| 日程 | 2023年3月19日（日曜） |
|---|---|
| 開催 | 阪神競馬場11R |
| 距離 | 芝3000m |
| 格付け | G2 |
| 条件 | 4歳以上 |
| 斤量 | 別定 |
| 出走数 | 14頭 |
| 天気 | 晴れ（ヤフー天気） |
| ｸｯｼｮﾝ値 | 9.2（3月19日） |
阪神大賞典2023
天皇賞春の前哨戦、阪神大賞典2023です。本番に向けた好ステップレースです。阪神大賞典好走馬は、天皇賞春で活躍する傾向にあるため、今年も注目のレースだと思います。
阪神競馬場の芝3000mコース
配当
過去10年の阪神大賞典の配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回（2021年）あります。波乱が少ないといえそうですが、近年はやや波乱含みのレースという印象を受けます。
| 年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
|---|---|---|---|
| 2022 | 780円 | 1,680円 | 3,930円 |
| 2021 | 3,510円 | 25,170円 | 120,400円 |
| 2020 | 3,720円 | 7,550円 | 40,140円 |
| 2019 | 2,700円 | 27,560円 | 87,820円 |
| 2018 | 1,290円 | 760円 | 6,530円 |
| 2017 | 140円 | 470円 | 740円 |
| 2016 | 670円 | 810円 | 3,310円 |
| 2015 | 1,720円 | 2,050円 | 8,090円 |
| 2014 | 940円 | 1,120円 | 4,060円 |
| 2013 | 320円 | 1,880円 | 3,010円 |
では過去10年の阪神大賞典で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1～3着馬の前走データ
| 年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2022良 | 1 | 11 | 牡5 | 57 | ディープボンド | 1 | 有馬記念(G1) 2着(0.1) | 5 |
| 2 | 7 | 牡5 | 56 | アイアンバローズ | 5 | ステイヤーズステークス(G2) 2着(0.1) | 4 | |
| 3 | 3 | 牡6 | 56 | シルヴァーソニック | 3 | 万葉ステークス(OP) 3着(0.2) | 2 | |
| 2021重 | 1 | 6 | 牡4 | 56 | ディープボンド | 3 | 中山金杯(G3) 14着(1.1) | 2 |
| 2 | 10 | 牡6 | 57 | ユーキャンスマイル | 2 | 有馬記念(G1) 11着(1.4) | 13 | |
| 3 | 5 | 牡6 | 56 | ナムラドノヴァン | 9 | ダイヤモンドステークス(G3) 4着(1.0) | 6 | |
| 2020良 | 1 | 10 | 牡5 | 56 | ユーキャンスマイル | 2 | ジャパンカップ(G1) 5着(0.7) | 4 |
| 2 | 4 | 牡4 | 55 | トーセンカンビーナ | 5 | 松籟ステークス(3勝クラス) 1着(-0.1) | 1 | |
| 3 | 6 | 牡4 | 55 | メイショウテンゲン | 4 | ダイヤモンドステークス(G3) 2着(0.0) | 3 | |
| 2019稍重 | 1 | 10 | 牡6 | 57 | シャケトラ | 1 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 1着(-0.0) | 7 |
| 2 | 7 | 牡6 | 56 | カフジプリンス | 6 | 尼崎ステークス(1600万) 3着(0.9) | 4 | |
| 3 | 1 | 牡6 | 56 | ロードヴァンドール | 10 | 日経新春杯(G2) 13着(3.0) | 11 | |
| 2018良 | 1 | 7 | 牡4 | 56 | レインボーライン | 3 | 有馬記念(G1) 8着(0.7) | 9 |
| 2 | 6 | 牡8 | 56 | サトノクロニクル | 4 | 有馬記念(G1) 9着(0.7) | 11 | |
| 3 | 8 | 牡5 | 57 | クリンチャー | 1 | 京都記念(G2) 1着(-0.2) | 4 | |
| 2017良 | 1 | 9 | 牡4 | 57 | サトノダイヤモンド | 1 | 有馬記念(G1) 1着(-0.0) | 1 |
| 2 | 3 | 牡5 | 57 | シュヴァルグラン | 2 | 有馬記念(G1) 6着(0.5) | 5 | |
| 3 | 4 | 牡5 | 56 | トーセンバジル | 5 | ジャパンカップ(G1) 11着(1.1) | 12 | |
| 2016良 | 1 | 11 | 牡4 | 55 | シュヴァルグラン | 1 | 日経新春杯(G2) 2着(0.3) | 1 |
| 2 | 6 | 牡4 | 55 | タンタアレグリア | 4 | ダイヤモンドステークス(G3) 4着(1.7) | 1 | |
| 3 | 2 | 牡5 | 57 | アドマイヤデウス | 3 | 京都記念(G2) 3着(0.5) | 4 | |
| 2015良 | 1 | 8 | 牡6 | 58 | ゴールドシップ | 1 | アメリカジョッキークラブカップ(G2) 7着(0.5) | 1 |
| 2 | 2 | 牝5 | 54 | デニムアンドルビー | 7 | 有馬記念(G1) 9着(0.4) | 16 | |
| 3 | 1 | 牡5 | 57 | ラストインパクト | 2 | 有馬記念(G1) 7着(0.2) | 7 | |
| 2014良 | 1 | 1 | 牡5 | 58 | ゴールドシップ | 1 | 有馬記念(G1) 3着(1.5) | 2 |
| 2 | 8 | 牡6 | 56 | アドマイヤラクティ | 5 | 有馬記念(G1) 11着(3.0) | 3 | |
| 3 | 2 | 牡4 | 55 | バンデ | 3 | 御堂筋ステークス(1600万) 1着(-0.4) | 1 | |
| 2013良 | 1 | 7 | 牡4 | 57 | ゴールドシップ | 1 | 有馬記念(G1) 1着(-0.2) | 1 |
| 2 | 6 | 牡5 | 56 | デスペラード | 3 | 万葉ステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
| 3 | 3 | 牡7 | 56 | フォゲッタブル | 5 | ダイヤモンドステークス(G3) 7着(1.2) | 9 |
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中26頭を占めます。大穴の好走は少ないものの、例年1頭ほどの穴馬（特に4～5番人気前後）が馬券圏内に好走しています。
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中25頭を占めます。前走有馬記念やダイヤモンドステークス出走馬の好走が目立ちます。
過去10年の阪神大賞典3着以内30頭中16頭を占めます。以前は内枠（1～2枠）の好走が多い傾向にありましたが、近年は中枠～外枠の好走が増加傾向にあります。
予想
阪神大賞典2023は、例年並みのメンバーが揃いました。順当なら前走有馬記念出走馬が上位争いの中心になるでしょうか。ただ例年1頭ほど穴馬が好走しているレースので、紐候補の取捨選択が難しいレースだと思います。
以下、簡単な考察と予想です。今年は人気3頭（ボルドグフーシュ、ジャスティンパレス、ディープボンド）で良いのでは…と思いつつ、あまりにも安い払い戻しになりそうなので、ジャスティンパレスをスルーしました。
過去好走例が多い前走有馬記念出走馬。阪神コースでの安定感、とくに2年連続で阪神大賞典を優勝している実績に期待して本命評価にしました。恐らく天皇賞春に向けた出走だと思いますが、ここで3着は外したくないメンバーではないでしょうか。
過去好走例が多い前走有馬記念出走馬。順当なら勝ち負け候補でしょうか。堅実な末脚が特徴なので、ここも後方からのレース運びになると思います。相手なりに走るタイプにも見えるので、前が残るレースになってしまうと取りこぼしはありそうです。
過去好走例が多い前走有馬記念出走馬。逃げそうな馬が11アフリカンゴールドぐらいですし、その後ろのグループで進めることになるでしょうか。穴をあけるとすれば、人気馬の1ボルドグフーシュや3ジャスティンパレスよりも前で進める馬と考えて、穴候補として押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、5着でした。本命◎ディープボンドは、5着でした。
| 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 3 | 牡4 | 57 | ジャスティンパレス | 2 | 有馬記念(G1) 7着(1.1) | 7 |
| 2 | 1 | 牡4 | 56 | ボルドグフーシュ | 1 | 有馬記念(G1) 2着(0.4) | 6 |
| 3 | 7 | 牡5 | 58 | ブレークアップ | 5 | 有馬記念(G1) 16着(3.8) | 11 |
歯痒いレースでした。ほぼ想定していた隊列で進められ、終始好位の内で脚を溜めていた人気馬ジャスティンパレスが直線抜け出して完勝となりました。その外から対抗ボルドグフーシュと押さえブレークアップが伸びてきて2～3着でした。
本命ディープボンド。スローからの直線勝負は、合わなかったかもしれません。ただ前哨戦の叩きとはいえ、このメンバー相手に5着と考えると、天皇賞春は厳しそうです。