日程 | 2022年11月27日(日曜) |
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開催 | 東京競馬場12R |
距離 | 芝2400m |
格付け | G1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量3歳55kg,4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 18頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.3(11月27日) |
ジャパンカップ2022
G1ジャパンカップ2022です。毎年ハイレベルなメンバーが集まり、ハイレベルなレースが繰り広げられます。以前は外国馬が活躍するレースでしたが、近年は外国馬の出走自体が少なくなりました。ジャパンカップの上位争いは、G1好走歴のある日本馬が占める傾向にあります。
配当
過去10年のジャパンカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは1回あります。近年は、大きな波乱が無く、上位人気馬が結果を残しています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2021 | 530円 | 510円 | 1,780円 |
2020 | 330円 | 300円 | 1,340円 |
2019 | 2,900円 | 2,900円 | 19,850円 |
2018 | 590円 | 960円 | 2,690円 |
2017 | 1,770円 | 1,300円 | 13,340円 |
2016 | 2,570円 | 8,050円 | 36,260円 |
2015 | 10,160円 | 6,350円 | 53,920円 |
2014 | 4,120円 | 19,750円 | 91,790円 |
2013 | 2,500円 | 63,800円 | 224,580円 |
2012 | 700円 | 1,010円 | 5,550円 |
では過去10年のジャパンカップスで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2021良 | 1 | 2 | 牡4 | コントレイル | 1 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.1) | 1 |
2 | 7 | 牡4 | オーソリティ | 3 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 4 | 牡3 | シャフリヤール | 2 | 神戸新聞杯(G2) 4着(0.7) | 1 | |
2020良 | 1 | 2 | 牝5 | アーモンドアイ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 6 | 牡3 | コントレイル | 2 | 菊花賞(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 5 | 牝3 | デアリングタクト | 3 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 1 | |
2019重 | 1 | 5 | 牡5 | スワーヴリチャード | 3 | 天皇賞秋(G1) 7着(0.9) | 5 |
2 | 1 | 牝3 | カレンブーケドール | 5 | 秋華賞(G1) 2着(0.3) | 2 | |
3 | 2 | 牡4 | ワグネリアン | 2 | 天皇賞秋(G1) 5着(0.6) | 4 | |
2018良 | 1 | 1 | 牝3 | アーモンドアイ | 1 | 秋華賞(G1) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 8 | 牡4 | キセキ | 4 | 天皇賞(秋)(G1) 3着(0.2) | 6 | |
3 | 11 | 牡4 | スワーヴリチャード | 2 | 天皇賞(秋)(G1) 10着(1.5) | 1 | |
2017良 | 1 | 1 | 牡5 | シュヴァルグラン | 5 | 京都大賞典(G2) 3着(0.1) | 1 |
2 | 2 | 牡3 | レイデオロ | 2 | 神戸新聞杯(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 4 | 牡5 | キタサンブラック | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.0) | 1 | |
2016良 | 1 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 1 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 12 | 牡5 | サウンズオブアース | 5 | 京都大賞典(G2) 4着(0.2) | 3 | |
3 | 17 | 牡4 | シュヴァルグラン | 6 | アルゼンチン共和国杯(G2) 1着(-0.1) | 2 | |
2015良 | 1 | 15 | 牝4 | ショウナンパンドラ | 4 | 天皇賞秋(G1) 4着(0.2) | 5 |
2 | 6 | 牡5 | ラストインパクト | 7 | 天皇賞秋(G1) 12着(0.8) | 9 | |
3 | 1 | 牡5 | ラブリーデイ | 1 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 1 | |
2014良 | 1 | 4 | 牡4 | エピファネイア | 4 | 天皇賞秋(G1) 6着(0.2) | 4 |
2 | 1 | 牡5 | ジャスタウェイ | 3 | 凱旋門賞(G1) 8着 | ||
3 | 15 | 牡5 | スピルバーグ | 6 | 天皇賞秋(G1) 1着(-0.1) | 5 | |
2013良 | 1 | 7 | 牝4 | ジェンティルドンナ | 1 | 天皇賞秋(G1) 2着(0.7) | 1 |
2 | 9 | 牝3 | デニムアンドルビー | 7 | エリザベス女王杯(G1) 5着(0.5) | 3 | |
3 | 5 | 牡7 | トーセンジョーダン | 11 | 天皇賞秋(G1) 11着(2.3) | 10 | |
2012良 | 1 | 15 | 牝3 | ジェンティルドンナ | 3 | 秋華賞(G1) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 17 | 牡4 | オルフェーヴル | 1 | 凱旋門賞(G1) 2着 | ||
3 | 13 | 牡5 | ルーラーシップ | 2 | 天皇賞秋(G1) 3着(0.3) | 2 |
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中15頭を占めます。そのうち天皇賞秋4着以下だった馬は計7頭いますが、ラストインパクト(2015年)を除く6頭に、前年度のG1レース連対経験がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 前年に連対したG1レース |
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2019 | 1 | 5 | 牡5 | スワーヴリチャード | 大阪杯優勝 |
3 | 2 | 牡4 | ワグネリアン | 日本ダービー優勝 | |
2018 | 3 | 11 | 牡4 | スワーヴリチャード | 日本ダービー2着 |
2015 | 1 | 15 | 牝4 | ショウナンパンドラ | 秋華賞優勝 |
2014 | 1 | 4 | 牡4 | エピファネイア | 菊花賞優勝、皐月賞2着、日本ダービー2着 |
2013 | 3 | 5 | 牡7 | トーセンジョーダン | 天皇賞春2着 |
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中23頭を占めます。前走G1レース以外の馬は計7頭いますが、オーソリティ(2021年)を除く6頭に、G1レース3着以内の経験がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | G1レース好走歴 |
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2021 | 3 | 4 | 牡3 | シャフリヤール | 2021日本ダービー優勝 |
2017 | 1 | 1 | 牡5 | シュヴァルグラン | 2017天皇賞春2着、2016ジャパンカップ3着、2016天皇賞春3着 |
2 | 2 | 牡3 | レイデオロ | 2017日本ダービー優勝 | |
2016 | 1 | 1 | 牡4 | キタサンブラック | 2016宝塚記念3着、2016天皇賞春優勝2015有馬記念3着、2015菊花賞優勝、2015皐月賞3着 |
2 | 12 | 牡5 | サウンズオブアース | 2015有馬記念2着、2014菊花賞2着 | |
3 | 17 | 牡4 | シュヴァルグラン | 2016天皇賞春3着 |
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中29頭を占めます。6歳以上は、不振傾向にありそうです。3着以内の3歳馬は計8頭いますが、8頭すべてに同コースで行われる日本ダービーやオークスの好走歴がありました。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 実績 |
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2021 | 3 | 4 | 牡3 | シャフリヤール | 日本ダービー優勝 |
2020 | 2 | 6 | 牡3 | コントレイル | 日本ダービー優勝 |
3 | 5 | 牝3 | デアリングタクト | オークス優勝 | |
2019 | 2 | 1 | 牝3 | カレンブーケドール | オークス2着 |
2018 | 1 | 1 | 牝3 | アーモンドアイ | オークス優勝 |
2017 | 2 | 2 | 牡3 | レイデオロ | 日本ダービー優勝 |
2013 | 2 | 9 | 牝3 | デニムアンドルビー | オークス3着 |
2012 | 1 | 15 | 牝3 | ジェンティルドンナ | オークス優勝 |
過去10年のジャパンカップ3着内30頭中4頭を占めます。4頭ともに前走天皇賞秋出走馬もしくは凱旋門賞出走馬でした。そのほか、スワーヴリチャードを除く3頭が内枠(1~3枠)でした。内枠の前走天皇賞秋出走馬は穴候補になるかもしれません。
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 3 | 11 | 牡4 | スワーヴリチャード | 2 | 天皇賞秋(G1) 10着 |
2015 | 2 | 6 | 牡5 | ラストインパクト | 7 | 天皇賞秋(G1) 12着 |
2014 | 2 | 1 | 牡5 | ジャスタウェイ | 3 | 凱旋門賞(G1) 8着 |
2013 | 3 | 5 | 牡7 | トーセンジョーダン | 11 | 天皇賞秋(G1) 11着 |
予想
ジャパンカップ2022は、近年と比べると層が薄いメンバー(日本馬)という印象を受けます。日本馬に関していえば、シャフリヤール以外に抜けた実績馬がいるわけではないので、前走G2レース出走馬もチャンスがあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。例年以上に難解です。内枠の外国馬が気になりつつ、東京芝2400mG1の好走歴がある日本馬を選びました。
過去好走例が多い内枠と3~5歳馬から選ぶと、ここは候補になるでしょうか。約1年4カ月の長期休養明けとなった2走前鳴尾記念を完勝。2着馬ジェラルディーナは、後にエリザベス女王杯を制しています。もともとコントレイル相手に好勝負を見せてきた馬ですし、復調しているようであれば、ここで上位争いに食い込む力はありそうです。
過去好走例が多い前走天皇賞秋出走馬。前年度のG1連対実績ありと考えると、データ傾向からは候補になりそうです。休養明けの前走を一度使った上積みにも期待して対抗評価にしました。
過去馬番7~9の好走例が多いことに期待して押さえました。怪我から復帰した今年のレースは、以前ほどの強さを見せていませんが、大崩れしているわけでもありません。日本馬の層が薄い今回なら、無くはないところでしょうか。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、2着、3着、4着でした。本命◎ヴェルトライゼンデは、3着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 6 | 牡5 | ヴェラアズール | 3 | 京都大賞典(G2) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 15 | 牡4 | シャフリヤール | 1 | 天皇賞秋(G1) 5着(0.6) | 2 |
3 | 3 | 牡5 | ヴェルトライゼンデ | 4 | オールカマー(G2) 7着(1.0) | 3 |
的中でした。直線残り100~200mあたりでは、全馬券的中もありそうなほどの攻防だったので、かなり面白いレースとなりました。
ギリギリまで脚を溜めて、インの狭いところから伸びてきたヴェラアズールが優勝。これはムーア騎手の好騎乗だったと思います。押さえていたデアリングタクト。直線で、もう少しスムーズなら馬券圏内があったかもしれません。力のあるところは見せたと思います。