函館記念2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

函館記念2016過去10年のデータと予想

日程 2016年7月17日(日曜日)
開催 函館競馬場 11R
距離 芝2000m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 ハンデキャップ
出走数 16頭
天気 曇り参考函館競馬場 – ヤフー天気

今週末は、サマー2000シリーズ第2戦「函館記念2016」があります。函館記念2016は、洋芝&小回り&ハンデ戦ということで、如何にも荒れそうな香りがします。実際過去10年を振り返ると、波乱含みの一戦という印象です。

過去10年の3連単の配当を見ると、10万馬券超えは6回に及びます。特に近年の函館記念は波乱決着が多いレースとなっています。

  • 2015年 124,990円
  • 2014年 85,710円
  • 2013年 102,090円
  • 2012年 152,360円
  • 2011年 401,180円
  • 2010年 20,350円
  • 2009年 121,200円
  • 2008年 17,620円
  • 2007年 385,960円
  • 2006年 7,350円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければ、ご活用とご参考になさってください。(2009年は札幌競馬場で開催されています。)

過去10年の1~3着馬の前走データ

函館記念2016
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走
2015 1 5 牡5 54 ダービーフィズ 3 目黒記念(G2) 6着(0.7)
2 3 牡4 56 ハギノハイブリッド 10 新潟大賞典(G3) 10着(0.6)
3 1 牡3 53 ヤマカツエース 7 NHKマイルC(G1) 13着(1.0)
2014 1 3 牡5 56 ラブイズブーシェ 2 目黒記念(G2) 2着(0.0)
2 9 牡7 58 ダークシャドウ 8 エプソムC(G3) 3着(0.2)
3 2 牡5 54 ステラウインド 7 ジューンS(1600万) 1着(-0.0)
2013 1 8 牡4 57.5 トウケイヘイロー 3 鳴尾記念(G3) 1着(-0.2)
2 1 牡4 55 アンコイルド 7 巴賞(OP) 8着(0.8)
3 15 牡6 56 アスカクリチャン 8 新潟大賞典(G3) 8着(1.1)
2012 1 3 セ7 54 トランスワープ 4 福島テレビOP(OP) 3着(0.2)
2 8 牡8 52 イケトップガン 8 巴賞(OP) 5着(0.8)
3 4 牡6 55 ミッキーパンプキン 7 巴賞(OP) 6着(0.9)
2011 1 4 牡8 54 キングトップガン 4 目黒記念(G2) 1着(-0.0)
2 3 牡10 53 マヤノライジン 12 五稜郭S(OP) 6着(0.2)
3 13 牡8 57 アクシオン 7 エプソムC(G3) 10着(0.9)
2010 1 6 牡5 56 マイネルスターリー 2 新潟大賞典(G3) 4着(0.3)
2 12 牡4 56 ジャミール 1 天皇賞春(G1) 7着(1.7)
3 8 牡6 57 ドリームサンデー 5 金鯱賞(G2) 2着(0.2)
2009(札幌) 1 16 牡7 56 サクラオリオン 4 巴賞(OP) 3着(0.1)
2 9 牡8 55 マヤノライジン 10 巴賞(OP) 6着(0.4)
3 12 牡5 55 メイショウレガーロ 8 巴賞(OP) 5着(0.4)
2008 1 4 牡4 56 トーセンキャプテン 4 巴賞(OP) 4着(0.2)
2 11 牡5 57 フィールドベアー 1 巴賞(OP) 1着(-0.0)
3 2 牡4 56 マンハッタンスカイ 2 巴賞(OP) 6着(0.3)
2007 1 4 セ7 57 エリモハリアー 7 巴賞(OP) 11着(1.5)
2 5 牝5 52 ロフティーエイム 9 巴賞(OP) 8着(0.6)
3 6 牡4 57 サクラメガワンダー 2 安田記念(G1) 13着(0.9)
2006稍重 1 3 セ6 56 エリモハリアー 1 巴賞(OP) 2着(0.0)
2 4 牡5 57 エアシェイディ 2 福島テレビOP(OP) 1着(-0.0)
3 7 牡5 55 マヤノライジン 3 下鴨S(1600万) 1着(-0.2)
内枠

札幌開催だった2009年を除くと、内枠が優勢です。

札幌開催の2009年と少頭数だった2007年を除くと、例年1~4枠の馬から2~3頭が馬券圏内に来ています。勝ち馬も2009年を除いて、内枠(2~4枠)が続いています。

前走巴賞

過去10年の函館記念では、前走巴賞で負けた馬が狙い目です。巴賞勝ちから函館記念で3着以内に来た馬は、2008年2着フィールドベアーのみです。

ただ直近2年では、前走巴賞組はいません。近年は、前走新潟大賞典や目黒記念、エプソムカップの馬の活躍が目立ちます。

馬券予想

函館記念2016は、内枠の馬を中心に狙いたいレースです。その他、前走巴賞で負けていた馬や前走エプソムカップの馬に注意したいです。

以下、簡単な考察と予想です。

②トーセンレーヴ

函館記念でディープインパクト産は、狙える要素ではありません。ただ内枠に入ったので、穴狙いであれば狙えなくは無さそうです。

芝2000mの成績がとても良く(4戦4勝)、4戦とも全てオープン特別なので重賞のここで勝っても不思議ではないでしょう。

③レッドレイヴン

巴賞勝ち馬にとっては鬼門です。今年こそ…と考えるも、例年飛ぶので取捨が難しいです。

良い枠に入ったので、今年こそ…が実現するかもしれないですね。私見ですが、Smart Strike産のベストは1800mだと思っているので、1ハロン(200m)長いかもしれないと思っています。

④バイガエシ

前走洞爺湖特別2016(1000万)は快勝でした。ひとつ上のクラスでも勝負できそうな印象がしますが、重賞のここではどうか…と思ってしまいます。

過去函館記念3着以内に、前走が条件戦だった馬は2頭いますが、2頭とも1600万勝ちでした。過去データを重視すると、積極的には狙えないですね。

  • 2006年3着マヤノライジン(下鴨ステークス1着)
  • 2014年3着ステラウインド(ジューンステークス1着)
⑤マテンロウボス

巴賞2016負けた馬&内枠と、狙えそうな要素が揃っています。成績を見ると、重賞ではワンパンチ足りない感じはしますが、好枠を活かして頑張って欲しいです。父キングカメハメハで、函館記念はミスプロ系の相性も良さそうなので、血統的にも楽しみですね。

  • 2015年3着ヤマカツエース(父キングカメハメハ)
  • 2013年3着アスカクリチャン(父スターリングローズ)
⑥マイネルミラノ

このメンバーなら…という感じです。ただ函館記念は、逃げ馬の相性が良くありません。函館開催だった過去9回で見ると、逃げ馬が馬券圏内に来たのは1頭のみです。トウケイヘイローと比べると、一枚下の印象がしますが、沢山買う場合は押さえたい1頭でしょうか。

  • 2013年1着トウケイヘイロー
⑦マイネルフロスト

穴っぽいな…と思います。ただ過去成績を見ると、成績にムラがあるので、買い時が難しいですね。馬券圏内に来たレースを見ると、その前走は好走していることが多い馬です。小倉大賞典2016~福島民報杯2016と2走連続で崩れてるので、ひと叩きした次走以降が狙いかもしれないという感じがします。

⑩ツクバアズマオー、⑪フェイマスエンド

前走巴賞2016好走馬の2頭です。当初ツクバアズマオーを狙おうと思っていましたが、マテンロウボスが好枠に入ったので、巴賞2016組を押さえるとすれば、マテンロウボスの方にしようと思っています。あまり力差が無さそうなので、馬場次第ではこの2頭も十分にチャンスはありそうです。

⑫ネオリアリズム

K.ティータン騎手は初めて聞く名前です。昨年度の香港リーディング3位で、どうやら初来日のようです。いきなり重賞で狙えるかと言われると、様子見をしたい感じを抱いてしまいます。

ネオリアリズムは、条件戦ですが札幌2戦2勝なので、洋芝適性は問題無さそうです。重賞好走歴(前走小倉大賞典2016 3着)がある上に、ハンデが55kgなので、休養明けの仕上がり次第では上位争いの候補でしょうか。

⑯ファントムライト

2走前の中日新聞杯2016では、4頭に印を付け○評価にしました。結果は2着(9番人気)でした。前走はG1天皇賞春2016だったので、度外視しても良いでしょう。距離が2000mに戻るここでは見直しが必要だと思います。芝2000mの成績が(1-4-4-0)で複勝率100%という安定感も良いですね。オープン特別や重賞での実績もありますし、ここでは押さえたい1頭です。55kgの斤量も魅力です。

あとは、大外さえ克服できれば…だと思います。

買い方

◎②トーセンレーヴ

○⑦マテンロウボス

▲⑯ファントムライト

△③レッドレイヴン

本命は、芝2000m4戦4勝のトーセンレーヴにしました。8歳馬&57.5kg&ディープインパクト産と消し要素が揃っていますが、全く人気もしないと思うので、ミラクルを期待したいです。

直近2走の京都記念2016(泥んこ馬場)、天皇賞春2016(長距離)を度外視すれば買えなくは無さそうです。昨年秋のオープン特別(芝2000m)を2連勝、ディセンバーステークス2015は59kgを背負って勝ち切ったので、能力自体は高いはずです。その後の有馬記念2015は僅か0.3秒差の6着です。

その他、過去データの傾向から内枠&前走巴賞2016負けのマテンロウボス、そろそろデータを破って欲しいという期待を込めて前走巴賞2016勝ち馬レッドレイヴンも押さえました。

最後に週初めに狙っていたファントムライトも一応押さえておきました。芝2000mの成績(1-4-4-0)が良いので期待したいです。

3連複 ◎ – ○ -▲△ 計2点

3連単 ◎ ⇒ ○▲ ⇒ ○▲ 計2点

合計4点

結果

馬券的には、9着、10着、13着、15着でした。

本命◎トーセンレーヴは10着でした。

函館記念2016
着順 馬番 性齢 馬名 前走
1 6 牡6 マイネルミラノ エプソムカップ(G3) 3着(0.4)
2 8 牡6 ケイティープライド 巴賞(OP) 6着(0.8)
3 10 牡5 ツクバアズマオー 巴賞(OP) 3着(0.3)

殆ど真逆に近い結果になりました。3連単233,010円でした。

巴賞組は、やはりツクバアズマオーか…なんて思いながら、よく見るとケイティープライドも巴賞2016組でした。完全にスルーしていました。52kgの浜中ジョッキーは珍しいですね。なのでジョッキー買いの人は狙えたのかもしれません。

結果的には、データ通りエプソムカップ2016組&巴賞2016負け組で決まりました。週初めのインスピレーションは大事ですね。週初めの注目馬から、そのまま狙った方がニヤピンだったかもしれません。考えるほど、的外れになっていきます。

◎トーセンレーヴは6番人気、○マテンロウボスは5番人気でした。当初の想定では、トーセンレーヴが9~11番人気、マテンロウボスは7~9番人気ぐらいだったので、これは人気し過ぎな感じがしますね。意外です。

マテンロウボスは、離れた最後方から大外をぶん回して…という競馬でした。これは届かないだろう…何て素人ながら見てましたが、普通に届きませんでした。好枠だったので、内を捌いてなんて思ってましたが、こればかりは仕方ないですね。

1~3着マイネルミラノ、ケイティープライド、ツクバアズマオーは、ずっと最内を通ってきた馬でした。ラチ沿いを縦に並んだ3頭がそのまま来ました。VTRを見返すと、面白いほど内をロス無く通った馬が伸びています。やはり函館記念は内枠が基本みたいです。

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