日程 | 2020年6月21日(日曜) |
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開催 | 函館競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
函館スプリントステークス2020
サマースプリントシリーズ第一戦、函館スプリントステークス2020です。夏競馬の始まりを感じる重賞レース。近年は波乱決着が多く、難関なレースとなっています。
配当
過去10年の函館スプリントステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが4回あります。近年は、馬連万馬券も続いており、波乱傾向のレースといえそうです。なお昨年は順当な決着となっていますが、人気馬含め6頭除外になったため、少頭数で行われています。例外的な年と考えて良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 1,910円 | 1,200円 | 14,460円 |
2018 | 10,410円 | 11,690円 | 81,900円 |
2017 | 2,860円 | 4,110円 | 25,710円 |
2016 | 17,090円 | 43,840円 | 397,650円 |
2015 | 19,550円 | 200,320円 | 944,140円 |
2014 | 27,340円 | 89,720円 | 872,270円 |
2013 | 9,040円 | 16,510円 | 162,690円 |
2012 | 330円 | 13,180円 | 72,540円 |
2011 | 810円 | 950円 | 4,260円 |
2010 | 900円 | 3,060円 | 13,220円 |
では過去10年の函館スプリントステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。2012年から6月開催に変更されています。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019稍重 | 1 | 10 | 牡4 | 56 | カイザーメランジェ | 5 | 韋駄天ステークス(OP) 6着(0.8) | 4 |
2 | 11 | 牡3 | 52 | アスターペガサス | 2 | 葵ステークス(G) 2着(0.0) | 13 | |
3 | 13 | 牡4 | 58 | タワーオブロンドン | 1 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) | 1 | |
2018良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | セイウンコウセイ | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 12着(0.5) | 5 |
2 | 9 | 牡7 | 56 | ヒルノデイバロー | 10 | 阪急杯(G3) 17着(0.8) | 9 | |
3 | 7 | 牝5 | 54 | ナックビーナス | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.1) | 10 | |
2017良 | 1 | 8 | 牝3 | 50 | ジューヌエコール | 3 | 桜花賞(G1) 9着(0.8) | 12 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | キングハート | 4 | 鞍馬ステークス(OP) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 4 | セ9 | 56 | エポワス | 7 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 1着(-0.1) | 4 | |
2016良 | 1 | 16 | 牝3 | 50 | ソルヴェイグ | 12 | 桜花賞(G1) 17着(2.0) | 8 |
2 | 3 | 牡3 | 52 | シュウジ | 2 | NHKマイルカップ(G1) 12着(0.6) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | 54 | レッツゴードンキ | 7 | ヴィクトリアマイル(G1) 10着(1.4) | 8 | |
2015良 | 1 | 9 | 牡5 | 56 | ティーハーフ | 4 | 彦根ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 16 | 牡6 | 56 | アースソニック | 14 | 韋駄天ステークス(OP) 3着(0.2) | 5 | |
3 | 13 | 牡3 | 52 | レンイングランド | 12 | NHKマイルカップ(G1) 16着(1.6) | 14 | |
2014良 | 1 | 3 | 牡7 | 58 | ガルボ | 8 | 高松宮記念(G1) 11着(1.3) | 13 |
2 | 10 | 牝4 | 54 | ローブティサージュ | 6 | ヴィクトリアマイル(G1) 11着(0.6) | 15 | |
3 | 9 | 牝3 | 50 | クリスマス | 4 | オークス(G1) 12着(1.6) | 15 | |
2013良 | 1 | 14 | 牡6 | 58 | パドトロワ | 6 | 京王杯スプリングカップ(G2) 14着(1.0) | 17 |
2 | 5 | 牝5 | 54 | シュプリームギフト | 5 | 鞍馬ステークス(OP) 4着(0.1) | 3 | |
3 | 1 | 牝5 | 54 | フォーエバーマーク | 3 | 福島民友カップ(OP) 2着(0.3) | 4 | |
2012良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | ドリームバレンチノ | 2 | 安土城ステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 1 | 牡4 | 56 | ロードカナロア | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 10 | 牝6 | 54 | ビスカヤ | 11 | 朱雀ステークス(1600万) 10着(0.7) | 11 | |
2011良 | 1 | 2 | 牝4 | 54 | カレンチャン | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡3 | 53 | テイエムオオタカ | 3 | 道新スポーツ杯(1000万) 1着(-0.6) | 1 | |
3 | 1 | 牝4 | 54 | アンシェルブルー | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.4) | 9 | |
2010良 | 1 | 1 | 牝4 | 54 | ワンカラット | 2 | CBC賞(G3) 3着(0.2) | 3 |
2 | 13 | 牡6 | 59 | ビービーガルダン | 1 | 高松宮記念(G1) 2着(0.0) | 6 | |
3 | 5 | 牡5 | 56 | アポロフェニックス | 5 | CBC賞(G3) 7着(0.7) | 10 |
過去10年の函館スプリントステークス3着以内30頭中12頭を占めます。そのうち4頭が優勝しています。
過去10年の函館スプリントステークス3着以内30頭中12頭を占めます。穴馬の好走例も目立ちます。
6月開催となった2012年以降、過去8年の函館スプリントステークスでは、上位人気馬が不振傾向にあります。昨年は1~2番人気馬が馬券圏内に好走していますが、6頭除外の影響もあったはずなので、例外的な年だと思います。
- 1番人気(1-1-1-5)
- 2番人気(1-2-0-5)
- 3番人気(2-0-1-4)
予想
今年の函館スプリントステークス2020は、ほぼ例年並みのメンバー構成でしょうか。ざっと見た感じでは、約半数が上位争いの候補という感じがします。ただ過去には、二桁人気馬の好走もあるレース。波乱決着も目立ちますし、下位人気馬の激走があるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。穴馬を中心に、前に行きそうな馬を中心に狙いました。
追記修正:△ライトオンキューを無印に変更、△ダイアトニックを追加しました。
過去好走例が目立つ牝馬。今年は追い込み脚質の有力馬が多いですし、穴をあけるとすれば前で進めることが出来る馬になるでしょうか。連闘になりますが、函館コースの相性も良さそうですし、前走UHB杯(3勝クラス)のように好位からの競馬に期待しての本命です。
過去好走例が目立つ牝馬。逃げ先行に期待して対抗評価にしました。直近2戦は崩れているものの、4走前の阪神カップでは先行して3着。追い込み決着の中、前で粘った脚は見せ場があったと思います。
前に行くのか後ろから行くのか定かではありませんが、昨年以降、崩れたのはG1の2戦のみ。このクラスなら上位争いの候補になりそうです。初の1200m戦に対応出来れば…。
土曜の武豊騎手の安定感に期待して、押さえました。騎乗した函館芝1200m戦の4戦全てで3着以内の成績でした。
- 1レース未勝利戦2着(3番人気)
- 5レース新馬戦1着(2番人気)
- 11レースSTV杯1着(3番人気)
- 12レース長万部特別3着(1番人気)
前走高松宮記念は、不利があったにも関わらず時計差の無い3着。実績面では一強と言っても良いと思います。ただあまりにも後ろからでは届かない馬場だと思うので、直近2戦のような位置で進めることが出来れば、期待できそうです。
2走前のキーンランドカップは、大外からの追い込みで4着。ダノンスマッシュやタワーオブロンドンと小差だったことを考えれば、ここでは能力上位になるでしょうか。長期の休養明けということで、評価は下げています。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、4着、10着でした。本命◎ジョーマンデリンは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | 牡5 | 58 | ダイアトニック | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.0) | 4 |
2 | 16 | 牡6 | 56 | ダイメイフジ | 10 | 栗東ステークス(LR) 14着(1.3) | 4 |
3 | 10 | 牝4 | 54 | ジョーマンデリン | 3 | UHB杯(3勝クラス) 1着(-0.2) | 2 |
想定していた前残り決着。ただ逃げたのは、逃げを期待して押さえていたメイショウショウブではなく、ダイメイフジでした。少頭数になった昨年、逃げを期待して本命にしたのですが、逃げることなく敗戦…。去年のメンバーよりもメンバーが揃っていただけに、逃げは予想できませんでした。
直線は、的中を思わせる展開だったのですが、ダイメイフジが粘りに粘って2着。印を付けたジョーマンデリンとフィアーノロマーノが伸びそうで伸びず3~4着でした。
優勝は、ダイアトニック。58kgを嫌って押さえ評価にしましたが、ここでは力が違うとういう勝ちっぷりでした。日曜も函館芝1200m戦で武豊騎手の安定感(3戦して全て3着以内)が光っていましたし、勝つべくして勝ったレースだったのかもしれません。
- 1レース未勝利戦1着(1番人気)
- 5レース新馬戦3着(3番人気)
- 11レース函館スプリントステークス1着(1番人気)