函館2歳ステークス2018過去10年のデータと予想

日程 2018年7月22日(日曜日)
開催 函館競馬場 11R
距離 芝1200m
格付け GⅢ
条件 サラ系2歳
斤量 馬齢
出走数 16頭
天気 曇り(ヤフー天気)

函館2歳ステークス2018

2歳重賞「函館2歳ステークス2018」です。近年は、函館2歳ステークスで好走した馬が2歳G1で活躍するケースが増えています。年末の2歳G1戦線を占う上でも、重要な一戦といえるかもしれません。

コース形態

函館競馬場の芝1200mコース

過去10年の函館2歳ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。以前は順当な決着が多かったものの、7月開催となった2012年以降、やや波乱傾向が強くなってきている印象です。人気薄の馬が2~3着に食い込み、波乱を演出しています。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 15,620円 27,510円 175,020円
2016 660円 13,330円 64,380円
2015 1,390円 9,610円 34,290円
2014 16,810円 33,430円 228,870円
2013 3,980円 33,120円 130,150円
2012 3,280円 7,940円 50,610円
2011 2,610円 7,140円 30,250円
2010 620円 1,090円 4,390円
2009 850円 3,410円 11,960円
2008 1,500円 4,500円 25,780円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2009年は、札幌競馬場で開催されています。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

函館2歳ステークス2018
年度 着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 11 カシアス 1 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.6) 1
2 8 ウインジェルベーラ(牝) 12 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.1) 4
3 7 アリア(牝) 4 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0) 4
2016 1 12 レヴァンテライオン 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0) 1
2 6 モンドキャンノ 1 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.2) 1
3 5 タイムトリップ 13 新馬(福島芝1200m) 1着(-0.2) 2
2015稍重 1 9 ブランボヌール(牝) 1 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0) 2
2 11 メジャータイフーン(牝) 3 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.7) 1
3 6 ヒルダ(牝) 10 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.2) 1
2014 1 12 アクティブミノル 4 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.8) 5
2 6 タケデンタイガー 11 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.4) 1
3 16 トウショウピスト 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4) 1
2013 1 15 クリスマス(牝) 1 新馬(函館芝1200m) 1着(-1.1) 3
2 1 プラチナティアラ(牝) 9 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.8) 3
3 3 トーセンシルエット(牝) 8 新馬(東京芝1400m) 1着(-0.0) 10
2012 1 1 ストークアンドレイ(牝) 3 新馬(函館芝1000m) 1着(-0.2) 5
2 6 コスモシルバード 5 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.0) 5
3 11 ティーハーフ 2 新馬(阪神芝1200m) 1着(-0.7) 1
2011 1 9 ファインチョイス(牝) 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.5) 2
2 11 アイムユアーズ(牝) 5 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.3) 1
3 2 ナイスヘイロー 4 ラベンダー賞(OP) 11着(降着)(0.1) 2
2010 1 7 マジカルポケット 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4) 1
2 1 マイネショコラーデ(牝) 1 ラベンダー賞(OP) 2着(0.0) 1
3 13 ルリニガナ(牝) 3 新馬(函館芝1000m) 1着(-0.2) 2
2009札幌 1 1 ステラリード(牝) 1 新馬(札幌芝1200m) 1着(-0.4) 5
2 16 キョウエイアシュラ 2 ラベンダー賞(OP) 1着(-0.2) 1
3 14 ソムニア(牝) 6 新馬(札幌芝1200m) 1着(-0.7) 2
2008 1 12 フィフスペトル 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4) 1
2 7 ナムラミーティア(牝) 1 ラベンダー賞(OP) 1着(-0.6) 4
3 3 アイアンデューク 5 新馬(福島芝1200m) 1着(-0.1) 8
牝馬

過去10年の函館2歳ステークス3着以内30頭中16頭を占めます。人気に関係なく、好走例が多いです。

前走函館芝1200m

札幌開催だった2009年を除く過去9回の函館2歳ステークス3着以内27頭中21頭を占めます。函館芝1000mに出走していた馬2頭を加えると、前走函館芝1000m~1200mだった馬が23頭に及びます。前走が函館芝以外だった4頭は、ともに前走新馬戦に出走していました。

穴馬

7月開催となった2012年以降の函館2歳ステークス3着以内では、計8頭の穴馬(5番人気以下)が馬券圏内に来ています。8頭とも内枠(1~4枠)でした。そのほか直近4年連続で、二桁人気馬が2~3着に好走して波乱を演出しています。

予想

キャリア1戦の多い2歳戦の函館2歳ステークス2018。前走勝ちっぷりが良かった馬を中心に選びたいと思いますが、近年は穴馬(特に二桁気馬)の好走例が増えてきているので、取捨に悩むレースになりそうですね。

以下、簡単な考察と予想です。

【追記】伏兵(4番人気前後)として狙ったつもりのカルリーノがまさかの人気になってますね。直前に変えるのも何なので、予想はそのままにしますが…。
◎⑤カルリーノ

2戦連続で上がり最速。新馬戦は、前に行った3頭を捉えきれずの4着。それでも最後は良い脚を見せて詰めてきていました。前走は、直線での進路選択にスムーズさを欠くシーンがありながらの差し切り勝ち。最後は堅実な脚を使う馬という印象でした。今回、差しが活きる展開になれば、ハマる可能性はありそうです。

○⑪ナンヨーイザヨイ

前走は、上位4頭の着差こそ目立たなかったので、勝ちっぷりという点では評価が難しいところでしょうか。とはいえ、51kgで逃げた2着マノラムを除いて、3着デンバーテソーロ、4着カルリーノが後に未勝利戦を勝ち上がっており、レースレベルの問題は無さそうです。過去「6枠」や「馬番11~12番」あたりの好走例が多く、データ傾向からも押さえておきたい1頭になりそうですね。

▲④トーセンオパール

データ傾向から馬券候補に残る馬の中では人気薄になりそうです。前走は、楽な手応えで伸びての完勝で、上がり最速の良い脚を見せていました。小柄な馬というのは、買い難い要素になりますが、近年穴をあけている人気薄になるようであれば、紐に押さえても面白いかもしれませんね。

△⑦イチゴミルフィーユ

⑥アスターペガサスと迷って、人気薄のこちらを押さえました。前走は、残り200mを過ぎたあたりからグイグイ伸びて、2着以下とは力の差を感じる快勝でした。あとは、好走例の少ない前走函館以外ということがポイントになるでしょうか。過去、穴をあける傾向にある牝馬に期待して…。

3連複4頭ボックス◎○▲△ 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、3着、5着、9着、10着でした。本命◎カルリーノは、3着でした。

函館2歳ステークス2018
着順 馬番 馬名 人気 前走 前走人気
1 6 アスターペガサス 2 新馬(函館芝1200m) 1着(-0.4) 5
2 10 ラブミーファイン 7 新馬(函館芝1800m) 1着(-0.2) 3
3 5 カルリーノ 3 未勝利(函館芝1200m) 1着(-0.2) 2

順当な決着を予想するも、小波乱決着となりました。毎年のことですが、夏の重賞は、特に難しいです…。

対抗のナンヨーイザヨイ(1番人気)やイチゴミルフィーユは、後方から外をぶん回しての追い込み。今日の馬場と流れでは、ノーチャンスでした。優勝馬アスターペガサスは、コーナーのポジションも含め、絶妙な位置からの直線一気。2着ラブミーファインを僅差で交わしての優勝でした。

ラブミーファインは、前走1800m戦を使っており、データ傾向から完全スルーでした。1800mの馬かと思いきや、1200mのペースも苦にしてなかったので、次走の取捨に悩みことになりそうですね。

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