日程 | 2023年8月27日(日曜) |
---|---|
開催 | 札幌競馬場11R |
距離 | 芝1200m |
格付け | G3 |
条件 | 3歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 16頭 |
クッション値 | 8.7(8月27日) |
キーンランドカップ2023
サマースプリントシリーズ第5戦、キーンランドカップ2023です。例年、サマースプリントチャンピオンを目指す馬のほか、スプリンターズステークスに向けて使う馬が集まるため、好メンバーが集まる傾向のレースです。近年は、キーンランドカップ出走馬がスプリンターズステークスで好走することが多いため、秋の大一番に向けて注目の一戦だと思います。
配当
過去10年のキーンランドカップの配当を見ると、3連単10万馬券超えは3回あります。不定期で高配当が出ているものの、3連単数千円~2万円台の決着が多い傾向にあります。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2022 | 4,290円 | 8,960円 | 56,190円 |
2021 | 4,550円 | 65,350円 | 267,390円 |
2020 | 2,390円 | 13,750円 | 95,670円 |
2019 | 760円 | 1,410円 | 4,480円 |
2018 | 1,250円 | 9,740円 | 38,480円 |
2017 | 4,570円 | 15,390円 | 114,130円 |
2016 | 920円 | 2,190円 | 10,550円 |
2015 | 30,690円 | 33,630円 | 370,520円 |
2014 | 1,340円 | 4,610円 | 24,680円 |
2013 | 1,020円 | 3,760円 | 19,030円 |
では過去10年のキーンランドカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2022良 | 1 | 8 | 牡5 | 56 | ヴェントヴォーチェ | 6 | アイビスサマーダッシュ(G3) 9着(0.8) | 1 |
2 | 5 | 牡3 | 54 | ウインマーベル | 2 | 葵ステークス(G3) 1着(-0.4) | 1 | |
3 | 1 | セ4 | 56 | ヴァトレニ | 4 | 青函ステークス(OP) 1着(-0.3) | 3 | |
2021良 | 1 | 12 | 牝3 | 51 | レイハリア | 3 | 葵ステークス(G) 1着(-0.0) | 13 |
2 | 9 | 牝5 | 55 | エイティーンガール | 7 | UHB賞(OP) 13着(0.6) | 5 | |
3 | 8 | 牡8 | 58 | セイウンコウセイ | 10 | 京王杯スプリングカップ(G2) 8着(0.6) | 14 | |
2020重 | 1 | 14 | 牝4 | 54 | エイティーンガール | 5 | UHB賞(OP) 7着(0.6) | 1 |
2 | 12 | 牡5 | 57 | ライトオンキュー | 2 | UHB賞(OP) 1着(-0.3) | 2 | |
3 | 15 | 牝6 | 54 | ディメンシオン | 9 | 中京記念(G3) 9着(0.5) | 10 | |
2019稍重 | 1 | 13 | 牡4 | 57 | ダノンスマッシュ | 1 | 函館スプリントステークス(G3) 除外 | |
2 | 7 | 牡4 | 58 | タワーオブロンドン | 2 | 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.2) | 1 | |
3 | 16 | 牝5 | 54 | リナーテ | 3 | UHB賞(OP) 1着(-0.2) | 1 | |
2018稍重 | 1 | 11 | 牝5 | 54 | ナックビーナス | 1 | 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.1) | 1 |
2 | 7 | 牡3 | 53 | ダノンスマッシュ | 4 | 函館日刊スポーツ杯(1600万) 1着(-0.2) | 3 | |
3 | 4 | 牝5 | 54 | ペイシャフェリシタ | 9 | アイビスサマーダッシュ(G3) 11着(1.2) | 3 | |
2017良 | 1 | 8 | セ9 | 56 | エポワス | 12 | UHB賞(OP) 7着(0.7) | 1 |
2 | 11 | 牝4 | 54 | ソルヴェイグ | 2 | ヴィクトリアマイル(G1) 5着(0.3) | 9 | |
3 | 6 | 牝4 | 54 | ナックビーナス | 5 | 高松宮記念(G1) 8着(0.8) | 12 | |
2016良 | 1 | 14 | 牝3 | 51 | ブランボヌール | 2 | NHKマイルカップ(G1) 6着(0.3) | 15 |
2 | 4 | 牡3 | 53 | シュウジ | 1 | 函館スプリントステークス(G3) 2着(0.0) | 2 | |
3 | 12 | 牝4 | 55 | レッツゴードンキ | 3 | 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.2) | 7 | |
2015良 | 1 | 13 | 牝5 | 54 | ウキヨノカゼ | 8 | TVh杯(1600万) 1着(-0.0) | 10 |
2 | 16 | 牝6 | 54 | トーホウアマポーラ | 9 | CBC賞(G3) 7着(0.5) | 9 | |
3 | 10 | 牡5 | 57 | ティーハーフ | 1 | 函館スプリントステークス(G3) 1着(-0.4) | 4 | |
2014良 | 1 | 7 | 牝4 | 54 | ローブティサージュ | 3 | 函館スプリントステークス(G3) 2着(0.0) | 6 |
2 | 15 | 牝4 | 54 | レッドオーヴァル | 1 | 札幌日刊スポーツ杯(1600万) 1着(-0.2) | 1 | |
3 | 14 | 牡7 | 56 | マジンプロスパー | 5 | 高松宮記念(G1) 18着(2.8) | 10 | |
2013稍重函館 | 1 | 1 | 牝5 | 54 | フォーエバーマーク | 4 | アイビスサマーダッシュ(G3) 2着(0.1) | 3 |
2 | 11 | 牝4 | 54 | ストレイトガール | 1 | UHB賞(OP) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 3 | 牝5 | 54 | シュプリームギフト | 6 | UHB賞(OP) 9着(0.7) | 3 |
過去10年のキーンランドカップ3着以内30頭中18頭を占めます。優勝馬7頭のほか、昨年を除く過去9回で馬券圏内に好走しています。
過去10年のキーンランドカップ3着以内30頭中18頭(除外含む)を占めます。前走函館スプリントステークス出走馬やUHB賞出走馬などの好走が目立ちます。
直近10年のキーンランドカップ3着以内30頭中16頭を占めます。昨年や函館開催の2013年を除くと、中枠~外枠(4枠より外)の好走が目立ちます。
予想
キーンランドカップ2023は、ほぼ例年並みのメンバーが集まりました。過去データの傾向からは、前走札幌&函館芝1200好走馬や前走重賞好走馬が馬券候補になるでしょうか。候補になりそうな馬が多いため、かなり難解なレースになると思います。
以下、簡単な考察と予想です。難解すぎて、当たる気がしません。スルーした馬の中では、 9ジュビリーヘッドや10ゾンニッヒ、16シュバルツカイザーあたりが気になります。
過去好走例が多い牝馬&外枠。目標はスプリンターズステークスになると思いますが、このメンバーなら馬券圏内を外したくないところでしょうか。深く考えず本命評価にしました。
過去好走例が多い前走函館スプリントステークス出走馬&外枠。データ傾向からは狙い目になるでしょうか。前走函館スプリントステークスは、斤量58kgを考えれば力を示した一戦だったと思います。スプリント戦線での安定感に期待して対抗評価にしました。
過去好走例が多い前走函館スプリントステークス出走馬。前走は、後方からの直線一気でまとめて差し切っての優勝でした。展開がハマった印象もあったので、ここでは少し評価を下げました。
昨年のキーンランドカップ2着馬。大きく力を落とした印象もないので、深く考えず押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、3着、7着、16着でした。本命◎ナムラクレアは、1着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 14 | 牝4 | 55 | ナムラクレア | 1 | ヴィクトリアマイル(G1) 8着(0.7) | 5 |
2 | 8 | 牝4 | 55 | シナモンスティック | 8 | UHB賞(OP) 1着(-0.2) | 2 |
3 | 12 | 牡4 | 57 | トウシンマカオ | 2 | 函館スプリントステークス(G3) 3着(0.3) | 1 |
本命ナムラクレアの完勝。ここでは力が違うと言っても良いほどの勝ちっぷりでした。近年のスプリント戦線は、飛び抜けた馬が不在という印象ですし、順調ならこの後のスプリンターズステークスでも期待できそうです。
混戦の2着争いは、逃げた穴馬シナモンスティックと対抗トウシンマカオ、伏兵シュバルツカイザーでした。シナモンスティックとシュバルツカイザーは、ともに前走オープンの札幌1200m戦優勝馬でした。コース相性の良い馬が好走したといっても良いかもしれません。