日程 | 2021年5月15日(土曜) |
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開催 | 東京競馬場11R |
距離 | 芝1400m |
格付け | G2 |
条件 | 4歳以上 |
斤量 | 別定 |
出走数 | 17頭 |
天気 | 晴れ(ヤフー天気) |
クッション値 | 9.9(15日) |
京王杯スプリングカップ2021
安田記念の前哨戦、京王杯スプリングカップ2021です。波乱決着が多いレースですが、過去の上位馬には、後のG1馬が名を連ねる出世レースです。今後のG1戦線に向けて、注目のレースだと思います。
配当
過去10年の京王杯スプリングカップの配当を見ると、3連単10万馬券は3回あります。3連複では万馬券が6回、馬連も好配当が続いています。直近2年こそ順当な決着となりましたが、波乱傾向のレースと言って良いと思います。
年度 | 馬連 | 3連複 | 3連単 |
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2020 | 1,490円 | 3,100円 | 15,040円 |
2019 | 2,590円 | 3,780円 | 20,940円 |
2018 | 6,000円 | 11,860円 | 76,780円 |
2017 | 19,230円 | 29,390円 | 179,770円 |
2016 | 4,380円 | 6,590円 | 39,380円 |
2015 | 2,630円 | 16,010円 | 83,940円 |
2014 | 6,900円 | 16,300円 | 162,220円 |
2013 | 2,630円 | 10,170円 | 47,540円 |
2012 | 22,590円 | 327,420円 | 1,794,700円 |
2011 | 2,990円 | 5,390円 | 37,790円 |
では過去10年の京王杯スプリングカップで3着以内に入った馬のデータをまとめました。よろしければご活用とご参考になさってください。
過去10年の1~3着馬の前走データ
年度 | 着順 | 馬番 | 性齡 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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2020稍重 | 1 | 13 | 牡5 | 56 | ダノンスマッシュ | 2 | 高松宮記念(G1) 10着(1.0) | 3 |
2 | 12 | 牡5 | 57 | ステルヴィオ | 4 | 高松宮記念(G1) 9着(0.6) | 7 | |
3 | 2 | 牡4 | 56 | グルーヴィット | 3 | 高松宮記念(G1) 6着(0.3) | 13 | |
2019良 | 1 | 9 | 牡4 | 56 | タワーオブロンドン | 1 | 東京新聞杯(G3) 5着(0.4) | 2 |
2 | 7 | 牝5 | 54 | リナーテ | 6 | 京都牝馬ステークス(G3) 2着(0.1) | 7 | |
3 | 6 | 牡6 | 56 | ロジクライ | 2 | 高松宮記念(G1) 8着(0.5) | 4 | |
2018良 | 1 | 5 | セ5 | 56 | ムーンクエイク | 4 | 洛陽ステークス(OP) 5着(0.2) | 3 |
2 | 17 | 牡6 | 56 | キャンベルジュニア | 7 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.1) | 6 | |
3 | 1 | 牡4 | 56 | サトノアレス | 2 | 東京新聞杯(G3) 2着(0.2) | 5 | |
2017重 | 1 | 10 | 牡6 | 58 | レッドファルクス | 2 | 高松宮記念(G1) 3着(0.3) | 1 |
2 | 12 | 牡8 | 56 | クラレント | 11 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 10着(0.7) | 10 | |
3 | 9 | 牡5 | 56 | グランシルク | 4 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.1) | 2 | |
2016良 | 1 | 10 | 牡5 | 56 | サトノアラジン | 3 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 3着(0.2) | 2 |
2 | 13 | 牡7 | 56 | サンライズメジャー | 7 | マイラーズカップ(G2) 6着(0.4) | 6 | |
3 | 1 | 牡5 | 57 | ロサギガンティア | 2 | 阪神カップ(G2) 1着(-0.0) | 3 | |
2015良 | 1 | 11 | 牡7 | 56 | サクラゴスペル | 5 | 高松宮記念(G1) 8着(1.1) | 12 |
2 | 15 | 牡6 | 56 | ヴァンセンヌ | 2 | 東京新聞杯(G3) 1着(-0.0) | 3 | |
3 | 8 | セ4 | 56 | オメガヴェンデッタ | 7 | 谷川岳ステークス(OP) 6着(0.2) | 4 | |
2014良 | 1 | 9 | 牡8 | 56 | レッドスパーダ | 10 | 高松宮記念(G1) 17着(2.5) | 18 |
2 | 10 | 牡5 | 56 | クラレント | 2 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.2) | 5 | |
3 | 5 | 牡4 | 56 | エールブリーズ | 7 | マイラーズカップ(G2) 11着(1.3) | 8 | |
2013稍重 | 1 | 15 | 牡4 | 56 | ダイワマッジョーレ | 1 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 2着(0.0) | 1 |
2 | 3 | 牡7 | 56 | トライアンフマーチ | 5 | 東京新聞杯(G3) 3着(0.1) | 4 | |
3 | 4 | 牡6 | 56 | ガルボ | 6 | ダービー卿チャレンジトロフィー(G3) 5着(0.2) | 6 | |
2012良 | 1 | 12 | 牡4 | 56 | サダムパテック | 4 | 東京新聞杯(G3) 13着(1.4) | 3 |
2 | 4 | 牡5 | 56 | レオプライム | 11 | 心斎橋ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 3 | |
3 | 13 | 牡5 | 56 | インプレスウィナー | 13 | 晩春ステークス(1600万) 1着(-0.1) | 11 | |
2011良 | 1 | 5 | 牡5 | 57 | ストロングリターン | 4 | 難波ステークス(1600万) 1着(-0.2) | 2 |
2 | 11 | 牡6 | 58 | シルポート | 3 | マイラーズカップ(G2) 1着(-0.3) | 7 | |
3 | 7 | 牡5 | 58 | ジョーカプチーノ | 2 | 高松宮記念(G1) 10着(1.0) | 1 |
過去10年の京王杯スプリングカップでは、1番人気が不振傾向(2-0-0-8)にあります。例年、1頭以上の中穴(4~7番人気)が馬券圏内に好走しています。
過去10年の京王杯スプリングカップ3着以内30頭中25頭を占めます。近年は、高松宮記念組やダービー卿チャレンジトロフィー組、東京新聞杯組の好走例が目立ちます。
過去10年の京王杯スプリングカップ3着以内30頭中6頭を占めます。そのうち4頭が前走G1高松宮記念に出走していました。前走G1レース以外に出走して大敗していた馬は、買い難い傾向にありそうです。
予想
京王杯スプリングカップ2021は、混戦模様という印象を受けます。データ傾向から高松宮記念出走馬が中心になりそうですが、穴馬の好走が多いレースと考えると、かなり多くの馬が馬券候補になりそうです。例年、京王杯スプリングカップは、かなり速い時計の決着(1分19秒台)になることも多いので、速い時計の適性も求められるかもしれません。
以下、簡単な考察と予想です。速い時計の決着に対応出来そうな馬を中心に選びましたが、大混戦のメンバー故に全く当たる気がしません。
昨年の京王杯スプリングカップ3着馬。今年は、ダノンスマッシュやタワーオブロンドンがいた昨年より緩いメンバー構成だと思うので、昨年並みに走ればチャンスはありそうです。
前走マイラーズカップは3着。2着以下大接戦だったとはいえ、かなり速い時計の決着(勝ち時計1:31.4)に対応したことを評価して、対抗にしました。ただ前走は、相性の良い阪神コースも好走要因のひとつだったかもしれません。
2連勝で前走3勝クラスを優勝。速い時計の実績が無いのは買い難い要素だと思いますが、前走の勝ちっぷりと2連勝の勢いに期待して押さえました。
過去好走例が多い前走高松宮記念出走馬。速い時計の決着(勝ち時計1:19.5)となった2走前阪急杯で2着に好走しています。3走前ニューイヤーステークスから続いての下位人気での好走だったこともあり、いまいち信頼出来ない印象もあります。とはいえ人気は落ち着きそうなので、好ローテと阪急杯実績に期待して押さえました。
結果
簡潔なまとめです。馬券的には、3着、4着、5着、11着でした。本命◎グルーヴィットは、11着でした。
着順 | 馬番 | 性齢 | 斤量 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走人気 |
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1 | 10 | 牡4 | 57 | ラウダシオン | 1 | 高松宮記念(G1) 14着(0.9) | 5 |
2 | 12 | 牡6 | 56 | トゥラヴェスーラ | 10 | 高松宮記念(G1) 4着(0.2) | 16 |
3 | 5 | 牡5 | 56 | カイザーミノル | 8 | マイラーズカップ(G2) 3着(0.2) | 9 |
カスりもせず…。今年も速い時計の決着(勝ち時計1:19.8)でした。
道中離れた2番手で進めた1番人気ラウダシオンが抜け出しての完勝でした。2着には追い込んできたトゥラヴェスーラと高松宮記念組がワンツーフィニッシュとなりました。対抗カイザーミノルは、好位から抜け出して来て3着でした。
唯一トゥラヴェスーラだけ末脚が際立っていたものの、上位陣は中団より前でロスなく進めた馬が結果を残したようなレースでした。本命グルーヴィットは最後詰めて来てはいますが、道中の位置取り的に厳しいレースだったかもしれません