日程 | 2017年11月26日(日曜日) |
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開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝2400m |
格付け | GⅠ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
ジャパンカップ2017
G1「ジャパンカップ2017」です。例年G1実績馬が集まるハイレベルな一戦。国際招待競走に指定されており、過去、多くの外国馬が活躍しています。ただ近年は外国馬の好走がなく、馬券圏内は日本馬が占める決着が続いています。
コース形態
過去10年のジャパンカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは2回あります。大波乱決着は少ない傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 2,570円 | 8,050円 | 36,260円 |
2015 | 10,160円 | 6,350円 | 53,920円 |
2014 | 4,120円 | 19,750円 | 91,790円 |
2013 | 2,500円 | 63,800円 | 224,580円 |
2012 | 700円 | 1,010円 | 5,550円 |
2011 | 2,300円 | 80,880円 | 324,680円 |
2010 | 710円 | 4,940円 | 25,110円 |
2009 | 1,020円 | 2,460円 | 11,690円 |
2008 | 7,620円 | 6,410円 | 68,950円 |
2007 | 3,660円 | 1,450円 | 15,980円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016良 | 1 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 1 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 12 | 牡5 | サウンズオブアース | 5 | 京都大賞典(G2) 4着(0.2) | 3 | |
3 | 17 | 牡4 | シュヴァルグラン | 6 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2015良 | 1 | 15 | 牝4 | ショウナンパンドラ | 4 | 天皇賞秋(G1) 4着(0.2) | 5 |
2 | 6 | 牡5 | ラストインパクト | 7 | 天皇賞秋(G1) 12着(0.8) | 9 | |
3 | 1 | 牡5 | ラブリーデイ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2014良 | 1 | 4 | 牡4 | エピファネイア | 4 | 天皇賞秋(G1) 6着(0.2) | 4 |
2 | 1 | 牡5 | ジャスタウェイ | 3 | 凱旋門賞(G1) 8着 | ||
3 | 15 | 牡5 | スピルバーグ | 6 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 5 | |
2013良 | 1 | 7 | 牝4 | ジェンティルドンナ | 1 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.7) | 1 |
2 | 9 | 牝3 | デニムアンドルビー | 7 | エリザベス女王杯(G1) 5着(0.5) | 3 | |
3 | 5 | 牡7 | トーセンジョーダン | 11 | 天皇賞秋(G1) 11着(2.3) | 10 | |
2012良 | 1 | 15 | 牝3 | ジェンティルドンナ | 3 | 秋華賞(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 17 | 牡4 | オルフェーヴル | 1 | 凱旋門賞(G1) 2着 | ||
3 | 13 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.3) | 2 | |
2011良 | 1 | 2 | 牝5 | ブエナビスタ | 2 | 天皇賞秋(G1) 4着(0.3) | 1 |
2 | 16 | 牡5 | トーセンジョーダン | 6 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 7 | |
3 | 1 | 牡7 | ジャガーメイル | 14 | 天皇賞秋(G1) 9着(1.3) | 9 | |
2010良 | 1 | 6 | 牡3 | ローズキングダム | 4 | 菊花賞(G1) 2着(0.2) | 1 |
2(降) | 16 | 牝4 | ブエナビスタ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 2 | 牡3 | ヴィクトワールピサ | 8 | 凱旋門賞(G1) 7着 | ||
2009良 | 1 | 5 | 牝5 | ウオッカ | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.3) | 1 |
2 | 10 | 牡4 | オウケンブルースリ | 2 | 天皇賞秋(G1) 4着(0.8) | 3 | |
3 | 5 | 牝3 | レッドディザイア | 6 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 2 | |
2008良 | 1 | 16 | 牡4 | スクリーンヒーロー | 9 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 9 | 牡3 | ディープスカイ | 1 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.0) | 3 | |
3 | 4 | 牝4 | ウオッカ | 2 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
2007良 | 1 | 4 | 牡4 | アドマイヤムーン | 5 | 天皇賞秋(G1) 6着(0.7) | 2 |
2 | 2 | 牡6 | ポップロック | 4 | 天皇賞秋(G1) 4着(0.6) | 4 | |
3 | 10 | 牡4 | メイショウサムソン | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.4) | 1 |
前走天皇賞秋
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中19頭を占めます。そのうち前走天皇賞秋で馬券圏外だった9頭中8頭がG1連対経験がありました。例外は、以下の1頭のみです。
- 2015年2着ラストインパクト(前走天皇賞秋12着)
前走G1
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中26頭を占めます。そのうち前走がG1以外だった4頭中3頭がG1レースで3着以内に好走した経験がありました。
3歳馬
過去10年のジャパンカップ3着内に来た3歳馬全てが同舞台の日本ダービーとオークスでの好走歴がありました。今年は、レイデオロとソウルスターリングが出走予定となっていますが、ともに日本ダービーとオークスを優勝しており、好走が期待できそうな3歳馬といえそうです。
- 2008年2着ディープスカイ(日本ダービー1着)
- 2009年3着レッドディザイア(オークス2着)
- 2010年1着ローズキングダム(日本ダービー2着)
- 2010年3着ヴィクトワールピサ(日本ダービー3着)
- 2012年1着ジェンティルドンナ(オークス1着)
- 2013年2着デニムアンドルビー(オークス3着)
前走大敗
過去10年のジャパンカップ3着内では、前走国内のレースに出走し、大きく負けていた馬が以下の3頭いますが、3頭とも「前走天皇賞秋組」「内枠(1~3枠)」でした。
- 2015年2着ラストインパクト(前走天皇賞秋12着)7番人気
- 2013年3着トーセンジョーダン(前走天皇賞秋11着)11番人気
- 2011年3着ジャガーメイル(前走天皇賞秋9着)14番人気
年齡
過去10年のジャパンカップでは、6歳以上の馬が不振傾向にあり、3着内30頭中27頭が3~5歳馬でした。
馬券予想
ジャパンカップ2017は、ハイレベルなメンバーが揃いました。天皇賞秋2017連対馬の2頭に加え、日本ダービー2017優勝馬レイデオロなど、G1で結果を出してきた馬が出走を予定しています。
評価が難しい外国馬を除くと、データ傾向から天皇賞秋2017組が上位争いの中心になるでしょうか。不良馬場で行われた一戦だっただけに、疲労は心配な要素になりそうですが…。
以下、簡単な考察と予想です。評価がよく分からない外国馬をバッサリいきました。
前走天皇賞秋2017 1着。不良馬場でのサトノクラウンとの叩き合いを制し、強いと改めて感じる競馬でした。あとは、前走の疲労さえクリアできれば…。
過去好走例の多い1枠ですし、無視は出来ないですね。ダービー2着のスワーヴリチャードがアルゼンチン共和国杯2017を楽勝。単純な比較なら、ここで勝ち負けがあっても…。
2走前の毎日王冠2017は、行く馬がいなくて逃げる展開に。最後は瞬発力勝負となり、ディープインパクト産のキレる馬が1~3着を独占する結果となりました。
前走天皇賞秋2017は不良馬場の一戦。柔らかい馬場がダメということだったので、仕方ない敗戦だったと思います。今週は、恐らく良馬場で行われることから、見直すなら今回でしょうか。
前走天皇賞秋2017 5着。凱旋門賞2016以降、勝てないレースが続いていますが、大崩れもしていません。特に直近2戦は、復調を感じさせる内容でした。
例年、馬券圏内に好走している中穴(4~7番人気)扱いになるようであれば、天皇賞秋組の好走例が多いレースですし、押さえておきたいと思っています。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着、7着でした。本命◎キタサンブラックは3着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 1 | 牡5 | シュヴァルグラン | 5 | 京都大賞典(G2) 3着(0.1) | 1 |
2 | 2 | 牡3 | レイデオロ | 2 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) | 1 |
3 | 4 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.0) | 1 |
シュヴァルグラン買えずでした。(;´・ω・`A “
キタサンブラックは想定通りの逃げで、昨年よりも1.5秒ほど速い流れ。流石に後ろからのプレッシャーは、昨年より強かったのでは…という話でした。シュヴァルグランは、キタサンブラックを射程圏内に入れたインで脚を溜め、きっちりと差し切る競馬でした。例年、天皇賞秋組が好走するレースですが、3着に来たのがキタサンブラックのみ。前走が不良馬場の一戦だっただけに、見えない疲れも多かったと思います。それでも3着に残るのは、現役トップの馬という感じがしました。
【追記】キタサンブラックは、左前脚の落鉄していたようです…。
それにしても、コーナーを外まわして差してきたレイデオロは強いですね。このパフォーマンスを見ると、来年のG1を獲りそうです。
そして、長く京都大賞典組は不要という印象のレースでしたが、ここに来て2年連続でジャパンカップ優勝馬を輩出。能力の高い馬であれば、天皇賞秋をスルーして、きっちりと間隔を取ってジャパンカップに向かうのが良いのかもしれません。