アイビスサマーダッシュ2018過去10年のデータと予想 | 深く考えない競馬

アイビスサマーダッシュ2018過去10年のデータと予想

日程 2018年7月29日(日曜日)
開催 新潟競馬場 11R
距離 芝1000m
格付け GⅢ
条件 サラ系3歳以上
斤量 別定
出走数 17頭
天気 晴れ(ヤフー天気)

アイビスサマーダッシュ2018

サマースプリントシリーズ第3戦「アイビスサマーダッシュ2018」です。JRA唯一の直線競馬の重賞。夏に一番注目を集める重賞だと思います。

コース形態

新潟競馬場の芝1000mコース

過去10年のアイビスサマーダッシュの配当を見ると、近年は硬めの決着が続いています。とはいえ、馬連は過去10回中7回で2000円以上の好配当となっており、穴馬の連対が多いレースといえるかもしれません。

年度 馬連 3連複 3連単
2017 4,300円 7,210円 67,380円
2016 360円 480円 1,800円
2015 4,710円 9,520円 47,230円
2014 2,320円 4,000円 21,450円
2013 1,000円 2,840円 10,140円
2012 3,450円 12,280円 80,960円
2011 1,410円 11,870円 45,750円
2010 4,800円 153,890円 848,340円
2009 4,150円 9,460円 67,570円
2008 6,140円 21,110円 120,810円

では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。

アイビスサマーダッシュ2018
年度 着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2017 1 15 牡7 56 ラインミーティア 8 韋駄天ステークス(OP) 4着(0.3) 3
2 10 牝5 54 フィドゥーシア 1 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.2) 2
3 14 牝3 51 レジーナフォルテ 4 さくらんぼ特別(1000万) 1着(-0.1) 7
2016 1 4 牝5 55 ベルカント 1 CBC賞(G3) 3着(0.1) 2
2 13 牡5 56 ネロ 2 韋駄天ステークス(OP) 2着(0.2) 1
3 6 牝6 54 プリンセスムーン 3 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.2) 2
2015 1 13 牝4 54 ベルカント 1 CBC賞(G3) 取消
2 9 牡5 56 シンボリディスコ 9 テレビユー福島賞(1600万) 3着(0.2) 4
3 12 牡6 56 アースソニック 4 函館スプリントステークス(G3) 2着(0.4) 14
2014 1 2 牡7 56 セイコーライコウ 1 函館スプリントステークス(G3) 4着(0.2) 5
2 11 牝3 51 フクノドリーム 5 バーデンバーデンカップ(OP) 5着(0.4) 5
3 10 牡5 56 アースソニック 3 函館スプリントステークス(G3) 6着(0.3) 9
2013 1 13 牡4 56 ハクサンムーン 1 CBC賞(G3) 2着(0.0) 2
2 4 牝5 54 フォーエバーマーク 3 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.1) 3
3 14 牝4 54 リトルゲルダ 6 知多特別(1000万) 1着(-0.0) 2
2012 1 16 牡5 56 パドトロワ 7 函館スプリントステークス(G3) 4着(0.6) 3
2 17 牡5 56 エーシンダックマン 5 CBC賞(G3) 7着(0.9) 5
3 4 牝5 55 エーシンヴァーゴウ 4 Al Quoz Sprint(G1) 12着
2011 1 3 牝4 54 エーシンヴァーゴウ 1 ルミエールステークス(OP) 1着(-0.1) 1
2 12 牡5 56 エーブダッチマン 5 バーデンバーデンカップ(OP) 2着(0.2) 8
3 13 牡6 56 アポロフェニックス 11 バーデンバーデンカップ(OP) 4着(0.5) 9
2010 1 9 牝6 54 ケイティラブ 8 テレビユー福島賞(1600万) 3着(0.3) 9
2 12 セ6 56 ジェイケイセラヴィ 3 バーデンバーデンカップ(OP) 5着(0.7) 6
3 3 牡5 56 マルブツイースター 16 米子ステークス(OP) 12着(1.0) 18
2009 1 17 牝5 55 カノヤザクラ 3 CBC賞(G3) 11着(0.7) 7
2 18 牡4 56 アポロドルチェ 6 バーデンバーデンカップ(OP) 8着(0.4) 4
3 12 牝5 54 アルティマトゥーレ 2 テレビユー福島賞(1600万) 1着(-0.4) 1
2008 1 18 牝4 54 カノヤザクラ 2 CBC賞(G3) 5着(0.4) 5
2 5 牡6 57 シンボリグラン 10 函館スプリントステークス(G3) 7着(0.7) 10
3 1 牡3 53 アポロドルチェ 6 バーデンバーデンカップ(OP) 1着(-0.2) 1
外枠(6~8枠)

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中19頭を占めます。前に行く馬も、後ろから行く馬も、外枠から外ラチ沿いにロス無くというのが狙い目となっています。

牝馬

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中15頭を占めます。そのうち計6頭が優勝しています。

前走福島芝1200m

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中10頭を占めます。バーデンバーデンカップ組が中心ですが、前走条件戦の好走例も多く見られます。

前走サマースプリントシリーズ(函館スプリントステークス、CBC賞)

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中12頭を占めます。そのうち、前走出走取消だったベルカント(2015年)と前年優勝馬カノヤザクラ(2009年)の2頭を除く10頭が前走7着以内に好走していました。

7歳馬

過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中2頭のみです。劣勢な傾向にあります。

予想

例年と比べると、混戦模様という印象のアイビスサマーダッシュ2018。抜けた馬が不在ですし、外枠を引いた馬が狙い目になるでしょうか。

以下、簡単な考察と予想です。2~3着なら…という馬が多すぎて、かなり難関なレースだと思います。

◎⑮ダイメイプリンセス

前走CBC賞2018は9着に敗れたものの、3着以下がクビ&アタマ&ハナ差が続く大接戦。大外一気で届かずという内容だっただけに、通ったコースの差という印象でした。2~3走前の新潟芝1000mの2戦が力の差を感じる完勝でしたし、今回の条件はプラスに働きそうです。前走からの巻き返しに期待したいですね。外枠&牝馬とデータ傾向からも狙い目といえそうです。

○⑨アペルトゥーラ

劣勢傾向の7歳馬が買い難い要素でしょうか。ただ新潟芝1000mの相性が良く、昨年1000万~1600万~オープン特別と3連勝しています。前走韋駄天ステークス2018は6着に敗れているものの、上位馬を軽ハンデ馬が占めていたことを考えると、この条件は得意としている舞台と言えそうです。

△⑫ナインテイルズ

2~3走前の新潟芝1000m戦を見る限りは、ダイメイプリンセスに先着できるイメージがわかないですね…。7歳馬というのも買い難い要素です。とはいえ、前走水無月ステークス2018(1600万)を逃げ切り勝ちした勢いはありそうですし、初騎乗の戸崎ジョッキーが新味を出すことに期待して…。

△⑭レッドラウダ

昨年のアイビスサマーダッシュ2017は、全く伸びずズルズル後退して11着。昨年の内容を見る限りは、やや狙い難いところでしょうか。ただ直近2戦の新潟芝1000mは、軽ハンデながら、1枠から3着以内に好走。コース相性は良いはずなので、ここで上位争いがあっても不思議は無いと思います。

(無印)⑦レジーナフォルテ

外枠なら…と思っていたので、印は無印にしました。昨年のアイビスサマーダッシュ2017は、レジーナフォルテが空けたコースをラインミーティアが突っ込んで来て優勝。ラインミーティアの優勝をエスコートしてしまったようなレースになってしまいました。今回は、昨年と同様、前走福島芝1200mを使うローテ。力を落としている印象はないので、上位争いに加わっても不思議は無さそうですね。

(無印)⑯ブロワ

2~3枚格下でしょうか。1000万クラスでも狙えない1頭です。血統は、父メイショウボーラー、母父はNorthern Dancer系。ちょうど昨年の優勝馬ラインミーティアも父メイショウボーラー、母父はNorthern Dancer系でした。さらに8枠に加えて、西田ジョッキー。馬の実績面ではスルーしたいですが、紐荒れ時に紛れ込んで来ても…。

3連複4頭ボックス◎○△△ 合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、7着、10着でした。本命◎ダイメイプリンセスは、1着でした。

アイビスサマーダッシュ2018
着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 15 牝5 54 ダイメイプリンセス 1 CBC賞(G3) 9着(0.5) 6
2 8 牝3 51 ラブカンプー 2 葵ステークス(G) 2着(0.2) 6
3 12 牡7 56 ナインテイルズ 8 水無月ステークス(1600万) 1着(-0.2) 6

晩に録画を見ました。ダイメイプリンセスの順当勝ち。配当も控えめな決着でした。

優勝馬ダイメイプリンセス騎乗の秋山ジョッキーの勝利ジョッキーインタビューを見ると、1000m戦の適性の高さを話していました。1200m戦だと違った走りを見せるようで、サマースプリントチャンピオンを目指すためには、次走で上手く走れるかがポイントになりそうですね。

対抗の穴馬アペルトゥーラは、道中で既に手応えが悪そうに見えました。鞭をビシバシ叩いて、ジリジリ伸びているものの、先行勢の勢いとは差がありそうでした。

一方、軽視した3歳牝馬ラブカンプーが2着。少点数のため、4枠の馬までは手が出せなかったです…。内枠ながらスタートが良く、良い位置に出していっての粘り。斤量の恩恵を活かしたデムーロ騎手の好騎乗だったと思います。

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