京阪杯2021過去データと予想

京阪杯2021

スプリント重賞、京阪杯2021です。スプリンターズステークスが終わり、例年、実力馬が不在の中で行われます。そのため波乱決着も多く、評価が難しいレースだと思います。とはいえ過去を振り返ると、ビッグアーサー（2015年）、ロードカナロア（2011年）など、翌年のスプリントG1馬も輩出しており、京阪杯で強い内容を見せることが出来れば、来年以降のスプリント戦線で楽しみが大きいともいえそうです。※今年は、京都競馬場の整備工事の影響で阪神競馬場で開催されます。

阪神競馬場の芝1200mコース

配当

過去10年の京阪杯の配当を見ると、3連単10万馬券超えは5回あります。そのうち2回で100万馬券超えの高配当が出ています。波乱傾向のレースといえそうです。順当な決着となった2011年と2015年は、後のG1馬（ビッグアーサー、ロードカナロア）が出走していたことを考えれば、抜けて強い馬が不在の年は荒れやすいといえるかもしれません。

では過去10年の京阪杯で3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1～3着馬の前走データ

過去10年の京阪杯3着内31頭中18頭を占めます。前走スワンステークスやオパールステークス、京洛ステークス出走馬の好走が目立ちます。ただ前走1秒以上離されて負けていたのは、2頭（2011年3着ワンカラット、2012年1着ハクサンムーンの）だけでした。※昨年に続いて今年も阪神開催のため、傾向などが変わるかもしれません。

過去10年の京阪杯3着内31頭中17頭を占めます。前走オープンクラスで好走していた馬が馬券候補になりそうです。

過去10年の京阪杯3着内31頭中4頭を占めます。前走崩れた馬は買い難い傾向にあります。

予想

京阪杯2021は、例年同様、かなり難解なレースになりそうです。過去データからは、前走オープンクラス4着以内の馬が候補になりそうですが、過去の波乱決着の多さを考えると、今年も波乱の可能性十分という気がします。

以下、簡単な考察と予想です。予想すらままならないメンバーだと思います。逃げ先行好位あたりで進めそうな馬を選びましたが、全く当たる気がしません。

3年連続で優勝馬を出している前走キーンランドカップ出走馬。初の阪神コースというのは気になる要素ですが、有力馬の多くが後ろから進めそうですし、スムーズに先行出来れば粘り込みがあっても良さそうです。

直近3戦は、馬が変わったかのような好走が続いています。前走オパールステークスは、好位から抜け出して快勝でした。骨っぽい相手だったことを考えると、力を付けてきているのかもしれません。斤量は増えますが、近走の勢いなら上位争いに食い込むチャンスはありそうです。

前走アイビスサマーダッシュは、外枠＆3歳牝馬（51kg）と条件が向いたような印象でした。そう考えると今回は、前走よりきついレースになるかもしれません。レイハリアと小差の3着に好走した葵ステークスぐらい走れば…ということで押さえ評価にしました。

シヴァージと迷って、波乱期待でファストフォースを押さえました。CBC賞では、スプリンターズステークス優勝馬ピクシーナイトや今回上位人気の一角タイセイビジョンを抑えての優勝でした。スタートが良い馬というわけではありませんが、前に行くことさえ出来れば、見せ場があるのではないでしょうか。

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、3着、8着、13着、16着でした。本命◎レイハリアは、16着でした。

カスりもせず。波乱決着（3連単222,660円）でした。1～2番人気が圏外、10番人気が優勝したわりには付きませんね…。

波乱傾向のレースとはいえ、10番人気の優勝エイティーンガールは、手が出せない馬でした。押さえていたファストフォースが逃げる展開。前に行くことができれば、強いと思います。ファストフォース以外の先行勢が崩れる中、最後は外からの追い込み馬が突っ込んで来る決着となりました。とにかく難解すぎるレースだったと思います。