日程 | 2017年11月4日(土曜日) |
---|---|
開催 | 東京競馬場 11R |
距離 | 芝1400m |
格付け | GⅡ |
条件 | サラ系2歳 |
斤量 | 馬齢 |
出走数 | 11頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
京王杯2歳ステークス2017
2歳重賞「京王杯2歳ステークス2017」です。波乱決着の多いレースですが、昨年1着モンドキャンノは朝日杯フューチュリティステークス2016 2着、昨年2着レーヌミノルは阪神ジュベナイルフィリーズ2016 3着と2歳G1で好走しました。今年も暮のG1に向けて、注目の一戦になりそうですね。
コース形態
過去10年の京王杯2歳ステークスの配当を見ると、3連単10万馬券超えは6回、全て2012年以前に集中しています。近年は波乱の色が薄くなってきたように見えますが、果たして今年はどうなるでしょうか。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|
2016 | 930円 | 2,270円 | 16,080円 |
2015 | 4,520円 | 6,690円 | 39,680円 |
2014 | 9,560円 | 9,620円 | 89,780円 |
2013 | 7,110円 | 9,800円 | 97,470円 |
2012 | 4,900円 | 47,470円 | 246,630円 |
2011 | 11,270円 | 23,330円 | 185,220円 |
2010 | 3,100円 | 95,590円 | 515,710円 |
2009 | 2,840円 | 27,100円 | 128,660円 |
2008 | 11,210円 | 18,150円 | 156,340円 |
2007 | 10,400円 | 29,810円 | 170,230円 |
では過去10年の前走データをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
---|---|---|---|---|---|---|
2016良 | 1 | 13 | モンドキャンノ | 3 | 函館2歳ステークス(G3) 2着(0.1) | 1 |
2 | 8 | レーヌミノル(牝) | 1 | 小倉2歳ステークス(G3) 1着(-1.0) | 1 | |
3 | 9 | ディバインコード | 4 | アスター賞(500万) 1着(-0.2) | 2 | |
2015良 | 1 | 18 | ボールライトニング | 2 | 新馬(京都芝1400m) 1着(-0.2) | 1 |
2 | 15 | アドマイヤモラール | 6 | 未勝利(中山芝1600m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 4 | シャドウアプローチ | 1 | ききょうステークス(OP) 1着(-0.0) | 2 | |
2014良 | 1 | 3 | セカンドテーブル | 11 | 小倉2歳ステークス(G3) 7着(0.7) | 6 |
2 | 1 | サフィロス | 4 | カンナステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 9 | ニシノラッシュ | 1 | くるみ賞(500万) 1着(-0.0) | 1 | |
2013良 | 1 | 13 | カラダレジェンド | 5 | 新馬(東京芝1400m) 1着(-0.3) | 2 |
2 | 7 | クインズハリジャン | 6 | 未勝利(京都芝1400m) 1着(-0.1) | 1 | |
3 | 6 | ラブリープラネット | 2 | 小倉2歳ステークス(G3) 3着(0.2) | 3 | |
2012良 | 1 | 12 | エーシントップ | 5 | 中京2歳ステークス(OP) 1着(-0.1) | 1 |
2 | 1 | ラブリーデイ | 7 | 野路菊ステークス(OP) 1着(-0.0) | 2 | |
3 | 15 | カオスモス | 8 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 5着(0.3) | 9 | |
2011良 | 1 | 7 | レオアクティブ | 5 | くるみ賞(500万) 2着(0.2) | 2 |
2 | 3 | サドンストーム | 9 | すずらん賞(OP) 5着(0.6) | 1 | |
3 | 4 | オリービン | 4 | 未勝利(阪神芝1800m) 1着(-0.1) | 1 | |
2010良 | 1 | 6 | グランプリボス | 7 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 7着(1.3) | 3 |
2 | 3 | リアルインパクト | 2 | 新馬(東京芝1400m) 1着(-0.5) | 1 | |
3 | 1 | テイエムオオタカ | 13 | 未勝利(東京芝1400m) 1着(-0.3) | 6 | |
2009稍重 | 1 | 2 | エイシンアポロン | 3 | デイリー杯2歳ステークス(G2) 2着(0.0) | 5 |
2 | 3 | アニメイトバイオ(牝) | 4 | サフラン賞(500万) 1着(-0.0) | 5 | |
3 | 8 | ツルマルジュピター | 8 | いちょうステークス(OP) 12着(1.2) | 2 | |
2008良 | 1 | 2 | ゲットフルマークス | 14 | すずらん賞(OP) 6着(0.3) | 4 |
2 | 6 | フィフスペトル | 1 | 函館2歳ステークス(G3) 1着(-0.4) | 2 | |
3 | 7 | エイシンタイガー | 3 | かえで賞(500万) 3着(0.0) | 1 | |
2007稍重 | 1 | 14 | アポロドルチェ | 1 | いちょうステークス(OP) 3着(0.1) | 3 |
2 | 7 | ドリームシグナル | 12 | 未勝利(京都芝1600m) 1着(-0.2) | 2 | |
3 | 12 | レッツゴーキリシマ | 4 | かえで賞(500万) 1着(-0.5) | 1 |
前走新馬戦、未勝利戦
過去10年の京王杯2歳ステークス3着以内30頭中8頭を占めます。そのうち5頭が京王杯2歳ステークスと同距離の芝1400m戦に出走していました。今年は、ピースユニヴァースが前走芝1400mの新馬戦からの出走を予定しています。
- 東京芝1400m 3頭
- 京都芝1400m 2頭
- 京都芝1600m 1頭
- 阪神芝1800m 1頭
- 中山芝1600m 1頭
前走2歳重賞
過去10年の京王杯2歳ステークス3着以内30頭中8頭を占めます。今年は、小倉2歳ステークス2017優勝アサクサゲンキ、函館2歳ステークス2017優勝ボカシアスズの2頭が出走を予定しています。
- 前走デイリー杯2歳ステークス 3頭
- 前走小倉2歳ステークス 3頭
- 前走函館2歳ステークス 2頭
前走の着順
過去10年の京王杯2歳ステークス3着以内30頭中18頭が前走1着馬でした。前走4着以下は6頭いますが、6頭全てが前走オープンクラスのレースに出走していました。
枠
2011年以前は内枠(1~4枠)が優勢でしたが、近年は外枠(7~8枠)の好走の方が目立つようになってきています。
馬券予想
過去10年の傾向から「前走新馬戦、未勝利戦」「前走2歳重賞」「前走3着以内(特に前走1着馬)」「外枠」に注目です。
京王杯2歳ステークス2017の注目は、夏の2歳重賞優勝馬アサクサゲンキとカシアスでしょうか。その他、オープン特別を快勝しているタワーオブロンドンとタイセイプライドなど、実力馬が揃いました。高いレベルで混戦になりそうです。
以下、簡単な考察と予想です。
前走ききょうステークス2017優勝。ノーステッキで1頭だけクラスが上というような勝ちっぷりの良さでした。引き続き期待したいですね。
前走函館2歳ステークス2017優勝。過去の函館2歳ステークス優勝馬を見ると、全く出世レースという感じではありません。函館2歳ステークス優勝から次走続けて馬券圏内に好走した馬も少なく、軸にできるタイプでは無いかもしれません。
とはいえ、前走は鮮やかな差し切り勝ち。距離が伸びても対応できそうな印象だったので、3着以内なら十分に有り得そうですね。京王杯2歳ステークスでは、現在キンシャサノキセキ産が初年度産駒から3年連続で連対中。今年は、カシアスかマイティーワークスですが、深く考えず前走重賞勝ち馬の方を対抗にしようと思います。
前走小倉2歳ステークス2017優勝。小倉2歳ステークス2017では本命馬。未勝利戦圧勝から、引き続き完勝というレースでした。ただ、2~4着だった馬がききょうステークス2017やカンナステークス2017で、あっさり負けているので、レースレベルの疑問は残ります。一応の押さえです。
前走くるみ賞2017 3着。3年連続連対中のキンシャサノキセキ産。カシアスが飛んで、マイティーワークスが来るなんてことになると悲しいので、適当に押さえました。1400m戦は合いそうですね。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、1着、2着、3着、9着でした。本命◎タワーオブロンドンは1着でした。
着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 |
---|---|---|---|---|
1 | 1 | タワーオブロンドン | 1 | ききょうステークス(OP) 1着(-0.6) |
2 | 6 | カシアス | 5 | 函館2歳ステークス(G3) 1着(-0.0) |
3 | 8 | アサクサゲンキ | 4 | 小倉2歳ステークス(G3) 1着(-0.2) |
久しぶりに綺麗な的中でした。
今年もキンシャサノキセキ産が連対。来年も注目の血統になりそうです。しかし優勝したタワーオブロンドンは強すぎますね。直線で1頭だけ違いました。加速も伸びも良く、大物感ある勝ちっぷり。
朝日杯フューチュリティステークス2017に向かうなら、楽しみが大きそうです。ただルメール騎手の勝利ジョッキーインタビューを見ると、マイルは厳しそうな印象を強く受けました。1600m戦はギリギリということを言っていました。名手ルメール騎手の感覚を信じるならば、本番は押さえまでの方が良いかもしれないですね。