香港ヴァーズ2016過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

香港ヴァーズ2016過去10年のデータと予想

日程 2016年12月11日(日曜日)
開催 香港 シャティン競馬場
距離 芝2400m
格付け GⅠ
条件 サラ系3歳以上
斤量 3歳123ポンド4歳以上126ポンド牝馬4ポンド減

今週末は、香港競馬の祭典があります。同日に、4つのG1「香港ヴァーズ2016Hong Kong Vase」「香港スプリント2016(Hong Kong Sprint)」「香港マイル2016(Hong Kong Mile)」「香港カップ2016(Hong Kong Cup)」が行われます。日本と時差が殆ど無いので、日本競馬と同じ時間帯に楽しめる海外競馬となっています。

香港ヴァーズ2016には、日本からヌーヴォレコルト、サトノクラウン(前走天皇賞秋2016 14着)、スマートレイアー(前走府中牝馬ステークス2016 3着)が出走を予定しています。ヌーヴォレコルトは、前走のブリーダーズカップフィリー&メアターフ2016のあと、アメリカに滞在しレッドカーペットハンデキャップ(G3)を快勝、中一週で香港ヴァーズに出走予定となっています。

なお、過去の海外競馬の馬券と同様、馬券の購入は、インターネット投票(A-PAT、即PAT)のみとなっているので、ご注意ください。

では以下、過去10年の香港ヴァーズで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

慎重に記述しましたが、英字の読み方、前走情報、調教国に誤りの可能性があります。誤りに気づいた場合など、ご指摘をいただけると幸いです。

過去10年の1~3着馬の前走データ

馬名背景色は、調教国を表します。濃い緑はアイルランド、濃い青はフランス、薄ピンクは香港、赤色はイギリス、灰色はUAE、ピンク色はアメリカ、オレンジ色はドイツです。
香港ヴァーズ2016
年度 着順 ゲート 性齢 斤量 馬名 前走
2015 1 9 牡3 55 ハイランドリール コックスプレート(G1) 3着
2 8 牡5 57 フリントシャー 凱旋門賞(G1) 2着
3 6 牡3 55 ダリヤン ギョームドルナーノ賞(G2) 2着
2014 1 4 牡4 57 フリントシャー ブリーダーズカップターフ(G1) 2着
2 3 セ6 57 ウィリーカザルス ジョッキークラブカップ(G2) 7着
3 10 セ5 57 カヒャ シュヴァリエカップ 2着
2013 1 12 牡5 57 ドミナント ジョッキークラブカップ(G2) 8着
2 3 牝4 55.5 ザフューグ ブリーダーズカップターフ(G1) 2着
3 11 牡7 57 ドゥーナデン ジャパンカップ(G1) 5着
2012 1 7 セ6 57 レッドカドー ジャパンカップ(G1) 8着
2 3 牡8 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 10着
3 9 牡4 57 メオンドル 凱旋門賞(G1) 12着
2011 1 3 牡5 57 ドゥーナデン メルボルンカップ(G1) 1着
2 1 セ7 57 サムザップ ジョッキークラブカップ(G2) 1着
3 7 セ5 57 レッドカドー メルボルンカップ(G1) 2着
3 2 牡4 57 シルバーポンド 凱旋門賞(G1) 8着
2010 1 2 牡4 57 マスタリー フラッドライトステークス(LR) 1着
2 6 牡4 57 レッドウッド カナディアン国際ステークス(G1) 3着
3 9 牡5 57 アメリケン メルボルンカップ(G1) 1着
2009 1 3 牝3 53.5 ダルヤカナ ロワイヤリュー賞(G2) 1着
2 5 牡5 57 スパニッシュムーン ブリーダーズカップターフ(G1) 4着
3 4 セ7 57 カスバブリス カドラン賞(G1) 2着
2008 1 12 牡6 57 ドクターディーノ カナディアン国際ステークス(G1) 5着
2 6 セ5 57 パープルムーン ジャパンカップ(G1) 9着
3 2 牡4 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 2着
2007 1 4 牡5 57 ドクターディーノ チャンピオンステークス(G1) 3着
2 1 セ5 57 キハーノ カナディアン国際ステークス(G1) 3着
3 6 牡6 57 ブゾーニ ジョッキークラブ大賞(G1) 4着
2006 1 10 セ8 57 コリアーヒル カナディアン国際ステークス(G1) 1着
2 1 牝6 55.5 カストリア カナディアン国際ステークス(G1) 8着
3 3 牝4 55.5 ハリケーンラン ロワイヤルオーク賞(G1) 7着

鉄板ローテはありませんが、前走国内外のG1で好走していた馬が3着以内の中心となっています。

日本調教馬の成績(過去10年)

年度 着順 ゲート 性齢 斤量 馬名 前走
2014 5 6 セ6 57 カレンミロティック 宝塚記念(G1) 2着
2013 7 9 牡6 57 アスカクリチャン アルゼンチン共和国杯(G2) 1着
2012 2 3 牡8 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 10着
2011 6 8 牡4 57 トレイルブレイザー ジャパンカップ(G1) 4着
2010 4 7 牡6 57 ジャガーメイル ジャパンカップ(G1) 4着
2009 4 1 牡5 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 5着
2008 3 2 牡4 57 ジャガーメイル アルゼンチン共和国杯(G2) 2着
2006 4 6 牡3 55 ソングオブウインド 菊花賞(G1) 1着
8 4 牡3 55 アドマイヤメイン 菊花賞(G1) 3着

過去10年では、延べ9頭が出走していますが、優勝馬はいません。日本馬の優勝は、2001年のステイゴールドまで遡ります。ステイゴールドの前走は、ジャパンカップ4着でした。

日本の出走予定馬は、ヌーヴォレコルト(中一週)、サトノクラウン(前走天皇賞秋2016 14着)、スマートレイアー(前走府中牝馬ステークス2016 3着)の3頭ですが、データ的には少し厳しい印象を受けます。

馬券予想

以下、簡単な考察と予想です。

◎①ハイランドリール

前走ブリーダーズカップ・ターフ2016優勝馬。2走前は凱旋門賞2016で2着に入っており、実績ではメンバー中1番だと思います。

昨年の香港ヴァーズもムーア騎手を背に優勝していることから、相性&実績ともに良いでしょう。

○②シルバーウェーヴ

G1は2走前に、2400m戦のサンクルー大賞2016を優勝しています。前走の凱旋門賞2016では13着に敗れていますが、巻き返しに期待したいですね。

過去10年では、2012年3着メオンドル(前走凱旋門賞2012 12着)、2011年3着シルバーポンド(前走凱旋門賞2011 8着)の2頭が凱旋門賞大敗から香港ヴァーズで好走してます。ともにフランス調教の4歳牡馬でした。

▲⑤ヘレンハッピースター、△⑪イースタンエクスプレス

1頭ぐらい香港調教馬が来るんじゃないかということで、前哨戦の前走ジョッキークラブカップ2016の2頭を押さえました。2頭ともG1で馬券圏内に来た経験があります。

  • ヘレンハッピースター(香港ゴールドカップ2016 2着など)
  • イースタンエクスプレス(香港クラシックカップ2016 3着)
3連複 ◎ – ○ – ▲△ 合計2点

結果

馬券的には、2着、10着、12着、13着でした。

本命◎ハイランドリールは2着でした。

香港ヴァーズ2016
着順 ゲート 斤量 性齢 馬名 人気 前走
1 9 57 牡4 サトノクラウン 4 天皇賞秋(G1) 14着
2 10 57 牡4 ハイランドリール 1 ブリーダーズカップ・ターフ(G1) 1着
3 4 57 牡4 ワンフットインヘヴン 3 コンセイユドパリ賞(G2) 1着

日本馬サトノクラウンが優勝しました。が、カスリもせず…(´・ω・`)

優勝したサトノクラウンは、強かったですね。京都記念2016のときに欧州血統だからタフな馬場が合ったと書きました。初G1制覇が海外競馬になったのは、何となく腑に落ちます。勝ち時計は、2:26.22で国内G1では、まずない時計でしょう。素人目ですが、日本の馬場で走りそうな血統にも思えないので、海外を周った方が好成績を残せそうな気もしますね。

グリーンチャンネルを見ていると、どうやら欧州のオッズメーカーでは、サトノクラウンの評価が急に上がっていたというので、状態の良さと適性の高さを見られていたということかもしれません。

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