日程 | 日本時間2020年12月13日(日曜)15時40分(発走予定) |
---|---|
開催 | 香港・シャティン競馬場 |
距離 | 芝1200m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量(57kg,牝馬-1.5kg) |
香港スプリント2020
香港競馬の祭典。同日に4レースのG1(香港ヴァーズ、香港スプリント、香港マイル、香港カップ)が行われます。時差が殆ど無いため、JRA開催時刻と同じ時間帯に楽しむことが出来ます。
香港スプリント2020には、日本からダノンスマッシュとタワーオブロンドンが出走を予定しています。過去10年で3着以内に好走したのは、ロードカナロア(2012年~2013年優勝)、ストレイトガール(2014年3着)のみというレース。傾向から厳しいレースになるかもしれません。
配当
JRAで馬券が販売された過去4年の香港スプリントの配当を見ると、大きな波乱がありません。大穴の好走が少ないレースといえそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2019 | 950円 | 670円 | 4,540円 |
2018 | 2,210円 | 3,060円 | 13,970円 |
2017 | 1,830円 | 8,830円 | 27,770円 |
2016 | 950円 | 3,240円 | 21,770円 |
では以下、過去10年の香港スプリントで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019良 | 1 | 3 | 1 | セ6 | ビートザクロック | 2 | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 | |
2 | 1 | 4 | セ5 | ホットキングプローン | 4 | ジョッキークラブスプリント(G2) 2着 | ||
3 | 10 | 14 | セ3 | エセロ | 1 | ジョッキークラブスプリント(G2) 1着 | ||
2018良 | 1 | 9 | 2 | セ6 | ミスタースタニング | 2 | ジョッキークラブスプリント(G2) 2着 | |
2 | 2 | 3 | セ6 | ディービーピン | 6 | ジョッキークラブスプリント(G2) 9着 | ||
3 | 8 | 4 | セ5 | ビートザクロック | 4 | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 | ||
2017良 | 1 | 4 | 1 | セ5 | ミスタースタニング | 1 | ジョッキークラブスプリント(G2) 1着 | |
2 | 12 | 10 | セ5 | ディービーピン | 7 | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 | ||
3 | 3 | 9 | セ6 | ブリザード | 8 | スプリンターズステークス(G1) 5着(0.2) | 12 | |
2016良 | 1 | 2 | 1 | セ8 | エアロヴェロシティ | 4 | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 | |
2 | 5 | 2 | セ5 | ラッキーバブルズ | 2 | ジョッキークラブスプリント(G2) 2着 | ||
3 | 1 | 3 | セ5 | ペニアフォビア | 7 | ジョッキークラブスプリント(G2) 7着 | ||
2015良 | 1 | 14 | 6 | セ4 | ペニアフォビア | ジョッキークラブスプリント(G2) 2着 | ||
2 | 6 | 1 | セ6 | ゴールドファン | ジョッキークラブスプリント(G2) 1着 | |||
3 | 2 | 11 | セ5 | ノットリスニントゥーミー | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 | |||
2014良 | 1 | 7 | 9 | セ6 | エアロヴェロシティ | ジョッキークラブスプリント(G2) 14着 | ||
2 | 6 | 8 | セ3 | ペニアフォビア | ジョッキークラブスプリント(G2) 1着 | |||
3 | 13 | 13 | 牝5 | ストレイトガール | スプリンターズステークス(G1) 2着 | 2 | ||
2013良 | 1 | 12 | 1 | 牡5 | ロードカナロア | スプリンターズステークス(G1) 1着 | 1 | |
2 | 9 | 7 | セ6 | ソールパワー | アベイドロンシャン賞(G1) 6着 | |||
3 | 4 | 9 | セ4 | フレデリックエンジェルス | ジョッキークラブスプリント(G2) 8着 | |||
2012良 | 1 | 6 | 4 | 牡4 | ロードカナロア | スプリンターズステークス(G1) 1着 | 2 | |
2 | 5 | 9 | セ7 | スリーズチェリー | ジョッキークラブスプリント(G2) 4着 | |||
3 | 2 | 8 | セ5 | キャプテンスウィート | ジョッキークラブスプリント(G2) 8着 | |||
2011良 | 1 | 6 | 4 | セ4 | ラッキーナイン | スプリンターズステークス(G1) 5着 | 8 | |
2 | 5 | 7 | セ5 | エントラップメント | ジョッキークラブスプリント(G2) 2着 | |||
2 | 7 | 13 | セ8 | ジョイアンドファン | ジョッキークラブスプリント(G2) 5着 | |||
2010良 | 1 | 8 | 2 | セ6 | J J ザジェットプレーン | マーキュリースプリント(G1) 1着 | ||
2 | 6 | 3 | セ5 | ロケットマン | ジョッキークラブスプリント(G2) 1着 | |||
3 | 2 | 1 | セ7 | セイクリッドキングダム | ジョッキークラブスプリント(G2) 5着 |
過去10年の香港スプリント3着以内30頭中24頭を占めます。直近4年連続で香港調教馬3頭で決着しています。
過去10年の香港スプリント3着以内30頭中22頭を占めます。特に前走香港芝1200mの前哨戦(ジョッキークラブスプリント)を叩いた香港調教馬の好走例が目立ちます。
過去10年の香港スプリント3着以内30頭中5頭を占めます。日本馬は、スプリンターズステークスで連対していました。
日本調教馬の成績(過去10年)
年度 | 着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 8 | 6 | 7 | 牡4 | ダノンスマッシュ | スプリンターズステークス(G1) 3着 |
2018 | 8 | 12 | 6 | 牡5 | ファインニードル | スプリンターズステークス(G1) 1着 |
2017 | 6 | 7 | 12 | 牝5 | レッツゴードンキ | スワンステークス(G2) 3着 |
12 | 2 | 12 | 牝4 | ワンスインナムーン | スプリンターズステークス(G1) 3着 | |
2016 | 10 | 12 | 6 | 牡5 | ビッグアーサー | スプリンターズステークス(G1) 12着 |
12 | 10 | 9 | 牡5 | レッドファルクス | スプリンターズステークス(G1) 1着 | |
2015 | 7 | 10 | 5 | 牡4 | ミッキーアイル | スプリンターズステークス(G1) 4着 |
9 | 13 | 14 | 牝6 | ストレイトガール | スプリンターズステークス(G1) 1着 | |
12 | 12 | 12 | 牡7 | サクラゴスペル | スプリンターズステークス(G1) 2着 | |
2014 | 3 | 13 | 13 | 牝5 | ストレイトガール | スプリンターズステークス(G1) 2着 |
8 | 10 | 7 | 牡6 | スノードラゴン | スプリンターズステークス(G1) 1着 | |
14 | 1 | 14 | 牝5 | リトルゲルダ | セントウルステークス(G2) 1着 | |
2013 | 1 | 12 | 1 | 牡5 | ロードカナロア | スプリンターズステークス(G1) 1着 |
2012 | 1 | 6 | 4 | 牡4 | ロードカナロア | スプリンターズステークス(G1) 1着 |
7 | 8 | 12 | 牝5 | カレンチャン | スプリンターズステークス(G1) 2着 | |
2011 | 5 | 11 | 14 | 牝4 | カレンチャン | スプリンターズステークス(G1) 1着 |
14 | 1 | 11 | 牡4 | パドトロワ | スプリンターズステークス(G1) 2着 |
過去10年で馬券圏内に来た日本調教馬は延べ3頭(2012年と2013年1着ロードカナロア、2014年3着ストレイトガール)のみです。前走スプリンターズステークスで勝ち負けしていた馬が多いものの、良い結果を残せていません。2連覇したロードカナロアが抜けて強かっただけで、日本馬にとっては厳しいレースと言って良いと思います。データ傾向からは苦戦を強いられそうです。
予想
以下、簡単な考察と予想です。日本馬ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンが気になりつつ、過去好走例が多いジョッキークラブスプリント組を狙いました。
過去好走例が多いジョッキークラブスプリント組。好位抜け出しから、きっちり勝ち切ったというレースでした。昨年の香港スプリントは2着に好走していますし、この条件なら上位争いを期待しても良さそうです。
前走ジョッキークラブスプリント4着。前走は、直線狭いところを突いたこともあって、脚を余したような印象を受けました。それで上位混戦の4着なら、見せ場はあったと思います。成績だけ見れば、G1では買い難いところですが…。
前走ジョッキークラブスプリントは、先行から直線抜け出しての2着でした。卒なく周ってきて、力を出し切っていたように見えたので、ホットキングプローンに逆転するのは厳しいかもしれません。ここは、近走の安定感に期待して押さえました。
前走ジョッキークラブスプリント3着。好位で進めた馬が上位争いする中、後方から良い脚を使って突っ込んで来ていました。香港のG1戦線での好走歴もありますし、追い込みが来るレースになれば、上位争いに突っ込んで来ても良さそうです。紐荒れに期待して…。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、6着、7着、8着でした。本命◎ホットキングプローンは、3着でした。
着順 | ゲート | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | 5 | 牡5 | ダノンスマッシュ | 3 | スプリンターズステークス(G1) 2着(0.3) | 3 |
2 | 3 | 11 | セ9 | ジョリーバナー | 13 | パナソニックカップ(クラス1) 9着 | |
3 | 6 | 9 | セ7 | ラタン | 7 | ジョッキークラブスプリント(G2) 3着 |
3連単2,846,700円の大波乱でした。2着馬は、総流しで買わないと拾えない馬だったと思います。
優勝は、日本馬ダノンスマッシュ。日本馬が劣勢傾向のレースに加えて、デットーリ騎手が騎乗した昨年の結果から手が出せませんでした。2着以下の香港勢が大混戦という中、ゴール前で一頭抜け出ていましたし、これは強かったと思います。