日程 | 2021年6月13日(日曜) |
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開催 | 札幌競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 7.7(13日) |
函館スプリントステークス2021
サマースプリントシリーズ第一戦、函館スプリントステークス2021です。夏競馬の始まりを感じる短距離重賞です。波乱決着も多く、例年難関なレースが繰り広げられています。※今年は、東京オリンピックの開催に伴う日程調整により札幌競馬場で施行されます。
配当
過去10年の函館スプリントステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは4回あります。近年は、馬連や3連複の万馬券も続いており、波乱傾向のレースと言っても良さそうです。なお2019年は順当な決着でしたが、人気馬を含む6頭が除外になったため、少頭数(7頭立て)で行われました。例外的な年と考えて良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 5,710円 | 13,200円 | 64,550円 |
2019 | 1,910円 | 1,200円 | 14,460円 |
2018 | 10,410円 | 11,690円 | 81,900円 |
2017 | 2,860円 | 4,110円 | 25,710円 |
2016 | 17,090円 | 43,840円 | 397,650円 |
2015 | 19,550円 | 200,320円 | 944,140円 |
2014 | 27,340円 | 89,720円 | 872,270円 |
2013 | 9,040円 | 16,510円 | 162,690円 |
2012 | 330円 | 13,180円 | 72,540円 |
2011 | 810円 | 950円 | 4,260円 |
では過去10年の函館スプリントステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020良 | 1 | 6 | 牡5 | 58 | ダイアトニック | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.0) | 4 |
2 | 16 | 牡6 | 56 | ダイメイフジ | 10 | 栗東ステークス(LR) 14着(1.3) | 4 | |
3 | 10 | 牝4 | 54 | ジョーマンデリン | 3 | UHB杯(3勝クラス) 1着(-0.2) | 2 | |
2019稍重 | 1 | 10 | 牡4 | 56 | カイザーメランジェ | 5 | 韋駄天ステークス(OP) 6着(0.8) | 4 |
2 | 11 | 牡3 | 52 | アスターペガサス | 2 | 葵ステークス(G) 2着(0.0) | 13 | |
3 | 13 | 牡4 | 58 | タワーオブロンドン | 1 | 京王杯スプリングカップ(G2) 1着(-0.1) | 1 | |
2018良 | 1 | 1 | 牡5 | 57 | セイウンコウセイ | 3 | 京王杯スプリングカップ(G2) 12着(0.5) | 5 |
2 | 9 | 牡7 | 56 | ヒルノデイバロー | 10 | 阪急杯(G3) 17着(0.8) | 9 | |
3 | 7 | 牝5 | 54 | ナックビーナス | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.1) | 10 | |
2017良 | 1 | 8 | 牝3 | 50 | ジューヌエコール | 3 | 桜花賞(G1) 9着(0.8) | 12 |
2 | 3 | 牡4 | 56 | キングハート | 4 | 鞍馬ステークス(OP) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 4 | セ9 | 56 | エポワス | 7 | 大阪-ハンブルクカップ(OP) 1着(-0.1) | 4 | |
2016良 | 1 | 16 | 牝3 | 50 | ソルヴェイグ | 12 | 桜花賞(G1) 17着(2.0) | 8 |
2 | 3 | 牡3 | 52 | シュウジ | 2 | NHKマイルカップ(G1) 12着(0.6) | 8 | |
3 | 1 | 牝4 | 54 | レッツゴードンキ | 7 | ヴィクトリアマイル(G1) 10着(1.4) | 8 | |
2015良 | 1 | 9 | 牡5 | 56 | ティーハーフ | 4 | 彦根ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 16 | 牡6 | 56 | アースソニック | 14 | 韋駄天ステークス(OP) 3着(0.2) | 5 | |
3 | 13 | 牡3 | 52 | レンイングランド | 12 | NHKマイルカップ(G1) 16着(1.6) | 14 | |
2014良 | 1 | 3 | 牡7 | 58 | ガルボ | 8 | 高松宮記念(G1) 11着(1.3) | 13 |
2 | 10 | 牝4 | 54 | ローブティサージュ | 6 | ヴィクトリアマイル(G1) 11着(0.6) | 15 | |
3 | 9 | 牝3 | 50 | クリスマス | 4 | オークス(G1) 12着(1.6) | 15 | |
2013良 | 1 | 14 | 牡6 | 58 | パドトロワ | 6 | 京王杯スプリングカップ(G2) 14着(1.0) | 17 |
2 | 5 | 牝5 | 54 | シュプリームギフト | 5 | 鞍馬ステークス(OP) 4着(0.1) | 3 | |
3 | 1 | 牝5 | 54 | フォーエバーマーク | 3 | 福島民友カップ(OP) 2着(0.3) | 4 | |
2012良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | ドリームバレンチノ | 2 | 安土城ステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 1 | 牡4 | 56 | ロードカナロア | 1 | 高松宮記念(G1) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 10 | 牝6 | 54 | ビスカヤ | 11 | 朱雀ステークス(1600万) 10着(0.7) | 11 | |
2011良 | 1 | 2 | 牝4 | 54 | カレンチャン | 1 | 阪神牝馬ステークス(G2) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牡3 | 53 | テイエムオオタカ | 3 | 道新スポーツ杯(1000万) 1着(-0.6) | 1 | |
3 | 1 | 牝4 | 54 | アンシェルブルー | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.4) | 9 |
過去10年の函館スプリントステークス3着以内30頭中12頭を占めます。人気に関係なく好走例が目立ちます。
過去10年の函館スプリントステークス3着以内30頭中12頭を占めます。前走高松宮記念出走馬やマイルG1出走馬の好走が目立ちます。
6月開催となった2012年以降、過去9年の函館スプリントステークスでは、上位人気馬が不振傾向にあります。二桁人気馬の好走も目立ちます。2019年は1~2番人気馬が揃って馬券圏内に好走していますが、6頭除外の影響もあったはずなので、例外的な年と考えて良いと思います。
予想
函館スプリントステークス2021は、ほぼ例年並みのメンバー構成でしょうか。ざっと見た感じでは、前走G1出走馬や重賞好走馬が馬券候補という感じがします。ただ過去には、二桁人気馬の激走も見られる波乱含みのレース…。ノーマークの大穴の好走もあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。好位~中団前ぐらいで進めそうな馬を中心に選びましたが、難解すぎて全く当たる気がしません。
過去好走例が多い前走G1出走馬。斤量50kgの前走桜花賞出走馬は、2016年~2017年に優勝しています。過去の傾向からも無くはないところでしょうか。
直近2戦のスプリント重賞で2着。2戦ともに強さは見せたものの、決め手不足という印象を受けました。直近2戦のようなレースになると、取りこぼしもありそうです。
人気薄のレースが続いていますが、近走は安定した成績を残しています。長くマイル前後を使ってきた馬だけに、スプリント戦は買い難い感じもします。レコード決着となった阪急杯ぐらい走れば、ここでも上位争いに加わっても良さそうですが…。
過去好走例が多い前走G1出走馬。穴馬の好走が多いレースということで押さえました。ムラのある成績に加えて、位置取りすらも予想できない馬ですが、重賞実績だけみれば一発あってもおかしくない馬かもしれません。紐荒れに期待して…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、5着、9着でした。本命◎シゲルピンクルビーは、9着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 14 | セ4 | 56 | ビアンフェ | 5 | オーシャンステークス(G3) 3着(0.2) | 6 |
2 | 16 | 牝5 | 54 | カレンモエ | 1 | オーシャンステークス(G3) 2着(0.0) | 1 |
3 | 7 | 牡5 | 56 | ミッキーブリランテ | 4 | 京王杯スプリングカップ(G2) 4着(0.2) | 5 |
本命シゲルピンクルビーは、後方から進めることになりました。道中もどこかスプリント戦の流れが合わないような感じもしました。最後は、内を突いて詰めて来てはいましたが、脚を余したまま負けたような印象で、今回は不完全燃焼だったと思います。
対抗カレンモエは2着。力はあるのものの決め手不足というレースになってしまいました。3着には押さえていたミッキーブリランテ。もう一頭押さえていた穴馬カツジが外からの3着争いに突っ込んでくる決着となりました。