日程 | 2017年11月3日(金曜日・祝日) |
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開催 | 大井競馬場 8R(16:25) |
距離 | ダート1200m |
格付け | J・GⅠ |
条件 | サラ系3歳以上 |
斤量 | 定量 |
出走数 | 16頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
JBCスプリント2017
各地の地方競馬場の持ち回り開催で行われるダートG1「JBCスプリント2017」です。同日に、JBCクラシック2017とJBCレディスクラシック2017も行われ、国内ダート馬の祭典となっています。
過去、開催地によって施行距離が異なり、1000~1400m戦で施行されます。今年は大井競馬場の1200mコースで行われます。ダートの短距離G1というJRAには無い条件なので、JRA所属馬にとっても未知の部分が大きいレースだと思います。
コース形態
過去10年のJBCスプリントの配当を見ると、3連単10万馬券超えが2回ありますが、基本的には1万円を切る硬い決着が続いています。少点数で当てないと、馬連や3連複はトリガミも十分にありそうな配当となっています。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2016 | 480円 | 1,050円 | 5,010円 |
2015 | 660円 | 560円 | 6,920円 |
2014 | 7,190円 | 15,000円 | 103,000円 |
2013 | 1,600円 | 2,050円 | 9,480円 |
2012 | 260円 | 870円 | 4,900円 |
2011 | 460円 | 1,200円 | 4,750円 |
2010 | 1,330円 | 1,440円 | 4,860円 |
2009 | 250円 | 1.570円 | 3,290円 |
2008 | 880円 | 5,650円 | 18,720円 |
2007 | 10,300円 | 18,140円 | 273,500円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2016重川崎 | 1 | 1 | 牡6 | ダノンレジェンド | 3 | 東京盃(G2) 5着(0.8) | 1 |
2 | 2 | 牡6 | ベストウォーリア | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 2着(0.8) | 2 | |
3 | 12 | 牝5 | コーリンベリー | 4 | 東京盃(G2) 2着(0.4) | 3 | |
2015不良大井 | 1 | 2 | 牝4 | コーリンベリー | 3 | 東京盃(G2) 3着(0.7) | 2 |
2 | 6 | 牡5 | ダノンレジェンド | 1 | 東京盃(G2) 1着(-0.3) | 1 | |
3 | 10 | 牡5 | ベストウォーリア | 2 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 1着(-0.3) | 1 | |
2014重盛岡 | 1 | 12 | 牡7 | ドリームバレンチノ | 2 | 東京盃(G2) 2着(0.1) | 2 |
2 | 3 | 牡6 | サトノタイガー | 6 | 東京盃(G2) 6着(0.9) | 5 | |
3 | 6 | 牡7 | タイセイレジェンド | 5 | 東京盃(G2) 8着(1.7) | 3 | |
2013不良金沢 | 1 | 12 | 牡8 | エスポワールシチー | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 7 | 牡6 | ドリームバレンチノ | 5 | スプリンターズステークス(G1) 6着(0.3) | 5 | |
3 | 6 | 牡7 | セイクリムズン | 3 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 3着(0.7) | 5 | |
2012良川崎 | 1 | 4 | 牡5 | タイセイレジェンド | 2 | 東京盃(G2) 2着(0.3) | 2 |
2 | 3 | 牡6 | セイクリムズン | 1 | 東京盃(G2) 3着(0.3) | 1 | |
3 | 6 | 牡6 | スーニ | 4 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 5着(2.7) | 4 | |
2011良大井 | 1 | 11 | 牡5 | スーニ | 1 | 東京盃(G2) 1着(-0.2) | 3 |
2 | 12 | 牡5 | セイクリムズン | 2 | 東京盃(G2) 4着(0.3) | 1 | |
3 | 15 | 牡4 | ダッシャーゴーゴー | 4 | スプリンターズステークス(G1) 11着(0.9) | 2 | |
2010良船橋 | 1 | 6 | 牡5 | サマーウインド | 1 | 東京盃(G2) 1着(-0.0) | 1 |
2 | 13 | 牡4 | ナイキマドリード | 6 | 東京盃(G2) 4着(0.5) | 7 | |
3 | 4 | 牡6 | ミリオンディスク | 3 | 東京盃(G2) 3着(0.4) | 3 | |
2009良名古屋 | 1 | 3 | 牡3 | スーニ | 1 | 東京盃(G2) 2着(0.3) | 2 |
2 | 5 | 牡6 | アドマイヤスバル | 3 | 白山大賞典(G3) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 2 | 牡10 | リミットレスビッド | 6 | 東京盃(G2) 10着(2.9) | 7 | |
2008良園田 | 1 | 4 | 牡5 | バンブーエール | 2 | ペルセウスステークス(OP) 1着(-0.4) | 2 |
2 | 6 | 牡3 | スマートファルコン | 3 | 白山大賞典(G3) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 6 | 牡7 | アルドラゴン | 7 | おいしいネ兵庫の牛乳(園田ダ1400m) 1着(-1.1) | 2 | |
2007良大井 | 1 | 6 | 牡5 | フジノウェーブ | 7 | 帝王賞(G1) 11着(2.2) | 6 |
2 | 9 | 牡8 | プリサイスマシーン | 3 | スプリンターズステークス(G1) 7着(0.4) | 7 | |
3 | 2 | 牡5 | アグネスジェダイ | 4 | 東京盃(G2) 4着(0.2) | 4 |
人気
過去10年のJBCスプリント3着以内30頭中28頭が1~6番人気でした。近年は伏兵・穴馬が来たとしても、4~6番人気馬となっており、殆ど上位人気馬中心の決着となっています。
前走東京盃
過去10年のJBCスプリント3着以内30頭中17頭を占めます。東京盃で馬券圏外だった馬の好走も多く、穴を開けるケースも目立ちます。
- 2007年3着アグネスジェダイ(前走東京盃4着)
- 2009年3着リミットレスビッド(前走東京盃10着)
- 2010年2着ナイキマドリード(前走東京盃4着)
- 2011年2着セイクリムズン(前走東京盃4着)
- 2014年2着サトノタイガー(前走東京盃6着)
- 2014年3着タイセイレジェンド(前走東京盃8着)
- 2016年1着ダノンレジェンド(前走東京盃5着)
前走G1
過去10年のJBCスプリント3着以内30頭中9頭を占めます。
- 前走マイルチャンピオンシップ南部杯5頭
- 前走スプリンターズステークス3頭
- 前走帝王賞1頭
馬券予想
過去10年の傾向から「人気馬(1~6番人気馬)」「前走東京盃」「前走G1」に注目です。
JBCスプリント2017は、混戦だと思います。傾向から1~6番人気馬を中心に狙いたいレースですが、何が来てもおかしくない感じはします。とにかく全く当たる気がしないですね…。
以下、簡単な考察と予想です。
傾向から、マイルチャンピオンシップ南部杯組は悪くないローテなんですが、コパノリッキーの不安点は、やはり初のスプリント戦になることでしょうか。2000m戦のG1も勝つような馬なので…。負けるとすればここだと思いますが、メンバー的にはG1馬の格の違いを見せてほしいところです。
前走は好相性の東京盃2017で3着。人気を裏切るかたちになってしまいましたが、北海道スプリントカップから久々のレースで、前走叩いた2戦目の今回は見直したいですね。内枠の東京盃組に期待。
マイルチャンピオンシップ南部杯2017は、離された2着。有力馬(ゴールドドリーム、カフジテイク、キングズガード、ベストウォーリア)に差し追い込み馬が多い中、どうにか逃げ残ったという感じでした。評価が難しいところですが、前走のようにマイペースで逃げることが出来れば…。
前走は好相性の東京盃2017優勝。キレッキレの脚が炸裂しました。流れが向いた分もあると思いますが、JRAの人気馬をまとめて差し切るのは、弱い馬には出来なかったと思います。地方所属馬ですが、チャンスはありそうです。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、5着、12着でした。本命◎コパノリッキーは2着でした。
着順 | 馬番 | 性齡 | 馬名 | 人気 | 前走 |
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1 | 1 | 牡6 | ニシケンモノノフ | 2 | 東京盃(G2) 3着(0.2) |
2 | 10 | 牡7 | コパノリッキー | 1 | マイルチャンピオンシップ南部杯(G1) 1着(-0.6) |
3 | 11 | 牡5 | ブルドッグボス | 3 | 東京盃(G2) 2着(0.1) |
前走東京盃好走馬と前走G1(マイルチャンピオンシップ南部杯組)の決着。データ傾向通りの順当な決着ではありましたが、馬券的には惜しいレースでした。上位5頭の大接戦。見応えたっぷりでした。
コパノリッキーは出負けして、前に行けず。外からまくっていくかたちで前につけました。初のスプリント戦&出負けで2着に来るぐらいですから、やはり実力的には勝てていた馬だったかもしれません。負けて強しという印象でした。5着のキタサンミカヅキも3着はあったかも…という追い込み。この条件は強いですね。