日程 | 2021年11月3日(水曜) |
---|---|
開催 | 金沢競馬場10R |
距離 | ダート2100m |
格付け | Jpn1 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 定量4歳以上57kg,牝馬-2kg |
出走数 | 12頭 |
天気 | 曇り(ヤフー天気) |
JBCクラシック2021
各地の地方競馬場の持ち回り開催で行われる交流重賞、JBCクラシック2021です。同日にJBCスプリントとJBCレディスクラシック、昨年からJBC2歳優駿も行われ、国内ダート馬の祭典となっています。開催地によって施行距離が異なりますが、今年は金沢競馬場の2100mコースで開催されます。
配当
過去10年のJBCクラシックの配当を見ると、順当な傾向のレースといえそうです。3連単1万円を切る決着が7回、1~2万円台が3回と大きな波乱がありません。馬連や3連複も数百円という決着が多く、点数次第ではガミることになりそうです。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2020 | 210円 | 250円 | 520円 |
2019 | 210円 | 1,180円 | 3,010円 |
2018 | 760円 | 910円 | 4,890円 |
2017 | 1,050円 | 5,720円 | 27,570円 |
2016 | 700円 | 1,330円 | 4,230円 |
2015 | 2,630円 | 650円 | 10,860円 |
2014 | 760円 | 430円 | 3,950円 |
2013 | 240円 | 550円 | 1,230円 |
2012 | 2,110円 | 1,980円 | 22,970円 |
2011 | 100円 | 160円 | 250円 |
では過去10年のJBCクラシックで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2020稍重大井 | 1 | 5 | 牡4 | クリソベリル | 1 | 帝王賞(Jpn1) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 1 | 牡5 | オメガパフューム | 2 | 帝王賞(Jpn1) 2着(0.4) | 1 | |
3 | 14 | 牡5 | チュウワウィザード | 3 | 帝王賞(Jpn1) 3着(0.6) | 3 | |
2019重浦和 | 1 | 8 | 牡4 | チュウワウィザード | 1 | 帝王賞(Jpn1) 2着(0.2) | 2 |
2 | 3 | 牡4 | オメガパフューム | 2 | 帝王賞(Jpn1) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 12 | 牡7 | センチュリオン | 6 | 埼玉新聞栄冠賞(浦和ダ1900m) 2着(1.5) | 1 | |
2018良京都 | 1 | 8 | 牡5 | ケイティブレイブ | 3 | 日本テレビ盃(Jpn2) 1着(-0.4) | 1 |
2 | 14 | 牡3 | オメガパフューム | 2 | シリウスステークス(G3) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 4 | 牡4 | サンライズソア | 1 | シリウスステークス(G3) 3着(0.3) | 3 | |
2017重大井 | 1 | 8 | セ7 | サウンドトゥルー | 4 | 日本テレビ盃(Jpn2) 2着(0.0) | 3 |
2 | 12 | 牡4 | ケイティブレイブ | 3 | 日本テレビ盃(Jpn2) 3着(0.1) | 1 | |
3 | 5 | 牡5 | ミツバ | 7 | シリウスステークス(G3) 8着(0.8) | 2 | |
2016重川崎 | 1 | 9 | 牡6 | アウォーディー | 2 | 日本テレビ盃(Jpn2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 8 | 牡7 | ホッコータルマエ | 3 | マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1) 3着(0.8) | 4 | |
3 | 6 | セ6 | サウンドトゥルー | 5 | 日本テレビ盃(Jpn2) 3着(1.0) | 2 | |
2015不良大井 | 1 | 15 | 牡5 | コパノリッキー | 3 | 日本テレビ盃(Jpn2) 3着(2.0) | 1 |
2 | 5 | セ5 | サウンドトゥルー | 4 | 東京大賞典(G1) 1着(-0.3) | 3 | |
3 | 10 | 牡6 | ホッコータルマエ | 1 | 帝王賞(Jpn1) 1着(-0.2) | 1 | |
2014重盛岡 | 1 | 15 | 牡4 | コパノリッキー | 3 | 帝王賞(Jpn1) 2着(0.4) | 1 |
2 | 6 | 牡4 | クリソライト | 1 | かしわ記念(Jpn1) 4着(1.4) | 1 | |
3 | 4 | 牡8 | ワンダーアキュート | 2 | 帝王賞(Jpn1) 1着(-0.4) | 3 | |
2013不良金沢 | 1 | 1 | 牡4 | ホッコータルマエ | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1) 2着(0.2) | 1 |
2 | 12 | 牡7 | ワンダーアキュート | 2 | 日本テレビ盃(Jpn2) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 2 | 牡6 | ソリタリーキング | 5 | 日本テレビ盃(Jpn2) 2着(0.0) | 2 | |
2012良川崎 | 1 | 9 | 牡6 | ワンダーアキュート | 5 | 東海ステークス(G2) 10着(0.9) | 1 |
2 | 1 | 牡7 | シビルウォー | 3 | ブリーダーズゴールドカップ(Jpn2) 1着(-1.2) | 2 | |
3 | 13 | 牡6 | トランセンド | 1 | Dubai World Cup(G1) 13着 | ||
2011良大井 | 1 | 10 | 牡6 | スマートファルコン | 1 | 日本テレビ盃(Jpn2) 1着(-0.7) | 1 |
2 | 9 | 牡5 | トランセンド | 2 | マイルチャンピオンシップ南部杯(Jpn1) 1着(-0.0) | 1 | |
3 | 1 | 牡6 | シビルウォー | 3 | 白山大賞典(Jpn3) 1着(-0.5) | 3 |
過去10年のJBCクラシック3着以内30頭中28頭を占めます。大穴の好走がほとんどありません。
過去10年のJBCクラシック3着以内30頭中1頭を占めます。上位争いは、JRA所属の人気実力馬が候補になりそうです。
過去10年のJBCクラシック3着以内30頭中3頭を占めます。3頭ともに前走のレースで人気(1~2番人気)を集めていました。
過去10年のJBCクラシック3着以内30頭中9頭を占めます。9頭全てが日本テレビ盃で人気(1~3番人気)を集めていました。
予想
JBCクラシック2021は、例年よりも層が薄いメンバーになるでしょうか。傾向からは、JRA所属の上位人気馬が狙い目になりそうですが、今年のメンバーなら地方所属馬も上位争いのチャンスがあるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。テーオーケインズとダノンファラオの2頭も気になりつつ、伏兵の地方所属馬を狙いました。
過去10年では、地方所属馬が劣勢のレースですが、データ傾向を無視して本命評価にしました。前走帝王賞は、ダノンファラオと潰し合うようなレースだったので、度外視して良いかもしれません。ただ今回もダノンファラオが出走するので、前の流れ次第では…という条件は付きそうです。スムーズに前を進めて、昨年の東京大賞典や今年の川崎記念のようなレース運びが出来れば…。
骨折明けで人気を落としそうですが、実績だけ見れば勝ち負け候補になる馬だと思います。ポテンシャルの高さに期待して、対抗評価にしました。
もう一頭、地方所属馬を押さえました。G1(Jpn1)ではあと少し足りないという印象を受ける馬ですが、いつも予想に入れてしまいます…。堅実な末脚と大崩れしない安定感は魅力的です。同コースの前走を一度使って、引き続き吉原ジョッキー騎乗と条件は整っているので、これで圏外なら仕方ない感じはします。
前走帝王賞は、直線大外に出しての追い込みでしたが、伸び切れず5着でした。好相性の大井コースでの不発だったので、衰えの可能性もあるかもしれません。とはいえ長く安定した成績を残してきたパフォーマンスを考えれば、ここでも上位争いの候補にはなりそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、6着でした。本命◎カジノフォンテンは、6着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 牡5 | ミューチャリー | 6 | 白山大賞典(Jpn3) 2着(0.6) | 2 |
2 | 3 | 牡6 | オメガパフューム | 2 | 帝王賞(Jpn1) 5着(1.1) | 1 |
3 | 1 | 牡6 | チュウワウィザード | 3 | 帝王賞(Jpn1) 6着(1.3) | 2 |
JBCレディスクラシック、JBCスプリント、JBC2歳優駿に続いて的中でした。まさかのJBC全的中で終えました!
本命カジノフォンテンは、2番手からの競馬。ダノンファラオが逃げて、外からもミューチャリーが来ていたので、この位置取りと展開になると厳しかったかもしれません。
優勝は押さえていたミューチャリー。何となく好きで、交流重賞のたびに買ってる馬ということもあり、馬券以上に嬉しい結果でした。いつもは後ろから進める馬なのですが、今回は好位からの抜け出して快勝…。JBCスプリントのサンライズノヴァに続いて、吉原ジョッキーの上手さが際立つレースでした。2~4着は、順当にオメガパフュームとチュウワウィザード、テーオーケインズとG1馬が続きました。