日程 | 2021年7月25日(日曜) |
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開催 | 新潟競馬場11R |
距離 | 芝1000m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.6(25日) |
アイビスサマーダッシュ2021
サマースプリントシリーズ第3戦、アイビスサマーダッシュ2021です。直線コースで行われる唯一の重賞。夏に行われる重賞の中で、最も注目を集めるレースのひとつだと思います。
配当
過去10年のアイビスサマーダッシュの配当を見ると、3連単10万馬券超えはありません。ただ2016年を除くと、穴馬の好走例自体は多いので、馬連や3連複が好配当になる傾向があります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 870円 | 5,000円 | 27,030円 |
2019 | 1,070円 | 9,320円 | 27,100円 |
2018 | 1,020円 | 5,640円 | 20,340円 |
2017 | 4,300円 | 7,210円 | 67,380円 |
2016 | 360円 | 480円 | 1,800円 |
2015 | 4,710円 | 9,520円 | 47,230円 |
2014 | 2,320円 | 4,000円 | 21,450円 |
2013 | 1,000円 | 2,840円 | 10,140円 |
2012 | 3,450円 | 12,280円 | 80,960円 |
2011 | 1,410円 | 11,870円 | 45,750円 |
では過去10年のアイビスサマーダッシュで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020良 | 1 | 9 | 牝5 | 54 | ジョーカナチャン | 2 | 韋駄天ステークス(OP) 2着(0.0) | 5 |
2 | 13 | 牡5 | 57 | ライオンボス | 1 | 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 12 | 牝5 | 54 | ビリーバー | 9 | TVh杯(3勝クラス) 1着(-0.1) | 4 | |
2019良 | 1 | 11 | 牡4 | 56 | ライオンボス | 1 | 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 3 | 牝4 | 54 | カッパツハッチ | 3 | 韋駄天ステークス(OP) 2着(0.1) | 3 | |
3 | 16 | 牝5 | 54 | オールポッシブル | 9 | バーデンバーデンカップ(OP) 16着(1.5) | 10 | |
2018良 | 1 | 15 | 牝5 | 54 | ダイメイプリンセス | 1 | CBC賞(G3) 9着(0.5) | 6 |
2 | 8 | 牝3 | 51 | ラブカンプー | 2 | 葵ステークス(G) 2着(0.2) | 6 | |
3 | 12 | 牡7 | 56 | ナインテイルズ | 8 | 水無月ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 6 | |
2017良 | 1 | 15 | 牡7 | 56 | ラインミーティア | 8 | 韋駄天ステークス(OP) 4着(0.3) | 3 |
2 | 10 | 牝5 | 54 | フィドゥーシア | 1 | 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 14 | 牝3 | 51 | レジーナフォルテ | 4 | さくらんぼ特別(1000万) 1着(-0.1) | 7 | |
2016良 | 1 | 4 | 牝5 | 55 | ベルカント | 1 | CBC賞(G3) 3着(0.1) | 2 |
2 | 13 | 牡5 | 56 | ネロ | 2 | 韋駄天ステークス(OP) 2着(0.2) | 1 | |
3 | 6 | 牝6 | 54 | プリンセスムーン | 3 | 韋駄天ステークス(OP) 1着(-0.2) | 2 | |
2015良 | 1 | 13 | 牝4 | 54 | ベルカント | 1 | CBC賞(G3) 出走取消 | |
2 | 9 | 牡5 | 56 | シンボリディスコ | 9 | テレビユー福島賞(1600万) 3着(0.2) | 4 | |
3 | 12 | 牡6 | 56 | アースソニック | 4 | 函館スプリントステークス(G3) 2着(0.4) | 14 | |
2014良 | 1 | 2 | 牡7 | 56 | セイコーライコウ | 1 | 函館スプリントステークス(G3) 4着(0.2) | 5 |
2 | 11 | 牝3 | 51 | フクノドリーム | 5 | バーデンバーデンカップ(OP) 5着(0.4) | 5 | |
3 | 10 | 牡5 | 56 | アースソニック | 3 | 函館スプリントステークス(G3) 6着(0.3) | 9 | |
2013良 | 1 | 13 | 牡4 | 56 | ハクサンムーン | 1 | CBC賞(G3) 2着(0.0) | 2 |
2 | 4 | 牝5 | 54 | フォーエバーマーク | 3 | 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.1) | 3 | |
3 | 14 | 牝4 | 54 | リトルゲルダ | 6 | 知多特別(1000万) 1着(-0.0) | 2 | |
2012良 | 1 | 16 | 牡5 | 56 | パドトロワ | 7 | 函館スプリントステークス(G3) 4着(0.6) | 3 |
2 | 17 | 牡5 | 56 | エーシンダックマン | 5 | CBC賞(G3) 7着(0.9) | 5 | |
3 | 4 | 牝5 | 55 | エーシンヴァーゴウ | 4 | Al Quoz Sprint(G1) 12着 | ||
2011良 | 1 | 3 | 牝4 | 54 | エーシンヴァーゴウ | 1 | ルミエールステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 12 | 牡5 | 56 | エーブダッチマン | 5 | バーデンバーデンカップ(OP) 2着(0.2) | 8 | |
3 | 13 | 牡6 | 56 | アポロフェニックス | 11 | バーデンバーデンカップ(OP) 4着(0.5) | 9 |
過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中20頭を占めます。外ラチ沿いでロス無く進める馬が狙い目と言えそうです。
過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中16頭を占めます。5頭の優勝馬を出してるほか、直近2年は穴馬(9番人気)が3着に好走しています。
近年(2016年以降)好走例が多く、直近5年のアイビスサマーダッシュ3着以内12頭中8頭を占めます。そのうち7頭が前走1~2着、残る1頭も前走3番人気の支持を集めていた馬でした。
過去10年のアイビスサマーダッシュ3着以内30頭中6頭を占めます。前走バーデンバーデンカップ出走馬ほか、前走1000万~1600万クラス(現2勝クラス~3勝クラス)出走馬の好走例も見られます。
予想
アイビスサマーダッシュ2021は、例年よりもかなり層が薄いメンバー構成になりました。前走勝ち負けしていた馬が少なく、サマースプリントシリーズ好走馬も不在です。大きな差が無いメンバーだと思うので、あとは外枠を引くことが出来るかが取捨のポイントになるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。前走韋駄天ステークス好走馬が気になりつつ、紐荒れに期待の予想にしました。
外枠、牝馬、前走重賞好走馬なら、データ傾向からは上位争いの候補になりそうです。重賞未勝利のマクフィ産と考えると、頭からは買い難いものの、このメンバーが相手なら一発あっても…。
過去好走例が多い前走韋駄天ステークス出走馬。前走は、139万馬券の大波乱故に、評価が難しいレースだと思います。相性の良い新潟1000mで9着に崩れた事実も買い難い要素になるでしょうか。とはいっても今年の緩いメンバー構成なら巻き返しがあっても良さそうです。前走からの斤量減にも期待しての対抗評価です。
買い難い内枠ですが、前のポジションを取れそうな脚質に期待して押さえました。層が薄いメンバーですし、3勝クラスで安定した成績を残してる実績なら十分に候補になりそうです。
過去好走例が多い前走福島芝1200m出走馬。紐荒れ期待で押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、5着、5着(同着)でした。本命◎オールアットワンスは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 14 | 牝3 | 51 | オールアットワンス | 1 | 葵ステークス(G) 3着(0.1) | 9 |
2 | 12 | 牡6 | 57 | ライオンボス | 2 | 韋駄天ステークス(OP) 9着(1.1) | 1 |
3 | 1 | 牝5 | 54 | バカラクイーン | 14 | さくらんぼ特別(2勝クラス) 7着(1.2) | 4 |
本命オールアットワンス、対抗ライオンボスのワンツーフイニッシュでした。このメンバーなら上位争い濃厚という2頭でしたが、難なく結果を残したという印象でした。押さえていたジュランビルやグレイトゲイナーは、最後の最後で4~5着争いまで詰めてきていましたが、伸びきれず5着同着2頭という内容でした。
3着バカラクイーン。最内枠から内を通って来て粘り込んで波乱を演出することになりました。馬場状態が例年よりも良かったこともあり、菅原ジョッキーの好判断という感じでした。前走2勝クラスで崩れてるだけに、総流し買いじゃないと買えない馬だったと思います。