで販売された馬券の単勝人気です。

凱旋門賞2017
年度 着順 ゲート 性齢 馬名 人気 前走
2016 1 12 牝4 ファウンド 3 アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 2着
2 11 牡4 ハイランドリール 9 アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 7着
3 16 牡4 オーダーオブセントジョージ 8 アイリッシュセントレジャー(G1) 2着
2015 1 14 牡3 ゴールデンホーン アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 1着
2 11 牡5 フリントシャー ソードダンサーインビテーショナルS(G1) 1着
3 5 牡3 ニューベイ ニエル賞(G2) 1着
2014 1 3 牝4 トレヴ ヴェルメイユ賞(G1) 4着
2 4 牡4 フリントシャー フォワ賞(G2) 2着
3 15 牡3 タグルーダ ヨークシャーオークス(G1) 2着
2013 1 15 牝3 トレヴ ヴェルメイユ賞(G1) 1着
2 8 牡5 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
3 9 牡3 アンテロ プランスドランジュ賞(G3) 1着
2012不良 1 6 牝4 ソレミア ヴェルメイユ賞(G1) 3着
2 18 牡4 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
3 17 牡3 マスターストローク ドーヴィル大賞(G2) 1着
2011 1 2 牝3 デインドリーム バーデン大賞(G1) 1着
2 9 牝3 シャレータ ヴェルメイユ賞(G1) 3着
3 11 牝4 スノーフェアリー アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 2着
2010 1 8 牡3 ワークフォース キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1) 5着
2 10 牡4 ナカヤマフェスタ フォワ賞(G2) 2着
3 3 牝3 サラフィナ ヴェルメイユ賞(G1) 3着
2009 1 6 牡3 シーザスターズ アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 1着
2 1 牡6 ユームザイン バーデン大賞(G1) 3着
3 19 牡3 カヴァルリーマン ニエル賞(G2) 1着
2008稍重 1 1 牝3 ザルカヴァ ヴェルメイユ賞(G1) 1着
2 3 牡5 ユームザイン キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1) 3着
3 9 牡4 ソルジャーオブフォーチュン サンクルー大賞(G1) 2着
3 2 牡5 イッツジーノ バーデン大賞(G1) 3着
2007稍重 1 6 牡4 ディラントーマス アイリッシュチャンピオンステークス(G1) 1着
2 4 牡4 ユームザイン バーデン大賞(G1) 4着
3 11 牡3 サガラ ニエル賞(G2) 2着

前走の着順

過去10年の凱旋門賞3着以内31頭中27頭前走3着以内でした。前走が4着以下だった4頭は、ともにG1レースに出走していました。

  • 2016年2着ハイランドリール(前走はアイルランドのG1で7着)
  • 2014年1着トレヴ(前走はフランスのG1で4着)
  • 2010年1着ワークフォース(前走はイギリスのG1で5着)
  • 2007年2着ユームザイン(前走はドイツのG1で4着)

また前走がG1レース以外だった馬は、計9頭が3着以内に来ていますが、そのうち6頭が前走1着馬でした。前走が2着以下だった3頭は、ともに前哨戦のG2の2着馬でした。

  • 2014年2着フリントシャー(前走フォワ賞2014 2着)
  • 2010年2着ナカヤマフェスタ(前走フォワ賞2010 2着)
  • 2007年3着サガラ(前走ニエル賞2007 2着)

牝馬

過去10年の凱旋門賞では、3着以内に計9頭そのうち優勝馬6頭を輩出しています。斤量的な恩恵が大きいため、3歳牝馬が3着以内に5頭を占めています。

過去3着以内に入った日本馬

過去、日本調教馬は延べ20頭が凱旋門賞に出走していますが、優勝馬は1頭もいません。凱旋門賞で3着以内に入った日本調教馬は、以下の延べ5頭です。ディープインパクトはレース後に失格となっています。

年度 着順 ゲート 性齢 馬名 前走
2013 2 8 牡5 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
2012 2 18 牡4 オルフェーヴル フォワ賞(G2) 1着
2010 2 10 牡4 ナカヤマフェスタ フォワ賞(G2) 2着
2006 3(失格) 2 牡4 ディープインパクト 宝塚記念(G1) 1着(-0.7)
1999 2 1 牡4 エルコンドルパサー フォワ賞(G2) 1着

ディープインパクトを除くと、日本調教馬は前走フォワ賞で勝ち負けしていました。ナカヤマフェスタも勝ち馬から約半馬身差の2着という差のない競馬をしています。

フォワ賞2017の結果

2017年9月10日、凱旋門賞2017の前哨戦「フォワ賞2017」が行われました。日本馬サトノダイヤモンドサトノノブレスが出走し、結果サトノダイヤモンドは4着、サトノノブレスは最下位6着でした。

フォワ賞2017
着順 ゲート 性齢 馬名 前走
1 4 牡4 チンギスシークレット ベルリン大賞(G1) 1着
2 1 牡4 クロスオブスターズ ガネー賞(G1) 1着
3 2 牡4 タリスマニック モーリスドニュイユ賞(G2) 1着
4 5 牡4 サトノダイヤモンド 天皇賞(春)(G1) 3着(0.2)
5 3 牡5 シルバーウェーヴ サンクルー大賞典(G1) 2着
6 6 牡7 サトノノブレス 金鯱賞(G2) 11着(0.5)

6頭立てながら、上位争いした馬の成績を見ると、かなりメンバーが揃っていたようですね…。ただ凱旋門賞で勝負するなら、ここは通過点というような勝ちっぷりが求められるレースでもあります。

僚馬サトノノブレスがペースメーカーを務める中、絶好の展開だっただけに、4着は厳しい結果かもしれません。敗因は「休み明けと重馬場の影響」のようです。日本なら、ここを叩いて本番という感じになりますが、果たして凱旋門賞2017はどうなるでしょうか。データ傾向からは、厳しいレースになりそうですが…。

馬券予想

サトノダイヤモンドに勝ってほしい…と思いつつ。JRAによると当日の馬場が重予想となっているので、フォワ賞2017の内容を見る限りは、タフな馬場になると厳しいかもしれませんね。

以下、簡単な考察と予想です。

海外競馬は、よく分からないため、だいぶ適当です。なお、馬券の投票は、ゲート番号ではなく「馬番」で投票となっているので、ご注意ください。
◎⑰エネイブル

イギリスオークス2017優勝(5馬身差)→アイルランドオークス2017優勝(5馬身差)→キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2017優勝(4馬身差)→ヨークシャーオークス2017優勝(5馬身差)と、現在G1を4連勝中の怪物3歳牝馬

凱旋門賞といえば、斤量的恩恵の大きい3歳牝馬。加えて、鞍上は日本でもお馴染みの世界的名手デットーリ騎手。当然の1番人気になりそうですが、波乱決着でなければ、勝ち負け必死の1頭になるでしょうか。

○⑫オーダーオブセントジョージ

アイルランドのオブライエン厩舎。シャンティイ競馬場で行われた昨年は、オブライエン厩舎が1~3着を独占し、昨年は3着に好走しました。成績を見る限りは、昨年と変わらず高いレベルで安定しているので、今年も期待したい1頭です。

▲⑤クロスオブスターズ

前走フォワ賞2017 2着。1頭ぐらいフランス調教馬を…ということで適当に押さえました。

過去、フォワ賞2着からは、ナカヤマフェスタ(2010年)やフリントシャー(2014年)が凱旋門賞で2着に好走しています。フリントシャーは、クロスオブスターズと同じフランスのファーブル厩舎4歳牡馬でした。クロスオブスターズは、フリントシャーの4歳時の成績と比べても引けを取らない成績を残しており、人気薄になるようであれば…と思っています。

△⑦アイダホ

昨年1~3着を独占したアイルランドのオブライエン厩舎

前走の成績だけを見ると狙い難い印象ですが、2走前のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2017では、ユリシーズと3/4馬身差の3着。ユリシーズと比べると、アイダホは全く人気しないと思うので、波乱期待で押さえました。

3連複◎○▲△4頭ボックス 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、4着、8着でした。本命◎エネイブルは1着でした。日本馬サトノダイヤモンドは15着、サトノノブレスは16着でした。

凱旋門賞2017
着順 ゲート 性齡 馬名 人気 前走
1 2 牝3 エネイブル 1 ヨークシャーオークス(G1) 4着
2 3 牡4 クロスオブスターズ 8 フォワ賞(G2) 2着
3 1 牡4 ユリシーズ 5 インターナショナルステークス(G1) 1着

グリーンチャンネル観戦。強すぎる馬が支持に応える姿。エネイブル、本当格好良いです。

馬券的には、海外競馬で初めて惜しい結果でした。(長く海外競馬は、予想も購入もなく観戦だけでしたが。)穴で狙っていたクロスオブスターズが2着に好走。4着オーダーオブセントジョージが粘るユリシーズを差しきれず…という結果でした。

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス2017で、ユリシーズと3/4馬身差ということで大穴のアイダホを押さえましたが、捻た予想をしない方が良かったですね。裏目に出てしまいました。 (;´・ω・`A “`

日本馬は、2頭とも馬場に苦しめられた感じでしょうか。とは言っても、良馬場ならエネイブルに勝てたとも思えませんが…。素人の考察に過ぎないですが、「サトノ」の馬では、サトノクラウンを見たかったと思ってしまいます。

ともあれ、サトノダイヤモンド、サトノノブレスともに、帰国後にまた強い姿を見たいですね。

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