日程 | 2019年2月24日(日曜) |
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開催 | 阪神競馬場 11R |
距離 | 芝1400m |
格付け | G3 |
条件 | サラ系4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
阪急杯2019
高松宮記念2019に向けた一戦、阪急杯2019です。ステップレースとしては相性が良く、多くの高松宮記念好走馬を出しています。昨年2着モズアスコットは、後に安田記念を優勝しており、この先のG1戦線を占う上でも重要なレースだと思います。
配当
過去10年の阪急杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回あります。2017年の248万馬券は異例の決着だと思いますが、それでも例年、中穴程度の馬が馬券に絡み、馬連や3連複が好配当となることが多いです。やや波乱含みと考えて良いかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2018 | 2,840円 | 4,270円 | 32,160円 |
2017 | 13,090円 | 239,760円 | 2,483,180円 |
2016 | 1,510円 | 4,070円 | 18,050円 |
2015 | 3,390円 | 48,690円 | 236,350円 |
2014 | 3,610円 | 13,480円 | 66,530円 |
2013 | 590円 | 7,060円 | 20,500円 |
2012 | 4,280円 | 5,160円 | 40,960円 |
2011 | 1,270円 | 3,500円 | 22,840円 |
2010 | 2,770円 | 11,570円 | 48,640円 |
2009 | 3,330円 | 5,290円 | 39,640円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2018良 | 1 | 13 | 牝5 | 54 | ダイアナヘイロー | 7 | シルクロードステークス(G3) 16着(1.4) | 1 |
2 | 17 | 牡4 | 56 | モズアスコット | 1 | 阪神カップ(G2) 4着(0.4) | 1 | |
3 | 6 | 牡7 | 58 | レッドファルクス | 2 | マイルチャンピオンシップ(G1) 8着(0.4) | 3 | |
2017良 | 1 | 2 | 牡7 | 56 | トーキングドラム | 7 | 洛陽ステークス(OP) 4着(0.4) | 5 |
2 | 4 | 牡6 | 56 | ヒルノデイバロー | 4 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.3) | 8 | |
3 | 12 | 牡8 | 56 | ナガラオリオン | 12 | 大和ステークス(OP) 5着(0.3) | 3 | |
2016良 | 1 | 13 | 牡5 | 57 | ミッキーアイル | 1 | 香港スプリント(G1) 7着 | |
2 | 11 | セ5 | 56 | オメガヴェンデッタ | 4 | 京都金杯(G3) 12着(0.8) | 2 | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | ブラヴィッシモ | 5 | タンザナイトステークス(OP) 5着(0.3) | 1 | |
2015不良 | 1 | 13 | 牡6 | 56 | ダイワマッジョーレ | 2 | 阪神カップ(G2) 3着(0.0) | 5 |
2 | 5 | 牡4 | 58 | ミッキーアイル | 4 | 阪神カップ(G2) 7着(0.4) | 1 | |
3 | 6 | 牝5 | 54 | ローブティサージュ | 9 | 京阪杯(G3) 14着(1.1) | 4 | |
2014良 | 1 | 1 | 牡4 | 57 | コパノリチャード | 2 | 阪神カップ(G2) 10着(0.6) | 2 |
2 | 6 | 牡8 | 56 | サンカルロ | 8 | 阪神カップ(G2) 4着(0.4) | 6 | |
3 | 7 | 牝4 | 54 | レッドオーヴァル | 5 | マイルチャンピオンシップ(G1) 8着(0.6) | 11 | |
2013良 | 1 | 3 | 牡5 | 58 | ロードカナロア | 1 | 香港スプリント(G1) 1着 | |
2 | 2 | 牡6 | 56 | マジンプロスパー | 2 | シルクロードステークス(G3) 4着(0.1) | 6 | |
3 | 6 | 牡4 | 56 | オリービン | 11 | 阪神カップ(G2) 15着(0.8) | 7 | |
2012良 | 1 | 11 | 牡5 | 56 | マジンプロスパー | 4 | シルクロードステークス(G3) 8着(0.5) | 6 |
2 | 2 | 牝5 | 54 | スプリングサンダー | 3 | 京都牝馬ステークス(G3) 13着(1.4) | 9 | |
3 | 16 | 牡6 | 57 | サンカルロ | 1 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.0) | 4 | |
2011良 | 1 | 15 | 牡5 | 57 | サンカルロ | 4 | 阪神カップ(G2) 6着(0.4) | 7 |
2 | 2 | 牡4 | 56 | ガルボ | 1 | 京都金杯(G3) 2着(0.0) | 3 | |
3 | 4 | 牡4 | 56 | フラガラッハ | 5 | 東京新聞杯(G3) 11着(0.8) | 3 | |
2010良 | 1 | 2 | 牡5 | 56 | エーシンフォワード | 2 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.2) | 6 |
2 | 4 | 牝4 | 55 | ワンカラット | 5 | 京都牝馬ステークス(G3) 4着(0.1) | 5 | |
3 | 6 | 牡4 | 58 | サンカルロ | 7 | 阪神カップ(G2) 2着(0.2) | 11 | |
2009良 | 1 | 4 | 牡5 | 56 | ビービーガルダン | 7 | 京阪杯(G3) 6着(0.3) | 1 |
2 | 13 | 牡5 | 57 | ローレルゲレイロ | 3 | 東京新聞杯(G3) 13着(1.8) | 2 | |
3 | 3 | 牡4 | 56 | ドラゴンファング | 2 | 雲雀ステークス(1600万) 1着(-0.3) | 1 |
過去10年の阪急杯3着以内30頭中18頭を占めます。例年1頭以上が馬券圏内に好走しており、内枠の好走例が多いと言えそうです。
過去10年の阪急杯3着以内30頭中9頭を占めます。阪神カップの着順に関係なく、好走例が目立ちます。
過去10年の阪急杯3着以内30頭中4頭を占めます。そのうちナガラオリオン(2017年3着)を除く3頭が2枠でした。
予想
波乱傾向という印象の阪急杯2019。前走阪神カップ好走馬が上位争いの中心になりそうですが、馬券圏内には何が来てもおかしくないメンバーだと思います。例年、中穴の好走が見られるレースだけに、馬券の取捨が難しいレースになりそうですね。
以下、簡単な考察と予想です。差し追い込み馬を中心に狙いました。…が、全く当たる気がしません。
わりと好走例の多い2~3枠に加え、阪神カップ組というのは魅力です。前走阪神カップは、後方からの競馬。内でじっくり脚を溜めて、上がり最速の脚で3着まで突っ込んできました。前に行った2頭が止まらず捕まえきれませんでしたが、見せ場は作ったように見えました。直近3戦の安定した成績を見ると、末脚が活きる流れになれば、今回も上位争いに突っ込んできそうです。
好位での競馬を予想していた4走前のスワンステークスは、出負けして後方からの競馬でした。それでも最後は、上がり最速の脚を使ってモズアスコットを差し切る強い内容。斤量2kg差があったとはいえ、あの脚を見ると、やはりマイル未満が合うのかもしれません。前走から距離が短くなる今回、伏兵扱いなら狙ってみても面白そうです。
休養明け3戦目。前走京都金杯は、後方から大外を回しての直線一気で10着でした。10着と言っても、上位15頭近くが殆ど差のない競馬で、着順はあまり気にしないで良いかもしれません。前走の上がり最速の脚を見る限りは、復調を感じさせるものがありましたし、差し追い込み馬の活躍が目立つ阪急杯なら、上位争い食い込みがあっても良さそうです。人気しないようなら…。
外過ぎない枠の馬を適当に押さえました。前走東京新聞杯は、直線で若干の不利(垂れてきたショウナンアンセムを避けるため、追うのを止めて進路変更していました。)があっての7着。ただスムーズでも上位争いしたようには見えませんでしたが…。1400m戦の相性は良さそうなので、今回は距離短縮に期待して。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、9着、10着でした。本命◎スターオブペルシャは、9着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 17 | 牡6 | 56 | スマートオーディン | 11 | 京都金杯(G3) 10着(0.4) | 14 |
2 | 1 | 牝7 | 54 | レッツゴードンキ | 4 | JBCスプリント(G1) 5着(0.6) | 2 |
3 | 3 | 牡6 | 56 | ロジクライ | 2 | 東京新聞杯(G3) 9着(0.6) | 3 |
3連単207,070円の波乱決着。レッツゴードンキもロジクライも気になってはいましたが、評価的には、あと3頭(ミスターメロディ、ロジクライ、レッツゴードンキ)は押さえないと、買い目に入れることが出来ない馬でした。仕方ないですね。(むしろ適当に押さえたリライアブルエースが要らなかったかもしれません。)
レースは、内の好位で脚を溜めていた馬が上位争いする中、スマートオーディンの追い込みが決まる波乱。前走京都金杯で見せた末脚は本物という印象でした。上手く折り合えば、良い脚を持っているようなので、あとは距離が延長したときにどうなるか…でしょうか。藤岡騎手の好騎乗だったと思います。
本命スターオブペルシャは、向正面でやや掛かり気味。加えて直線は内が混雑していたこともあって、不発という印象でした。前走阪神カップは、直線で内が空いていたので、前走と真逆のレースになってしまったと思います。