日程 | 2020年12月26日(土曜) |
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開催 | 中山競馬場11R |
距離 | 芝2000m |
格付け | G1 |
条件 | 2歳 |
斤量 | 馬齢(牡55kg) |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 10.5(26日) |
ホープフルステークス2020
2歳G1ホープフルステークス2020です。2014年にG3ラジオNIKKEI杯2歳ステークスがホープフルステークス(オープン特別)と入れ替わるかたちでG2戦となり、その後2017年にG1レースに昇格して現行のホープフルステークスになりました。
長く出世レースという印象がないレースでしたが、近年の優勝馬には、コントレイル、サートゥルナーリア、レイデオロと後のG1馬が名を連ねています。来年に向けて、注目のレースと言えるかもしれません。
配当
過去10年のホープフルステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えが3回あります。以前は、波乱含みのレースでしたが、近年は順当な決着が続いています。G1に格上げされたことで、有力馬の出走が増えたことも影響しているのかもしれません。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2019 | 810円 | 580円 | 2,760円 |
2018 | 640円 | 1,130円 | 3,650円 |
2017 | 1,440円 | 10,920円 | 52,380円 |
2016 | 2,380円 | 3,600円 | 15,250円 |
2015 | 1,220円 | 840円 | 7,790円 |
2014 | 9,330円 | 76,660円 | 345,220円 |
2013 | 2,520円 | 2,990円 | 34,310円 |
2012 | 28,380円 | 42,570円 | 372,750円 |
2011 | 5,630円 | 122,380円 | 648,880円 |
2010 | 2,360円 | 5,100円 | 29,860円 |
では過去10年のホープフルステークスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2019良 | 1 | 2 | コントレイル | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.8) | 1 |
2 | 5 | ヴェルトライゼンデ | 3 | 萩ステークス(LR) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 7 | ワーケア | 2 | アイビーステークス(LR) 1着(-0.5) | 1 | |
2018良 | 1 | 5 | サートゥルナーリア | 1 | 萩ステークス(OP) 1着(-0.3) | 1 |
2 | 8 | アドマイヤジャスタ | 2 | 紫菊賞(500万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 1 | ニシノデイジー | 3 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) | 8 | |
2017良 | 1 | 7 | タイムフライヤー | 1 | 京都2歳ステークス(G3) 2着(0.0) | 1 |
2 | 15 | ジャンダルム | 4 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 1着(-0.2) | 5 | |
3 | 13 | ステイフーリッシュ | 8 | 新馬戦(中京芝2000m) 1着(-0.4) | 3 | |
2016良 | 1 | 2 | レイデオロ | 1 | 葉牡丹賞(500万) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 11 | マイネルスフェーン | 8 | 未勝利戦(東京芝2000m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 6 | グローブシアター | 2 | 新馬戦(京都芝1800m) 1着(-0.1) | 1 | |
2015良 | 1 | 6 | ハートレー | 3 | 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 9 | ロードクエスト | 1 | 新潟2歳ステークス(G3) 1着(-0.7) | 1 | |
3 | 8 | バティスティーニ | 2 | 黄菊賞(500万) 1着(-0.6) | 1 | |
2014良 | 1 | 10 | シャイニングレイ | 2 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.6) | 2 |
2 | 6 | コメート | 8 | きんもくせい特別(500万) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 7 | ブラックバゴ | 9 | 未勝利(東京芝1800m) 1着(-0.1) | 2 | |
2013良 | 1 | 2 | エアアンセム | 8 | 新馬(東京芝1600m) 1着(-0.1) | 8 |
2 | 7 | ベルキャニオン | 1 | 未勝利(東京芝2000m) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 17 | クラリティシチー | 2 | 東スポ杯2歳ステークス(G3) 3着(0.2) | 5 | |
2012良 | 1 | 1 | サトノネプチューン | 7 | 新馬(東京芝1800m) 1着(-0.0) | 3 |
2 | 11 | マイネルストラーノ | 10 | 葉牡丹賞(500万) 7着(0.5) | 6 | |
3 | 5 | カミノタサハラ | 2 | 新馬(東京芝2000m) 1着(-0.3) | 2 | |
2011良 | 1 | 11 | アドマイヤブルー | 5 | 新馬(京都芝2000m) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 10 | ミヤビアミュレット | 6 | 未勝利(東京芝1800m) 1着(-0.6) | 5 | |
3 | 15 | コスモアンドロメダ(牝) | 12 | 京王杯2歳ステークス(G2) 5着(0.6) | 10 | |
2010良 | 1 | 7 | ベルシャザール | 4 | 萩ステークス(OP) 3着(0.4) | 1 |
2 | 5 | ナカヤマナイト | 2 | ベゴニア賞(500万) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 1 | フェイトフルウォー | 3 | 東スポ杯2歳ステークス(G3) 3着(0.6) | 7 |
過去10年のホープフルステークス3着以内30頭中12頭を占めます。直近2年こそ馬券圏内に来ていませんが、過去穴馬の好走が目立ちます。
過去10年のホープフルステークス3着以内30頭中28頭を占めます。重賞化した2014年以降では、3着以内18頭中17頭が前走1着馬でした。
過去10年のホープフルステークス3着以内30頭中25頭を占めます。前走1800m~2000m以外のレースに出走していた5頭のうち、重賞化した2014年以降の2頭は、ともに前走重賞レースを優勝していました。
- 2017年2着ジャンダルム(前走デイリー杯2歳ステークス1着)
- 2015年1着ロードクエスト(前走新潟2歳ステークス1着)
予想
今年のホープフルステークス2020は、かなり難解なレースになりそうです。データ傾向から搾れる要素も少ないですが、近年は上位人気馬が結果を残す傾向にあるので、前走勝ち切っている人気馬が狙い目になるでしょうか。
以下、簡単な考察と予想です。
デビュー戦を楽勝、その後の前走東スポ杯2歳ステークスも完勝と底を見せていません。特に前走は、約5ヵ月明けの馬体重+24kgでの出走ということも踏まえれば、前走以上の内容を期待できそうです。あとは他馬との力関係だけでしょうか。
前走紫菊賞優勝。2着馬と着差こそクビ差になりましたが、まだ余力がありそうな印象を受けました。全兄を見ると、2歳重賞なら…という感じはするので、人気が落ち着きそうなここで対抗評価にしました。
前走芙蓉ステークスを先行から抜け出して完勝。楽に後続を突き放していました。今回は、前走と同じ内枠(3番)ですし、前走のようなレースをすることになるでしょうか。連勝の勢いと前走の勝ちっぷりに期待して…。
過去好走例が多い前走新馬戦優勝馬。前走は、捲って行くかたちの追い込みで完勝しました。2着以下も突き放していたので、力はありそうな印象を受けました。2勝馬が揃っているので、ここでは格下感はありますが、紐荒れに期待して押さえました。
対抗にしようかと迷いつつ…。2戦2勝、前走アイビーステークスの勝ちっぷりも良かったと思います。ただ2戦連続でスタートが良くないので、G1の最内枠で出負けしてしまうとどうだろう…ということで無印にしました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、7着、中止でした。本命◎ホープフルステークスは、1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 10 | ダノンザキッド | 1 | 東京スポーツ杯2歳ステークス(G3) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 1 | オーソクレース | 3 | アイビーステークス(LR) 1着(-0.0) | 2 |
3 | 2 | ヨーホーレイク | 4 | 紫菊賞(1勝クラス) 1着(-0.0) | 1 |
本命ダノンザキッドが好位抜け出しで快勝。ここでは力が違うような内容だったと思います。勝利ジョッキーインタビューを見ると、もっと良くなる余地がありそうな印象でした。
2着には、終始内で脚をためていたオーソクレース。スタートを不安視して無印にしたのですが、今回は上手く出て、好位の内をロスなくという競馬でした。直線に入ったところで、前にいたランドオブリバティがいなくなったこともあり、進路がきれいに空いたのも良かったと思います。
押さえていたランドオブリバティ。4角から直線に入るタイミングで、外に振れてそのままレースは終わってしまいました。これが無ければ、上位(特に2着以下)の着順もガラッと変わったんじゃないかと思います。