京王杯スプリングカップ2020過去データと予想 | 深く考えない競馬

京王杯スプリングカップ2020過去データと予想

日程 2020年5月16日(土曜)
開催 東京競馬場11R
距離 芝1400m
格付け G2
条件 4歳以上
斤量 別定
出走数 13頭
天気 雨(ヤフー天気)

京王杯スプリングカップ2020

安田記念の前哨戦、京王杯スプリングカップ2020です。波乱決着が多いレースですが、過去の上位馬には、後のG1馬(タワーオブロンドン、レッドファルクス、サトノアラジン、サダムパテック、ストロングリターン)が名を連ねる出世レースです。今後のG1戦線に向けて、注目のレースだと思います。

東京競馬場の芝1400mコース

配当

過去10年の京王杯スプリングカップの配当を見ると、3連単10万馬券が4回あります。3連複では万馬券が7回、馬連も好配当が続いており、波乱傾向のレースと言えそうです。過去、ちょうど2~3年周期で波乱決着となっており、今年は波乱の可能性も…という感じでしょうか。

年度 馬連 3連複 3連単
2019 2,590円 3,780円 20,940円
2018 6,000円 11,860円 76,780円
2017 19,230円 29,390円 179,770円
2016 4,380円 6,590円 39,380円
2015 2,630円 16,010円 83,940円
2014 6,900円 16,300円 162,220円
2013 2,630円 10,170円 47,540円
2012 22,590円 327,420円 1,794,700円
2011 2,990円 5,390円 37,790円
2010 18,300円 48,720円 416,260円

では過去10年の京王杯スプリングカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。

過去10年の1~3着馬の前走データ

京王杯スプリングカップ2020過去データ表
表の色分けについては、過去データ表の見方にまとめています。
年度 着順 馬番 性齡 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
2019 1 9 牡4 56 タワーオブロンドン 1 東京新聞杯(G3) 5着(0.4) 2
2 7 牝5 54 リナーテ 6 京都牝馬ステークス(G3) 2着(0.1) 7
3 6 牡6 56 ロジクライ 2 高松宮記念(G1) 8着(0.5) 4
2018 1 5 セ5 56 ムーンクエイク 4 洛陽ステークス(OP) 5着(0.2) 3
2 17 牡6 56 キャンベルジュニア 7 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.1) 6
3 1 牡4 56 サトノアレス 2 東京新聞杯(G3) 2着(0.2) 5
2017 1 10 牡6 58 レッドファルクス 2 高松宮記念(G1) 3着(0.3) 1
2 12 牡8 56 クラレント 11 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 10着(0.7) 10
3 9 牡5 56 グランシルク 4 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.1) 2
2016 1 10 牡5 56 サトノアラジン 3 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.2) 2
2 13 牡7 56 サンライズメジャー 7 マイラーズカップ(G2) 6着(0.4) 6
3 1 牡5 57 ロサギガンティア 2 阪神カップ(G2) 1着(-0.0) 3
2015 1 11 牡7 56 サクラゴスペル 5 高松宮記念(G1) 8着(1.1) 12
2 15 牡6 56 ヴァンセンヌ 2 東京新聞杯(G3) 1着(-0.0) 3
3 8 セ4 56 オメガヴェンデッタ 7 谷川岳ステークス(OP) 6着(0.2) 4
2014 1 9 牡8 56 レッドスパーダ 10 高松宮記念(G1) 17着(2.5) 18
2 10 牡5 56 クラレント 2 東京新聞杯(G3) 3着(0.2) 5
3 5 牡4 56 エールブリーズ 7 マイラーズカップ(G2) 11着(1.3) 8
2013稍重 1 15 牡4 56 ダイワマッジョーレ 1 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) 1
2 3 牡7 56 トライアンフマーチ 5 東京新聞杯(G3) 3着(0.1) 4
3 4 牡6 56 ガルボ 6 ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 5着(0.2) 6
2012 1 12 牡4 56 サダムパテック 4 東京新聞杯(G3) 13着(1.4) 3
2 4 牡5 56 レオプライム 11 心斎橋ステークス(1600万) 1着(-0.1) 3
3 13 牡5 56 インプレスウィナー 13 晩春ステークス(1600万) 1着(-0.1) 11
2011 1 5 牡5 57 ストロングリターン 4 難波ステークス(1600万) 1着(-0.2) 2
2 11 牡6 58 シルポート 3 マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3) 7
3 7 牡5 58 ジョーカプチーノ 2 高松宮記念(G1) 10着(1.0) 1
2010 1 15 牝5 55 サンクスノート 10 阪神牝馬ステークス(G2) 10着(0.6) 11
2 9 牡6 57 マルカフェニックス 5 オーストラリアトロフィー(OP) 8着(0.4) 9
3 7 牡6 57 アーバニティ 3 オーストラリアトロフィー(OP) 6着(0.3) 4
1番人気

過去10年の京王杯スプリングカップでは、1番人気が不振傾向にあります。3着以内は、中穴(4~7番人気)の好走例が目立ち、毎年1頭以上が馬券圏内に好走しています。

前走重賞レース

過去10年の京王杯スプリングカップ3着以内30頭中23頭を占めます。近年は、高松宮記念組やダービー卿チャレンジトロフィー組、東京新聞杯組の好走例が目立ちます。

前走勝ち馬から1秒以上離されて負けていた馬

過去10年の京王杯スプリングカップ3着以内30頭中5頭を占めます。そのうち3頭が前走G1高松宮記念に出走していました。前走G1レース以外に出走して大敗していた馬は、買い難いと言えるかもしれません。

予想

今年の京王杯スプリングカップ2020は、やや混戦模様という印象を受けます。実績面では、昨年王者タワーオブロンドンやダノンスマッシュが人気の中心になりそうですが、過去10年で1~2番人気馬が同時に馬券圏内に来たのは、昨年のみです。穴馬の好走が多いレースと考えると、取捨に悩む2頭でしょうか。過去、京王杯スプリングカップは、かなり速い時計の決着(1分19秒台)も多いので、速い時計の適性も求められるレースになると思います。

以下、簡単な考察と予想です。雨予報は気になります…。外過ぎない枠の馬を中心に印をつけましたが、こういう時に限って、人気馬の外差し決着がありそうです。兎に角、全く当たる気がしません。

追記修正:思っていたよりもグルーヴィットが人気を集めそうなので無印に変更、代わりにレッドアンシェルを追加しました。

◎13ダノンスマッシュ

タワーオブロンドンとの斤量差を考えて、こちらを本命にしました。直近5戦でタワーオブロンドンに先着を許したのは、高松宮記念のみ。雨予報のためどうなるか分かりませんが、先週に続いて前が残る馬場なら、好位から進めることも出来そうな脚質は魅力です。

5レッドアンシェル

前走シルクロードステークスは、「どこかを痛めた感じの走りだったため、無理に走らせるのを止めた」とフォーリー騎手が話しているので、18着は完全に度外視して良いと思います。もともと3歳時の重賞では、ペルシアンナイト、アエロリット、エアスピネルあたりの強い馬相手に善戦してきた実力馬。速い時計が出る馬場でもタフな馬場でも対応できそうな戦績を残しているので、ここで伏兵扱いなら面白そうです。

▲1ラヴィングアンサー

前走春雷ステークス1着。展開がハマった感はありますが、大外からの追い込みでまとめて交わす強い内容でした。東京芝1400mコースは、昨年4月に晩春ステークス(1600万)を快勝している舞台。速い時計(1:19.5)でしたし、今の東京の馬場は合うかもしれません。ただ前が止まらない馬場になると厳しいでしょうか。人気しない思うので、一応の押さえ評価です。

△7ストーミーシー

直近2戦がスタート良く、前に行くレースをしています。これまでの追い込み一辺倒だった脚質とは、別のレースが出来るようになったと言って良いのかもしれません。今回、絶対的な逃げ馬が不在。先行馬も少ないメンバー構成ですし、スタート次第では逃げる可能性もありそうです。先週が速い時計が出る前残り馬場だったので、前々の競馬が出来れば、展開の利があるかもしれません。

(無印)2グルーヴィット

波乱含みのレースということで、タワーオブロンドンではなく、こちらを対抗にしました。重馬場に加えて、前残り決着となった前走高松宮記念は、後方からの追い込みで6着。全く展開が向かなかったレースですが、見せ場はあったように見えます。速い時計の適性は未知数ですが、前走の内容なら上位争いに食い込んできても良さそうです。

3連複4頭ボックス◎〇▲△合計4点

結果

簡潔なまとめです。馬券的には、1着、4着、7着、11着でした。本命◎ダノンスマッシュは、1着でした。

京王杯スプリングカップ2020結果
着順 馬番 性齢 斤量 馬名 人気 前走 前走人気
1 13 牡5 56 ダノンスマッシュ 2 高松宮記念(G1) 10着(1.0) 3
2 12 牡5 57 ステルヴィオ 4 高松宮記念(G1) 9着(0.6) 7
3 2 牡4 56 グルーヴィット 3 高松宮記念(G1) 6着(0.3) 13

本命ダノンスマッシュの逃げ切り勝ちでした。2着ステルヴィオも前々の位置取りだったので、前が残る馬場のようです。3着には、道中インコースでロスなく進めたグルーヴィット。やはり内枠と先行馬が狙い目ですね…。雨の稍重ながら、勝ち時計は1:19.8。今年も速い時計が出る馬場と言っても良いと思います。

押さえていたストーミーシーは、前に行けず中団後ろの位置取り。強引にでも前に行く感じでは無かったので、横山武史騎手が騎乗した直近2戦のようなレースにはなりませんでした。もう1頭押さえていたラヴィングアンサーは、後方からの直線一気で4着。向かない馬場だったと思いますが、見せ場のある脚だったと思います。

タイトルとURLをコピーしました